混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

福島第一事故の時系列

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3−11 のつづき

(3−2)   2011/8/8〜8/9


                     3−12

○ 教育用のツールなんですが、これは アクシデントマネジメント の教育を より効果的に
 実施するため、先ほどの手順書類のほかに、シビアアクシデント時に考えられる
 現象及びプラント挙動、アクシデントマネジメント策の内容やアクシデントマネジメントガイド
 の解説等に係る、何かテキストがあるんですか。

● はい。

○ それから、動画による事象推移の解説、理解度表示機能をもつ対話形式の
 演習問題などの機能をもたせたCAI、アクシデントマネジメントの概要を理解するための
 ビデオ、シビアアクシデントを シミュレーションできるパーソナルコンピュータを
 教育用ツールとして活用している、とあって、この辺のソフト関係のもの、これは
 東電で自前で用意されるんですか。

● これは、基本的に東電で用意しています。

○ それは 本店の方ですか、それとも。

● 本店がメインで、教育の基本ツールの話は、本店の方で用意をして、それを
 各発電所にばらまいて。

○ 本店にも、こういった原子力発電所を安全に運営していくための教養係みたい
 な、そういう部署はあるんですかね。

● 原子力運営管理部です。今 名前がぐちゃぐちゃ、バカな会社だから、組織の
 名前をすぐ変えるから分らないですけれども要するに発電関係の発電員だとか、
 当直員関係の業務を統括しているようなセクションが運営管理部にありますから、
 そちらが全部統括しています。

○ ちなみに、例えば 当直の場合だと、当直長という班の責任者のような方、
 こういう当直長とかになられる場合、何か研修みたいな。

● 勿論あります。当直長試験というのがあります。それは、社内ではなくて、
 社外の、国全体としてやっていますので、その中では かなり高度な質問が
 あって、筆記もありますし、それから専門家の先生による口頭試問もありまして、
 そこで能力、資質を確認して、その中に 当然 シビアアクシデントの操作手順に
 ついて熟知しているということも、当然 一つになっています

○ それは、国が実施する試験、国家試験なんですか。

● 準国家試験みたいな形で、国が外部に委託しているんですけれども、それは
 東京電力だけではなくて、オールジャパンで当直長になる時に、その資格を
 もっていましょうと、こういう形です

○ そうすると、例えば 当直長になった方でも、その後 また移動で別の所に
 行かれる場合があるわけですね。

● はい。

○ それで、ずっと当直長の資格を持った人たちが、またよその部署で働いて
 いるということになるわけですか。             P 10

● はい。

○ 当直の副長さんですか、それは特に試験とかはないんですか。

● 当直副長になる時には、試験というのはないんですけれども、当直員という
 のは、一番下が補機操作員と言いまして、現場の機器の周りで 色々な確認
 したりをする。次にオペレーター、中央操作室、盤の前に座って操作がやっと
 できる、それも8年目ぐらいなんですけれども、それから そのステップ、ステップ
 ごとに、さっき言いましたBWR トレーニングセンターで いろんな研修をやるん
 ですね。それが あるレベルになって オペレーターを何年かやって、なおかつ普通
 の勤務の状況も見つつ、BWRトレーニングセンターでのある研修を受けて、その
 成績で 次に行くか見ているんです。
  ですから、資格そのものが ぽんと副長の資格というのがあるんではなくて、
 それまでの積み重ねで、そういう ちゃんとした研修を受けてきている、それから
 色んな対応操作、通常 非常に的確だとか、そういう判断で副長にしますから、
 そういう意味では 十分な資質を持っていると言えると思います。

○ そのラインというのは、例えば 副長になるまでに、相当の年数を重ねていか
 ないと副長になれないわけですね。

● なれません。

○ そうすると、ずっと当直業務というような形で。

● 基本的には、ずっと当直業務なんです。

○ ここの間で異動とかはあるんですか。

● それはあります。それもあるし、福島第二との間もありますし、柏崎との間に
 やりとりはありますし。

○ でも、やるのは、ずっと当直という方が多いんですか。

● 多いです。

○ あとは、当直の方と別途研修なんかをずっとされているということは、また
 それ用の教材とかも、支援組織と違って別途あるわけですね。

● 支援組織用のものの何百倍の教材があって、先ほどのBTCなんかより もっと
 具体的な操作の手順だとか、設計の基本的な考え方だとか、そういうものを
 含めてですね、資料がありまして、それを勉強するテキストがあります。

○ その辺の最初の出足の所で、最初に東電に入りました。それで、原子力に
 配属されました。そこで 何かあるんですか、君は当直向きだなとか。

● 1つは、本人の意向があって、運転員は ある意味 特殊業務なんだけれども、
 やりがいがあると、要するに プラントを直に運転していると、そういうのが好きだ
 と、それで入ってきたという人間も多いですから、そういう人間は、まずは回すん
 ですけれども、それで ややこしいのは、これも うちの会社のあれなんですけれ
 ども、高卒と学卒がありますでしょう、大学卒がありますでしょう、高卒の人は、
 やはり そこで、こういう                   P 11
 言い方をするとあれなんですけれども、当直を真面目にしっかりやっていると、
 当直長になれるんですね。当直長というのは、特別管理職なわけですね。他の
 セクションに行ったときに課長職というか、特別管理職になり得るかというと、
 やはり学卒が そのゾーンは多いものですから、例えば なりづらいとか、嫌らしい
 話をすると、そういうのもあるんです。だから、当直長になりたいという意思を
 もった人間はありますから、そういうのが支えているんじゃないですかね。

○ どちらかというと、こちらの方の当直を業務されている方というのは、そういう
 高卒上がり。

● 多いです。もうほとんど高卒で、学卒の当直長は 福島第一は 一昨年まで
 いましたけれども、今 一人もいないんじゃないですか。というか、やはり学卒
 ですと、いろいろ異動させられるわけです。そうすると、さっきいった勉強だとか、
 現場を知るという時間が どうしても短いんですよ。それで副長とか 当直長に
 させてしまうと、やはり年も若くてなるわけです。だから、経験から言うと、古手
 の当直長の方が よっぽど よく知っているという、どこの世界でもよくあると思う
 んですけれども、そういう形になるものですから、なかなか うまくコントロール
 できない。当直長が、そういうことがあって、どうしても当直員は、高校卒の人の 
 スペシャリストになる業務というか、そんな形ですかね

