混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

文明 或は 帝国

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岩上「97年に……ベクテルは世界一のゼネコンですよね。そして、同族会社でもあり、その中身
  が全然、分かっていません」
前泊「今でも書いています。これが、つまり完成形です。写真が出回った頃ですが……実は、
  これは もう一枚あって、これです。どこに違いがあるのかというと、これに港がついているん
  です。港がついて、補給基地があってという。この絵が、実は 辺野古新基地の最終構想案
  になるというふうに、97年から私は言っているのですが。
  この基地と違う……これは 当時の設計図ですが、なぜ それが必要かというと、2005年に
  なって、米軍再編を改めてやった時に明らかになるのは『普天間の移設を認めてくれるなら、
  嘉手納から南の基地を返してあげるよ』という風に、交換条件を さらに高めてきたんです。
  余り動かないものですから。
  嘉手納から南の基地というと、那覇軍港、それからキャンプ・キンザー(牧港補給地区)、それから
  キャンプ瑞慶覧、キャンプ桑江、陸軍駐留施設、そして普天間基地です」
岩上「そんなにあるんですね」
前泊「それが、全て この中に入っているんです。那覇軍港、キャンプ・キンザーという牧港補
  給基地、普天間基地、住宅エリア、整備エリア、そしてキャンプ瑞慶覧の全てが、この中に
  フルセットで入っているんです」
岩上「なるほど」
前泊「港まで作ると……この山の中に何があるかというと、辺野古弾薬庫です。 かつて 核ミサイル
  を置いていた場所です」
岩上「ここに置いていたんですか?」
前泊「見えないのですが、あの山の中に 巨大な弾薬庫があるんです。 そういうものが、実は
  あって 『ここに全てが揃えられるので、嘉手納から南は返しても良い』という話なんです。
  しかも、市街地にあるから、反対運動が激しくなる。『見えないところへ隠してしまえ』と。
  しかも、港まで付けば、自由に今度は何を運んできても見えませんから」
岩上「なるほど」
前泊「自由に使えるフルセット型の基地」
岩上「『別の港から上陸させて、陸揚げさせて、陸路を通ったりすると人目についてしまうから、
  ここを ワンセット で、しかも、かなり市街地からも離れている』と。そうすれば、日本の関係者も、
  それから沖縄県民の反対運動も下火になるだろうと。
  つまり これは『沖縄における基地の恒久化、永久化のために、面倒なことを避けられるよう
  に集めておこうよ』という構想ですよね」
前泊「 フルセット型の最新鋭の基地が、しかも日本の予算で作られるんです。これだけのものが、
  無料で手に入るのであれば、私が アメリカ側だったら喜んで、交換条件で『普天間なんか返して
  やるよ』と言いますよ。そうすれば、フルセットの基地が手に入るんです。こんな良い話はない
  ですよね」
岩上「『旧型モデルから、新型モデルに交換してくれる。しかも、無料で』という話ですよね」
前泊「普天間の移設先として、日本が作ってくれるんです」
岩上「移設先として」
 
前泊「ところが、普天間については『本当に作ったら返すのか?』ということになったら、アメリカの
  司令官が『返す訳がないじゃないですか』と。『暫定使用ということで、あれも使い続けますよ』
  という話をしているんです」
岩上「そう言ったんですか?!」
前泊「言っているんです」
岩上「言っているんですか?」
前泊「ですから『本当に返すかどうかって、やってみなければ分からない』と」
岩上「『やってみなければ分からない』。『 これが出来るまで使い続けます』。これができた時には
  返すからと言って、実は、ずっと手元に置き使い続ける可能性があるということですね」
前泊「ありますね。例えば、那覇軍港は 1972年の沖縄返還時に『返還します』と決めたんです。
  決めたのに『当面の間』という暫定使用で40年が過ぎてしまいました。暫定使用で40年です。
  まだ使い続けています。
  事実上、使ってないのに返してくれないんです。地位協定上は『使われなくなったら返す』と
  いうふうに書いてあるのに、使ってなくても返さないのは、地代は日本が払っていますから、
  痛くも痒くもないんですね」
 
岩上「これは、尖閣にも言えますよね。尖閣列島は五つの島でなっているのですが」
前泊「その内の二つは」
岩上「今回の問題は、石原さんがそもそも言い出したことで、昨年の9月にヒートアップしました。
  そもそも、4月16日にヘリテージ財団の講演で発言したんです」
前泊「『なぜ、アメリカで言ったのか』ということですよね」
岩上「そうですよね。そして、石原さんは尖閣諸島の五つの島の内、なぜか三つの島のことしか
  言わないんですよね。そして、残りのニつは、なんと米軍の射爆撃場になっているんです」
前泊「演習場ですよね。しかも、日本が地主さんにその地代を払っています
岩上「石原さんは、そのことを言わないんですよね」
前泊「そうなんです」
岩上「どういうことなのでしょうか?」
前泊「皆さんは、大好きな石原慎太郎さんのことなで、誰も文句を言わないのですが、彼の発言
  の後で、実は反日デモまで起ってしまっています。そのために、ざっと計算をして、今 5兆円
  ぐらいの貿易量が減っています。大変な損失ですよね」
岩上「これは、石原不況ですよね」
前泊「どうして、言った人が責任を取らないんだろうと思いませんか?」
岩上「そうですよね。最近 『まずい』と思ったのか、入院をされましたけれども」
前泊「そうなんですか?」
岩上「入院されたのを ご存知なかったのですか?」
前泊「いえ、知りませんでした」
岩上「『ちょっと体調悪い』と言って入院されたそうです」
前泊「でも、本当に政治家というのは、自分の発言に責任を持たなければいけませんよね。
  『5兆円の損害賠償を請求したらどうか?』と、冗談でよく言ったりするのですが」
岩上「冗談ではなく、請求した方が良いと思います。自動車関係は全て5割減ですから。いずれ
  にしても、こういう、基地を好きなだけ好きなように持つ。
  
