混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

文明 或は 帝国

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民族の住み分け
 
カフカス(コーカサス) 
 コーカサス(英語: Caucasus)、カフカース(カフカス、露語 Кавказ (Kavkaz)、グルジア語:
 კავკასია、アルメニア語: Կովկաս、アゼルバイジャン語: Qafqaz
 
  黒海とカスピ海に挟まれた コーカサス山脈の南北に広がる低地(約44万k㎡)。
 : コーカサス山脈を境界として、北コーカサス と 南コーカサス に分たれ、
 全体に山がちな地形で、山あいには 様々な言語、文化、宗教をもった民族集団
  が 複雑に入り組んで暮らしており、地球上で 最も 民族的に多様な地域である
  と言われる。
 
            コーカサス山脈の衛星写真   (左は 黒海、 右は カスピ海
                ギリシア神話では、コーカサスは 世界を支える柱のうちの一つで,
                        ゼウスプロメーテウスを鎖で繋いだ場所。
 
                  最高峰  エルブルス山(5,642m)  ☜ 地図
                  
 
 北コーカサスは ロシア連邦領の 北カフカース連邦管区に属する。
  南コーカサスは 旧ソ連から独立した アゼルバイジャンアルメニアグルジア
 
 
 
   BC 9500年頃の金属器が発見されており、この地域には 古くから人類が住み
 ついていた。 BC 4000年頃の マイコプ文化 や BC3500-2200年の クラ・アラクセス文化
 の遺跡からは、多くの金属器(銅石器や青銅器が出土している。
 
 (古代)
  南コーカサスに アルメニア人やグルジア人のキリスト教文化が栄え、
  北コーカサスでは アゾフ海東岸・カスピ海西岸の草原地帯に  キンメリアスキタイフン
 アヴァールハザール など イラン系テュルク系遊牧民の国家が興亡した。
 山岳地帯では 先住の コーカサス諸語の話し手達が居住しており、イラン系やテュルク系
 の人々と交り合って 文化的・人種的影響を受けつつ 独自で 多様な言語と文化
 を保っていた。
 
    キンメリア: BC9世紀頃に 南ウクライナで勢力をふるった遊牧騎馬民族。
           ギリシア語で キンメリオイと呼ばれ、彼らの住む地域(南ウクライナ)は
                        キンメリアと呼ばれた。
 
        スキュティア人は はじめ アジアの遊牧民だったが、マッサゲタイ人に攻め悩まされ、
       アラクセス河(ヴォルガ川)を渡り キンメリア地方に移ったという。今日 スキュティア人
       の居住する地域(南ウクライナ)は、古くは キンメリア人の所属であったといわれる。
                                                                               — ヘロドトス 第4巻11
     
     スキタイ(スキュタイ):  BC8世紀〜BC3世紀にかけて、ウクライナを中心に活動した
           遊牧騎馬民族 および遊牧国家。
 
     フン:    370年頃に黒海北方に到来、ヴォルガ川を越えて アラン族を服従させて
                      大帝国を築いた。 彼らは 恐らく 中国の北隣に居住していた匈奴の子孫で、
                      テュルク系民族のユーラシア大陸にまたがる最初の拡張か? 
          ヨーロッパの民族大移動を誘発し、西ローマ帝国崩壊の要因となった。
 
     アヴァール:  5〜9世紀に中央アジア及び 中央・東ヨーロッパで活動した遊牧民族。
          支配者は遊牧国家の君主号・カガン(khagan:可汗)を称した。
           (フンが姿を消してから約1世紀後、フンと同じく ハンガリーの地を本拠に
            一大遊牧国家を築いた)
          東ローマ帝国及び フランク王国と接触し、スラヴ諸民族の形成に大きな影響を与えた。 
 
     ハザール: 7世紀から10世紀にかけて カスピ海の北からコーカサス黒海沿いに栄えた
          遊牧民族 及び その国家。支配者層は テュルク系か? 交易活動を通じて繁栄。 
 
 
1-1 南コーカサス(ザカフカジエ、トランスコーカシア)
  ザカフカジエ、トランスコーカシア(トランスコーカサス) は、それぞれ ロシア語・ラテン語で
 ‘ コーカサス山脈の向こう側 ’の意。 ヨーロッパ、モスクワから見た呼称。
 
   ロシア、南は トルコイラン西黒海カスピ海に囲まれ、
 グルジア 西部の コルヒダ低地、 アゼルバイジャン 中東部の クラアラクス低地除けば
 山岳地で、 南部には 小カフカス山脈がある。
 
  主要言語
    アゼルバイジャン: トルコ語系アゼルバイジャン語
    グルジア: 南コーカサス語族グルジア語
  主要宗教
    アゼルバイジャン: イスラム教シーア派が多数)
    アルメニア: キリスト教アルメニア教会
    グルジア: キリスト教グルジア正教会
 
  ※ グルジアの少数民族
             民族自治区として アブハジア自治共和国アジャリヤ自治共和国南オセチア自治州
     を形成しており、アブハジアと南オセチアでは 独立運動が盛んで、グルジア政府の権力
     の及ばない事実上の独立国となっている。 
    アゼルバイジャン人とアルメニア人の居住地域は 複雑に入り込んでおり、民族紛争の火種
     となっている。アゼルバイジャン国内のアルメニア人自治区である ナゴルノ・カラバフは、
     アルメニアの支援を受け、事実上の独立国。
    アゼルバイジャンは アルメニアとイランに囲まれた地域に ナヒチェヴァン自治共和国
     領有している。
 
 
  a.少数民族の 国境をまたいだ言語
     
  イ.南コーカサス語族 (カルトヴェリ語族) グルジア語メグレル語スヴァン語ラズ語
    の4つの言語から成る。
 
       紀元前1000年頃までに まず スヴァン語が祖語から分かれ、
    その後、グルジア語が 紀元前後頃 ザン語派(メグレル語・ラズ語)と分かれた。
    メグレル語 と ラズ語が分かれたのは、約1200年前と考えられる。
 