○ また 教育の方ですけれども、「教育等の維持改善」という所で、アクシデントマネジ
  メント を有効に機能させるためには 常日頃から教育が不可欠だと、これは ずっと
 実施されているわけですね。それで、アクシデントマネジメントの整備終了後に
 おいて、継続的に教育の実施を進めるとともに、より実効的な教育方法、最新
 の知見の取り込み等について検討し、適宜見直しを図っていく予定である、と
 あって、こういったいろんな事象なんかを、例えば 最近だったら、柏崎の方で
 中越沖の時に火災が起こりました、その時に どう対応しましたか みたいな所
 なんかが入ってくると、それに沿った形で、また教材も含めて見直しみたいな話
 になってきますね。
 そういう時というのは、サイトの方が その辺の見直しに関わることというのは
 あるんですか。

● 具体的な所は関わるんですけれども、そういうものを取り込まないといけない
 とか、そういう所は、どちらかというと、本店で 3サイトに全部関わりますので、
 本店がリードして、今回は こういう形でテキストの見直しだとか、講義内容の
 見直しをしようというのは、本店がオリエンテッドでやるという形ですかね。

○ それで、具体的に、ここをちょっと加筆するとか、そういうのは どっちがやって
 いるんですか。

● それは、基本的なテキストの部分は本店でやるということですね。ただ、具体的
 に、それが個々のプラントに落ちてきたりすると、例えば さっき言ったもの、元々
 設計が違いますから、例えば 1号機と2号機は違うわけですから、そこら辺の
 具体的な所は、各発電所がやるということ。
                                P 12
○ その時は、各発電所だと、さっきだと 品質安全部だとか、そういう所が見直し
 をするんですか。

● そうです。というか、見直し発電グループがやります。運転員の色々なテキスト
 に関わる部分は、全部 発電事務局がやります。ただ、そこに対して、色々意見
 を具申したりとか、技術的なサポートをするのが、品質安全部なんです。
  ちょっとこれは、この14年で組織が変わっているので、これの中で言うと、
 さっき技術グループというのがありましたね。この技術グループの機能が、ある
 意味、今 品質安全部の方に変ってしまっているので。

○ 講師のところで、技術グループ員というものがありますね。

● そうです。

○ では、こういう運転操作に関わる所は、当直とか 発電グループの方でやられ
 て、その時に 本店の基本的な方針なんかもあるので、その品質安全部の方が
 それも踏まえた形で 意見具申などをして、それに沿った形で、発電の方で見直
 していく。

● そうです。テキストの見直しなどを行っていくと。

○ その発電の方、当直の実際に動かしている人たちがいて、この当直の方が
 自分たちで見直すというわけではなく、第一運転管理部というのと、第二運転
 管理部とあって、ここにいる人たち全員が 当直なわけではないですね。

● そうです。

○ その当直ではない発電運営管理部の人がやっているわけですか。

● 基本的には、今 要するに **がやっている運転管理部長は、**がやって
 いますと、この下に、要するに 1つは当直の各1号機から4号機まで、その人間が
 当直でいるのと、この下に 発電、これは事務所にいるんですけれども、発電GM
 とか、発電担当とか、この下に また事務所職で何人もいるわけですね。
 今みたいな要領書の見出しだとかという所は、全部 机上のここが責任を持って
 やるわけです。このラインで、ここに対して 今 言った技術グループというか、
 品質安全部、安全屋さんというと 一番分りやすいんですけれども、安全屋が、
 必要な事項を言うと。
 もっと上に行くと、本店で ここを統括するのが、運転管理部、運営管理部なん
 ですね。今 名前が変わって あれなんですけれども、昔は やはり発電GMという
 のがいて、グループがあって。

○ 本店内に。

● 本店内で、これが だから 1F、2Fの運転の ここの固まりの全体を見ているん
 ですよ。だから、今みたな要領書の改定というう話になってくると、基本的には
 ここが動くんですが、この時に、技術的な 要するにどういうような最新知見を
 織り込むかとか、そういうのは、また技術的な、本店でも ここのカウンターみたい
 なやつがいるわけですよ。安全屋のチームが、これが基本的な要求事項を
 出して、これを どういう要領書だとか、テキストに織り込むかという基本議論を
 ここでやる。                      P 13
 それで、これが こっちに下りてきて 1Fでやるわけですけれども、この時に
 さっき言ったみたいに、各号機ごとに タイプは違いますから、ここは ちょっと
 直さなければいけないというものは、ここが検討すると、こういう形で仕事が
 回っていっているんです。

○ そうすると、こういう見直しなんかになると、本店の発電技術も含めて、まず
 最初に基本的な枠組みみたいなものがあって、そこから具体的な各号機に
 落とした時には、現場のサイトの方の発電グループが技術品質安全部からの
 意見具申などを踏まえながら、作り直しているということですね。

● はい。

○ 実際、これの見直しとかは、最近は何かやったことはありますか。

● 実際、改造してシステムが変わる時はやりますね。最近、システムが変わって
 いないので、さっき言った中越沖のあれが。

○ あれは、どっちかと言うと、設備を整えると。

●  そいいうことで、シビアアクシデント上の観点から言うと、検討して 基本的
 には変わっていないと思うんですけれども。

○ 最近は、大きな見直しみたいなものはないんですね。

● はい。


                        (つづく)
3−10 のつづき

(3−2)   2011/8/8〜8/9


                     3−11

○ あと、次に行きますけれども、手順書類の管理は。

● 済みません。これは 多分、このガイドラインは、単一故障みたいに考えて
 DGそのものは 1台はトラブってしまったとか、RHRが何かトラブってしまったとか、
 どんと全部いっぺんにダメになるような事情想定していませんから、そういう所
 が もともと違う。

○ 例えば、交流電源喪失なんかも、こちらのガイドラインの方で、兆候ベースから
 見るわけですかね。それで、ぼんと出ているんですけれども、それを見ると、
 要するに そういう場合に 他号機から電源を融通して、その間に復旧させて、
 そういう感じのことが書いてありますね。そうすると、他号機までやられていると、
 もう使えないという話ですね。
 今回は、そういう所では ここも超えてしまっている。

