混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

チェルノブイリ

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                       問題の核心は、
                明治維新の理念(富国強兵・殖産興業)である
                    と、今中氏は語っておられる

                           |
                       これを 我々は
                   これからも踏襲していくのか?!
                それとも、別の理念を模索するのかどうか?

                           |
                        別の理念は、
             もちろん、西欧近代の価値概念とは異なるものである。
             つまり、科学技術による人間中心の進歩思想ではない。
                         それは、
             科学・技術、法治主義、基本的人権、民主主義、天才概念、
             近代国民国家、資本主義、功利主義、自由・平等・友愛
             などの価値体系でできた構築物を否定するものである。

                    この構築物が建っている土台が、
           人類はじめ生きとし生けるものに危機をもたらしているのである。
 
                           |
                        この土台とは、
                         我々人間の
                   貪欲(とんよく)・瞋恚(しんに)・愚痴
                      および 我執である。
           
              ※ 我執を、唯識論は 「我痴」・「我見」・「我慢」・「我愛」と言っている。
              まさに、西欧近代の価値体系は この我執の上に成り立っているのだ。

                    価値体系の土台を変えること。
          人類だけでなく生きとし生けるものの持続可能な価値体系の模索・・・。

                                           合掌       



      ラジオフォーラム#162  2016年2月12日
     ゲスト:今中哲二氏(京都大学原子炉実験所助教)
     パーソナリティ:西谷文和(ジャーナリスト)
       02:02 本編前半| 14:00 小出裕章ジャーナル| 27:08 本編後半
    



    愛媛新聞  
                         2016年08月17日

     伊方3号「60年運転念頭」 延長目指す意向    2016年08月16日
      四国電力の佐伯勇人社長は15日、高松市の本店で会見し、発送電を開始した
     伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について「 これだけ安全対策をした中で、60年運転
     というのは念頭に置くべきかなと思う 」と言及し、法定の40年を超える運転延長を
     目指す意向を明らかにした。
      原発の運転期間は、東京電力福島第1原発事故後に改正された原子炉等規制法
     で原則40年に制限。国の原子力規制委員会が認可した場合のみ最長20年延長
     して稼働できる。
     伊方3号機は1994年12月に運転開始。耐震性向上や火災防護などの安全対策費
     は中長期的な対策を含めて総額約1700億円を見込んでいる。佐伯社長は「 さらに
     新しい知見が出たら安全対策もプラスしていくことは必要 」とした上で、今後40年近く
     の長期稼働を視野に入れた対応を図る考えを示した。

         愛媛県西宇和郡伊方町の周辺地図-Yahoo!地図

             伊方原発からの距離
               岡山市 197km、 高松市 186km、 出雲市 213km
               福岡市 178km、 佐賀市 190km、 宮崎市 193km

         ライトアップジャーナル▽今中哲二
                             2016.05.21
           
             


    毎日新聞    2016年8月16日
     安倍首相 核先制不使用、反対 米軍に伝達
    「北朝鮮抑止に影響」      米紙報道
      【ワシントン会川晴之】米ワシントン・ポスト紙は15日、オバマ政権が導入の是非を
     検討している核兵器の先制不使用政策について、安倍首相がハリス米太平洋軍司令
     官に「 北朝鮮に対する抑止力が弱体化する 」として、反対の意向を伝えたと報じた。
     同紙は日本のほか、韓国や英仏など欧州の同盟国も強い懸念を示していると伝えて
     いる。
      「 核兵器のない世界 」の実現を訴えるオバマ政権は、任期満了まで残り5カ月と
     なる中、新たな核政策を打ち出すため、国内外で意見調整をしている。米メディアに
     よると、核実験全面禁止や核兵器予算削減など複数の政策案を検討中とされる。
     核兵器を先制攻撃に使わないと宣言する「 先制不使用 」もその一つだが、ケリー国務
     長官ら複数の閣僚が反対していると報道されている。同盟国も反対や懸念を示して
     いることが明らかになり、導入が難しくなる可能性がある。
   