    4つの言語に共通する特徴
    ①放出音の存在 ②能格を含む10弱のの区別
    ③動詞主語のみならず 直接目的語間接目的語人称も示す
 
  グルジア語ქართული ენა, kartuli ena
    グルジア公用語国内の約83%(約390万人)が話し、総話者数 410万
          他に、トルコロシアイランアゼルバイジャンアメリカ、ヨーロッパに話者がいる。
 
      5世紀以来書かれてきた 独自のグルジア文字を持ち、
    スヴァン語、メグレル語、ラズ語の文章語として用いられている。
 
  メグレル語მარგალური ნინაMargaluri nina
    グルジア北西部  サメグレロ地方で話されている言語。グルジア国内その他の
   都市やアブハジア゙自治共和国にも多くの話者がいる。話者は約50万
   ほとんどの話者は、グルジア語との二言語併用者である。
 
  スヴァン語
            グルジア国
        http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b2/ZemoSvanetiHistorical.jpg 赤色:スヴァネティ
 
           大カフカス山脈中央部の南の斜面に位置するスヴァネティは、
          リオニ川イングリ川ツヘニスツカリ川上流部の渓谷に広がり、
          3000〜5000m級の山々に囲まれていて、ヨーロッパの定住地域では
          最も海抜標高が高い。                      http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e3/VittfarneGeorgien_155.jpg/800px-VittfarneGeorgien_155.jpg
                      スヴァネティにおけるカフカス山脈の見晴らし
 
    グルジア北西部 スヴァネティ 地方で 主にグルジア人スヴァン人により話される。
   話者は 約3万アブハジア 自治共和国内にも少数の話者がいる。
   ほぼすべての話者は グルジア語との二言語併用者である。
    5つの方言があり、若年層で スヴァン語の知識は次第に失われつつあり、
    消滅が危惧されている                  
 
   ラズ語lazuri
    トルコ 東部の黒海沿岸、グルジアとの国境をまたぐ地域で 主に ラズ人によって
   話されている。 トルコ国内の正確な話者数は不明だが、10万〜100万
   グルジア国内にも トルコとの国境沿いに 3,000の話者が暮らす村がある。
         若年層で ラズ語の知識は 次第に失われつつあるが、一方、トルコ国内では
   最近になって ラズ語の新聞・雑誌の発行や テレビ・ラジオ放送が始められた。
        トルコ語の ラテンアルファベット グルジア文字を使って表記されるが、正書法
   定まっていない。
 
      ラズ人: 同じ南コーカサス語族である グルジア人の大多数は 主に キリスト教
        (グルジア正教会)を信奉するが、ラズ人の多くは イスラム教徒である
 
 
 
 
                             (つづく)
 
 
前泊「そうなんです。だから『抑止力』というのがあるかのように伝えられていますが、尖閣問題
  を見れば『本当はないんじゃないか?』という疑問が浮かびますよね。
  そのことをしっかりと見据えないといけない。『在日米軍がまさに抑止力だ』、『沖縄に基地
  が必要だ』と言っていた、あの森本さんですら 『あれは 必ずしも そうじゃない』ということを、
  大臣を辞めたら言っていますよね。
  それから『学べば学ぶほど、抑止力は必要だから沖縄に置いておくしかない』と言った鳩山
  さんは、終わった後 『抑止力というのは方便だった』というふうに言っていますよね。
  つまり『結局、何が本当なのか』ということを、しっかりと見据える力。それは、事実をしっかり
  と認識して、そして 地位協定の問題をまず読んでいくと 『あ、これは 日本という国は 本当に
  それが必要なのか』『在日米軍は、本当に日本を守るためにあるのか』、『それとも、アメリカ
  が アメリカを守るためにあるのか』という理屈を、シッカリと見抜いていく必要があると思うんです。
  そういう理屈を、メディアによって作られているもの…或は、アメリカや日本政府によって作ら
  れている概念みたいなものが 『もしかしたら違うかもしれない』ということを 一度 疑って
  みて、そして自分で確認をしたもの以外は信じない、という そういうスタンスが、日本の
    国民の中には必要だと思います
 
  ・・・ 
 
前泊「オスプレイの時に言われたんです。これは、西山さんが言っていたのですが『日本人は
  既成事実に弱い』と。オスプレイに関しては、来る前は反対をずっと激しくやっていたのに、
  一度配備がされてしまうと、反対運動が消えてしまうんですよね。
  西山さんが言っていたのは、60年安保の時に、あれだけ反対していたのに……70年安保
  の時に、アメリカが『強行しろ』と佐藤さんに言ったと。『強行しても大丈夫だ』『60年安保で
  反対していた、中心は学生運動だった』と。
  『その学生達は 70年安保ではもう会社に入ってぬくぬくと生活をして、安保の問題になんか
  何の関心もない』と。『過ぎてしまって、既成事実になったら、日本人は受け入れるんだ』と
  いうことをアメリカに言われたと言うんですね。
  既成事実化されてしまうと、反論が出来ない。極端に言えば、本当に言葉は悪いのですが、
  手篭めにされてしまったら、もう言うことを聞いてしまうような
岩上「先程のDV男の例えと同じですよね。まさに 手篭めにされてしまったら『もう言うことを聞
  かなければいけない状態なんだ』と思い込んでしまっているんですね」
 