  それから、今、尖閣諸島を一つの例に挙げましたが、それ以外にも、今おっしゃったように
  『一旦、手に入れたものは返さない』、『使っていなくても返さない』、『地代は日本が払い続け
  なさい』、『建設費は日本が払い続けなさい』という、無茶苦茶な話の根拠が 日米地位協定
  になっているんですね。
  この本の冒頭(p.20)に、この日米安保条約を結んだ時の交渉担当者だったジョン・フォスター
  ・ダレス……当時の国務省の顧問だったそうですが……ダレスの有名なセリフがあります。
  日本の独立、占領の終結に際して、アメリカ側が最大の目的としたのは 『我々が望む数の
  兵力を、[日本国内の]望む場所に望む期間だけ駐留させる権利を確保すること』だったと」
前泊「そうです。それは、変わらずに実現しています」
岩上「これが実現してしまっている。日米協定の中に、どのような形で書き込まれているので
  しょうか?」
前泊「これは『全土基地方式』という形があるのです。 これは自由使用を認めているんです。
    日米地位協定上、置かれた基地においては、自由使用も認められているし、低空飛行も
  認められているし、それから 基地間移動という形で 『どこにでも移動して良い』ということに
  なっています。
  それから『入国管理についても免除される』ということが この中で書いてあります。それから
  入ってきた人が自由に出入り……『基地から出て行こうが、入っていこうが、それも自由に
  許される』と。
  それから『犯罪を犯しても公務中ということになれば、裁判権をアメリカ側が持つ』ということも
  決められています
 
岩上「これは、いつも問題になりますよね。大体、この日米地位協定という言葉を、我々が メディア
  を通じて聞く時は、米兵が犯罪を犯し、悪さをした時に、なぜか日本の官憲が逮捕をしても
  裁判にかけることができずに アメリカ側に引き渡され、そして非常に軽い罪で終わる。もしくは、
  軽い処罰で終わってしまうなどということがあります。
  特に 沖縄は、米兵の暴力被害をずっと被ってきたと思うのですが。(前泊氏のPower Pointを
  指しながら)今、犯罪件数とかありましたね」
前泊「このことでもそうなのですが。例えば、法の下の不平等ということで 日本人が犯罪を犯した
  時の起訴率は42.2%。ところが、米軍は16.2%。なぜ こんなに差が出るのか」
岩上「『2010年の県内で発生した』と書いてありますから、これは沖縄県内なんですね」
前泊「はい 日本全体のものもありますが。全国の場合も こういう『起訴率』というのがあります。
  例えば、全国の場合でも13%というような、起訴率があります。日本全体で42%ですから、
  この差。 『なぜ、米軍はこういうふうに守られるのか?』ということですよね。
  実は『国内法を適用する』或は『第一次裁判権を日本が持つ』ということを主張した場合、
  どうなるかというと、アメリカは出て行きます
岩上「アメリカは出て行くんですか?」
前泊「この前例があるのは イラクです」
岩上「なるほど」
前泊「イラクは『日本のように不平等条約を結ばない。地位協定上、犯罪者は我々が裁きます』
  と言って、第一次裁判権を譲らなかったんです」
岩上「すごいですね。あそこまで国を滅茶苦茶にされても『それは嫌だ』と言い切ったんですね」
前泊「『嫌だ』と。そうしたら、アメリカは『じゃあ、もう出て行く』と言って出て行ったんです。撤退を
  したのはそれが理由ですね。実は 民主党の改定案の中にも、そのことが凄く明確に書いて
  あるんです」
岩上「これは『民主党地位協定改定案2005年8月3日』。政権を取る前の、野党時代のものなの
  ですね。これはこういう形で公開されているんですか?」
          (※)2005/08/03 民主党の日米地位協定の見直し案(改訂)(民主党HPより)
前泊「 インターネットで検索してください。より詳しいのが書いてあります。今も消していませんから
  残っています。この改定案がすごいんです」
岩上「素晴らしいのですか?」
前泊「画期的です。これが実現していてくれれば 『民主党はすごい』と思うのですが。例えば
  『米軍は、8年をめどに使用計画を出せ』と。つまり『8年ごとに基地を見なおせ』と。『日本側が
  審査する』と。『それでダメだったら返せ』ということですよね」
岩上「すごいじゃないですか」
前泊「それから『原則的に日本の法令は適用される』と。つまり適用されてないから『適用しろ』と
  言っているんです。逆読みすると現状が分かりますよね」
岩上「つまり『治外法権に現状はなっているんだ』ということですよね」
 
前泊「そうです。それから『環境保全』。実は 環境条項がないのが、この地位協定の遅れている
  部分です。一度も改訂されてないために……韓国は、途中で改定をして環境条項を入れたん
  です。『やはり、汚染物質はちゃんと処理しろ』と。『流した場合は責任を取れ』とか、そういう
  ものがあるのですが……ないので、それを入れると」
岩上「韓国の方が、主権を主張しているということですね」
前泊「激しく騒ぎますから。アメリカも抑えるために『これはしょうがない。飲むか』というのがある
  んですね」
岩上「日本は何にも言わないから、非常に不利な状況が」
前泊「そのままです」
岩上「続いている」
前泊「そして、民主党は環境問題について『日米両国の環境基準のより厳しい方を採用する』と。
  凄いですよね。日本とアメリカを比較して、アメリカが優れていたら、アメリカの基準でやりましょうと。
  『米軍の活動により生じた環境被害は、米側が原状回復措置を取る』と。実は、日本は原状
  回復義務を課していません。撤退する時に、アメリカは 汚したまま帰っていきます
                    
 
 
岩上「 時には教えてもらえないこともあるのでしょうか 」
前泊「 教えてもらえていないことが、たくさんあったりする 」
岩上「 教えてもらえていないことの方が多いのですか 」
前泊「 それを、お願いをしてようやく引き出す 」
岩上「 自分のところにあるのに 」
前泊「 田中真紀子さんが、アメリカの承諾なしに、それを言ったので非常に叱られたという話が
  ありましたね」
岩上「その事実を言うだけでも、アメリカの承諾が必要なんですね」
前泊「そうですね」
岩上「やはり、お喋りというのは世の中に必要ですよね。絶対に必要ですよ。(笑)田中真紀子
  の社会的効用という」
前泊「それは、隠す話ではないですよね。関係性があるのであれば『日本とアメリカが、こういう
  関係にあります』ということを言ってくれた方が、国民も納得しますよね」
岩上「納得できるかどうかは、別の問題ですが」
前泊「事実ですから」
岩上「事実上、そういう状態に置かれているということですよね。早い話、私たちは目を塞がれ
  耳も塞がれているのに、目を塞がれ、耳を塞がれていることを知らない状態ということ
  は、ものすごくおかしな話ですよね。
  私たちは 様々な制約を受けてしまっている。情報上の制約、それから主権も制約されてしま
  っている。主権は制約どころじゃないのかもしれません。また 色々話が広がっていきますが。
 