      同紙は複数の米政府高官の話として、ハリス氏と会談した際、安倍首相は米国が
     「先制不使用」政策を採用すれば、今年1月に4度目の核実験を実施するなど核兵器
     開発を強行する北朝鮮に対する核抑止力に影響が出ると反対の考えを述べたという。
     同紙は、二人の会談の日時は触れていないが、外務省発表によると、ハリス氏は
     7月26日午後、首相官邸で安倍首相と約25分間会談し、北朝鮮情勢をはじめとする
     地域情勢などについて意見交換している。
      日本政府は、日本の安全保障の根幹は日米安保条約であり、核抑止力を含む拡大
     抑止力(核の傘)に依存しているとの考えを米国に重ねて伝えている。先制不使用政策
     が導入されれば、「核の傘」にほころびが出ると懸念する声がある。
      2010年には当時の民主党政権が、米国が配備している核トマホーク(巡航)ミサイル
     の退役を検討していることについて、日本に対する拡大抑止に影響が出るのかどうか
     を問う書簡を、岡田克也外相がクリントン米国務長官(いずれも当時)などに対して
     送ったと公表している。核軍縮を目指す核専門家からは「核兵器の廃絶を目指す日本
     が、皮肉なことにオバマ政権が掲げる『核兵器のない世界』の実現を阻んでいる」
     という指摘も出ている。


            2016年08月16日
          英国メイ新政権:原発政策「急変の兆し」を注視せよ  
       ・・・ 
     日立はホライズン社を買収した際 2012年、ウィルファ・ニューウィッドなどの原発
    新設計画の事業主体となる「ホライズン・ニュークリア・パワー」社の全株式を6億7000万
    ポンド(当時の為替レートで約890億円)でRWEとエーオン両社から買収 、リスク軽減
    のため、株式を順次売却していき「 建設段階では連結対象外となるレベルまで保有比率
    を下げる 」と説明していたが、新たな パートナー企業は現れず、2016年3月期の有価証券
    報告書に ホライズン社は いまだに 「100%出資の連結子会社」と記載されている。
    ウィルファ・ニューウィッドの着工予定は2019年。足抜けするなら、今しかない。



                        2016.08.13
         

                        2016年2月10日
         





   日本の放射能被害を防ごう 〜 誰も知らない27年後のチェルノブイリ
                        2013年11月20日
                        福島県郡山市の福島県教組郡山支部会館

               ウクライナ  タチアナ・アンドロシェンコ女史
               ( チェルノブイリ原発事故後の7年間、原発から32キロの場所
               に住み続け、1992年になって、汚染の少ないコヴァリン村
               に移住した。被災者や汚染された地域に住む人たちの
               救援団体を立ち上げ、小若氏のプロジェクトに協力する
               コーディネーターでもある。)

     事故から3年たった1989年春に、30km圏以外に広大な汚染地域のある
    ことが判明すると、チェルノブイリ事故の責任追及と放射能汚染対策を求める
    運動が広がった。
     モスクワ連邦政府はゆるめの汚染対策を提案したが、汚染地域住民や
    共和国政府は より厳しい対策を要求した。 連邦政府の意向に反して
    ベラルーシの議会は 1989年7月、高汚染地域(Cs137 汚染>555kBq/㎡)
    の住民11万人を新たに移住させる決定を行った。事故直後の避難住民を
    含め、汚染地からの移住を余儀なくされたのは、ウクライナ 16.3万人、
    ベラルーシ 13.5万人、ロシア 5.2万人で合計35万人とされている。
    この数に、自主的な判断で汚染地から移住した人々を加えると、結局40〜
    50万の人々が住み慣れた土地を離れたと言ってよいであろう。
                     「チェルノブイリ原発事故:何が起きたのか」
                        今中哲二 <第8回環境放射能研究会(2007年3月)



   タチアナ・アンドロシェンコ氏の講演に先立ち、
   食品と暮らしの安全基金代表の小若順一氏が、
   同団体が2012年よりウクライナでおこなってきた空間線量調査と健康調査
   について説明した。


    2012年に調査したウクライナのピシャニツァ村学校とモジャリ村学校地域
   の空間線量は、0.09μ㏜/時と、0.12μ㏜/時。
   タチアナ氏が住むコヴァリン村の空間線量は、0.03〜0.10μ㏜/時だった。
    この地域の学校の1学年の子供たちに、小若氏が健康についての聞き取り
   調査を2012年9月に行った結果では、ピシャニツァ村の 45人中、足の痛い子
   が 62%、頭が痛い子は 47%、のどが痛い子は 36%、痛みがない子が 36%
   だった。 モジャリ村学校の 32人では、足が痛い子が 72%、頭痛が 81%、
   のどの痛みが 59%、痛みなしが 16%だった。