● 今回、一番注意しなければいけないのは、電源だけの問題ではなくて、
 要するに あそこの外部電源喪失を考えて、プラントがあって 外部の送電線から
 持ってきて、こいつだけがだめだったら、要するに よそから他に持ってきて、
 これにつないで、電源をやればいいんです。だけれども、この下の負荷そのもの
 が、負荷の電源盤だとか、これを使っているわけですから、これを持ってきても
 これは動かないんですよ。もともと どだい想定している事象が 単純に外部電源
 だけの損傷であれば、どこかから思いっきり大至急       P 5
 別の送電線から引いてくるとか、そういうことは何とかやろうと思えばできるん
 すね。それを想定しているんですね。ここで言っている外部電源喪失は、これは
 外部電源 ならびに内部負荷喪失なんです。今回の事象は 極論すると。
 だから、外部電源喪失という一言だけで片付けられてしまうと、ある意味 誤解
 を生むんではないかと、ずっと思っているんです。

○ その内部負荷まで喪失した場合に どうするかみたいなものは、ここは書いて
 いないですか。

● ええ。

○ 当然 そういうような事象、しかも それは1号だけではなくて 全部ですね。
 そういうような状況というのは、これまで余りなかなか考えられてきていないという
 ことなんですかね。考えられていないから現場で どうするかと考えなければ
 いけなかったということですね。

● 本店も、さっきも言ったんですけれども、さっきの優先事項の中で、電源復旧を
 至急やっていましたね。なかなか言っても 本店も そこがわかっていないんです。
 普通の外部電源喪失と、外部電源さえ復旧すれば 中は何とかなると思って
 いるバカがたくさんいて、中は これだけダメージを受けているのに、内部電源を
 いくら持って来たって引き回せる所は 極めて少ないという話は してあるんです
 けれども、そこは ずっと逆でしたね。

○ では、その辺りで この辺の手順書は、参考にはなるんだけれども、それを
 そのまま使えないということですね。

● 全部使えないです。


○ それから、これらの手順書については、さっきも少しお話がありましたが、管理
 等という所に書いてありますけれども、中央操作室と緊急時対策室で保管、今回
 は 免震重要棟の方で対策室を作っているので、そちらの方に SOPとかEOPとか
 そこまであったかどうかは よく分らないと。

● ここは 確認してもらえば と思います。


○ 分りました。次、教育の話が出てきて、ここから順番に6−1から教育対象者
 というのがあって、ここは 実施組織の運転員と支援組織の要因全員を対象と
 いうことで、教育の内容として、ここにずっと書いてあるんですが、支援組織に
 おいては、プラントの状況把握等々、方策の検討などを実施することとしており、
 支援組織の要員は アクシデントマネジメント ガイド の記載内容の他、シビアアクシデント
 時のプラント挙動等に関して、総合的な知識を有している必要があるということで、
 どういうことをするかというと、これはアクシデントマネジメントの実施に関わる
 基礎的知識について 机上研修を実施、それから 技術検討を担当する要員や
 各班の責任者等、専門的な知識を有している必要がある要員については、応用
 的な知識についての研修を実施、というふうにしてあって、最後の所の段階に、
 
 これら机上研修は、支援組織の要員全員が 在任中に 1回受講することにして
 いるということと、あと 組織全体の実効性を総合的に確認するため、アクシデント
 マネジメント を想定した演習を年一回実施、と書いてあって、この机上研修みたいな
 ものをやら                        P 6
 れているんですかね。

● これはやっておりますよ。

○ これは、どんな感じでやるんですかね。

● これは、境域訓練班の中でも、教育プログラムに入っていて、よく分っている
 
 
 講師が、1時間か1時間半ぐらいですけれども、先生をやって、内容の概略を
 説明するというようなことですね。

○ これは、この文章だけを見ると、文章上は 在任中に一回と書いてあって、
 そうすると。

● 異動がありますね。

○ 異動で入ってきて、これに指定されたら、初めての人は 受講すると。

● 受けなさいと。ただ、その通り どの程度やっていたか、やっているの間違い
 ないですけれども、各々の人に対して、着任時に 必ず そのタイミングでやって
 いたか、時間遅れても、要するに 年に一回なので、それに合わせてやっていた
 とか、その辺の具体的なところは把握していませんが。

○ この研修を受け持つのは。

● 教育訓練グループ。

○ これは、部で言うと。

● 部はないんですが、要するに 訓練プログラムを作っているような所があり
 まして、一番上が すぐうちは組織の名前が変わるから訳が分からなくなる。
 訓練センター、要するに 副所長級が 一番上にいて、そこで 1つの組織を作って
 いるんです。 これだけではなくて、新入社員研修を含めて、全体の研修の
 プログラムを作っている所があって、そこが全体の面倒を見ています。ただ、内容
 については、発電だとか、技術的な安全の話があるので、技術総括部なんて
 いうものもありますね。あそこが関与しておりまして やっているという形です。

○ それは、机上研修とかで 実際にやられて、あと、アクシデントマネジメントを想定
 した演習。

● これは、毎年一回やっている防災訓練です。

○ これは、防災訓練なんですね。直近ではいつ頃。

● 直近は、1月か2月。

○ 何か防災安全部の方に伺ったら、それが これに当るのかどうかよく分らない
 んですが、2月の下旬ごろに、3号機か5号機か、何かその辺を使って、実際に
 やられているということなんですけれども。

● これは、年に一回やっています。

○ それは、所長も参加されるんですか。

● 勿論、私が本部長で、今と同じ形でやります。

○ 緊急対策室みたいな所で、それで円卓で、そのときは班長さんもずっと。
                             
                                 P 7
● 今と同じ形でいます。それから、本店も参加します。

○ その時は、県とかは。

● 県も、今回 2月は参加しました。

○ オフサイトセンターとかは。

● オフサイトセンター までは開かないですけれども、一応 模擬的に オフサイトセンター を
 開いた形にしまして、今回は開いたんです。2月の場合は、私も頭が混乱して
 いて、 2月の場合は、実際に オフサイトセンターに 県と国がヘリコプターで
 集まって、確か実模擬をやっていたと思いますね。そうやらない場合もあるん
 ですよ。ダミーで、誰かが代わりに電話をするとか。