  一旦 話を戻らせて頂きます。『日米地位協定とは何か』という所から、話が始まりましたが、
  日米地位協定が結ばれたその経緯……先程『1952年のサンフランシスコ講和条約ととも
  に結ばれた』と。 そして、安保と言えば 60年安保がありました。その後、70年安保はあり
  ましたが、関心が遠のいていったというのが現状だと思います。最初に結ばれる時に、どう
  いう経緯があったのか」
前泊「はい。この本の中でも書きましたが、実は講和条約を結んで、その数時間後に サイン を
  求められたのが日米安保条約です。これは、英文で渡されました。そして、中身をよく知ら
  ない、慌てて一緒に行った外務省の職員が翻訳をしました。
  これは、アメリカの高官が言っているのですが『これにサインをするということは』いわゆる、
  不平等性をアメリカは認識をしているわけですよね。
  だから、アメリカの高官から『この条約の中身を国民に知れたら、サインをした人が後で殺さ
  れるかもしれない』ということを言われているんですね。ということは、アメリカ側は、当然、この
  条約を結ぶことの大変さを分かっていた」
岩上「『これは売国的な条約で国を売り渡すようなことなんだ』と。『その国を植民地にするよう
  なものなんだ』と。少なくとも、部分的にはそういう内容であることを、アメリカは十分に認識して
  いて、サインをする役目の人間に『お前は死ぬかもよ』ということまで耳打ちしていたということ
  なんですね」
前泊「そのことが、この本の中に書いてありますので、是非、読んで下さい」
岩上「サインしたのは、誰か」
前泊「誰かというのは、是非(笑)」
岩上「(笑)それは読んで下さいということで」
前泊「これは、読んで頂かないと(笑)」
岩上「NHKのドラマにも関係ありますよね」
前泊「(笑)そうですね。そういうことがあります。そして 結んだ中身について良く知らないままに」
岩上「あの人は、本当に何も知らないままにサインをしたのでしょうか?」
前泊「そうです」
岩上「よく分かっていたのではないでしょうか?」
前泊「分かっていても……」
岩上「抵抗ができなかったということですか?」
前泊「そうです。『これをしないなら、講和条約をなしにしてもいいんだよ』と言われたら、それは
  講和ありきですから」
岩上「『講和条約をなしにして良いよ』ということは『独立できないよ』と。『このまま占領だよ』と」
前泊「そうですね。『占領政策は続くけど、どうする?』と言われたら、それはやらざるをえない
  ですよね」
岩上「『形の上だけでも、占領は解いてもらいたい』と」
前泊「それをやらざるを得なくなる。そしてサインをする。その中身がね」
岩上「これが、戦後保守の出発点なんですよね。保守本流と言われた人たちが、ここから
  スタートするわけです。『戦後保守とは何か』というテーマにも繋がるのだと思います」
前泊「そうですね」
岩上「ですから、基本的には『アメリカに従属する』ということを承諾してしまった政治勢力と
  いうことが、私は戦後保守の定義なのだろうと思います。戦後保守本流と言われる人達は、
  サインをしてしまった葉巻の好きなおじさんたちも、政治勢力の そこを スタートとする。これは、
  大変、歴史に残る人物ですよ。
  でも、その人達は アメリカに従属してしまうことを承知で サインをする。しかし 同時に『なるべく
  そのこと、事実を国民に知らせないでおこう』と考えるようになったということですよね
前泊「本当に、自分の政治生命にも関わる部分ですから。それから、子々孫々まで語られる
  ことですから、やはり、そのことをしっかり見つめなおさないと、日本の戦後というのは終わら
  ない気がしますね」
岩上「この二重性ということが終わらない。官僚やごく一部の人たちは知っている。しかし、国民
  には隠す。そして、その隠していくための役割を、一生懸命、マスメディアは果たし続けていく。
  ずっと催眠を国民にかけ続ける。一種の催眠商法みたいなものにあって書いてしまったよう
  なものですよね。後は催眠を続けなければならない
前泊「そうなんですよ。『米軍がいることで 日本を守ってくれている』という風に思わされてしまう
  部分がありますよね」
岩上「成程。催眠が溶けてくるといけないので、もう一回催眠をかけようという話になってくるん
  ですね。そうすると、先程の書いてきたこういうような話になってくると思うんですね」
前泊「そうですね。『抑止力』とよく言われますね。『在日米軍がいることによって、戦争への
  抑止力があるんだ』と。この『抑止力』というのを、皆さんの周辺の方に、是非『見た』という
  方がいたら、岩上さんに連絡してほしいのですが」
岩上「(笑)『抑止力を見たことがありますか?』『どんな色、形、顔をしていました?』ということ
  ですよね」
前泊「例えば、沖縄にいると『抑止力』というのが、沖縄の方言で『ユクシ』と言うのですが。
  これは『嘘』という意味です」
岩上「沖縄で『ユクシ』というのは『嘘』という意味」
前泊「『ユクシ力』とよく言われます。つまり『嘘の力』ということになるのですが。例えば、尖閣
  問題があります。これだけ大騒ぎをしていますが、在日米軍、在沖米軍(沖縄にいる米軍)も
  ピクリとも動いていませんよね。米軍再編が進捗していませんから。
  普天間基地も返還されていませんし 駐留米軍も減っていないにも関わらず、なぜ尖閣問題
  がこれだけ激しく動いているのか。中国が出没しているのはどうしてなのか。これは抑止力
  が効いてないという証拠になりませんか?」
 
岩上「辺野古への基地の移設との関係も書いていらっしゃいますが。アメリカの要望どおりに、
  新しい基地を建設しなければいけない。辺野古に移らなければいけない。『そうしないと、
  抑止力が効かないんだ』と。
  これにも、色々と裏があって……そもそも本当にそこにいる海兵隊というのは役に立つのか。
  なんのためにいるのかという、そこの所が、いつもはぐらかされているんですよね。はっきり
  言えば『抑止力』というのは、そのために出てきた言葉です。
  辺野古の論議が、鳩山政権の時に大騒ぎになりました。例えば、私は、その時はまだ
  『とくダネ!』というテレビ番組をクビになっていませんでした。(笑)そして、森本前防衛大臣と
  ……その時は、評論家でいらっしゃいましたが……一緒になり、そして『これは何の役にも
  立たない』という話を、私がしようとすると、物凄い勢いで突っ込んできて 『そうじゃなくて、
  抑止力のためにいるんだ』と。
  例えば『このオスプレイというものは、尖閣の防衛とか、奪還には何の役にも立たないです
  ね』、『ただの輸送機ですから、そこに兵員が降る訳もない。意味が無い』という話をすると
  『海兵隊はそこにいるだけで抑止力なんだ』という話をしたりする。
  こういう場面というのは、私の出ていたテレビだけではなく、あらゆるメディアを通じて、繰り
  返された一種のキャンペーンだと思うんです。
  でも、実際には、沖縄の米軍、とりわけ海兵隊というのは、目の前にある尖閣をめぐる……
  もし、日中間の紛争というのが起きた時に『直接 役に立つのか?』というと、役に立ちそうにも
  ないんですよね」
前泊「そうなんです。オスプレイの話が、まるで『これがないと抑止力が効かない』というような
  言い方をされたりするのですが、オスプレイは輸送機なんです。攻撃兵器ではないんですよね」
岩上「ミサイルもない」
前泊「ミサイルもない。なぜ、これが抑止力になるのかよく分からないんです。国民で、本当に
  知っている人はいるのかなと。誰も、この輸送機が抑止力とは思わないと思うんです」
岩上「思わないですよね」
前泊「 アメリカが、どうして この オスプレイが必要かというと、有事の際に、自国民をまず脱出させる
  ための輸送機なんですよ
岩上「なるほど。そのために必要なんですね」
前泊「そのためにあるんです。だから、沖縄に置いといても 何の意味もないのですが。それが、
  なぜか抑止力と言われる。だから『ユクシ力』と言われているんです。
 