    モジャリ村学校地域では、ベリー類とキノコさえ食べなければ、2〜5 Bq/Kg
   の食事が一般的だった。コヴァリン村では、大学が キノコと川魚以外の品目
   37品目を検査したところ、検出限界を1.8 か1.7 Bq/Kgにしても、放射能は
   検出されなかった。
         非汚染地域のノヴィ・マルチノヴィチで、子供が 1日に食べる食事を調査
   した結果、放射性物質は平均 1.1Bq/Kgだった。小若氏は「1.1Bq/Kgの
   食事でも健康被害が出ており・・・ 

     土壌汚染   深さ20cm 畑          ( 2013年8月   ㏃/㎏ )
                         Cs137     Sr90   
         ピシャニツァ         255      26
         モジャリ            127      65
         コヴァリン            8       25
         ノヴィ・マルチノヴィチ     7        3 


    日本とウクライナを比較して、小若氏は

   1. 原発の爆発の規模が違い、日本ではストロンチウムの地上汚染が少ない
   2. 日本は世界最大の科学肥料の投入国であり、土中に カリウム と カルシウム が
    多いので、セシウムとストロンチウムを植物が吸い込むリスクは少ない。
   3. 食料自給率が低い日本では、海外の食品を食べることが多い

   ので、食品の放射能汚染による健康被害が出にくい状況もある、と。
   

                      ⋆ チェルノブイリの土壌汚染




    ⋆ 3.11以前の核実験による日本の土壌汚染 と比べてみると・・・。
                 http://www.kankyo-hoshano.go.jp/08/08_5.html
                   放射能測定調査(放射能水準調査)
     


     

               穀粒・精白米のCs-137汚染(関東) 1975〜
      @穀物の検査結果は 1975年より前が欠落している  
 
          ・農水省の独立行政法人 農業環境技術研究所は 1950年代末より 40年以上にわたり
          核実験による影響を 継続的に調べていて、
         主要穀物に含まれる人工放射性核種 (2006)には、
           白米と玄麦中の Cs137 及び Sr90濃度(平均)推移の図があります。
                                                                              10^3 m㏃/㎏=1㏃/kg
 
      Cs137は、
       白米:60年代半ばまで 1㏃/kg以上、80年代前半まで 0.1㏃/kg以上、
         それ以降は、0.01㏃/kg以上
       玄麦:50年代末から1970年まで、ピークの62〜64年を除いて、1〜10㏃/kg、
         62〜64年は、10〜60㏃/㎏。
         日本海側は、72〜88年 0.1〜1㏃/kg、これ以降は 0.01㏃/㎏以上。
         太平洋側が、82年まで 0.1㏃以上、これ以降は  0.01㏃/㎏以上。
      Sr90は、 白米、玄麦ともに 日本海側が 太平洋側より高く、
       白米: ピークの62〜64年 0.1〜0.2㏃/㎏、他は 日本海側は 約0.01㏃/㎏以上。
         太平洋側は 83年まで 0.01㏃/㎏以上、これ以降は 0.001㏃/㎏以上。
       玄麦: 日本海側は 63、64年は 10㏃/kg余、70年まで 1㏃/㎏以上、02年まで
          0.1㏃/kg。太平洋側は 63年 10㏃/kg、66年まで 1㏃/kg以上、
         以降 02年まで 0.1㏃/kg。
 
       ――― となっていて、玄麦の方が 白米の10〜100倍ほど高く出ています。







   


                        福島地方のセシウム汚染状況
                                           は、
      チェルノブイリ事故に比べ,面積的には一桁狭いが,

   濃度的には 同事故に匹敵する土壌のセシウム汚染が生じている

                ―――  土壌汚染問題とその対応 - 原子力委員会  P8
                        2011.5.24  第16回原子力委員会
                        河田東海夫(NUMO フェロー)





    OurPlanet-TV
   チェルノブイリ被害の全貌
              〜アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会
                      2013/05/18 

      会場: 星陵会館
    主催: チェルノブイリ被害実態レポート翻訳プロジェクト
                    http://chernobyl25.blogspot.jp/
    共催: ピースボート、グリーンピース・ジャパン、FoE Japan、グリーン・アクション、
        原子力市民委員会
    協賛: 岩波書店
    解説: 崎山比早子
    司会: おしどりマコ  
                                              アレクセイ・ヤブロコフ (1933〜) - Wikipedia