○ 例えば、今回なんか、シナリオみたいなのがあったわけですね。そのシナリオ
 というのは、誰が考えるんですか。

● シナリオは、さっき言いました安全屋というか、うちで言うと、今 品質安全部が
 どちらかというと見ているんですかね。品質安全部に、安全のチームがいます
 ので、そこと本店の安全部が共有して 出しになっています。

○ その時に、そのシナリオに基づいて、ずっと事象の進展があって、そこに対応
 していくということになるわけですね。では、その日は、参加者というんですか、
 この中でも。

● ほとんど全部 参加します。

○ ここの当直で、1,2,3号機を運転している人たちがいますね。この人たちは
 どうするんですか。

● その人たちは、残念ながら その時は、当該の中央操作室の所の人がメイン
 でやるわけですね。 
 それは、非常に難しいのは、ご存じのように、うちは交代制ですから、たまたま
 そこに、5班ありますから、ぶつかったチームは、クルーはやりますけれども、
 あとの4班は、それは ある意味では経験しない。ただ、彼らは 運転員は
 これは もっと支援要員の話を分けますと、支援要員は そんな形で 年に一回
 の研修とあれですけれども、演習ですけれども、運転員は もともと シミュレーション
 で運転訓練をしたり、要するに 1年のうち、勤務体系の中で、5分の1は訓練
 しなさいとなっているわけなんです。
 その中で、今のEOPもそうですし、シビアアクシデントの手順も そこでやるわけ
 ですね。勉強するわけです。

○ その時、訓練直とか言われているんですかね。

● 訓練直です。 

○ この人たちというのは、どこでやるんですか。

● 1つは、旧事務本館と言いまして、ここにシミュレーターがあります。サイト
 シミュレーターと言って、これは実規模の発電所の中央操作室の盤と同じ盤
 がおいてありますので、そこでやる。           P 8
 それから、BTCと言いまして、BWR トレーニングセンター と、ここにも シミュレーターが
 4台置いてあるのかな、それで訓練直の時に、そこで利用しまして、シビアアクシデント
 の手順についても確認しながら勉強すると、こういう形になっています。 

○ その5班のうちの訓練直の班というのは、これは 例えば 一定の期間、1ヵ月
 とか2ヵ月とか3ヵ月ぐらいは ずっと訓練直なんですか。

● いいえ、うちの場合、日勤、日勤して、夜、夜やって、それで休、休とか、こう
 いう あれで5班で分かれていますけれども、途中で これが一週間ぐらい抜けて、
 教育直になるわけです。だから、さっき5分の1と言いましたのは、5班で回して
 いて、そのうち 1サイクルがありますので、こういう教育直になっていますから、
 その時間帯は 全部サイトシミュレーションではないですよ、机上もあり、いろんな
 やり方はあるんですけれども、そこで訓練する。その訓練プログラムの中に、この
 シビアアクシデントの手順についても提供すると。
 ですから、まずは 一番重要なのは、こういう運転操作は、運転員がやる、さっき
 から何回も言っていますけれども、基本的には運転員の操作の中でリカバリー
 するというのが基本ですから、これに重点的に教育すると。それ以外の人間は、
 勿論 いろんな安全の専門家だとかは、当直員よりも安全について より細かく
 知っているとか、より広い知識があるとか、色々いるわけですけれども、そういう
 者が こういう訓練の中で バックアップ をしながら、全体でやっていくという形ですね。

○ そうすると、当直の方というのは、別途 彼らは彼らで運転操作という所で、
 色々とやらなければいけないので、それは 年に一回とかではなくて、訓練直
 にあたった時には、そういう対応をされているということですね。

● はい。

○ あと、「講師」という欄があって、シビアアクシデント及びアクシデントマネジメント
 について 専門的な知識を有する社内外の者を講師としているとあるんですけれ
 ども、これは 外部講師を呼んできて ということもあるんですか。

● 外部講師の場合は、例えば さっき言った BWR トレーニングセンターの講師の方とか、
 それから 場合によっては、今は だいたい、それと 社内の専門家で 大体補って
 いると思うんですけれどもね。

○ 今回、プラント製造メーカーの専門家、発電所においてプラントの安全確保
 業務を実施している技術グループ員を講師にしていると。

● どちらかと言うと、後者のプラントの安全確保業務を実施している技術グループ員
 の講師がメインであって、製造 メーカー の方は、どちらかと言うと、全体的な システム
 設計のことはあるんですけれども、プラントの挙動だとか、運用という所になると、
 これは電力がある。なかなかプラント機器メーカーの専門家は、ダメだと言って
 いるわけではなくて、設計上の話は 物すごくよく分かりますから、そういうことは
 勿論 頼むこともあるんですが、メインは 今 後ろですね。
                                   P 9
 






                        (つづく)




3−9 のつづき

(3−2)   2011/8/8〜8/9


                     3−10

○ 運転操作基準の中で、事象ベース、兆候ベース、シビアアクシデント、シビア
 アクシデントはこの時に制定はしたということですね。それとともに、アクシデント
 マネジメントガイド、これも制定をされて、あと 復旧手順ガイドラインというのが、
 これも新たに制定されたという所で、それで 平成14年以降は これは現在も
 この4本立てみたいな感じなんですかね。
  それで、それぞれ これについては概要があって、こちらに写し、ちょっとお借り
 しているものがあって、これは こういうものというのは、まず こちらの方にも
 書いてあるんですけれども、この事故時運転操作基準というのと、アクシデント
 マネジメントガイド、この辺は 当直の方が まず 持たれているわけですね。
  あと、アクシデントマネジメントガイドに関しては、AMGは これは本部の方でも
 持たれておられるものなんですね。

● そうです。

○ それで、こちらの操作基準ですね。事象ベース、兆候ベース、シビアアクシデント、
 これは どうなんですか、一応 参考として持っているのか。

● これは、基本的に前の緊対室というか、事務本館の緊対室には間違いなく
 全部置いてあったんですけれども、今回 あそこの免震棟まで これが置いて
 あったか、私は ちょっと確認していない、多分 これは そこで見ていないですから、
 置いていなかった可能性が高いかなと、ちょっと それは。