  例えば、普天間の移設の問題がありますが、これも、この地図、実は1966年にアメリカ海軍
  が作っていた計画ですが、これが辺野古ですね。『基地を作ろう』ということで、実は66年に
  構想として出ていたんです」
岩上「66年に構想として出ていた」
前泊「はい。これが、その時の米軍の資料ですが、マリーンが作った資料です。これが辺野古
  ですね。この基地を作ろうとした時は、66年のベトナム戦争の最中で『お金がない』と。会計
  検査で『これは高すぎる。止めろ』と怒られて、できなかったんです。
  それから、もう一つは『朝鮮戦争があって、ベトナム戦争があって、基地建設が一段落して
  いたのに、また新しい基地を作るということは、新しい戦争をアメリカが仕掛ける』と。
  例えば、中台紛争だったり……『そういうことを仕掛ける』という誤ったメッセージを送りかね
  ないので『これは駄目だ』というので、アメリカの議会も含めて、ノーと駄目出しをされた基地
  なんです。『お金も掛かりすぎる』と。
  ところが、今回 皆さんもご存知のように、この普天間基地を移設するということにしたんです」
岩上「そうですよね。『市街地の真ん中にあるのは危険じゃないか』と言ったのは、ラムズフェルド
  さんでしたよね」
前泊「『どうして、こんなところに基地があるんだ』と」
岩上「『世界一危険だ』と。突然、そういう人間的なことを、ラムズフェルドさんが言い出したので、皆
  喜んだと思うのですが。しかし、他方で『おかしいな。そんなに人間味のある人なのかな?』
  と思っていたら『ちょっと待てよ』と」
前泊「違うんです」
岩上「実は 『順番が違う』と。辺野古を作りたかったから、それを言い訳にしたということなんで
  すよね」
前泊「そうですね。つまり 『この夢の辺野古新基地を、普天間と引き換えに置こう』 という話
  なんです。 この基地というのは、実は これは、このマークを見れば分かりますが……小さく
  ささやかに書かれていますが、ベクテル社というアメリカの軍事産業が作った絵です。
  これが 97年に作られた図です」
 
前泊「そうですね。米軍機がいきなりワープをして、そこにたどり着く訳ではないんですね。駐留
  をしている沖縄から飛んできて、そこに行くわけです。
  或は『岩国から飛ぶ』ということになっても、飛んでいくためには、どこを飛んでも良い訳です。
  そうすると『日本中どこでも飛べる』ということになるんです。そういうことが『なぜ、示されない
  のか』ということを、この本の中で少し触れました。
  これは、実は メディアが『米軍が発表したから それだけしかない』と思っているのです。本州
  の方しか書いてありませんが、実は 北海道にも 北方ルートがあるんです。
  『なぜ、それをやらないのか』ということですね。北海道のメディアから取材を受けて『北海道
  でも反対の議決がされたけれども、なんの意味があるんですか?』という問い合わせがあり
  ました。『北方 ルートがありますよ』と答えたら『え?!』と言われたのですが、知らないんです
  よね。
  このブラウンルートについては、今のところ未確認ということになっていますが、実際には、
  もう島根県や、鳥取県で、低空飛行訓練の被害が続出しています」
岩上「もうすでに」
前泊「 ガラスが割れるとか、或は、家畜が大暴れをして骨折をするとか、そういう被害が出て
  います。これは、島根や鳥取の新聞では報道がされるのですが、全国紙には載りませんから
  、なかったことにされてしまっているんですよね 」
岩上「一応、IWJは、地域を超えて全国どこからでも見ることが出来ます」
前泊「是非、これは知って頂きたいと思います」
岩上「当たり前ですが、北方領土のところには、特に点線がありません。しかし、当然、こっち側
  から飛んでいく訳ですから、(沖縄から日本海、太平洋を回って北海道のルートを指す)早い
  話、日本中どこでも飛べるということですよね」
前泊「はい。実際に、F15の飛行訓練というのは、このライン以外で展開をされています」
岩上「つまり、オスプレイだけではなく、それ以外の米軍機も、このような日本の航空法を逸脱
  した訓練を続けていると」
前泊「今も ずっとやっています。ですから、なぜ オスプレイだけが注目されるのかよく分からない
  んです。F15もやっています。アメリカの駐留米軍の戦闘機は、全部、ここを使って訓練をして
  います」
岩上「ずっと我々が知らなかっただけで、頭の上を通り過ぎているわけですね」
前泊「ずっと通っています。飛んでいます。そういうことを、オスプレイ配備で、初めて気がつく方
  も多いと思います。しかし、実際には、F15や 或は、ホーネットとか F18とか、そういう戦闘機
  が日常的に訓練をしている場所だ、と見て良いと思います」
岩上「こうしたことは、アメリカでは許されないわけですよね」
前泊「 アメリカのニューメキシコ州では、オスプレイの配備の問題で『こんな、危ないものは飛ぶな』
  という反対運動を受けて、飛行停止になった例があります。
  それから、ハワイでは『カメハメハ大王の遺跡が影響を受けるから飛ばないで』『環境に影響
  を与えそうだから止めて』ということで止められました」
岩上「アメリカでは、民主的なコントロールの下で、そこにいる住民たちの声が受入れられている」
前泊「アメリカ国民の声ですからね」
岩上「聞き入れられているわけですよね」
前泊「アメリカの政治家は、聞かないと大変なことになりますから」
岩上「なるほど。そういう意味では、日本は 51番目の州ではないと」
前泊「むしろ、51番目の州なら 大統領の選挙権がありますよね」
岩上「ありますよね」
前泊「でも、ありませんよね」
岩上「ありませんよね」
前泊「政治的な影響力がないんです。だから 安心して飛べますよね。
 