前泊「そういうことを、前例にしてはいけないですよね。やはり、是々非々で『違うことは違う』と
  いうふうに言い続けること。今、沖縄が、かたくなに反対を一生懸命していますけれども」
岩上「沖縄はタフですよね。これは、他人事みたいな言い方で失礼なのですが、もの凄く沖縄
  の人はタフだなと思います」
前泊「現実なんですよ。これが配備をされて常駐をされる地域と 一時駐留する所の地域の違い
  があるんですね。今、沖縄で お年寄りが中心になって反対運動を展開しています。 特に、
  牧師さんで 80を過ぎている方なのですが。彼が『75歳以上の人達が反対運動をやれ』と。
  『若い人がやると、例えば、警察に捕まる。あるいは、そういうイメージが出来てしまうと会社
  からもクビになるかもしれない』。
  『そういうことを考えると反対ができなくなる』と。『でも、75歳以上なら、もう年金生活だし、
  この先、年金ももらえなくなるかもしれない。こんな国で長生きをしてもしょうがないだろう』と。
  『むしろ戦争をした責任。そして基地を置かされた責任。それは我々の世代にある』と。
  『その世代が基地をきちんとなくして、戦争前の豊かな日本に、沖縄に戻して、そして人生を
  終えていく。そのために頑張ろう』ということを、お年寄りたちが言っているんです」
岩上「泣かせる話ですね。それと同じようなことを、孫崎さんが……今年70歳で、とてもお元気
  なのですが。皇居を毎日走って『人生で一番大事なことは マラソンをすることだ』とおっしゃって
  います。
  その孫崎さんが、昨年の再稼働反対のデモが一番ピークに達している頃に、檄文のような
  ツイートを打っています。『お年寄りは規制してくる警察に立ち向かおうと。そして、みんなで
  逮捕されよう』と。『みんな逮捕されたら警察も忙しくて大変だ』と」
前泊「留置場が、いっぱいになってしまいますからね」
岩上「『いっぱいになってしまって、警察官も調書を取るのに大変だ。我々は どうせ先がないの
  だから、我々の世代はどんどん逮捕されるように頑張ろう』と。これは、70歳の人でなければ
  もの凄く無責任なことなのですが。多分、色々な思いを込めて書いていたのだと思います。
  そんなことを呼びかけていらっしゃいました」
前泊「基地のことで言えば、あの フェンス のゲートを止めて オスプレイの配備に反対をする、その
  お年寄りたちが座り込みをしているのを、沖縄県警が排除していく。その姿をフェンスの内側
  から米兵たちが見ているんですね。
  彼らがツイートしているのは『グランドファザー(祖父)やグランドマザー(祖母)にあたる人たち
  を沖縄の孫にあたる世代が、一生懸命、この基地を守ろうとして動いている』と。『余りにも
  哀れで見ていられない』ということを米兵たちが書いているんですね」
岩上「米兵がですか?」
前泊「それを見せられると『一体、誰のために、何のために日本人同士が こういう喧嘩をして
  いるのか』。或は『いがみ合っているのか』『対立をさせられているのか』と思いますよね。
  これは、砂川事件の時も同じように、座り込みをして反対をしているのを、米側に言われて
  機動隊を導入しましたよね。そして、ボコボコにして.……それを『木魚を叩いている音のよう
  なものが響いた』という米兵の証言があります。
  それは言ってみると、機動隊が日本の国民を殴っている。『何のために』というと、米軍基地
  を守るためにですよ」
岩上「それを米兵たちは…自分たちを守るために彼らが動いているということは分かっている
  のだけれども『哀れで見てられない』と。哀れだということは、大分見下ろしているんですね」
前泊「そういうことを、なぜ日本人同士がやらなければいけないのか。外国の基地を置き続ける
  ために 日本人が日本人を殴っている。この現実を どう理解すれば良いのだろうと思います。
  沖縄の警察もそうですが、メディア に対して カメラを止めることから始めるんです。そうしないと
  ……お年寄りを排除している姿を報道されると、家に帰った時に、その子どもたちが見た時
    に どんな思いがすると思います?
  『お父さん、今日なにしてきたの?』『米軍基地を守るために反対している人達をどけてきた
  んだよ』と。『へえ』と。でも、そのお年寄りを排除している姿を見た時に、子ども達がどんな
  思いをするのかと。『これは一体何のために』と思いますよね。
  『あのオスプレイというものが危ないから、反対運動をしているのに、その人たちをお父さん
  は誰のために どけてきたの?』と言われた時に『日米安保のために 安保が守っているから
  日本を守ってくれている アメリカを守るために私は動いてきたんだ』と 本当に言えるのかなと。
  これが、戦後ずっと繰り返されてきていることなんですね。米軍基地を守るために戦い
  合っている日本人ってなんなのだろう?』ということを 沖縄にいると思います
 
岩上「なるほど。その現実が はっきりと見えるから…日米安保という 偽善や嘘が見えている
  から、沖縄の人は タフに抗い続けることができる
  これは、逆を言えば、何も考えずに ゆっくりと茹で蛙にされていて、いずれは食われて
  しまうような状態にあるのに、そのことを未だに気が付かない多くの日本国民に、
  もう少し、この現実というもの認識してほしいですよね」
前泊「そうなんですよ」 
  ・・・
  
                         (おわり)
 