       






       日時  2013520()午後6時30分〜
       会場  郡山市総合福祉センター5階集会室
       講師  アレクセイ・V・ヤブロコフ博士
            (岩波書店『チェルノブイリ被害の全貌』編著者)
       主催  ふくしま集団疎開裁判の会
            チェルノブイリ被害実態レポート翻訳チーム

  【 講演の冒頭抜粋 】
   では この本がそもそも誕生した経緯というものを 少しお話しをさせていただきます。
      2005年 つまり チェルノブイリの事故から20年経とうとしている時でありますけれども、
  IAEA国際原子力機関 そして WHO世界保健機関がチェルノブイリ事故の報告書という
  大変厚い本、報告書を出しました。
   その報告書に書かれていたことというのが、私を含めた私の友人達が、自分の目で見、
  自分の耳で聞いてきたことと余りにかけ離れていたということに驚いたわけであります。
   そこで私たちは、自分たちで独自の本を書こうということを決意いたしました。
 
     【 チェルノブイリの教訓 】
     その1: 「放射線の状況というものは安全です」 という当局の公の宣言を
       決して信用してはいけない。
   その2: 空気・水・食料品に関して政府から独立した形で放射能をモニタリングする
       システム、体制を確立しなければいけない。 
   その3: 体内の放射線核種ということに関して、つまり内部被曝に関して政府から
       独立したモニタリングを確立しなければいけない。

      チェルノブイリ以降のこういった機関(IAEA,,WHO,UNSCEAR)の行動というもので
  ありますけれども、それを思い出してみたいと思います。
  「 危険というものはありません、将来も危険な事態にはなりません 」ということを
  言い続けていたわけです。そして 事故が発生してから 7年、8年、10年経ってはじめて、
  「 いや、危険はありました、そして それ以降の危険というものもあったわけであります 」
  ということを言うわけです。
   そして 福島の事故以降、どうだったかといいますと、こういった組織というものは、
  「 危険はありません、そして 今後の危険もないでしょう、少なくとも目に見えるような危険
  はないんです 」と言っているわけです。
  ですから 将来、「 かつては間違ったことを言っていました 」ということになると思います。


      1レントゲン= 8.77 mGy  1マイクロレントゲン=0.00877μ㏜
      70マイクロレントゲン=0.614μ㏜


    チェルノブイリの事故と、そして福島の事故それ自体をくらべてみますと、事故によって
   放出された放射性物質というものは福島の事故の場合チェルノブイリの1/2である、
   1/3であるということが言われています。 
    しかし、私たちが注目すべきなのは、どれだけ放出されたかということではなくて、
   それが実際どれだけ人に影響を与えるかということであると思います。
   人口の数、人口密度ということを比べてみますと、チェルノブイリ地区の周辺に住んでいる
   人の数よりも はるかに 2倍3倍の数の人々が福島には生活をしているわけであります。

   「平均的な線量」というもの、それは 大きな病院の平均気温は いくらだから各病人に
   影響はない、あると言うのと全く同じで意味がない。





      5月21日 外国人記者クラブ記者会見
            https://www.youtube.com/watch?v=AVGbdbXAdcE#t=171
         ビデオニュース・ドットコムによる編集版・神保哲生×宮台真司/日本語字幕あり
    

         原発事故後の一般­の人たちが 実際に浴びた被曝線量 や 放射性物質を内部に
   取り込んだ内部被曝の線量を計測­するのは事実上不可能だ。
   事故後は 放射線量も数倍から1000倍までめまぐるし­く変化し、しかも 個々人が
   たまたま立っていた場所によっても、被曝量が大幅に異なるか­らだ。
    重要なのは平均値や何パーセントの人が癌や白血病に罹るかもしれないという
   平­均を前提としたデータではなく、個々人が自分のリスクを正確に把握し、それに
   沿った対­応を行うことだ。
    原発事故による個人への影響は、目の水晶体の混濁や歯のエナメ­ル質の変質、
   毛髪や爪などにのこった核物質の痕跡などから知ることが可能だ。例­えば、3%の
   確率で病気になるということだから、それほど心配しなくてもいいというの­ではなく、
   自分がたまたま100人のうちの3人に該当した場合と、97人の健康なグル­ープに属して
   いた場合とでは、当然取るべき対応が変わってくるはずだ⋆。


