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(2) のつづき
福島県の甲状腺検査の考察
〜 特に 嚢胞も結節もない A1判定について 〜
3
前記事 の表における 市町村別の各判定割合は、
二次検査の結果の出具合(確定率) と その未受験者の多寡が
市町村によって違うために、A判定は その真の値として考えられる最小数、
B 或は通常診療等は その最大数を記してある。
そこで、今 各市町村における A(A1,A2)判定、通常診療等の割合の
それぞれ 最大数と最小数を求めて、各判定割合の取る値の幅を計算して
表にすると、下のようになる。
※ 一次検査の確定者のA判定(A1,A2)が 正しく判定されたという仮定の下で、
各市町村における 一次検査確定者の各判定割合の真の値は、この幅の中にある。
B判定 ー 二次検査確定者 = 二次検査未受診者+二次検査未確定者
一次検査 ↓
確定数 (率) ▼ A1 A2 通常診療等 、
川俣町 1,757 99.7 5 44.3〜44.6 54.9〜55.2 0.51〜0.80
浪江町 2,471 98.8 5 41.0〜41.2 58.0〜58.2 0.81〜1.01
飯舘村 758 99.9 3 47.1〜47.5 51.7〜52.1 0.79〜1.19
南相馬市 8,838 99.5 16 42.8〜43.0 56.5〜56.7 0.51〜0.69
伊達市 9,071 99.7 11 43.5〜43.6 55.9〜56.0 0.52〜0.64
田村市 4,978 99.5 10 41.0〜41.2 58.2〜58.4 0.60〜0.80
広野町 677 99.7 2 41.9〜42.2 57.2〜57.5 0.59〜0.89
楢葉町 985 98.6 1 41.7〜41.8 57.8〜57.9 0.41〜0.51
富岡町 1,954 98.0 7 41.1〜41.5 58.0〜58.3 0.56〜0.92
川内村 210 98.6 1 32.4〜32.9 66.7〜67.1 0.48〜0.95
大熊町 1,727 98.6 3 43.1〜43.3 56.2〜56.3 0.58〜0.75
双葉町 674 98.5 1 41.7〜41.8 58.2〜58.3 0.00〜0.15
葛尾村 150 100.0 0 49.3 50.7 0.00
福島市 42,539 99.7 68 42.3〜42.5 57.0〜57.2 0.50〜0.66
二本松市 7,840 99.6 9 43.6〜43.7 55.8〜55.9 0.50〜0.61
本宮市 4,790 99.7 7 43.4〜43.6 56.0〜56.2 0.42〜0.56
大玉村 1,259 99.8 0 44.9 54.9 0.24
郡山市 46,652 97.7 97 39.9〜40.1 59.4〜59.6 0.42〜0.63
桑折町 1,624 99.5 5 42.9〜43.2 56.5〜56.8 0.37〜0.68
国見町 1,235 99.8 1 39.8 59.6〜59.7 0.57〜0.65
天栄村 790 100.0 5 41.3〜41.9 57.6〜58.2 0.51〜1.14
白河市 9,639 99.9 18 43.1〜43.3 56.5〜56.7 0.28〜0.47
西郷村 3,162 99.7 9 42.7〜42.9 56.7〜57.0 0.32〜0.60
泉崎村 992 99.6 1 37.1〜37.2 62.6〜62.7 0.20〜0.30
三春町 2,330 98.1 10 38.4〜38.8 60.9〜61.4 0.26〜0.69
いわき市 38,722 87.7 248 37.1〜37.7 62.1〜62.8 0.13〜0.77
須賀川市 10,982 96.5 34 38.7〜39.0 60.6〜60.9 0.43〜0.74
相馬市 4,510 96.0 7 42.5〜42.6 57.0〜57.1 0.40〜0.55
鏡石町 1,916 97.2 2 39.6〜39.7 59.8〜59.9 0.57〜0.68
新地町 988 96.1 5 39.7〜40.2 59.2〜59.7 0.61〜1.11
中島村 720 95.9 3 39.2〜39.6 60.1〜60.6 0.28〜0.69
矢吹町 2,306 96.6 5 39.4〜39.6 60.1〜60.3 0.30〜0.52
石川町 1,919 95.5 6 40.4〜40.8 59.0〜59.4 0.21〜0.52
矢祭町 715 97.7 2 36.2〜36.5 63.5〜63.8 0.00〜0.28
浅川町 969 95.4 3 43.2〜43.6 56.0〜56.3 0.41〜0.72
平田村 826 97.4 2 42.5〜42.7 56.9〜57.1 0.36〜0.61
棚倉町 2,076 97.2 10 39.8〜40.3 59.4〜59.9 0.24〜0.72
塙町 1,130 97.3 3 39.6〜39.9 59.7〜60.0 0.35〜0.62
鮫川村 472 97.3 4 37.3〜38.1 61.4〜62.3 0.42〜1.27
小野町 1,197 95.8 7 31.7〜32.3 67.5〜68.1 0.17〜0.75
玉川村 936 97.4 5 37.9〜38.5 61.2〜61.8 0.32〜0.85
古殿町 744 94.9 2 39.5〜39.8 60.1〜60.3 0.13〜0.40
檜枝岐村 65 98.5 0 41.5 58.5 0.00
南会津町 1,721 98.0 7 38.6〜39.0 60.5〜61.0 0.41〜0.81
金山町 119 99.2 0 32.8 67.2 0.00
昭和村 93 100.0 0 38.7 61.3 0.00
三島町 116 96.7 0 20.7 78.4 0.86