前泊「それは、このTPPそのものが、環太平洋経済協定ですが。環太平洋の『環はなんだろう』
  と思いますよね。つまり、本来、東アジアの貿易協定を結ぶ動きをしていたものを、環太平洋
  ということで、太平洋の反対側まで含めて、アメリカがアジアにコミットさせてきた、ということ
  がありますよね。
  なぜ、そこまで アメリカ がこだわるかというと、もう発展の次の可能性は東アジアしかないという
  ことが分かっているので、環太平洋にして、アジアにコミットしてきているんですよね。
  その中に日本が取り込まれてしまうということがあるのですが。やはり、アジア外交をもう少し
  丁寧にやるべきだと思いますね」
岩上「怖いのは、この原発再稼働というようなことだけではなく、また、エネルギーだけではなく、
  アーミテージレポートなどを読むと『TPPに入ることによって、農業は ちょっと困るだろう』と。
  これは、ちょっとどころではありません、壊滅します。『そしたら、食糧は北米に依存すれば
  良いじゃないか』と書いてあるんです。
  そうなれば 食糧も自給ができなくなります。そして 食糧を握られる国になる。そして『エネルギー
  も、軍事も、食糧も米国に依存しろよ』という、もう大変なことになってしまうと思のですが。
  どうしたら良いのでしょうか?」
前泊「安全保障というのは、バランスを取って、シッカリ とセーフティネットを張っておくことが大事
  ですよね。一つの国に依存し過ぎるというのは、やはり危険だというのがありますよね。
  『喧嘩をした時には どうするのか』ということがありますから。
  中国と喧嘩した時、日本中で大騒ぎしたのは 『中国以外の国も大事でしょう』と。『インドネシア
  も大事にしよう』、『インドも大事にしよう』。 或は 『東南アジアを大事にしよう』という動きが、
  ようやく見直されてきましたけれども。
  そういう動きが出ると、中国もあまり無理で強行な姿勢を取らなくなりますよね。同じように、
  前の反日デモの時もそうでしたが、レアアースの問題の時も『高値で売る』ということがあり
  ましたよね。
  ちょっと虐めのような対応をした時に、世界中が怒りましたよね。『そんなこと言うなら』と、
  レアアースについても 『じゃあ、レアアースを使わない開発をしよう』と。そういうことで動いたら、
  レアアースの価格も下がってきたのですが・・・。
  そういう 別の集団を シッカリ作っておく。心中をしないように、そういう対応をするということは、
  安全保障の関係では当り前の話なのですが。その意識が、まだ十分ではないような気がし
  ます。アメリカ一国と余りにも密接すぎて、そこに依存しすぎてしまうと喧嘩ができませんよね。
  実は、シンガポールは 水を ジョホールバル(注)というマレーシアから買っていたのですが、
  マレーシアが水の価格を上げてきたんです。それでも 依存をしていたので 『しょうがない』と
  払っていたのですが。
 
       (注)ジョホール海峡(Selat Johor)は、マレー半島南端のマレーシア連邦ジョホール州
       ジョホールバルとシンガポール島との間の海峡であり、マレーシアとシンガポールの
     国境にもなっている。ジョホール水道とも言う。(Wikipediaより)
 
  さすがに『そこまでやるか』と言った時に、インドネシア と海底送水管を引いて、インドネシアと
  取り引きを始めたら、マレーシアが価格を下げてきました。そういうことは、小国が生き残る
  或は 資源のない国が生き残っていく交渉のカードとしては、当たり前の話ですよね。
  日本という国も、アメリカという国だけに依存してしまうと、アメリカの言うことを聞かなければ
  いけないのですが、他の国とも 丁寧に付き合っていくようになると、アメリカもそう無理は言え
  なくなりますよね。そういうことが、当り前の外交として、そして二国間関係の健全化という所
  では、活きてくるのではないかと思います」
 
岩上「なるほど。安全保障の話から始まりましたから、安全保障で締めくくるとしますと、今の話
  で言いますと 『次期戦闘機を F35ではなく、ユーロファイターも検討しよう』と。
  或は 『自国で開発も検討しよう』ということを言っていれば……あのF35の価格は、もの凄く
  高くて、かつ、欠陥機ですよね。防衛省は配備ができないんだそうです。もの凄く高いのに、
  馬鹿みたいな話ですよね」
前泊「オスプレイも買う、という話になっていますよね」
岩上「はい。しかも 防衛省は『要らない』『使い物にならない』と言っているのに、外務省が主導
  で『入れろ』という圧力をかけているんですよね。本当に 『これはどういうことなんですか?』
  ということですよね」
前泊「この本の最後の締めで、ジャイアン と スネオ君の関係を少し書きました。イジメっ子のジャイアン
  が、のび太くんをいじめる。それに対して、スネオ君というのが横にくっついる。ジャイアンの
  言うことを聞いて、しょっちゅう それに手を貸している。
  この、スネオ君とジャイアンの関係が、日本と アメリカ の関係によく似ているということを、本当
  に色んな所で聞くんです。『こういう自虐的なことを、どうして言うんだろう?』と思うのですが。
  そのスネオ君がどうすれば、ジャイアンから離れることができるのか。離れたら、スネオ君は
  多分、自分も虐められると思っているから、そばにくっついているんだと思います」
岩上「なるほど。東アジアの中で、自分は孤立していると思っている。東アジアの中で、かつて、
  虐めして、今や立場が悪くなり、虐められると思い込んでいる。そうなると、このジャイアンに
  くっついて行かないといけない。
  逆に言うと、アメリカは それを刷り込みますよね。『お前は、一人ではやっていけない。友達が
  誰もいないんだから、お前は俺の庇護の下にいないと駄目なんだよ』と。これは、ストックホルム
  症候群(※)に非常に近いと思うのですが」
 