  しかも、日本中をこれだけ自由に飛ばせるということについて、不思議に思いませんか?
  なぜ、飛ばなければいけないのか」
岩上「思います。どうして、日本の中で、こんなにも縦横無尽に訓練を行なわなければいけない
  のか。どこへ向かって、このオスプレイは行こうとしているのか」
前泊「F15もそうですが、これだけ訓練をしなければならない理由が何か分からなかったんです。
  昨日、岩上さんから電話があって考えたのは『これは もしかしたら、日本を占領してることを
  アピールしているんじゃないか?』ということです」
岩上「なるほど」
前泊「或は、日本で、いつでも自由に飛び交っているわけですよね。この国をいつでも攻撃できる
  体制……九州まで飛ぶ理由には、なにがあるんですか?一部特定の地域で飛べば、訓練は
  済むはずなのに、日本中を網羅して飛び回る理由はなんだろうと」
岩上「そうですね。占領というのは、ある時点で占領をして それで終わるのではなく、常に『俺達
  の方が上位にあるぞ』ということを 思い知らせ続けなければ、独立の機運が高まってくるか
  もしれない。だから『俺たちは全国を飛び回り続けることが可能なんだぞ』というアピールの
  側面が、もしかしたらあるのではないか、ということですよね」
前泊「逆に、日米安保が、もし双務性を持つとしたら『日本の自衛隊が、ニューヨークや、ワシントンの
  上空をこういう風に訓練することができるのか?』ということです。逆ができないのはおかしい
  と思いますよね」
岩上「思います。アメリカを守りに行かなければいけませんから」
前泊「『そういう訓練しましょう』と。『我々も、アメリカ本国で何かあった時に助けられるように、
  アメリカ本国で訓練をしましょう』ということになった時に、アメリカは許すかどうかですよね。
  日米安保は、まさに、日本とアメリカのパートナーシップですから『アメリカが、万が一の時は
  自衛隊が守ってあげましょう』と。
  例えば『ニューヨークのど真ん中のセントラルパークに、自衛隊の一部を駐留させましょう』と。
  だから『そこを飛行場にして頂いて』というのが、まさに普天間基地と同じ状態ですよね。
  『自衛隊が、そういう形で駐留できるのか』ということを、アメリカ側に問いただした時に『なに
  バカなこと言っているんだ』と、多分、言われるんですよ。
  或は『 カリフォルニア の上空を、自衛隊機が飛び回ることを考えてみてご覧なさい』と。それが、
  なぜ日本だけ許されるのかというのが、不思議ですよね」
岩上「これは対等な関係ではないということなんですよね」
 
前泊「そうですね。実は『日米合同訓練』というのがあって『共同訓練』という言葉と微妙に違い
  ますよね。 『合同訓練』という言葉を、実は自衛隊はものすごく嫌っていて、新聞社にいた時
  に『合同訓練』に対して抗議が来たんです。『合同訓練というと、指揮命令系統が アメリカになる
  ようで、どうも縦系列になるのが嫌だ』と。『共同訓練と書け』というふうに、自衛隊から抗議を
  受けたんです。
  『共同』と『合同』の違いは何か。アメリカでは、英語で『Joint』と書くので、一緒なのですが、
  そこまで自衛隊が、逆に言えば、こだわる理由が何かあるんです。やはり、上下関係がある
  んです」
岩上「実際には、指揮権をアメリカが握っているということなんですね」
前泊「もちろん」
岩上「『もちろん』とあっさり言われますが」
前泊「情報もそうですね」
岩上「情報も」
前泊「北朝鮮がミサイルを撃った時に、日本がバッジシステムを敷いて、ミサイルの防衛の
  レーダーを置いているのに、その情報は、まず最初にワシントンに行くんです。ペンタゴンに
  行って、それから打ち返して日本に入ってくるんです」 
 
 
 
 
 
 2013/03/05
 
この日米地位協定を見ることで『日本とアメリカの関係性は、実際はどうなのか』ということを
見ることになると思うんです。こういう不平等条約、或は、不平等協定を持ちながら『対等だ』
と思っている。あるいは『パートナーだ』と思っているというのはおかしいという、そのことを
言っているんですね。
 

 
前泊「この民主党政権の3年間の間に、実は沖縄の返還交渉について、丁度40年の節目を
 迎えたこともあり、随時、公開がされてきたんです。その中には『秘 無期限』とか『マル秘』
 『極秘』の外交文書も開示されています。  日本外交文書デジタルアーカイブ
 そういう中で『なぜ、沖縄は返還されたのか』『施政権の日本への移管がなぜされたのか』。
 逆に言えば 『なぜ 沖縄は返還されなければならなかったのか』 という理由がありますよね」
岩上「 はい 」
前泊「 つまり、米軍に預けられたわけですよね。日本から切り捨てられた。『なぜ、それがそう
 行なわれたのか』。その中に、天皇メッセージ の問題もあります。どうも、天皇が『沖縄を米軍
 に預けた方が良い』という判断をしたのではないか。
 或は『もしかしたら、天皇制の継続との引き換え条件に使われたのではないか』とか。色んな
 話があります。
 そういうことと、今度は『なぜ 米軍に占領された沖縄が 日本に返還されることになったのか』
 それが『なぜ1972年なのか』『70年でも、71年でも、73年でもなくて、72年というのはどうして
 なのか』。しかも『どうして、5月15日という中途半端な日なのか』」
岩上「 それにも理由があるんですね 」
前泊「 もちろん。それなりの理由がないといけないはずなのですが。そこら辺が、40年経って
 も どうも曖昧になっているんです 」
岩上「 今、その答えはお持ちですか? 」
前泊「 色んな方から、今、証言を聞いているのですが。例えば、西山太吉さんは、みなさん
 ご存じだと思います。『運命の人』に出てきた人です 」
岩上「 はい。毎日新聞の元記者の方ですよね 」
前泊「 彼は、この400万ドルの密約を暴露したために記者生命を失いました。その出てきた
 400万ドルというのは、実は氷山の一角で、実は沖縄返還に当っては、もっと大変な裏金が
 動いていたと。彼が言うには『実は一部に過ぎない400万ドル』『裏側では、もっと膨大なお金
 が日本からアメリカに渡されていた』と。
 それが、実は 5年後には切れるわけです。5年後に切れた時に始まるのが、実は『思いやり
 予算』なんです 」
岩上「 要するに『裏金から表に出てきた』ということですね 」
前泊「 表に出てくるきっかけも『実は沖縄返還交渉が、思いやり予算との関係で出てくる』と 」
岩上「 これこそ、戦後史の裏面史と言いますか、戦後史の正体そのものですよね。『戦後史の
 正体』と言えば、孫崎享さんです。
 ・・・
 それから『そもそも、日本に米軍基地があるということ。そして、日本の負担は現実にどうもの
 があるのか』。冒頭で 一部 お話しをして頂いたように『思いやり予算』や、それ以外の様々な
 負担があります」
前泊「 負担だけで、年間1,800億円もありますよね。 」
岩上「 年間1,800億という、とんでもない金額を我々は負担させられている。『どうして、外国の
    軍隊のためにそんなことしなければいけないんだ』という話になると、必ず出てくるのが『日本
    の防衛のために必要でしょう』、『日本は自国を自分で守れない。防衛に役立つのだから必要
  なんだ』と」                         思いやり予算 - Wikipedia
前泊「 外務省はそう説明をしていますね 」
岩上「 そういう話になります 」
前泊「 でも『そんな訳がない』という話なんです 」
岩上「 そんな訳がない。更には『昨年から急浮上している、尖閣問題を含めた領土問題との
  関係は?』
  それから、原発再稼働のことも、この本の冒頭に書かれています。それから、陸山会事件の、
  例えば検察の不祥事……『捜査報告書捏造問題などは、この地位協定が分からなければ
  分からないんだ』と。
  『え?! これは外交安全保障の話で、検察や、原発は関係なんじゃない?』と思っている人も
  いると思います。でも、これが分からなければ分からない 」
 