下郷町 598 97.9 3 40.8〜41.3 58.5〜59.0 0.17〜0.67
喜多方市 5,086 91.5 37 35.3〜36.0 64.0〜64.7 0.00〜0.73
西会津町 606 94.2 4 43.2〜43.9 56.1〜56.8 0.00〜0.66
只見町 447 98.0 4 37.6〜38.5 61.1〜62.0 0.45〜1.34
猪苗代町 1,679 98.2 10 40.0〜40.6 59.3〜59.9 0.12〜0.71
磐梯町 391 98.2 1 39.6〜39.9 59.6〜59.8 0.51〜0.77
北塩原村 367 97.6 0 36.8 62.7 0.54
会津美里町 2,303 92.7 13 39.3〜39.9 60.1〜60.7 0.00〜0.56
会津坂下町 1,851 91.4 10 33.4〜33.9 66.1〜66.6 0.00〜0.54
柳津町 382 99.2 0 40.1 59.9 0.00
会津若松市 12,146 86.6 89 34.0〜34.8 65.2〜65.9 0.16〜0.75
湯川村 470 93.4 3 36.4〜37.0 63.0〜63.6 0.64
計 256,670 95.9 824 40.1〜40.4 59.2〜59.6 0.35〜0.67
ここで、A1判定の割合に注目して、
各市町村が どんな分布をしているかを見てみる。
( *** 県北、 *** 県中、 *** 県南、 *** 会津、 *** 南会津、 *** 相双 )
% <――― 嚢胞、結節のある者の割合が多い ―――
30 31 32 33 34 35 36 37
−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|
――‐ 川内村
―――‐ 小野町 ----- 会津坂下町 ------- 喜多方市
・ 金山町 -------— 会津若松市 --- 矢祭町
北塩原村 ・
湯川村 ------
※ 三島町 20.7
37 38 39 40 41 42 43 44
−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|
―‐− 浪江町、田村市
―ー‐ 富岡町 ― 南相馬市
− 楢葉町、双葉町
―‐‐ 広野町 ― 大熊町
伊達市 −
— 泉崎村 ――‐ 三春町 ・ 国見町
-— 郡山市 ――― 天栄村
―‐ 福島市
― 西郷村
―‐ 桑折町
― 白河市
本宮市 ―
二本松市 -
――― いわき市 ・ 昭和村 ―――‐ 猪苗代町
―――‐ 鮫川村 ・ 柳津町 — 相馬市
-- 須賀川市 ―― 石川町 ― 平田村
――――‐ 只見町 ―‐ 古殿町 ------- 下郷町 浅川村 ――
――ー 玉川村 ―― 塙町、磐梯町 ・ 檜枝岐村
— 鏡石町 西会津町 ―――‐
――― 新地町
――‐ 棚倉町
---- 南会津町
―― 中島村
------- 会津美里町
― 矢吹町
44 45 47 48 49
−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−−−|−−−
―‐ 川俣町 ―― 飯舘村 ・ 葛尾村
・ 大玉村 ―――― 嚢胞も結節もない者の割合が大きい ―――>
この図から 何を読み取れるだろうか?
これだけ見ても、何かを読み取るということは、おそらく難しい。
いまだ 漠然とし過ぎているのである。
次回は、
A1判定割合の各市町村の,この分布図を 今少しはっきりさせていく。
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福島県
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(1) のつづき
福島県の甲状腺検査の考察
〜 特に 嚢胞も結節もない A1判定について 〜
2
また、A1判定における 各年齢階級の数と割合が
資料②−17 (年齢階級は本格検査の検査受診時点の年齢) に出ている。
2〜7歳 8〜12歳 13〜17歳 18〜23歳 計
男 17,189 14,945 16,726 5,686 54,546
女 15,453 12,911 13,891 6,069 48,324
計 32,642 27,856 30,617 11,755 102,870
% 31.7 27.1 29.8 11.4 ③ 一次検査の結果確定率 (結果確定者数/受診者数)
平成26年度実施 25市町村は 郡山市を除いて 98%以上、
平成27年度実施 34市町村は いわき市と会津若松市を除いて
91%以上である。
④ 二次検査
一次検査で B,C判定となった者(2,061人)⋆は、二次検査で 再び超音波検査
をし、血液検査と尿検査を行い、必要に応じ 穿刺吸引細胞診をする。
⋆ C判定になった者は 誰もいない
そして、
二次検査で A1,A2判定になった者は、一次検査のA判定者( 254,609人 )
と同じく 次回検査となり、他は 概ね 6か月or1年後に通常診療(保険診療)
等となる。
二次検査受診者は 対象者(2,061人)の65.3%、 1,345人。
うち、H28年3月31日現在 検査結果が確定したのは、92.3%の 1,242人で、
二次検査確定者は、
A1判定が 43人、A2判定が 287人、通常診療等が 912人であった。
これから、一次検査、いわゆるスクリーニングの信頼度は、
少なくとも 73%以上はあったことになる。 912/1,242 ≒ 0.73
二次検査の結果確定数の,検査対象者(一次検査・B判定)に対する割合は、
前記事の基礎資料の表に 青色で示した。
二次検査受診者の,検査確定率は 92.3%と高いが、この青色の数字は
全体で 60.3%とずいぶん低い。市町村で 大きな違いもあるが、一次検査
