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「 善からぬ欲望 」とは、 先師は、
1. 罪を犯しながら 罪が知られぬように願い、
2. 罪が知られても 密かに注意を受けたい、大勢のなかで 注意されたくない と望み、
3. 仲のよい人に 注意を受けたい、他の人から 注意を受けたくない と望む
と。
また、 人から供養を受けるとき、自分一人が受けたいと望む
と。
かくの如し。 私物化! 世界の私物化である。
「 善からぬ欲望 」は 甘美です。 私は これの奴隷です。
人の咎める目がなければ、 好んで その奴隷となるでしょう。
この身体をもてる身 ――― その欲望は 自らの また 人の身体を
舐naめまわし 食らいつき 貪り尽くそうとする。
永劫の中での営み、 宇宙の只中の この一角での目合maguwaい。
太古以来 世代から世代へ 繰り返された 我ら 生きもの の業。
――― 「 煩悩成就の凡夫人 」
かくして、日々 私物化された世界を 展開させます。
そこに 善なく 真実なく、 ただ 悪あり 虚偽がある。
「(貪欲tonyokuなどの三毒を離れた)善の根 」は 私にはなく、
ただ 戦々恐々とした小市民根性によって、人前で 悪を為さず 屁もひらないだけのこと。
こうした 私の姿の全体が 見えないのを、「 無明 」という。
まことに 無明黒暗のうちに、何の訳もなく
貪欲・瞋恚sinniに使役されて うごめいているのです。
渇愛の身を 「 苦の衆生 」となし、
「 娑婆六道は 安き処にあらず。 冥々として長夜の闇中に行じ、
聖なる化(身) 同居するも、相aい識siらず。」(善導:法事讃)
と 仏は 私を見たまう。 そして、
「 この無明のために、六道に繋tunaがれて、愛憎 高下し、何れの時にか 平らかならん。」
(同上)
と 悲痛したまう。
(合掌)
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