    (※)ストックホルム症候群:誘拐事件や監禁事件などの被害者が 犯人と長い時間を共に
     することにより、犯人に過度の連帯感や好意的な感情を抱く現象。ストックホルムシンドローム。
     ◆1973年にストックホルムで起きた人質立てこもり事件で、人質が犯人に協力する行動
     を取ったことから付いた名称。(Kotobanku.jp デジタル大辞泉の解説)
 
前泊「なるほど」
岩上「あるいは、DV男」
前泊「そうですね」
岩上「DV(ドメスティック・バイオレンス)男と共依存関係にある人。これは女性だけではないです。従属
  関係にあるような人の共依存。ある種、病んでいると思います。条件反射的にそう思うので
  あれば、もう その域に達しているのではないかと思います。
  先程『自分の利益を追求するために、アメリカに媚びを売る』と言いましたが、そういう計算が
  できるうちは、まだ、ある意味、卑劣ですけれども頭が正常に動いていると思います。
  しかし、条件反射で『 アメリカの言うことを聞く以外に 他に道はないんだ』と思っているとしたら、
  それは病んでいると思います」
 
前泊「事実関係を キチンと積み上げることで、真実に近づいていくことがあると思います。そういう
  意味では、日米関係を見る上で 一つの試金石になるというのがこの地位協定だと思います。
  この日米地位協定を見ることで『日本とアメリカの関係性は、実際はどうなのか』ということを
  見ることになると思うんです。こういう不平等条約、或は、不平等協定を持ちながら『対等だ』
  と思っている。或は『パートナーだ』と思っているというのはおかしいという、そのことを言って
  いるんですね。
  そして『対等だ』というからには、対等な関係性を この地位協定の中で シッカリと検証していく。
  それから、日本にアメリカの基地はありますが、アメリカに日本の基地はないんですよね。
  これは、片務性と言われるのですが。『それじゃあ、双務性は可能なのか』ということ含めて
  『アメリカは それを許すのか』ということを言うと、それはないと思うんです。
  ですから、軍事的な面での安全保障という側面で言うと、どうしても片務性というふうになって
  しまうのですが、経済安保という側面もあります。それから、人間の安全保障という問題から
  すると、日米関係というのは、もちろん大事にしなければいけない関係性があります。
  これは経済の依存度から言っても、日本は 中国に次いで アメリカを主要な取引先にしていま
  すから、その両国を大事にしなければいけないということがあります。
  これは『どちらを取るのか』という選択を迫られないように 注意をしなければ イケナイのですが、
  それがなぜか『中国とアメリカ、どっちを取るんだ』という選択をさせられたりしていますよね
岩上「どうして その時に、中国にもアメリカにも従属しない第三の道というよりは、第一の道な
  のですが…『日本は独立します』そして『両方とも仲良くします』という道がないのでしょうか。
  これは おかしな話ですよね」
 
前泊「そうですよね。選択でよく使うのですが。1万円と、5千円と、千円が道に落ちていたら、
  どれを拾いますか?と聞くと。岩上さんは、どれを拾いますか?」
岩上「1万円と、5千円と、千円? やはり、1万円ではないでしょうか?」
前泊「そうですよね?そういうふうに、みんな思ってしまうんです。それは、私の聞き方がはめて
  いるからですね。実際、1万円と、5千円と、千円が落ちていたら、1万円だけ拾う人はいませ
  んよね」
岩上「(笑)それは 三つとも」
前泊「拾いますよね」
岩上「なるほど(笑)」
前泊「でも、私は 『どれを取るのか?』と聞いたので、皆 『1万円』と答えてしまう。現実と乖離を
  しているんです。こういう問いかけが『中国とアメリカ どっちを取りますか?』という質問と同じ
  なんです」
岩上「質問で、そう設定されてしまっているんですね。答えの幅が決められていて、本当の解と
  いうものを、そこから除外するような問いかけ方になってしまっている」
前泊「これが、日本のメディアの中で行われてしまっていることなんです」
岩上「騙されました。1万円と答えてしまいました (笑)」
前泊「現実には『5千円と千円を置いていくのか?』という話ですよね。聞き方でそう聞いてしまう。
  例えば、普天間問題にしても『普天間移設問題』と報道するんです。しかし、本来は普天間
  撤去問題だったんですよね。それが 『普天間返還問題』になり、いつの間にか 『移設問題』
  になって『移設しないと普天間は返還されないような』という、その刷り込みが日常的にメディア
  でやられるんです。ですから、私が最初に『普天間問題』と言っているのは、そういうことを
  全部合わせて総称しているんですね。
  それから『辺野古に移設をする』という話になっていますが、辺野古の人達は『辺野古新基地
  建設問題』と言っています。普天間とは関係なく、あそこに基地を作る計画がありましたから。
  全く別の問題として、議論をしているんですね。だから、反対をしている。
  そういうことで、報道する側が特定の意図を持って、選択の幅を狭めている。そして『中国か
  アメリカか』という選択をさせることによって 『両方』という答えを外してしまう
岩上「成程。これはしかし、高度な リテラシー が必要とされますね。元新聞記者で、論説委員長
  まで行かれた、前泊さんだからこそ言えることで、こうした世論の誘導が、とても巧妙にやら
  れているんですね。これに繰り返しやられることにより 『あれ?本当はどうだったのかな?』
  ということで、本質が分かんなくなってしまう」
 
 
 