でB判定だったが、二次検査を受けなかった者が 相当程度いたのである⋆。
⋆ 二次検査の未受診者は、
H26年度実施対象市町村では 19.7%、H27年度実施対象市町村では 59.2%
であった。
二次検査では、一次検査で B判定とされた者の,26.6%⋆が A判定に
変更された。 ⋆ (43+287)/1,242=0.2657
そこで、前記事 の基礎資料の表を、このことを考慮して より正確な表に
書き換えてみる。
ただし、上にも指摘したように、二次検査の未受診者が 全体で40%近く、また
H27年度実施では 60%近くもいるため、これら一次検査B判定者の真の判定は
下の表には反映されていない。
一次検査 % B 或は 通常
受診者(率) 確定数 (率) A1 (率) A2 (率) 診療等 (率) ※
川俣町 1,763 (71.7) 1,757 99.7 778 44.3 965 54.9 14 0.80 4
浪江町 2,500 (66.3) 2,471 98.8 1,012 41.0 1,434 58.0 25 1.01 5
飯舘村 759 (67.6) 758 99.9 357 47.1 392 51.7 9 1.19 3
南相馬市 8,882 (68.4) 8,838 99.5 3,783 42.8 4,994 56.5 61 0.69 13
伊達市 9,100 (77.5) 9,071 99.7 3,944 43.5 5,069 55.9 58 0.64 8
田村市 5,005 (68.3) 4,978 99.5 2,043 41.0 2,895 58.2 40 0.80 9
広野町 679 (61.3) 677 99.7 284 41.9 387 57.2 6 0.89 2
楢葉町 999 (67.0) 985 98.6 411 41.7 569 57.8 5 0.51 1
富岡町 1,994 (64.3) 1,954 98.0 803 41.1 1,133 58.0 18 0.92 4
川内村 213 (59.2) 210 98.6 68 32.4 140 66.7 2 0.95 1
大熊町 1,752 (70.1) 1,727 98.6 744 43.1 970 56.2 13 0.75 2
双葉町 684 (54.4) 674 98.5 281 41.7 392 58.2 1 0.15 1
葛尾村 150 (62.2) 150 100.0 74 49.3 76 50.7 0 0.00 0
福島市 42,653 (76.5) 42,539 99.7 18,009 42.3 24,250 57.0 280 0.66 58
二本松市 7,872 (74.3) 7,840 99.6 3,417 43.6 4,375 55.8 48 0.61 8
本宮市 4,804 (75.7) 4,790 99.7 2,080 43.4 2,683 56.0 27 0.56 5
大玉村 1,262 (74.9) 1,259 99.8 565 44.9 691 54.9 3 0.24 0
郡山市 47,773 (71.6) 46,652 97.7 18,630 39.9 27,730 59.4 292 0.63 82
桑折町 1,632 (76.4) 1,624 99.5 696 42.9 917 56.5 11 0.68 4
国見町 1,237 (76.2) 1,235 99.8 491 39.8 736 59.6 8 0.65 1
天栄村 790 (71.8) 790 100.0 326 41.3 455 57.6 9 1.14 5
白河市 9,652 (75.7) 9,639 99.9 4,151 43.1 5,443 56.5 45 0.47 17
西郷村 3,172 (76.0) 3,162 99.7 1,349 42.7 1,794 56.7 19 0.60 8
泉崎村 996(74.5) 992 99.6 368 37.1 621 62.6 3 0.30 1
三春町 2,375(74.6) 2,330 98.1 894 38.4 1,420 60.9 16 0.69 10
いわき市 44,143 (68.6) 38,722 87.7 14,364 37.1 24,058 62.9 300 0.77 217⋆
須賀川市 11,382(71.7) 10,982 96.5 4,246 38.7 6,655 60.6 81 0.74 27
相馬市 4,697(66.3) 4,510 96.0 1,915 42.5 2,570 57.0 25 0.55 6
鏡石町 1,971(72.9) 1,916 97.2 758 39.6 1,145 59.8 13 0.68 2
新地町 1,028(69.6) 988 96.1 392 39.7 585 59.2 11 1.11 3
中島村 751(67.4) 720 95.9 282 39.2 433 60.1 5 0.69 3 ⋆
矢吹町 2,386(69.7) 2,306 96.6 908 39.4 1,386 60.1 12 0.52 5
石川町 2,009(68.0) 1,919 95.5 776 40.4 1,133 59.0 10 0.52 5
矢祭町 732(69.3) 715 97.7 259 36.2 454 63.5 2 0.28 1
浅川町 1,016(73.1) 969 95.4 419 43.2 543 56.0 7 0.72 2
平田村 848 (66.7) 826 97.4 351 42.5 470 56.9 5 0.61 2
棚倉町 2,136(69.1) 2,076 97.2 827 39.8 1,234 59.4 15 0.72 10 ⋆
塙町 1,161(67.7) 1,130 97.3 448 39.6 675 59.7 7 0.62 1