○ これは 事務本館の方に、今回のような事態になっていなければ、免震重要棟
 ではなくて、事務本館が緊対室になるんですか。

● はい。


○ それで、それぞれの説明がずっとされてあって、手順書間の移行基準という
 のが書いてあって、手順書間の移行基準は プラント状態等の値、パラメーター
 とかの値、そういったところを明確に規定していて、EOPの導入については、
 原子炉が自動停止する事象や格納容器の圧力が異常に高くなる事象等の
 プラント状態および異常徴候は 判断基準値を導入条件として定め (P24
 みたいなのが、こうやって書いてあるんですけれども、今回 アクシデントマネジメント
 というと、では アクシデントマネジメントガイドなんかの適用の導入条件
 何かを見ると、EOPからAMG等への移行基準については、炉心損傷開始を
 条件としており、この炉心損傷開始を 何をもってやるかというと、これは γ線
 量率から炉心損傷開始を判断することとしているということを書いてあって、
 今回 これは しばらく電源がなくなって使えなかったですね、カムスというもの
 ですかね。

● これは、総論として こういう手順書にまとめるから、こういう書き方をしてあり
 ますけれども、まず 即 この手順書の移行みたいな議論は 頭の中に全くなくて、
 全電源がなくなったわけで、もう冷やすものがないと、その条件の中で、当然
 その先には シビアアクシデント、もしくは それを超えるような所に行くという
 判断がありますから、この移行基準にのっとって 何か判断したということは
 全くなくて、前から申し上げている             P 1
 ように、全交流電源を喪失した時点で、これは シビアアクシデント事象に該当し
 得ると判断しておりますので、一々 こういう手順書間の移行の議論というのは、
 私の頭の中では 飛んでおりますね。

○ 特に、これはアクシデントマネジメントガイドを使うとか、そういう判断をして
 というよりも、この時系列を見ると、交流電源が喪失したというのが 15時37分
 にあって、ここに 17時12分、アクシデントマネジメント対策として というのが
 書いてあるんですね。だから、この間に 特に、これは AMGを適用するべきでは
 ないかという議論とかは、特にないんですか。当然 全交流電源が喪失すれば、
 その次に 事態が進展していくところを考えると、それを視野に入れて、当然
 動かなければいけないだろうということなんですかね。

● はい、そうです。

○ それから、紙の上では、こういうことが書いてあるけれども、それを そのまま
 則って、この基準に当てはまるかどうかみたいなことは されていないんですか。

● していません。それは、多分 素人は そうするんでしょうけれども、ふつう考え
 れば、こういう手順の移行だとか、そういう議論ではないと思います。事象として。

○ 因みに、今回よりも前に、こういう14年以降に、AMGとか、これはないですか。

● ないです。

○ これは、1F以外のところ。

● そこでもないです。

○ では、東電以外でも。

● ないです。オールジャパン初めてです。

○ では、最初の事象がこれで、いざやってみると、一々 こんな炉心損傷開始を
 弾きだして、これを見ると、ずっと継続的にγ線量なんかを計測して、そこから
 割り出した炉心損傷割合なんかを見て、これは もう という感じですね。
 でも、必ずしも そういうふうにはいっていないということですね。

● はい。

○ それから、復旧手順ガイドラインというのがあって、これは 炉心損傷の有無に
 よらず、支援組織が 残留熱除去系及び非常用ディーゼル発電機の復旧は必要
 と判断した時に 導入することとしているのであって、この復旧手順ガイドライン
  というのは、何か使いましたか。

● ここも、要するに紙に書いてあることは、紙に書くとこう書くんでしょうけれども、
 実際 現場の判断としては、DGも動いていない、RHRも動いていないという中で、
 このガイドラインがどうのこうのではなくて、すぐに それに対応するようなシビアな
 状況になっているわけですから、それに対応するような手順に移行というよりも、
 それで対応するしかないという判断をしたということです。
                                     P 2

○ そのときに、今 ここで聞いているのは、要するに このAMGのようなものが、
 実態にそぐわないような状況なんだから、このAGM事態を 東電と言わず、日本
 全体として もう少し さらに見直しが必要になるんではないかということにもなって
 くるので、それで 実態は どうだったのかなというところなんですね。
  24ページの所の非常用 ディーゼル発電機の復旧というのは、例えば ガイドライン
 とかで書いてあるんだけれども、これが使えるか、使えないかとか、そういう検討
 は 特に されていない。

● 勿論、使えるようにしろと、要するに まず 津波なんですけれども、DGがだめに
 なったのがわからないわけですね。こちらで DGだめですよと、あと津波が来て
 いるんだけれども、その津波の状況も、免震重要棟では分からないんですね。
 その時点で、だから、DGの復旧は 勿論 視野に入っているわけです。、最初に
 入っているんですが、まず 現場に行って、DGの状況を確認してこないと、復旧
 できるかどうかも分らないという状況なんですね。だから、そうこうしている間に
 津波で水が入ってきて、水浸しだという話が入ってきて、個々のDGがどうかと
 いうよりも、基本的には、それで水に浸かってしまったら、DGというのは、基本的
 には発電機が付いていますから、基本的には そこは もう使えないというふうに
 思うのが普通であって、それが より保守的な考え方になるわけで、DGが使えない
 というのを前提に考えないといけないと、こういう判断になる。
                      ※ DG: 非常用ディーゼル発電

○ それで、水で使えなくなったという状況の場合は、例えば 水を抜いて、再度
 起動可能に。

● 勿論、それは当然のことながら、そうすることは考えたんですけれども、余り
 にも津波で来た水ですから、前にも 実は 同じような事象がありまして、平成3年
 に 1号機でありまして、その時も もう水に浸かってしまうと、しばらく使えないと
 いうのは よく分っていたんですね。あの時は海水ですが、それに浸かると、半年
 ぐらいかかっているんですよ。全部 ばらして、乾燥して、部品も交換しないと
 使えないと。海水に浸かってしまったものは、早期復旧なんかできませんと。