 
岩上「今のお話ですと、万が一、日本が立ち上がろうという時には『従前に訓練を積み、従前に
  情報を持ち、米軍基地が追い出されるようなことがあっても、もし日本が敵になった時には、
  いつでも叩けるという状態に置いておく』という話に繋がってくると思うのですが」
前泊「そういうことを、想起せざるを得ない状況に置かれているんですよね。ですから、もう少し、
  首都の防衛ということを言うのであれば、外国軍隊が傍にいるということを…これは日米同盟
  だからと言われていますが……本当に同盟関係は、いつ破棄されるかも分かりませんし、
  そういう軍事的な安全保障だけでは、やはり、今の時代にそぐわないと思うんですよね。
  『 アメリカは 色んな国と同盟関係を結んでいるのに、なぜ日本だけは日米同盟だけしか
  許されないの?』ということもありますよね。韓国とも、中国とも、ロシアとも、それこそイギリス
  とも、フランスとも、ドイツとも同盟関係を結んで、その同盟は軍事同盟だけではなくて、経済安保
  でもありますよね。
  そういう経済的なもので、しっかりと結び付きを強める。文化的なものでやる。人間の交流を
  する。それから、外交官同士が シッカリと情報交換をして、意思の疎通を シッカリ 果たしておく。
  そういうことで、安全というのは守られるはずなんですよ。
   ところが、なぜか日本は『日米同盟があれば大丈夫』というので、多国間安保を議論した
  民主党などは、すぐに潰れてしまいましたよね」
岩上「はい。この多国間安保……別の言い方をしますと、多極的な外交ということになると思い
  ます。先例としては 90年代の頭に細川政権、非自民政権ができます。 この時、本気で論議
  がされたわけですよね。その時には、防衛庁も絡んでペーパーも作ったりしていました。
  ところが、あっさりと潰されました。これを、今のような見方で見ると『 アメリカ にとって非常に
  不都合である』と。アメリカに一極集中というよりも、一極従属の日本の形、それが日本の国
  の形、戦後の日本の国の形というのであれば、これが国体なのだろうと思います。『戦後の
  国体なのだ』と。
  『この国体は、不可侵で、憲法よりも上位にあって、天皇よりも上位にあるものだから、この
  安保に忠誠を誓い続けないといけない』と思うような人たちが、あまりにもこの国の支配層の
  中にたくさんいるのではないか。
  或は 『そうしろよ』と命じてくるアメリカがいて、それに歯向かうとか、そこから何とか抵抗して
  身をもがいて、身を捩りながらでも抜けだそうとすることを試みるのを諦めている人たちが、
  あまりにも多すぎるのではないのかと思うのですが」
 
前泊「私は、アメリカという国は、そんなに無理難題を言ってくる国ではないと思っています
岩上「無理難題をいつも言われている沖縄の人から、そう言われると不思議なのですが」
前泊「是々非々で、きちんと議論をしていかなければいけないのに、それをしない姿勢があると
  思うんです。沖縄が無理難題を押し付けられているのは…つまり、沖縄にいるのは アメリカ人
  よりも軍人がいるんです。外交官もいなければ、それこそ、直接、権限を持っている人たちは
  いないわけですから」
岩上「確かに、沖縄にいるのは 文民ではなく軍人ですよね」
前泊「交渉をする人たちが、きちんとした立場で交渉していけば変わっていきます。韓国だって
  権限を取り戻しました。ドイツも、イタリアも、それこそイラクも追い出したりして、フィリピンは
  基地をなくしたりもしています。必要であれば、戻ってきたりもするし、交渉したりもする。
  そういう やり取りがあって 初めて、国際関係… 外交と言えるのですが、なぜ日本はそういう
  ことをしないのか、というのが不思議なんですよね。
  しっかりと言えば、アメリカにしても『一つのパートナーとして大事にしたい』と思えば、聞く所は
  聞くし、譲れないのは譲れないと。
  それは、ドンパチ交渉もしながら、お互いがそういう交渉をし合いながら歩み寄っていくという
  のが出てくると思うのですが。最初からそれをやらないというのは、おかしいと思います」
 
岩上「日本の中で『権力を握ろう』と思う人間は、アメリカに出来るだけ、より媚を売った方が良い
  という、そういう日本国内の権力レースみたいなものに、左右されているのではないかという
  気がしないわけではなのですが」
前泊「そうですね。そういうことがあってはいけないと思いますね。 まず、国民に対して嘘をつか
  ない。事実を シッカリ と伝えて『こういう形になったけれども、それでも良いか』ということを
  聞いて『駄目だ』というのであれば、それを どうやって直していくかということですよね。
  地位協定の問題で言えば『低空飛行訓練を日本中でやらせてしまう』と。『 アメリカでもできない
  ことをなぜ許すの?』と。アメリカに対して『やはり止めてくれ』と。『ここは、やはり使わないで
  くれ』、『もう少し、安全なところで訓練してくれ』、『人のいない無人島でやってくれ』と。
  或は 『アメリカ本国には 砂漠もあるのだから、そこでしてくれ』と。『日常的には、人のいない
  ところでやってくれ』ということを言えば、聞くと思うんですよ。
  ところが、それを言わないんですね。 『なぜ言えないのか』ということが残念なのですが」
 
岩上「なぜ言えないのかというと、もう何度も、同じ問いの周りを回っているようですが。結局の
  ところは、そういう人たちは自分が得をしたいのだと思います。
  例えば、A級戦犯でありながら、なぜか救命がされて、世に出た後、逆に、アメリカの支援を
  得て、資金も得て、権力のトップに登りつめた人もいるわけです。現在の総理のおじいさん、
  岸(信介)さんが『CIAの援助を受けていた』ということは、今や明らかなわけですよね」
前泊「自民党に対しては、お金を出していたことも分っています。『そういう歴史をいつまで続ける
  のか』というのはありますね。
  日本が、この国が変わっていくとしたら、本当に主権を シッカリと意識して、主権在民というので
  あれば、国民の権利や、財産権や、生命を脅かすことのないように、日本の政治家としては、
  きっちりそれを主張して、外務省は、日本の外務省なのですから、アメリカの代弁をせずに、
  日本国民の命をまず第一に考えて行動する、外交を行なうということを シッカリ やってほしいな
  と思いますね
岩上「本当に そうではない国になってしまっているという現状から出発しないといけません
  よね。大変だと思いますが」
前泊「『その現実を、まず直視するところから始めて欲しい』と思います」
岩上「直視するためにも、この日米地位協定入門を、是非、お読み頂きたいと思います。
 