鮫川村 485 (67.1) 472 97.3 176 37.3 290 61.4 6 1.27 4 ⋆
小野町 1,250(62.8) 1,197 95.8 380 31.7 808 67.5 9 0.75 6 ⋆
玉川村 961(70.0) 936 97.4 355 37.9 573 61.2 8 0.85 5 ⋆
古殿町 784(72.3) 744 94.9 294 39.5 447 60.1 3 0.40 1 ⋆
檜枝岐村 66(60.0) 65 98.5 27 41.5 38 58.5 0 0.00 0
南会津町 1,757(60.3) 1,721 98.0 665 38.6 1,042 60.5 14 0.81 5
金山町 120(59.1) 119 99.2 39 32.8 80 67.2 0 0.00 0
昭和村 93(69.4) 93 100.0 36 38.7 57 61.3 0 0.00 0
三島町 120(60.9) 116 96.7 24 20.7 91 78.4 1 0.86 0
下郷町 611(60.4) 598 97.9 244 40.8 350 58.5 4 0.67 2 ⋆
喜多方市 5,558(60.2) 5,086 91.5 1,796 35.3 3,253 64.0 37 0.73 35 ⋆
西会津町 643(60.9) 606 94.2 262 43.2 340 56.1 4 0.66 2 ⋆
只見町 456(62.0) 447 98.0 168 37.6 273 61.1 6 1.34 3 ⋆
猪苗代町 1,710(62.0) 1,679 98.2 672 40.0 995 59.3 12 0.71 4 ⋆
磐梯町 398(63.4) 391 98.2 155 39.6 233 59.6 3 0.77 1
北塩原村 376(64.7) 367 97.6 135 36.8 230 62.7 2 0.54 0
会津美里町 2,484(65.5) 2,303 92.7 905 39.3 1,385 60.1 13 0.56 13 ⋆
会津坂下町 2,026(63.7) 1,851 91.4 618 33.4 1,223 66.1 10 0.54 8 ⋆
柳津町 385(62.9) 382 99.2 153 40.1 229 59.9 0 0.00 0
会津若松市14,025(58.6) 12,146 86.6 4,135 34.0 7,920 65.2 91 0.75 89 ⋆
湯川村 503(72.3) 470 93.4 171 36.4 296 63.0 3 0.64 3 ⋆
計 267,769(70.2) 256,670 95.9 102,913 40.1 152,026 59.2 1,731 0.67 ⋆ 一次検査 B判定のうち 二次検査の確定した割合(確定率)が 50%未満。
: 確定率が低いのは、二次検査未受診者(※)の割合が多いからである。
※ 前記事の表における「通常診療等」の数は、
葛尾村、大玉村、三島町、北塩原村
以外は、減る可能性がある。
☟
上の表の 「B 或は 通常診療等」は、減らなかった場合の数である。
したがって、これが減った場合は、減った分だけ、上の表の「A1」or「A2」の
数字は 増えることになる。
つまり、
上の表の 「B 或は 通常診療等」 欄は 各市町村の その最大数、
「A1」「A2」欄は その最小数を示している。
この表をざっと見て 気づくことは、
H26年度検査(川俣〜三春) と H27年度検査(いわき〜湯川)で、A1判定の%
の数字の傾向に違いがあることである。
※ A2判定の%は、A1判定の%に連動していて、A1の%が小さくなれば、
A2の%は 逆に大きくなる
つまり、大雑把な傾向として、
H26年度のA1判定の割合 > H27年度のA1判定の割合
※ これは
H26年度A2判定の割合 < H27年度のA2判定の割合
ということでもある。
となっているのである。
こうなっている理由として、まず
検査年度が 1年ずれていて、H27年度受診者の年齢は H26年度受診者
より 1歳増えているため、H27年度の検査結果は H26年度受診者が1つ上
の年齢になった時の甲状腺の状態を示している
( = この1年間に、今までなかった嚢胞や結節のできた者が ある程度いた )
と考えられる。
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福島県の甲状腺検査の考察
〜 特に 嚢胞も結節もない A1判定について 〜
まず、基礎資料を掲げる。
一次検査 % 二次検査
受診者(率) 確定率 A1 A2 B 確定数 (率) A1 A2 通常診療等
川俣町 1,757 (71.7) 99.7 775 959 23 18 78.3 3 6 9
浪江町 2,500 (66.3) 98.8 1,012 1,432 27 22 81.5 0 2 20
飯舘村 759 (67.6) 99.9 355 389 14 11 78.6 2 3 6
南相馬市 8,882 (68.4) 99.5 3,779 4,978 81 65 80.2 4 16 45
伊達市 9,100 (77.5) 99.7 3,944 5,043 84 73 86.9 0 26 47
田村市 5,005 (68.3) 99.5 2,042 2,885 51 41 80.4 1 10 30
広野町 679 (61.3) 99.7 284 384 9 7 77.8 0 3 4
楢葉町 999 (67.0) 98.6 411 569 5 4 80.0 0 0 4
富岡町 1,994 (64.3) 98.0 802 1,128 24 17 70.8 1 5 11
川内村 213 (59.2) 98.6 68 140 2 1 50.0 0 0 1
大熊町 1,752 (70.1) 98.6 744 969 14 11 78.6 0 1 10