○ その平成3年の時 水に浸かったというのは、原因は何だったんですか。

● これは、1号機の海水系配管がありまして、この話は ちゃんと事故報告出て
 いますから、見ていただければいいんですけれども、原子炉建屋がこうあって、
 タービンがこうあるわけですけれども、ここのRHRというシステムがありますね。
 ここのRHRを 熱交換器にRHRSという海水系を引いてきているんですね。
 それで、ごめんなさい、1号機だったらRHRがなくて、海水系の配管がこうあって、
 ここで 1号機のRHRは 格納容器冷却系というか、別のCCSというシステムで
 あれなんですけれども、RHRと同じだと思ってください。これがリターンして 海に
 返っていくわけですけれども、ここの配管が土の中に埋まっていたんです。この
 土の中に埋まっているまま タービンビルが入ってきまして、このタービンビルの
 中で海水系なものですから、水が ここで漏洩してしまって、水浸しになってしまっ
 たんです。                             P 3
  その時に、この水が 1号機のDGがタービンビルの中にありますから、DGの
 部屋まで流れ込んでしまって、という事象があって、これは 非常に大変な事故
 だったと、いまだに思っている。今回の事故よりは 全然 あれなんですけれども、
 日本の事故の中で 一番大きい事故だと、私は思っているんですけれども、
 なかなか それでどうしたかというと、ここの海水系の配管を全部 直埋から トンネル
 を掘って メンテナンスができるように、要するに、今までは土の中に ただ掘って
 カバーして入れてあったものを、ダクトというか トンネルを作って、この中に
 ちゃんと配管を通してメンテナンスができるように配管を取り換えて対応したので、
 要するに ここで 水があふれる、溢水対策、これの問題だと思うんですけれども、
 これを すぐに その時に対応したんですね。ただ、その時の経験というか、私は
 その時 本店にいましたけれども、非常に怖い事故で、今回も ある意味で 同じ
 ところがあって、海水がタービンビルの中を満たしてしまうと、ただ この時は地震
 などはなかったですから、外部電源はありましたので、別にDGが機能喪失しても
 電源はありましたから、そこは いろんな手が使えたんですが、ただ 事故としては
 かなり似たような所があって、というのを、私は 本店で経験していまして、その時
 に こういうダクトを作ったりとか、メンテナンスをしたりとか、本店でサポートして
 いたものですから、よく覚えているんです。
  その時の経験からいうと、海水が入ってしまったということは、もの凄いまずい
 ことだなと思っていましたから。

○ 平成3年の時に 海水でDGが浸かってしまっているんですけれども、これは
 仮に淡水だったら また ちょっと違うんですか。

● 同じですね。やはり 海水の方が絶縁劣化に対して、塩分が厳しいですから、
 淡水の場合は 場合によっては、出して乾かせば再使用可能な所があるんです
 けれども、塩分が入っていますと、乾かして塩になると絶縁破壊する可能性が
 より高くなるので、真水の()まだベターだと思いますけれども、いずれにしても
 水に浸かった電気機器を動かすのは非常に難しいですね。

○ では、もう復旧できるとしても、数か月程度は見ておかないと。

● だから、もう期待できないと。

○ では、今回は もう非常用ディーゼル発電機の復旧といっても、そんな数日間
 で復旧させるなんていうのは、土台無理な話だということですね。
  あと、ここに書いてある中には、残留熱の除去系で、1号炉格納容器冷却系
 ということで、これについて、今回は 海水ポンプとか、その辺りは もう使えない
 わけですね。海水ポンプが直れば、全部回るんですか。

● いや、これも 各ECCS系のポンプの電源がありますね。非常用電源盤という
 のが タービンビルの中に入っていますので、それが海水をかぶっていますから、
 それも もう使えないとなってくると、海水系が生きたとしても、機器を使うのが、
 もう生かすのに時間がかかる。                P 4

○ それは、結局 今回 2Cとか4Dとかいうパワーセンターですね。そこに電源車
 を付けて、それでケーブルを引っ張って 1号機とかも融通するような形で作業
 をされていましたね。
  そういう形で、多分 優先順位があると思うんですけれども、例えば 残留熱
 除去系だけを考えた時に、海水ポンプをまず直して、それで電源車から電源を
 パワーセンターを通じてやると使えるように。

● 多分、2Cのパワーセンターからだと 電源の圧力が足りないんですよ。だから
 RHRは結構でかい負荷なので、上だったと思うんです。だから、その パワーセンター
 からは難しいと思いましたね。
 パワーセンターで拾える負荷ぐらいのものは、全部拾ったんですけれども、その
 中に入っていないですから、RHRが動かないんですね。

○ では、メタクラとかから という話になってくるんですか。

● はい。

○ では、今回は この残留熱除去系とか 或は 1号の格納容器冷却系というのは、
 ちょっと無理だなということになるわけですね。

● 勿論、復旧する際の優先事項としては、当然 頭に入っているんだけれども、
 状況を見れば、かなり実現性が低いというふうに思っている。

○ そうすると、恐らく 復旧手順ガイドラインとか、こういう所に則って みたいな
 事態ではないと。

● はい。


                         (つづく)


3−8 のつづき

(3) 〜平成23年8月8日、9日
 
                     3−9

○ それから、15条通報とか その辺になってくるかもしれないんですが、個々の
 体制として、アクシデントマネジメントを実施するような状況においては、外部へ
 の情報提供、国からの助言等の情報を受信するなど 円滑に情報交換を行う
 ことが重要として、これら情報の管理は 緊急時対策本部の情報班が 一元的に
 行うというような組織になっているわけですね。    (資料 P20)

● はい。                           P 32

○ 通報連絡体制等については、「法律、通達に基づく国への通報連絡」、ここの
 15条通報みたいな体制()なるんですか。「並びに自治体との安全協定等に
 基づく通報連絡のため、従来から整備している」。この辺の15条通報のものと
 いうのは、自治体などにも送られるんですね。

● もちろん そうです。

○ あと、県とか町などの自治体とのやりとりを、例えば この時点で サイトの人間
 でサイトの外で仕事をしていた人というのは、オフサイトセンターの方に人が
 行かれていましたね。

● 出しています。

○ ほかに行かれていた場所というのはありますか。

● ないです。

○ 福島県の方の事務所みたいなものはどうですか。

● 福島県事務所は うちの発電所とは独立の組織であります。

○ そうなんですか。1Fだけではないですものね。

● はい。

○ そちらの方には 人がいたんですか。

● いました。福島第一の人間ではないけれども、そこに もともといる人間は
 いました。

○ 今回のこの対応のときにもですか。

● いました。

○ そこと連絡をとったりしたんですか。

● 勿論 そこにも情報を同時に流します。

○ そこは、テレビ会議が通じているんですか。

● 通じています。

○ そこの人などが テレビ会議あるいは電話で、県の方に状況報告しなければ
 いかぬということで、所長にいろいろ情報を収集するための連絡などをしてくる
 ことはありましたか。