            ⋆ 交通事故で 1年間に100人当り3人が死亡する社会では、
             その社会の人口が1億人だったとき、
                   100,000,000×3/100=3,000,000
             つまり、300万人が交通事故で死亡することになる。
              これを許容す社会では、
             日本の交通規則のほとんどは不要なものとなる。




     
   5月22日  京都市左京区 京都精華大学 
    

    





         破線の円: 30km圏
               1990年 ソビエツカヤ・ベロルシア紙

  プルトニウム239+240の汚染地図
                                                                                  
                


   斜め格子エリア: 0.1Ci/k㎡(=3700㏃/㎡)以上
          0.03Ci/k㎡=300㏃/㎡      0.006Ci/k㎡=60㏃/㎡
                         (1Ci=3.7×1010 Bq

                           土壌試料の採取:平成24年9月 




  ストロンチウム90の汚染地図


      斜め格子エリア(緊急移住地域): 3Ci/k㎡(=11万1000㏃/㎡)以上
          // エリア(移住地域): 2〜3Ci/」k㎡(=7万4000〜11万1000㏃/㎡)
         V V エリア: 1〜2Ci/k㎡(=3万7000〜7万4000㏃/㎡)

           移住の権利を有する居住地域:1万8500−7万4000㏃/㎡
           放射線定期管理居住地域:5550〜1万8500㏃/㎡
                   ――― 青色区分は ベラルーシのもの
 

         0.8Ci/k㎡=2万9600㏃/㎡、 0.17Ci/k㎡=6290㏃/㎡


     ベラルーシ共和国 ウクライナ共和国のストロンチウム90の汚染地図 『汚染地帯からの報告 チェルノブイリ救援調査団』1991年 リベルタ出版 




             


  セシウム137

                                Dr.Frank Brose, Berlin.

      http://www.unscear.org/images/ContaminationMap_Cs_BeUkRu_Fig_VI.jpg
Last updated: Tuesday, 16 December 2008
                         www.unscear.org/unscear/en/chernobylmaps.html


   1,480 kBq/m2以上の汚染地域: 3,100 km2
   居住禁止区域(Exclusion Zone):– 強制移住区域
               高齢者を中心に約800人が戻ってきて居住を黙認されている
   555〜1,480 kBq/m2の汚染地域: 7,200 km2
   特別放射線管理区域(Strict Radiation Control Area):– 一時移住区域
               – 農地利用禁止  – 約27万人が居住
   37 kBq/m2以上の汚染地域: 125,000 km2 
      185〜555k㏃/㎡ 
      高汚染地域– 移住権を持つ居住区域
          汚染地域全体の約1割を占める
      37〜185k㏃/㎡
      汚染地域(Contaminated Area)
          キエフなど大都市を含み,500万人以上が住んでいる
         欧州でも,スウェーデン,ノルウェイ,フィンランド,スイス,オーストリア
         の一部で 37 kBq/m2以上の汚染が発生(全面積4.5万km2)

 


    ※ チェルノブイリフォーラム報告書(2006)

                                     (ベラルーシ・ロシア関係) 長友 謙治




 
 
 

  政府の 今日に至る
    福島第一原発事故への対処方法は、

  ☟のように、
     すでに、事故の約2ヵ月後には、
  その骨格ができていました。

  政府のフクシマ対応は、
  ひとえに、
 
  「原子力の復権」のためであったわけです。
     (そして、暗に 「国家経済」の破綻回避のため・・・)

  我々は、
  この原発事故が、
  どれほど大規模のものであったかを
  十分に認識できていません。 

 




                 2011.5.24  第16回原子力委員会
                      河田東海夫(NUMO フェロー)

      􀁺 チェルノブイリ事故に比べ,面積的には一桁狭いが,濃度的には

        同事故に匹敵する土壌のセシウム汚染が生じている


       今後の対応について(1)
      􀁺 福島県内では,チェルノブイリ事故で居住禁止や農業禁止となったレベルの
      深刻な土壌や環境の汚染が いくつかの市町村にまたがって発生している(注)。
      􀁺 原子炉の安定化と後始末は必ず成し遂げなければならない大事な仕事であるが、