双葉町 684 (54.4) 98.5 280 392 2 1 50.0 1 0 0
葛尾村 150 (62.2) 100.0 74 74 2 2 100.0 0 2 0
福島市 42,653 (76.5) 99.7 17,997 24,198 344 276 80.2 12 52 212
二本松市 7,872 (74.3) 99.6 3,416 4,366 58 49 84.5 1 9 39
本宮市 4,804 (75.7) 99.7 2,080 2,679 31 24 77.4 0 4 20
大玉村 1,262 (74.9) 99.8 565 689 5 5 100.0 0 2 3
郡山市 47,773 (71.6) 97.7 18,622 27,679 351 254 72.4 8 51 195
桑折町 1,632 (76.4) 99.5 696 914 14 9 64.3 0 3 6
国見町 1,237 (76.2) 99.8 491 735 9 8 88.9 0 1 7
天栄村 790 (71.8) 100.0 325 454 11 6 54.5 1 1 4
白河市 9,652 (75.7) 99.9 4,150 5,426 63 45 71.4 1 17 27
西郷村 3,172 (76.0) 99.7 1,349 1,786 27 18 66.7 0 8 10
泉崎村 996 (74.5) 99.6 368 621 3 2 66.7 0 0 2
三春町 2,375 (74.6) 98.1 893 1,414 23 13 56.5 1 6 6
いわき市 44,143 (68.6) 87.7 14,362 24,038 322 74 23.0 2 20 52
須賀川市 11,382(71.7) 96.5 4,245 6,638 99 65 65.7 1 17 47
相馬市 4,697 (66.3) 96.0 1,915 2,565 30 23 76.7 0 5 18
鏡石町 1,971(72.9) 97.2 758 1,143 15 13 86.7 0 2 11
新地町 1,028(69.6) 96.1 391 584 13 8 61.5 1 1 6
中島村 751(67.4) 95.9 282 433 5 2 40.0 0 0 2
矢吹町 2,386(69.7) 96.6 908 1,383 15 10 66.7 0 3 7
石川町 2,009(68.0) 95.5 775 1,131 13 7 53.8 1 2 4
矢祭町 732(69.3) 97.7 259 452 4 2 50.0 0 2 0
浅川町 1,016(73.1) 95.4 418 543 8 5 62.5 1 0 4
平田村 848 (66.7) 97.4 351 469 6 4 66.7 0 1 3
棚倉町 2,136(69.1) 97.2 827 1,233 16 6 37.5 0 1 5
塙町 1,161(67.7) 97.3 448 674 8 5 62.5 0 1 4
鮫川村 485(67.1) 97.3 176 290 6 2 33.3 0 0 2
小野町 1,250(62.8) 95.8 379 808 10 3 30.0 1 0 2
玉川村 961(70.0) 97.4 355 572 9 4 44.4 0 1 3
古殿町 784(72.3) 94.9 294 447 3 1 33.3 0 0 1
檜枝岐村 66(60.0) 98.5 27 38 0 0 -- 0 0 0
南会津町 1,757(60.3) 98.0 665 1,040 16 9 56.3 0 2 7
金山町 120(59.1) 99.2 39 80 0 0 -- 0 0 0
昭和村 93(69.4) 100.0 36 57 0 0 -- 0 0 0
三島町 120(60.9) 96.7 24 91 1 1 100.0 0 0 1
下郷町 611(60.4) 97.9 244 350 4 1 25.0 0 0 1
喜多方市 5,558(60.2) 91.5 1,796 3,253 37 0 0.00 0 0 0
西会津町 643(60.9) 94.2 262 340 4 0 0.00 0 0 0
只見町 456(62.0) 98.0 168 273 6 2 33.3 0 0 2
猪苗代町 1,710(62.0) 98.2 672 995 12 2 16.7 0 0 2
磐梯町 398(63.4) 98.2 155 233 3 2 66.7 0 0 2
北塩原村 376(64.7) 97.6 135 230 2 2 100.0 0 0 2
会津美里町 2,484(65.5) 92.7 905 1,385 13 0 0.00 0 0 0
会津坂下町 2,026(63.7) 91.4 618 1,223 10 0 0.00 0 0 0
柳津町 385(62.9) 99.2 153 229 0 0 -- 0 0 0
会津若松市14,025(58.6) 86.6 4,135 7,920 91 2 2.19 0 0 2
湯川村 503(72.3) 93.4 171 296 3 0 0.00 0 0 0
計 267,769(70.2) 95.9 102,870 151,739 2,061 1,242 60.3 43 287 912
↑
二次検査対象者数。
うち、受診者数は 65.3%
の1,345人。 上の表は 平成28年3月31日現在の公表資料である。
この表から読み取れることは、
① 一次検査の受診率: 54.4〜77.5%
避難市町村が 非避難市町村より 低い傾向にある。
受診率が高い順に並べてみると、
伊達市(77.5)>福島市>桑折町>国見町>西郷村>白河市・本宮市>大玉村 (74.9)
>三春町 >泉崎村>二本松市(74.3) >浅川町(73.1)>鏡石町>古殿町・湯川町