● そこから 直接 私の所に これをしてくれ、という話はなかったと思います。

○ 例えば、他の情報班の人に対してとか、その辺はどうでしたか。

● あったかも分りません。テレビ会議でやっていて、一応 彼は聞いていまして、
 オフサイトセンター もそうなんですけれども、そこから質問を受けた記憶は ほとんど
 なくて、その後で 担当と電話か何かで連絡した可能性は分りません。

○ 特に、1号機のベントの時、3月12日の明け方からベントで、実際に 9時過ぎ
 に出るまでの間というのは、避難との関係で 一部まだ残っているとか、避難する
 までにやってくれということで調整をしなければいけませんね。これは まず 緊対室
 の方で 直にやり合うわけではないわけですね。
                               P 33
● ないです。

○ やるとしたら、事務所がやるんですか。

● そうです。本来はオフサイトセンターなんです。原災法の基本理念は、サイト
 に近い所に 県と国と事業者の責任者が出て、事象に応じた判断をする。だから
 今の避難みたいな話は、本来 オフサイトセンターがどうするんだということを
 決めるのが 原災法の基本理念だと思ているんですけれども、そこが何も判断
 しませんから、うちは本店から話があって、こちらはベントの準備をするだけで、
 いつやるかというのは退避との絡みがあるので、向こうから こうしてくれという話
 があって、大熊町が どうのこうのという話がきたので、ちょっと待ってくれとか、
 そういうことがあったので、待ちましょうとか、待つというよりも こちらの準備が
 できていないんだから、待つ、待たないの問題ではないから、とりあえず早く
 逃げてくれとか、そんな話をしたということなんです

○ そうすると、オフサイトセンター自体は、立ち上げ当初、それぞれの東電と国
 と県の人間、一応 来てはいるんですね。来てはいるんだけれども、そこで 調整
 を図ってというところまでが機能していなかったということになるんですね。

● はい。私は まったく存在感を感じませんでした

○ オフサイトセンターから何か言われてくることはあるんですか。

● ないです。オフサイトセンターに**がいて、どちらかと言うと、先ほど言った
 資材の搬入だとか、あの辺の窓口を**君が かなりやってくれていたので、
 その辺では 会話したんですけれども、避難だとか、本来 原災法的な仕事の話
 をオフサイトセンターの方とした記憶は まったくないです。おかしいですね

○ 保安院も同じようなことを言っていたんです。オフサイトセンターが機能して
 いないと言っているんです。だから、もともとの法の理念が うまいこと機能して
 いないということなんですね。

     あと、この中で行くと、前述した通り、緊対室には 一般の電話回線の他に
 外部への連絡専用回線を利用した電話やファクシミリ装置、従来から とあるん
 ですけれども、これも電話をしても出ないという状況があったわけですね。

● はい。

○ 外部へ広く情報提供を行うため、原子力災害対策特別措置法に指定された
 緊急事態応急対策拠点施設、オフサイトセンターの運営が開始されている場合
 には、原則として 同センターのプレスルームにおいて、プレス発表なども そこで
 やるという話ですけれども、これはやられていないんですか。

● 既に大熊町のオフサイトセンターが避難区域になりましたから、記者が来られ
 ないので プレスもできなくて、その後 福島()に行かれてから、そこで プレス
 はされていると思います。                   P 34

○ その時のプレス発表などの際にも、1Fの中の状況についてプレス発表する
 時というのは、発表の内容などは どういう発表にするかということについて、
 1Fの方に 感じでいいか みたいな確認は来るんですか。

● 最初の幾つかは そういう形で来たんですが、最後は プレスの方が強いもの
 ですから、どんどん こちらの確認なしで出しているという状態でした。こちらは
 何をプレスしに行くのか分らないような状態でいたとかね。

○ ずっと進展していきますね。それとかみ合わないようなことになる場合も出て
 くるんですね。

● はい。

○ 午後は今のアクシデントマネジメントの所で、あらかじめ定められた所で、
 うまく行った所、うまくいっていない所とか、いろんな準備などで 一応 備えは
 あったんだけれども、ここで予定していたものを超えてしまったために、それが
 直接そのまま適用することはできなくて、いろいろ修正を施してやらざるを得なか
 ったというところ、特に最初の方に整備をした注水関係とか その辺があるので、
 その辺も含めて確認をさせていただきます。

● 分りました。

○ それでは、午前中は 一応 これで終わりますので、どうもありがとうござい
 ました。






                        (つづく)




  2014/10/15  UPLAN
    もっかい事故調「吉田調書解読シンポジウム
 
         


3−7 のつづき

(3) 〜平成23年8月8日、9日
 
                     3−8

○ バルブの仕様書、構造みたいなものに関して、ここだけに特化した図面なども
 あるんですね。

● あります。

○ それを取り寄せて、これだったら どういうふうにして回路を確保できるかとか、
 そういう検討は その図面を基にして またやられるんですね。

● 個別にやっているんです。

○ その辺は 復旧班の方がやられているんですね。

● はい。

○ 基本的に大きな、次に何をやらなければいけないかとか、そういうところに
 ついては、一応 AMGとかガイドラインなどが指針にはなり得ているわけですね。

● はい。

○ その指針を具体的に実践するときに、いろんな電源がないとか、コンプレッサー
 が足りないとか、必要になってくるわけですね。

● はい。

○ その絡みになってくるかもしれないんですが、復旧活動に必要な資機材という
 のがあって、必要となる交換部品の入手方法としては、「発電所内の同じタイプ
 の機器からの流用や敷地内の予備品の使用を想定している」と書いてあって、
 まず ここは、発電所内の同じタイプの機器自体がダメになっていると使えない
 ですね。

● はい。

○ 「敷地内の予備品の使用」と書いてあるんですけれども、例えば 今回
 バッテリーが足りないとか、コンプレッサーが小さいものしか調達できなかった
 とか、そういうと                       P 29
 ころで作業をされていた方は 苦労されているみたいなんですが、そういったもの
 というのは、あらかじめ どこかにあるんですか。