  最後に一つだけ。先程、スタートする前にスケッチブックに書いた、本日の議論のポイントが
  ありました。しかし、一つだけ書き忘れたことがあります。それは TPPのことなのですが、
  これは重要だと思います」
前泊「TPPですね」
岩上「先程『どうして原発が必要なのか』という問いに対して 『それは、エネルギーを日本が アメリカ
  に依存する状態を続けるためだ』と。つまり『原発を維持稼働し続けるということは、技術に
  しろ燃料にしろ、アメリカ からの支配を受け続け、そして依存し続ける』と。『そのために、日本
  がエネルギー関係で自立をしたら駄目なんだ』と。
  日本がエネルギー関係で自立をしてしまえば、日本は勝手なことをやりだし、自由な日本に
  なってしまう、それは困る、だから、アメリカに隷属をさせ続けるためにと。まさに、これは色んな
  背景がよくわかる話だと思います。
  そして、TPPの問題。それから、ジャパンハンドラー と呼ばれるような アーミテージ のような人たち」
前泊「マイケル・グリーンさんとか、ケビン・メアさんとか、ジョセフ・ナイさんとか」
 
岩上「昨年8月15日に アーミテージがレポートを出しています。その中で 『原発を再稼働しろ』
  『原発続けろ』と書いています」
前泊「 そうですよね。 『集団的自衛権も行使しろ』と 」
岩上「 それから 『憲法改正し、集団的自衛権を』ということも言っています 」
前泊「 武器輸出三原則も、そうですよね 」
岩上「それと同時に『中東の石油依存を出来るだけ低減し 温暖化が進んでいくのだから、日本
  は国際公約したことを守るように』と。つまり、温暖化の国際公約を 一つのフックとして、中東
  の石油依存を低下させ、その代わりに 『アメリカのシェールガスに依存せよ』と」
前泊「今日の新聞に大きく出ていたのは それですよね」
岩上「『エネルギー同盟を結べよ』『CEESAというエネルギー同盟を結べよ』ということですよね」
前泊「今日の大きなニュースが それですね」
岩上「開発権を握って入っていても、アメリカの役所が止めたら駄目だと。だから『TPPだけでは
  なく、FTAを結べ』と」
前泊「自由貿易協定ですね」
岩上「そのために『20兆払え』とも言っているんですよね、『10年で20兆』。呆れてしまいますよね」
 
 
                        
 
 
前泊「彼は、非常に ストレートに言ってくれますから。例えば、原発の時もそうなのですが。福島の
  原発の問題の……彼は日本部長を解任された後…担当になるんですよね。むしろ、重責を
  担う仕事に就いたんです。普通 更迭というのは外されることなのですが、彼は更迭をされて、
  より上のポストに就いたんです」
岩上「出世したんですよね」
前泊「原発の事故が起った時のことが、彼の『決断できない日本』という本の中に書いてあった
  のですが。菅(直人)さんが、あの事故が起った時に 『真水をよこせ』と言ってきたと。ケビン
  ・メア氏は その時に『何を言っているんだ』と。『そばに海水はいくらでもあるのに、なぜそれ
  を使わないのか』と。『とにかく冷やさなきゃいけないのに、なぜ真水を要求するか』と」
岩上「あの時、報道は 『冷却剤』と言っていましたけれども」
前泊「『この期に及んでも、日本政府は国民の命よりも 原発が大事なのか』と、彼は不思議に
  思ったと書いています。
  そういうことについて、アメリカの方がむしろ良く知っていたんですね。それなのに、そのこと
  に対して『日本の総理大臣は 認識が甘かった』ということを、彼は指摘しています。
 
  『原発問題と アメリカ との関係』というのは、彼らが原料を供給しているから 原発が動いて
  いるわけです
  そのことで、結局 『日本にもたらすメリットが どこにあるのか』 というのをしっかりと・・・」
岩上「どこにあるのでしょうか?そもそも、原発は、なぜ導入されたのか。これは、表向きには、
  エネルギー問題として説明がされていますが・・・
前泊「止めてしまえば、日本のエネルギーは そこで止まることになりますよね。 つまり、アメリカ
  の手のひらで
岩上「『エネルギー依存させておきたい』」
前泊「『エネルギー依存をさせておきたい』ということですね。結局、支配が そこでも及んできます
  よね」
岩上「なるほど。依存すればするほど」
前泊「それから、もう一つ。 例えば、原発を持っている国というのは、ある意味で核兵器を使わ
  なくても、通常兵器で攻撃してしまえば、終わりですよね
岩上「それですね。これは、すごく重要なことですよね。54基の原発を 海岸沿いに並べてしまえ
  ば もう終わりですよね。
  今の安倍政権……安倍さんだけではありませんが、石原さんなど、原発を維持すると片方で
  言いながら、片方で 隣国との間で緊張を高めています。矛盾していますよね」
前泊「危ないですよね」
岩上「身体に自爆装置をつけながら、喧嘩を売りにいっているような話ですよね。『先に、原発を
  隠せよ』と言いたいですね。原発を続けるのなら、山の中に隠す。そして、核兵器を持ちたい
  のなら、原発は止めて 実験炉だけを攻撃されないような所に置いて、そして核兵器を持つ。
  そして、これは核武装をするためだと言うのであれば、理屈は通るのですが、核武装をする
  のに、54基の原発なんて要りませんよね。
  全く矛盾した理屈を言っていますよね。しかし、今、はっきりと前泊さんがおっしゃられたのは
  『あれは、日本が弱点を晒し続けるために必要なんだ』と」
前泊「本当に この問題で、それを逆に隠そうとしている人は 『これがなくなると 核開発ができなく
  なる』と言った人がいましたよね。今の政権の中枢にいる方ですが。そういうことを言って憚ら
  ない、とはどういうことだろう と思いますよね」
岩上「ポテンシャル(潜在能力)を」
前泊「 非核三原則は どうなっているのか? と思いますよね 」
岩上「『ポテンシャルを維持するんだ』という風に良く言っています。『ポテンシャルは抑止力だ』
  と言うのですが 『ポテンシャルは 抑止力になるのか?』ということですよね。
  潜在力を持っているということと、持つということの間には、途方もない乖離があります。途方
  もないジャンプをしなければいけない訳ですし、それでは 何の抑止力にもならないだろうと、
  普通は考えますよね」
 