>天栄村(71.8) >川俣村・須賀川市>郡山市>大熊町>玉川村(70.0)
>矢吹町(69.7)>新地町>中島村・昭和村>矢祭村>棚倉町(69.1)
>いわき市(68.6)>南相馬市>田村市(68.3)>石川町>塙町(67.7)>飯館村>中島村
>鮫川村>楢葉町(67.0)>平田村>浪江町・相馬市(66.3)>会津美里町(65.5)
>北塩原村(64.7)>富岡町(64.3) >会津坂下町>磐梯町(63.4)
>柳津町(62.9)>小野町>葛尾村>只見町・猪苗代町(62.0)>広野町(61.3)
>三島町・西会津町(60.9)>下郷町>南会津町(60.3)>喜多方市>檜枝岐村(60.0)
>川内村 (59.2)>金山町>会津若松市(58.6)>双葉村 (54.4)
※ 前回の平成27年12月31日現在の公表資料では、一次検査受診率が
50%に満たない市町村があったが、今回は 上のように 最低受診率
が54.4%と、すべての市町村で 50%を越えた。
② 一次検査受診者の年齢構成
公表資料②−12,13では、本格検査受診時点の年齢で、年齢階級別
( 2〜7歳 8〜12歳 13〜17歳 18〜23歳 )に受診者の数を出している。
各市町村における 2〜7歳 と 18〜23歳の階級の占める割合
に注目して、これら年齢層の割合の大きい市町村から順に挙げると、
2〜7歳: 11.7〜30.5%
大熊(30.5)大玉(28.1)西郷(28.0)天栄(27.0)双葉・泉崎(26.6)矢祭・鏡石(26.5)
白河・北塩原(26.3)浪江・鮫川(26.2)矢吹(26.1)南相馬(26.0)福島(25.9)昭和(25.8)
本宮(25.6)伊達(24.8)古殿(24.7)広野(24.6)飯館(24.5)二本松(24.4)川俣(24.3)
棚倉(24.1)石川(24.0)楢葉・郡山・平田(23.8)富岡(23.7)相馬(23.6)桑折(23.3)
田村・須賀川(23.2)川内(23.0)葛尾(22.7)三春(22.3)湯川・玉川・只見(21.5)塙(21.2)
柳津(21.0)会津美里(20.9)西会津・南会津(20.7)浅川・猪苗代(20.4)新地(19.9)
磐梯(19.3)国見(19.2)小野(19.0)会津坂下(18.7)いわき市(18.1)中島(18.0)
喜多方(17.6)会津若松(16.8)下郷(16.4)/金山(13.3)檜枝岐(12.1)三島(11.7)
☟
18〜23歳: 4.5〜15.8%
富岡(15.8)三春・いわき(15.1)浪江・古殿(14.7)広野(14.4)国見(14.1)楢葉(13.9)
浅川(13.0)福島(12.9)小野(12.5)塙(12.4)双葉・伊達(12.3)桑折(12.1)猪苗代(11.9)
須賀川(11.8)/郡山(11.6)大熊(11.4)泉崎・湯川・矢祭(11.3)南相馬・会津坂下・石川
(11.2)会津美里・下郷(11.0)白河(10.9)本宮・金山(10.8)鮫川(10.7)西郷・磐梯(10.6)
会津若松(10.4)棚倉(10.3)田村(10.2)二本松・鏡石・新地・玉川・西会津(10.1)
中島・南会津(10.0)相馬(9.9)大玉・昭和(9.7)川内・川俣・柳津・只見(9.4)三島(9.2)
喜多方・平田(9.0)矢吹(8.9)北塩原(8.8)葛尾(8.7)飯館(8.3)天栄(8.1)檜枝岐(4.5) 一方、資料②−4 では、
平成26年 および 平成27年の4月1日時点での年齢階級の数を出しており、
実施年度で 年齢階級に多少の異同はあるが、階級別の受診率がわかる。
7歳以下 8〜12歳 13〜17歳 18歳以上
H26年度実施市町村 45,216 49,696 50,281 13,505 ←受診者数
80.0 93.1 87.0 27.4
H27年度実施市町村 25,161 35,893 37,823 10,194 ←受診者数
74.5 92.6 85.9 21.3 、
計 78.0 92.9 86.5 24.4
となっている。
学童期は 受診率が高いが、幼年期は それと比べて幾分低い。
しかし、高校を卒業すると 受診率が極端に下がり、平均すると 4人に 1人
しか受診しない状態となっている。
これらは、ほぼ全ての市町村で 同じ傾向になっている(例外.大熊町)。
資料②−17 (年齢階級は本格検査の検査受診時点の年齢) から、
各年齢階級における A1、A2、B判定の割合がわかる。
7歳以下では 男女とも A1の割合が 55%以上と、A2判定の人数より多く、
8歳以上では 逆に A2判定がA1判定より多くなり、特に 8〜17歳においては
A2判定は 60%以上となっている。
18歳以上では 男女ともに A1判定は 約40%前後で、下の階級の 8〜12歳、
13〜17歳より A1判定の割合が多くなっている。
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2016.6.12 脱原発市民会議かながわ
司会: 前田朗 (東京造形大、刑事人権論、戦争犯罪論、原発民衆法廷判事 )
パネリスト: 武藤類子 (福島原発告訴団団長、ひだんれん共同代表) 飯田能生 (元テレビ局プロデューサー、ミナカナ(市民勝手連ミナセン 神奈川)@湘南連絡会共同代表)
おしどりマコ (芸人) 村田弘 (福島原発かながわ訴訟原告団団長) 2015/04/29
2014年9月12日 同志社大学 今出川キャンパス 良心館
■パネリスト
村田晃嗣(同志社大学学長、法学部 教授) 「国際政治から見た宗教研究への期待」 位田隆一(同志社大大学院 グローバル・スタディーズ研究科特別客員教授、京大名誉教授) 「国際生命倫理から見た宗教研究の課題」 木原活信(同志社大学 社会学部 教授) 「社会福祉とスピリチュアリティ」 ■コメンテータ:島薗 進 (上智大学教授、東京大学名誉教授) 1986年、チェルノブイリ原発労働者の町プリピャチで事故発生の1ヵ月前 に