      それ以上に大事なのは「社会的修復」であり、日本の原子力の復権は福島地方

      の土壌・環境汚染問題を住民との間で 民主的な方法によって解決できるかどうかに

      かかっている
      􀁺 避難者を地元に帰し,生活を取り戻させるためには,大規模な土壌修復計画が
      不可欠であり,それらと連動した避難解除計画,長期モニタリング,住民ケアを含む
      包括的な環境修復事業(ふるさと再生事業)に 国は強い決意で臨む必要があり,
      そのために しっかりした体制を構築することが望まれる。
      􀁺 事故後の影響域住民の放射線防護やそれを基軸に置いた環境修復事業に
      かんしては,国際的指針(ICRP勧告やIAEA 安全基準等)にしたがった透明性の
      ある取組が必要。
 
 

     (注)
      チェルノブイリ事故で設定された汚染のレベル区分とそれにもとずく対策は
     放射線防護上は より安全側設定であったが,その便益べ生に比べ,住民の生活
     への過大な負荷を強いる結果になり,今日では,「最適化」や「正当化」の視点から
     問題があったとの評価がなされている
      我が国としては,その後に整備された国際的指針をもとに,「最適化」や「正当化」
     の観点でバランスのとれたあらたなレベル区分設定を行うことが望まれる

         <ウクライナの農業(2)
                       ウクライナにおいて チェルノブイリ関連の総予算は、非常に大きく、GDP
                   の数%のレベルであった(1992年 4.6%、1993年 1.9%、1994年 2.2%)。
         そのうち (補助金や、医療・サナトリウム無料サービスといった)社会保障費用は、
         1992年で 42%、2000年で 95%であった。
          2000年のウクライナの国家予算において、チェルノブイリ関係費用が占める割合は
         4.6%であった。 しかし この額は、法律によって必要とされるものの 27%に
         過ぎない。  必要額と提供される資金のギャップは、ウクライナの「国家経済」が
         チェルノブイリ支出を担えないことを示している。
 


      今後の対応について(3)
     􀁺 環境修復事業(ふるさと再生事業)の計画と遂行には,そのための基本指針を
     明確化する必要がある。このため,準備組織における検討と並行して,放射線審議会
     において ICRP勧告111号(注)の福島第一発電所事故後への適用に関する検討を
     至急行い,事故後対応における放射線防護の基本指針(参考レベルの設定を含む)
     を国民や関係住民に明示すべきである(当面暫定案とし,防護方策の「最適化」と
     「正当化」の観点から,状況に応じて適宜見直すことも可)。

    (注)ICRP Publication 111
     原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に居住する人々の防護
     に対する委員会勧告の適用

     住民の事故後20年間の平均被ばく量(全身被ばく)
    • 特別放射線管理地域の住民
           – 事故後20年間の累積被ばく量は50mSv以上
     – 人によっては数100 mSv
    • 汚染地域の住民
     – 事故後20年間の累積被ばく量は10〜30mSv
    • 内部被ばくの寄与率は 38%(ロシア,ベラルーシ)〜55%(ウクライナ)
    • 上記累積線量の8割は 最初の10年に,残り2割が その後の10年に被ばく
    • 年間被ばく量の減少は 今後(20年目以降)は非常に遅く,年3〜5%程度しか期待
     できない
    • 小児の甲状腺ガンの問題を除いて、健康への影響は認められていない
                             Chernobyl Legacy (2nd edition) , IAEA 2
 





  因みに、
 この第16回原子力委員会が開かれた前日の5月23日、 
 NHKは 時論公論 「放射性物質の除染を急げ」  という論説を発表しており、
 原子力委員会の元委員長代理・田中俊一氏のコメントを載せている。

  ※ 文科省が、4月19日 福島県教委等に 学校再開基準20m㏜/年を通知する前に、
    やはり、4月13日 NHKの「時事公論」が この決定の露払いをしている。 
                             <ガラスバッジ(3)








(1) のつづき
 
 
◆食糧危機:きしむ世界/2 農地がダイヤになる 
                                               2008年 6月3日 毎日
  約3000平方メートルの立会場に取引人がひしめき合い、「売り」と「買い」の声が
飛び交う シカゴ商品取引所(CBOT)の穀物取引フロア。開設以来160年がたった
市場で異変が起きている。
 トウモロコシや大豆などの先物取引に、原油、金など、もうけが出ると見込んだ
商品に投資する 「商品(インデックス)ファンド」の資金が大量に流れ込み、相場を
押し上げた。 CBOT穀物市場の取引高は 7兆円前後だったが、ファンドの運用規模
は その3倍。穀物相場を知り尽くす穀物 メジャーも、金融のプロに太刀打ちできず、
時に大きな損失を被るという。
 