前泊「司法権は、もうアメリカに支配されています
岩上「『え?!』という話ですよね。『そんなことも分からず、私たちは生きているのか』という話
  なのですが。
  それから『世界中に広がる米軍基地ネットワーク』。こういうものが張り巡らされています」
前泊「4,999ヶ所の米軍基地」
岩上「4,999ヶ所。その内『日本における、米軍基地の特異性とはどういうものなのか?』。
  或は、いわゆる『米軍再編』。米軍再編と言われていますが……こういうものを書きだして
  みました。どこまで話せるのか分かりませんが、前泊さんにお聞きすれば教えて頂けると
  思います。
  そもそも『日米地位協定』とはどういうものなのか?という質問なのですが。その前に1つだけ
  これだけお見せしたいのですが。これはネットから引っ張り出してきたものなのです。
  この『日米地位協定入門』の出だしに、私たち……特に首都圏に住んでいる人たちの頭上を
  こんなにも……これは千葉県です。これは伊豆半島です……関東から中部にかけて、こんな
  に広くて高い空域があるんです」
前泊「『横田ラプコン』ですね」
岩上「これは『横田ラプコン』と言うものなのですが、これを米軍が支配をしている。そして、この
  空域から、米国の軍人や、あるいは情報機関の人間は税関を通らずに….」
前泊「もちろん。検疫もありません」
岩上「検疫もなしに自由に出入りが出来る。『これはどういうこと?』『この国に主権はあるの?』
  ということになりますよね
前泊「基地の中に自由に入れて、そして基地のフェンスの外にも自由に出入りができますから、
  事実上、入国管理がされていないということですね
岩上「信じられないという人が、多いと思います。これを出だしに『一体、日本というのはどういう
  国なんだろう?』と。
 
  そして、このあまり話題になることのない『日米地位協定とはどういうものなんだろう?』という
  ことをお話して頂きたいと思います。早速ですが、日米地位協定とはどういうものなので
  しょうか?」
前泊「結局、日本の主権をアメリカに支配されている。そのための条約というのがありますね。
  日米安保条約というのがあります。この安保条約が『なぜ結ばれたのか』というところを、
  実は日本人は余り知らないんですね。『日米安保は大事だ』と言っている人たちも、どういう
  経過でこれが結ばれたのか。
  実は、サンフランシスコ講和条約というのがあります。1952年に発行するわけですが、その
  講和条約を結ぶ時に、実はこの講和が成立すると、日本の占領政策は終わるわけです。
  終わるということは、占領軍は撤退しなければいけないんです」
岩上「これは、独立をするという時には 普通に起こるプロセスですよね」
前泊「ところが、占領軍は撤退をしなかったんです。そして、今もいます。戦後70年、他国の軍隊
  が、この日本国内に駐留をしているんですね。この駐留している根拠が、占領がなくなったら
  終わるわけですから、それでも継続させるために結んだのが、実は日米安保条約なんです。
  その安保条約を……実際に基地を置くために必要な取り決めが 日米地位協定なんです。
  逆に言えば、地位協定があって、基地を置くために、それをオーソライズ(許可)するために
  日米安保条約を結んで、そして講和条約を結んだということです
岩上「これは、すごく重要なところだと思います。今、おっしゃられたのは、日米地位協定の本質
  ですよね。昔は『行政協定』と言われていました。これが本質にあって、それをオーソライズ
  ……つまり正当化するために、お互いに守り合いますよと。
  とりわけ『アメリカが日本を守るためなんですよ』という粉飾……と言ったら言い過ぎかもしれ
  ませんが。そのような条約が取り結ばれた。それが日米安保であって、本質は日米地位協定
  だと」
前泊「基地を置くために、条約を結んだというふうに……置き続けるために、占領政策を継続
  するために、安保条約が結ばれたというふうに思って良いと思います」
岩上「要するに、地位協定というのは、一言で言うと、日本国内にアメリカ軍の基地を……」
前泊「置き続けるために」
岩上「そのための条約ということでしょうか」
前泊「日米安保条約は『条約』ですが、日米地位協定は『協定』なんです
岩上「言われてみれば、確かに協定ですね」
前泊「『条約』と『協定』の違いというは『条約』というのは国会の審議を通らなければ
  いけないものなのですが『協定』はそういう義務がないんです
岩上「国会の批准が要らない
前泊「そうすると、ここで 全てを勝手に決めることができる
岩上「政府間で決めてしまう」
前泊「はい」
岩上「官僚さえ『はい』と言えば……要するに、国民が納得しなくても……
前泊「国民の知らない所で結ばれている。ですから、国民が知らないのは当たり前なのですが。
  知らないところで決められたものが、実は国民の権利をかなり侵害しています。
  それから『日本の法律を無視しても良い』という治外法権を認めて、不平等条約という
  のが成り立っているというのが、この地位協定の問題点ですね
岩上「そこが本質ですね。『協定』という所に本質がある。これは、国会の権威とか、立法権とか
  或は 国権の最高機関であるということや国民の代表であるということを、言い換えれば、
  民主主義と、その本質」
前泊「基本ですね」
岩上「そこを空洞化させてしまっている協定なんだ、ということですね」
前泊「そこを通らないで決められてしまっているけれども、それが実は憲法よりも上にある
岩上「憲法より上位にある?」
前泊「上にある。つまり、憲法が無視されているんですね」
岩上「国民主権というものが、無視をされているわけですよね」
前泊「地位協定によって、それが無視されているんです
  例えば『日本の法律に従わなくても良い』という取り決めが、この中でされているんです。
  ちょうど、この本の(『日米地位協定入門』)の表紙に、オスプレイの写真が入れてありますが
  『低空飛行訓練が日本国内でできる、これはなぜなのか?』。
  日本の国内法が適用されると、それができないんです。日本の航空法では、そういう低空
  飛行訓練が、国内では出来ないことになっているのに、地位協定上は許されている。
  これはあり得ないことなのですが、されるんです。明日から、多分、九州で オスプレイの訓練が
  始まりますが。日本中で、この訓練がされていくんです。この本の中に地図を入れましたが、
  そういうことは、実はアメリカでも出来ないことなんです」
岩上「これは、各論ではありますが最新のテーマです。これはパイロット版ですが、この本の117
  ページの図が、こういう図になっています。その次のページにも、また別の図があります。
  これをこの図で説明すると。この7つのルートがあるとされています。
  この7つのルートは、昨年の オスプレイ配備問題の時に、既存メディア ですら大きく報じました。
  『日本中を低空飛行するのか』と。
  しかし、これには欠損というか、足りないところがあります。このルートだけを飛ぶように、この
  図からは感じます。しかし、実際にはそうではなく『どこから飛んでくるのか』ということが抜け
  ているんですよね」