生まれる。2008年から日本で演奏活動を始め、2014年からの「東日本大震災
かながわ追悼の夕べ」には毎回参加、透き通った歌声で歌を捧げている。
昨年、一昨年とウクライナの平和を願い、在邦のウクライナ人たちに声をかけ、
平和への祈りの集いも開いた。
(未完成)
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kyomu- 翻訳
Woman breaks silence among Fukushima thyroid cancer patients 2016年5月28日(土)撮影。種々の懸念で 匿名をもとめた若い女性 KORIYAMA, Japan (AP) — She's 21, has thyroid cancer, and wants people in her prefecture
in northeastern Japan to get screened for it. That statement might not seem provocative,
but her prefecture is Fukushima, and of the 173 young people with confirmed or suspected
cases since the 2011 nuclear meltdowns there, she is the first to speak out.
That near-silence highlights the fear Fukushima thyroid-cancer patients have about being the "nail that sticks out," and thus gets hammered.
郡山、日本(AP) ――― 彼女は21歳、甲状腺がんをもっている。日本の東北地方にある
彼女の県の人々が 甲状腺がんのスクリーニングを受けることを望んでいる。
その語り口は 挑発的には見えないが、彼女は福島県人で、2011年のメルトダウン以来、「悪性
ないし悪性疑い」 173人の若者のなかで最初に 思い切って話すことにした。
それは、出る杭のようなものであり、そして このように打たれるという 福島の甲状腺がん
の患者がもっている恐れ、あのアカラサマには語られない最も重要なことである。
The thyroid-cancer rate in the northern Japanese prefecture is many times higher than what
is generally found, particularly among children, but the Japanese government says more cases
are popping up because of rigorous screening, not the radiation that spewed from Fukushima
Dai-ichi power plant.
To be seen as challenging that view carries consequences in this rigidly harmony-oriented
society. Even just having cancer that might be related to radiation carries a stigma in the only
country to be hit with atomic bombs.
東北地方における甲状腺がんの発生率は、ふつうの、特に 子供たちに見つかるものより
何倍も高いが、日本政府は ほとんどの場合 厳格なスクリーニングのために起ったもので、
福島第一原発から出てきた放射線によるものではないと言う。
挑戦的に見られるために、その見解は 強固な調和型社会に影響を与えるのだ。放射線が
関係しているかもしれないガンをもっているだけでも、原爆を落とされた唯一の国において
不名誉となる。
"There aren't many people like me who will openly speak out," said the young woman, who
requested anonymity because of fears about harassment. "That's why I'm speaking out so
others can feel the same. I can speak out because I'm the kind of person who believes
things will be OK."
She has a quick disarming smile and silky black hair. She wears flip-flops. She speaks passion‐
ately about her new job as a nursery school teacher. But she also has deep fears: Will she be
able to get married? Will her children be healthy?
「 思い切ってあからさまに語ろうとする私のような人は 多くありません 」と、嫌がらせを恐れて
実名を伏せるよう求めた若い女性は語った。「 共感できる他の人々に、私が語っている理由
がそれです。私は 物事を楽観的に考える性格だから、はっきりものを言えるのです。 」
ちょっと愛嬌のある笑顔の、絹のような黒髪をした彼女は フリップフロップを着ていた。
彼女は、保育園の先生としての 自分の新しい仕事について情熱的に語った。 しかし、
彼女には 深い恐れもあった。自分は結婚できるのだろうか? 彼女の子供は健康だろうか?