  投機資金は、農地にも向かい始めた。
 
  「兄は 5haの売却に応じましたが、隣接地に 5haの農地を持つ弟はまだです」。
ルーマニアの首都ブカレストから北東約 90キロのココラ村。農地買い上げ会社・
グローバルコム社の出張所では、農地買収の打ち合わせが続いていた。
「 農地は、いずれダイヤモンドに変わる 」と話す フランス人のジャン・ウーベル社長
(47)は、「 もう一押し 」と指示した。
 ドナウ川が国土を横切るルーマニアは、欧州連合(EU)で「最も肥沃」な土地だ。農地価格は、1ha当たり2000〜3000ユーロと 西欧の5分の1以下だが、この1年
で 2倍に。 欧州系の農業関連企業だけでなく、中東産油国の王族など転売して
利ざやを狙う投機家が 農地を購入する。ウーベル社長は 「 あと5年で、主要な
土地は外資が買い占めるだろう 」と予測した。
ココラ村の公証役場前で「1haの農地売却に サイン してきた」と話す ブリーカ・コンスタンチン
さん(71)に出会った。 3haの土地で小麦などを栽培してきたが、最近は燃料高
などで経営は苦しく、「 穀物価格が上がっているのに 農地を手放さなければなら
ない 」と、うつむいた。
 ココラ村から 南東 60キロにあるカララシ県では、1万5000戸の零細農家が共同
組織を作り競争力強化を図ったが、それでも苦しい状況には変わりがない。
旧国営サイロ会社を買収した米穀物メジャーのカーギル社が独占的に買い上げる
ため 小麦の生産者価格は 1キロ当たり 0・5レウ(約22円)とカーギル社の販売価格
の半値以下にとどまるという。
「 われわれは収奪されている。穀物高騰の恩恵は、すべて持っていかれている 」
と、政府系農業コンサルタント機構カララシ支部のチューダー代表(48)は怒る。
 
  穀物価格高騰は、休耕地を復活させる 新たなビジネスも生んだ。
 
 世界有数の穀倉地帯 ウクライナ。西部リビウの北 20キロにある英国資本「ランド
コム」の農場は、黄色い菜種の花が地平線まで広がっていた。
最新鋭のトラクターが畑を耕し、肥料を積んだトラックが農道を行き交う。
 リチャード・スピンクス社長(41)は 「農地を借り上げ、大規模化している」と話す。
これまで 6万7000haを取得、35万haまで拡大を目指す。
 社会主義体制崩壊で、旧ソ連圏の農業の主体は 公営農場から零細農家に
変わった。だが、資金不足で 大型機械を導入できないため生産性が低い。
国連食糧農業機関(FAO)によると、ウクライナは 年1億トンの小麦生産能力が
あるが、現状は 約3500万トン。潜在性の高さに目をつけた資本が、いま、大量に
流れ込んでいる。
 
 

 

小麦が倉庫に入りきらずに簡易倉庫で発芽してしまっているウクライナの小麦
テレビ朝日 報道ステーション(2008年6月5日 木曜日)より
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/92/18965481e2fbdf3aa85af3185554dbc0.jpg

 
      小麦の高騰は ウォール街とウクライナが連携して作り出している。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/db/1e6d0af60398079b85de9f002f20e1b8.jpg
 
 
       06年に干ばつで オーストラリアの小麦が大不作となったのを機に、大豆などに
     価格高騰が広がり、穀物価格は 99年に比べ約2倍に値上がりした。
      世界の人口は年間8000万人ずつ増加。 経済成長を背景に途上国では、飼育に
     大量の穀物が 必要な牛肉や豚肉の消費が急拡大する。
            また、ブッシュ米大統領が 07年にバイオエタノール利用増を打ち出し、大量の トウモロコシ
     が燃料用に使われ始めた。
           穀物輸出国が 国内価格安定のため相次いで 輸出を制限したことも拍車をかけた。
     さらに、米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題で行き場を失った
     投機資金が穀物市場に流入、価格を押し上げた。
      世界の農家は 生産を増やし、今年の生産量は 過去最大となる見通しだ。それでも
     消費量は 生産を上回る見込みで、在庫減少が続く。ドル安を背景に 商品相場全体
     が上昇を続けており、価格高騰は 「歯止めがかかりづらい」 との見方が強い。
                                                                 毎日 2008年6月2日
 