前泊「この本の中で書いたのですが。伊方原発の近くで、米軍のヘリが墜落した事故があった
  んです。(注)その事故で 『これはどういうこと?』ということがあるんですよね。そこは 飛ん
  ではいけないはずなのに、なぜ飛んでいるのかと」
 
        ※ 原発上空 米軍機の恐怖
    (注)1988年6月25日午前10時10分。視界20メートルの濃霧に包まれた佐田岬半島の
     北側斜面に、普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のCH53Dヘリが激突しました。
     そこは伊方原発(愛媛県伊方町)のほぼ真上でした。
      (しんぶん赤旗 伊方原発上空飛ぶ危険 オスプレイ 普天間〜岩国間で訓練 
 
岩上「 先程のオスプレイの問題と、この原発の問題が結びつくような事故ですよね 」
前泊「そうなんですよ。 これ、実は 日本の中にある米軍基地というのは、日頃から訓練をして
  いるわけですが 『その訓練のターゲットは何か?』ということです。ターゲットがないのに、
  徒に 飛び回っているわけではありませんからね」
岩上「これは……アフガニスタンは 山岳地帯です。そして、アフガニスタンで ずっと米軍は作戦行動
  を取っています。『だから、その山岳地帯を低空飛行するために必要なんだ』という風に言わ
  れることもあります。これは、相当 専門的に知っている方の説明なのですが。でも『そうでは
  ない』と、前泊さんは考えていらっしゃるということですか?」
前泊「 はい。『原発の近くでヘリが墜ちた』ということは……日常的に、四国の周辺や、岩国から
  飛んだものは、原子力施設を、当然、ターゲットにして飛び回って訓練をしていると思います。
  一度、私が運輸省を担当している時に、アメリカ海軍が房総沖で演習をしている時に、間違って
  ……間違ってと言いますか、第1管区の巡視船が攻撃されたんです」
岩上「そうなんですか?」
前泊「それで大騒ぎになりました。至近弾を受けたので大騒ぎになったんです。その時の運輸
  大臣が、石原慎太郎さんだったのですが。海上保安庁は、運輸大臣の管轄下にあるので
  大騒ぎになったんです。
  その時に、石原さんが 『なんだこれは、在日米軍は 番犬だと思っていたら狂犬だ』という発言
  をして、物議を醸したのですが。調べてみたら、結局 アメリカ海軍が訓練中に、目標がなかった
  ので、遠くに見えた巡視船をめがけて撃ったら、思いの外遠くに飛んで至近弾になったという
  ことになったんですよ。
  つまり、日常的に そういう『 ターゲットは何か 』と。日本の中で低空飛行訓練を許すということは
  『低空飛行の訓練のターゲットは何か』ということが分からないといけないんです。
  例えば、この本の中で、こういう……これは 沖縄でやられていたものですが。ベトナム村という
   のが作られていました。そして、この中で動いているのは沖縄の住民なんです。沖縄の住民
  が ベトコンの役割をさせられているんですね。そして、襲撃訓練をしていたんです。
  ですから、実は、日本の中で低空飛行訓練や、その演習をしているということは、まさに その
  ターゲットが日本の施設であったり、日本の人であったり、日本の町であったり、日本の原子力
  施設であったりということになりますよね。
  そういうことをされていることに気がついていないんですよ。だから、事故が起こった時に
  『なんで こんなところで事故が起きているの?』となるんです」
 
 
岩上「日本が、本気で独立しようという時に…日本が、自主独立、そして重武装をして独立する
  ということになった時に『二度と日本を立ち上がらせない。軍事国家にさせない』という思い
  から、占領をずっと続けてきたと思います。『瓶のふた論』(注)などということも言われました」
(注)日本抑止論 :1990年(平成2年)3月、在沖縄米海兵隊司令官ヘンリー・
スタックポール(Henry C. Stackpole, III)少将は 
 「 米軍が日本から撤退すれば、 すでに強力な軍事力を 日本は さらに増強する
だろう。 我々は 『瓶のふた』 のようなものだ」 と発言し、日本を抑止する必要が
あるとの見解を示した。        (Wikipediaより)
前泊「スタックポールさんが、そういう発言をしていましたね」
岩上「『米軍基地は、日本を守るためではなく、日本を封じ込めるためにそもそもあるんだ』という
  ことですよね」
前泊「そういう指摘もありますよね」

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