● あります。予備品倉庫というものがありまして、そこには 色んなバルブの弁体
 だとか、そのものが壊れると、それによって発電所が長期停止に追い込まれる
 ようなものは予備品として 我々は買っておくわけです。我々発電所に課せられて
 いることは、何かあっても すぐに立ち上げられるように ということですから、
 そういう観点で買っておきます。
  ただし、バッテリーだとか、そういうものは ある意味 汎用品なわけで、こんな
 状況にならなければ、すぐに調達できるわけです。そういうものを予備品として
 たくさん持っているということはありません。ですから、どちらかというと、特殊な
 ものを予備品として持っているということなんです。

○ 今回 バッテリーとか そういうものまでは、予備品倉庫などに あらかじめ備えて
 置いておくということはなかったんですね。

● はい。
 

○ だから、調達をしなければならない方は、自動車からとってきて という話に
 なったということですね。

● はい。

○ 「必要な工具等を管理区域内工具庫及び倉庫等に準備している」と書いて
 あって、倉庫というのは どの辺にあるんですか。

● 予備品倉庫というのは、ここの並びです。この辺です。

○ 免震重要棟の近くですね。

● 近くにあります。


○ あとは、「 放射線障害防護用器具、放射線測定器など資機材 」と書いてある
 んですけれども、この辺は 今回 作業などをずっと皆さんやられているんですが、
 こういった作業員の身を守るための防護用のものだとか、機器類、その辺は
 不足していなかったんですか。

● 不足だらけです。まずは タイベックそのもの、マスクも 最初は ぎりぎりでした。
 あと マスクをしていても、フィルタのところを交換しないといけないので、フィルタ
 の数などが 最初は整わなくて、大至急 福島第二から送れ、柏崎から調達という
 ことをかけまくって、それでも間に合わなくて、例えば 線量計が全員に行き渡ら
 ないというのは、4月ぐらいに指摘されて、どこかの新聞に書かれたと思います
 けれども、そんな状態です

○ このサイト内にない以上、他から調達する。調達の要請をして、それは即座
 には来なかったんですか。

● ここら辺は 難しくて、来たものもあるし、来なかったものもあるというのが、
 一番正解に近いんですけれども、ただ、福島第二などで余っているとか、使える
 というもの                             P 30
 があれば、距離が10kmですから  取りに行って来いといって、だっと 取って
 くればいいんです。
 柏崎も比較的早く動いてくれて、ないと言ったら、向こうから車で夜中に来て搬送
 してくれたり、4時間、5時間ぐらいあれば、線量のあれがあったので、ちょっと
 その あれがありますけれどもやはり調達をかけるものは、本店にお願いをし
 ても、東京から調達して、小名浜のコールセンターに持ってきてという形なので、
 輸送手段も含めて かなり時間がかかったということでございます。 
 また、消防車などは 結構 早めに来てくれました。いろんな所から集まってくれ
 ました。

○ 実際に、消防車も 3月13日、14日ぐらいから来ていますね

● まず、うちの社内の火力発電所の消防車を持ってきて、その後は たぶん 国が
 動いてくれたんだと思うんですけれども、各地の消防署の消防車を こちらに
 回してくれたりしました。

○ 消防車関係というのは いっぱい来ていますけれども、操作する人も来ている
 んですか。

● 来ていません。

○ それは 全部 東電でやるんですか。

● 東電でやるということです。

○ その人達というのは、届けたら帰ってしまうわけですか。

● そうです。ですから、どこどこに置いておく、極端な話、あのころは Jビレッジ
 ぐらいまでは持ってきてくれたんですが、そこまで取りに行くような形だった
 思います。

○ こちらの方から人を出して 取りに行って、それとりあえず置いて、操作などは
 全部 東電の方でやってくださいということだったんですか。

● はい

○ 消防車というのは、ポンプを動かすのに燃料が要りますね。

● はい。

○ 燃料補給などは、例えば 4時間なり5時間に一回ぐらいずつ ずっとやって
 いかなければいけないんですね。

● はい。

○ これは ずっと東電の方でやっているんですか。

● やっていました。

○ 消防車を使っている間は ずっと、淡水に切り替えるまでですか。

● そうです

○ そうすると、これは 当然 夜も昼もですね
                                P 31
● そうです。24時間体制で当番を決めて、給油をしに行くときに、彼らが 一番
 被曝したのではないでしょうか

○ 一番 高線量のところに行くわけですね

● はい。その後 ちょっとしてから、委託で こちらに来てくれる人がいたかどうか
 忘れましたけれども、一緒になってやってくれたりして、若干あれだたんですが、
 当初は GMクラスも油を入れに行っていました。
                     ⋆ グループマネージャー
○ ガソリンとかタンク車みたいなところからやっていたということですか。

● それは 最初に言ったんだけれども、これから水ものが足りない。本当の真水
 です。水とガソリンと軽油、これは山ほど送ってくれ、手当たり次第送ってくれ
 という要望を出していて、ただ 送り方もタンクローリーで来たりするんですけれ
 ども、福島第二も油が欲しいとか、途中で 2Fで 全部 下してしまったり、ごちゃ

 ごちゃ状態なんです。

  うまく所定のタイミングに届かなくて、免震重要棟のときは、まだ緊急時体制
 だったので、非常用電源でやっているんです。あそこを維持するのに軽油が
 要るんです。結構 くうんです。そこに軽油が まず必要で、そこからの機能を
 なくしてしまうと、指揮命令系統が全部なくなりますから、そこは まず油が要る。
 それから、今 おっしゃったように消防車に要る。いろんな運搬、水を運んだり
 何かするので、大型のトラックを使ったりするので、そこら辺の燃料も要る。
 最初は 油もプラントも指示などをしながら、並列で油とずっと言っていたような
 記憶がありますから、そんな状況で、枯渇しかけたときもあったんだけれども、
 何とかどこかから調達して、2Fから持ってきてもらったり、ぎりぎりしのいだという
 印象です

○ 軽油も必要になってくるわけですね。

● そうです。

○ 油関係は、消防車を使うときのタンクローリーのものというのは、もともと
 いくらかの備蓄みたいなものはあるんですか。

● 軽油そのものは、軽油タンクに入れているんですが、今回 軽油タンクそのもの
 も 津波で被害を受けましたので、軽油そのものはないということですから、一から
 手配しないとイケナイということでした。

○ 軽油タンクというのは、海際ですか。

● 海周りに何カ所か分かれてあるんです。




                         (つづく)


 



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