大地震の世紀(2)

この連日の揺れが何を意味するか、ご存知ですか 忍び寄る「震度7」その現実味                                            2012年04月03日(火)週刊現代

経済の死角  (2)

大地震は 次々起きる

 1000年の周期を経て、日本は 再び、大地震の活動期に入っているのか。
 「 そもそも東京付近では、むしろ 地震が起きるのが普通だ と考えるべきです
そう語るのは、武蔵野学院大学特任教授で 元北海道大学・地震火山研究観測センター長の島村英紀氏だ。
 「 たとえば 江戸時代は二百数十年続きましたが、その間に 関東地方では、約30回も大地震が起きている。
 ところが 近年は、1923年の 『関東大震災』 (M7.9) 以来、ぱったりと 大地震が途絶えています。
 この状態は、むしろ異常と言える。 今後は かつてのように、頻繁に 大地震が起きる状態に戻るものと見たほうが
 いい。〝 地震が次々と起きる 〟ほうが、東京では ふつうなんです
 
 ここにきて、 政府や学会から 「首都直下地震」 に対する警告が 次々と出ているのにも 注意が必要だ。
 3月7日、首都直下地震の対策を検討する 文部科学省のチームは、東京湾北部で M7クラスの地震が起きた
場合、「 震度7の揺れが想定される 」と発表した。
その上、東京都から千葉県を結ぶ地域で起きる この地震は、場合によっては M8級になる可能性もあるという。
そうなれば、震源直上となる 東京湾沿岸の広い地域が、震度7の激震に見舞われることになる。
 さらに 東京大学地震研究所は、M7クラスの首都直下地震が 今後5年以内に起きる可能性を、「20〜60%」と
試算した。 従来の政府の試算では、「30年以内に 70%」 とされていた。 どちらも高い数値だが、東大地震研の
見立てでは、切迫度が より上がっていることが見て取れる。
 
 研究機関の研究成果に加え、実際に 3・11直前と同様、M5クラスの地震が同じような場所で 次々と起きている
事実---。
「 地震が起きるかどうか 」を議論すべき段階は、もう過ぎた。 起きるかどうかではなく、「 必ず起きる地震に、どう
対処するか 」を全力で考え、備えるべき時が来たのである。
 文科省チームは、首都直下地震の際、どの地域が震度7になるのかは 「 誤差が大きい 」として 公表しなかった。
だが、いざ地震が起きたときに 〝後出しジャンケン〟で 「 想定通りでした 」と言われても困る。
震度7 という最大レベルの揺れに直撃された場合、政府の中央防災会議のデータによれば、木造建築物の50%
以上、鉄筋コンクリートなどの非木造建築物も、20%以上が 「全壊」 するという。 そんな場所に、何も知らずに
住んでいるのは 自殺行為に等しい。
                                                                                      

揺れの後に真の恐怖が

 前出の島村氏は こう語る。
 「 過去に東京付近を襲った地震、たとえば 1855年の 『安政江戸地震』  (M7以上)は 隅田川の河口付近が
 震源地だったとされていますが、そこから 半径20km以内の被害が非常に大きく、江戸の下町の繁華街の多くが
 壊滅し、当時でも およそ 1万人の死者を出しました。 現在の地名で言うと、日比谷、有楽町、深川、浅草といった
 地域が大きな被害を出しています。
 また、隅田川や荒川などの河川流域も 地盤が弱いため、非常に強い揺れに見舞われる恐れがあります。昔は
 利根川も 東京のほうに向かって流れていました。 その影響で、現在の埼玉県三郷市や草加市、千葉県野田市
 といった地域から、東京の江東区、江戸川区、墨田区、荒川区なども、かなり強く揺れるでしょう
 地盤が悪いと、たとえ 震源が直下でなくとも、震度7を記録する場合もある。 河川流域のほか、東京湾の沿岸部
や かつての海・湿地の跡も、当然 危ない。 銀座付近から 霞が関、大手町、神田、神保町といった都心部は、
江戸期以前は 海が広がっていた場所だ。
 