 
     世銀 食糧危機へ緊急12億ドル資金枠新設
                                                                       2008.5.30
 【ワシントン=渡辺浩生】世界銀行のゼーリック総裁は29日、世界的な食糧危機に対応
するため総額12億ドル(約1300億円)の緊急資金枠を設定すると発表した。価格高騰に
苦しむ途上国や貧困国向けに無償援助や融資を即応的に実施する。来月初めにローマで
開かれる食糧サミットや7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を前に、食糧危機
に対する世銀の取り組みを強化する。
 深刻な食糧不足で緊急支援が必要と判断した国として、ジブチ、ハイチ、リベリア
各500万〜1000万ドル規模の無償援助を同日承認。来月には トーゴイエメン、タジキスタン
への無償援助も承認する。
 また、2億ドルの多国間信託基金を創設し、小規模農家に種子や肥料を供給、食糧生産性
向上を促す。 さらに 農業・食糧支援額を 現在の 40億㌦から来年は 60億㌦に拡大する方針。
 
 ゼーリック総裁は 最も早く 国際社会に食糧価格高騰の警告を発したひとりとされ、「 これら
の取り組みは 空腹や栄養失調の差し迫った危険への対処を手助けするだろう 」と語った。
 
 
 


RADIATION MONITORING AND RADIATION PROTECTION OF POPULATION
                      http://www.ec-sage.net/D04_03.pdf
 
 
 
 
   ウクライナでは 13 万5000 人以上が強制避難・移住させられ、数万人が自主的に
汚染地域から移住した。
   ウクライナでは 170 万人以上が、汚染地域に住んでいたか、いまも暮らしている。
 
  リクビダートルや汚染地域住民の間では、数十万人の健康が悪化し(チェルノブイリ事故との
病気の因果関係が確認されているのは ウクライナでは 2002年までに 9万6000 人)、財産
が失われ、家族が死亡した。 家計の担い手が死亡したので保障を受けているのは、2003年
に 1万3027 家族である。
  避難や移住に伴う、新たな住居と社会インフラの建設計画は巨大なもので、そのような計画
の実行は、資材、人材、資金が集中的に管理されている 中央集権ソビエト社会でのみ可能
であった。 1986年から 2000年の間に、約2万8000 軒分の家とアパートが建設された。
4万8000人分の学校、1万1000人分の幼稚園、数十の病院と診療所が建設された。
残念ながら、建築の質が上等だったとは言い難く、また 移住者たちに新たな仕事は提供され
なかった。彼らには 少しの社会保障が与えられるだけで、将来への展望は暗いものだった。
   被災者には一応、無料の社会サービス、(免税、格安ローン、高等教育費援助といった)
特権や補助金など、さまざまな形での援助が提供された。たとえば、1990-1993年の間に、
91万3000人の大人が無料の健康リハビリ休暇を サナトリウムですごした。そうした特典を
利用した子どもの数は もっと多く、1990-2000年には 毎年 18万から50 万人が利用した。
しかしながら、資金の不足から、そのようなサービスを享受できたのは、援助法でその権利が
認められた人の一部に過ぎなかった。1991年にそのようなサービスを受けたのは 被災者の
半分で、1992年は 3人に1人、1995年には 8人に1人であった。
   被災者に対して 補助金が支払われている。その額は、個々人への支払いは小さなもの
だが、チェルノブイリ予算の中では 最も大きな部分を占めている。
ウクライナにおいて チェルノブイリ関連の総予算は、非常に大きく、GDP の数%のレベルで
あった(1992年 4.6%、1993年 1.9%、1994年 2.2%)。そのうち (補助金や、医療・サナトリウム
無料サービスといった)社会保障費用は、1992年で 42%、2000年で 95%であった。
2000年のウクライナの国家予算において、チェルノブイリ関係費用が占める割合は 4.6%
あった。 しかし この額は、法律によって必要とされるものの 27%に過ぎない。必要額と提供
される資金のギャップは、ウクライナの国家経済が チェルノブイリ支出を担えないことを示している。
 

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