  また、震度7とは「 それ以上ない最高の激震」 を示す。 東京都民は もちろん、一般的な日本人は、大半が震度5程度までの揺れしか 経験がないはずだ。 震度7という 〝異次元の揺れ〟 の中では、まともな行動、まともな判断
は ほぼできないことを、最初から覚悟する必要がある。
 震度5 と 震度7 では、人が感じる恐怖感のレベルが 全く違うものになります。 したがって 人口が多い都市の
 場合、みんなが 心の準備をしておかないと、むしろ、揺れが収まった直後のほうが怖い。
 揺れの間は まったく動けないと思われますが、それが収まった途端、恐怖に駆られて パニックが起きる可能性が
 あります。 繁華街やターミナル駅などでは、将棋倒しや圧死など、パニックによる死者が出ることも予想されます。
 子供や女性、高齢者は特に危険です(災害危機管理アドバイザー・和田隆昌氏)
 千葉県浦安市などの湾岸地域では、3・11の震度5で 広範囲に液状化現象が発生したが、 震度7 では その
レベルではなく、多数の建物の倒壊・崩壊が起きる可能性が高い。 これらの地域を通る、高速道路や鉄道の高架・
陸橋も、言うまでもなく倒壊の危機だ。
「 震度7 」 は、まもなくやってくる。 その恐怖の足音に気づかない者は、何もかも 失うことになる。
                                               
                            (おわり)

 
1096駿河湾−紀伊半島沖8??大津波
1099四国−紀伊半島沖8??大津波
1185/07/09京都大地震京都・滋賀県?多数
1293/04/13鎌倉大地震神奈川県南部?20,000?
1361四国−紀伊半島沖8?多数
1498駿河湾−紀伊半島沖8??
1586岐阜県北部??
1596/07/12大分地震大分県7.0?710
1596/07/13伏見大地震近畿地方中部?多数
1605/12/26慶長地震本州南岸沖8?多数
1611福島県?3,700
1611東北地方太平洋岸沖8?1,800
1633神奈川県西部?150?
1649関東地方南部?多数
1662/05/01畿内・丹後・東海西部地震滋賀県7.4?多数
1662/09/20日向・大隅地震宮崎県沖7.6??
1665/12/27越後高田地震新潟県南部?1,500
1677房総半島沖?多数
1694秋田県北部?400
1703/11/23元禄関東地震房総半島沖8.1?5,200
1704秋田県北部?多数
1707/10/28宝永地震駿河湾−四国沖8.4?2,800日本史上最大と思われる
1741北海道南西沖?1,500噴火活動による
1751/04/26越後・越中地震新潟県南部7.2?1,500?
1766青森県?多数
1771/03/10八重山地震津波琉球南部?12,000地震ではなく地滑り?
1792島原半島?15,000土砂崩れによる大津波
1804象潟地震秋田県南部沿岸?500
1819滋賀県?あり
1828/11/12越後三条地震新潟県6.91,400
1830京都府?280
1833山形県沖?44
1843北海道南東岸沖8?46
1847/03/24善光寺地震長野県北部7.410,000?
1853小田原地震神奈川県西部?100  
1854/11/04安政東海地震駿河湾−紀伊半島沖8.42,500?  ▼
1854/11/05安政南海地震四国−紀伊半島沖8.43,000   ▼
1855/10/02安政江戸地震東京都6.911,000?  ▼
1858飛越地震岐阜県北部??

1872/03/14 浜田地震          島根県西部      7.1550
1889/07/28熊本地震熊本県西部6.320
1891/07/21濃尾大地震岐阜県西部8.47,300
1894明治東京地震東京都東部7.031
1894/10/22庄内地震東京都東部7.3730
1896/06/15明治三陸地震岩手県沖8?27,000日本最大の津波被害
1896/08/31陸羽地震秋田県東部7.2210
1901/08/09青森県東方沖7.2
1901/08/10青森県東方沖7.418
1905/06/02安芸灘地震広島県−安芸灘7.211
1909/08/14姉川地震
(江濃地震)
滋賀県東部6.841
1911/06/15喜界島地震鹿児島−奄美諸島8.012
1914/01/12桜島地震鹿児島県中部7.135
1914/03/15秋田仙北地震秋田県南部7.194
1918/09/08千島−ウルップ島沖8.024
1922/12/08長崎県−千々石湾6.926
1923/09/01関東地震神奈川県−相模湾7.914万日本災害史上最大
1924/01/15丹沢地震神奈川県西部7.319
1925/05/23北但馬地震兵庫県南部6.8430
1927/03/07北丹後地震京都府北部7.32,900
1930/11/16北伊豆地震静岡県東部7.2270
1931/09/21西埼玉地震埼玉県西部6.916
1933/03/03三陸地震津波岩手県沖8.13,100
1935/07/11静岡地震静岡県中部6.49
1936/02/21河内大和地震奈良県北西部6.49
1939/05/01男鹿地震秋田県−男鹿半島6.827
1940/08/02神威岬沖地震北海道西岸沖7.510
1941/07/15長野地震長野県北部6.15
1943/09/10鳥取地震鳥取県東部7.21,200
1944/12/07東南海地震三重県沖7.91,200
1945/01/13三河地震愛知県南部6.82,300

1946/12/21 南海道地震                  和歌山県沖        8.0  1,400
1947/09/27沖縄−八重山列島7.4
1948/06/28福井地震福井県北部7.13,800 
1949/12/26今市地震栃木県南部6.4
1952/03/04十勝沖地震北海道南東岸沖8.233 
1952/03/07大聖寺沖地震石川県西岸沖6.5
1952/07/18吉野地震奈良県北西部6.8
1960/05/23(チリ津波)チリ沖9.5142  津波による被害
1961/02/02長岡地震新潟県中部5.2
1961/02/27宮崎県沖7.0
1961/08/19北美濃地震岐阜・福井・石川県境    7.0
1962/04/30宮城県北部地震宮城県北部6.5
1964/06/16新潟地震新潟県沖7.526 
1965/08〜松代群発地震長野県北部1970年頃まで
1966/03/13台湾東方沖7.8
1968/02/21えびの地震鹿児島・宮崎県境6.1
1968/05/16十勝沖地震青森県東方沖7.952 
1973/06/17根室半島沖地震北海島−根室沖7.4
1974/05/09伊豆半島沖地震伊豆半島南岸沖6.929 
1978/01/14伊豆大島近海の地震伊豆大島付近7.025 
1978/06/12宮城県沖地震宮城県沖7.428 
1982/03/21浦河沖地震北海道−浦河沖7.1
1983/05/26日本海中部地震秋田県沖7.7104 
1984/09/14長野県西部地震長野県西部6.829 
1987/12/17千葉県東方沖6.7
1993/01/15釧路沖地震北海道−釧路沖7.8
1993/07/12北海道南西沖地震北海道−奥尻島北方沖7.8230 
1993/10/12東海道はるか沖7.1
1994/10/04北海道東方沖地震北海道−根室半島沖8.1
1994/12/28三陸はるか沖地震青森県東方沖7.5
1995/01/17兵庫県南部地震淡路島北部7.26,400 
2001/03/24芸予地震瀬戸内地方西部6.4    2 
 

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