She suffers from the only disease that the medical community, including the United Nations
Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation, has acknowledged is clearly related
to the radioactive iodine that spewed into the surrounding areas after the only nuclear disaster
worse than Fukushima's, the 1986 explosion and fire at Chernobyl, Ukraine.
Though international reviews of Fukushima have predicted that cancer rates will not rise as a
result of the meltdowns there, some researchers believe the prefecture's high thyroid-cancer
rate is related to the accident.
1986年チェルノブイリでの爆発と火災 〜 福島よりひどい 唯一の核災害の後に 周辺地帯に
広がった放射性ヨウ素が明らかに関係すると、原子放射線の影響に関する国連科学委員会
を含む医学界が認めた ただ一つの病気を、彼女は患っている。
福島についての国際的な報告書は、メルトダウンの結果として ガンの発生率は上がらない
だろうと予測しているが、研究者の中には この地域の高い甲状腺ガンの発生率は 事故
由来のものだと信じている者もある。
The government has ordered medical testing of the 380,000 people who were 18 years or
under and in Fukushima prefecture at the time of the March 2011 tsunami and quake that
sank three reactors into meltdowns. About 38 percent have yet to be screened, and the
number is a whopping 75 percent for those who are now between the ages of 18 and 21.
政府は、3つの原子炉をメルトダウンさせた2011年3月の津波と地震の時点で、福島県に
いた18歳以下の38万人の医療検査を命じた。 まだ 約38%がこれを受けていない。
そして、今 18歳から21歳までの人たちの なんと75%が受けていない。
※ 本格検査(H28.3.31現在)
一次検査未受診者:29.8%
内、18〜22歳(本格検査年次当初時点)の未受診者:75.6%
The young woman said she came forward because she wants to help other patients, especially children, who may be afraid and confused. She doesn't know whether her sickness was caused by the nuclear accident, but plans to get checked for other possible sicknesses, such as
uterine cancer, just to be safe.
"I want everyone, all the children, to go to the hospital and get screened. They think it's too
much trouble, and there are no risks, and they don't go," the woman said in a recent interview
in Fukushima. "My cancer was detected early, and I learned that was important."
この若い女性は言う。他の患者、特に 慄(おのの)き 混乱しているかもしれない子供たちを
助けたいと思って、私は 前に進み出たのです、と。 彼女は、自分の病気が核事故による
ものかどうかはわからない。しかし、子宮がんのような他の病気の可能性を、念のため 検査
する予定である。
「 私は みんなに、特に 子供たちに病院に行って、検査を受けてほしいのです。彼らは それが
大変めんどくさい、何も危険はないと考えて 行かないのです。 」 彼女は、つい最近の 福島
でのインタビューで、「 私のがんは 早期に発見されました。それ(早期発見)が重要なことだ
と学びました。 」と言った。
Thyroid cancer is among the most curable cancers, though some patients need medication for
the rest of their lives, and all need regular checkups.
The young woman had one cancerous thyroid removed, and does not need medication except
for painkillers. But she has become prone to hormonal imbalance and gets tired more easily.
She used to be a star athlete, and snowboarding remains a hobby.
A barely discernible tiny scar is on her neck, like a pale kiss mark or scratch. She was
hospitalized for nearly two weeks, but she was itching to get out. It really hurt then, but
there is no pain now, she said with a smile.
"My ability to bounce right back is my trademark," she said. "I'm always able to keep going."
甲状腺がんは、一生 薬が必要な患者もいるし、定期的な健康診断が すべての患者に必要
ではあるが、もっとも 治せるがんの一つである。
この若い女性は、甲状腺がんの転移があった。そして、鎮痛剤以外の薬はいらない。しかし、
彼女は ホルモンバランスが崩れる傾向となり、たいへん疲れやすくなっている。 以前は
運動が得意で、スノーボードは いまなお趣味である。 わずかに見える小さな傷痕が、
淡いキスマークかひっかき傷のように、彼女の首にある。
彼女は、2週間近く入院したが、出たくて むずむずした。その時は ほんとうに傷ついたが、
今は 全く痛みはないと、笑いながら言った。「 立ち直りの能力が 私のトレードマークです。
私は いつも前向きにやっていけます。 」と。
She was mainly worried about her parents, especially her mother, who cried when she found
out her daughter had cancer. Her two older siblings also were screened but were fine. Many Japanese have deep fears about genetic abnormalities caused by radiation. Many,
especially older people, assume all cancers are fatal, and even the young woman did herself
until her doctors explained her sickness to her.
The young woman said her former boyfriend's family had expressed reservations about their
relationship because of her sickness. She has a new boyfriend now, a member of Japan's
military, and he understands about her sickness, she said happily. 彼女は、主に 両親に 気を使っていた、特に 娘ががんと分った時に泣いた母のことを。
2人のきょうだいもまたスクリーニングを受けたが、問題なかった。多くの日本人には、放射線
によって引き起こされる遺伝的異常に 深い恐れがある。 多くは、特に年配の人びとは、
がんは すべて 致命的だと思い込んでいる。この若い女性ですら、医者に 自分の病気のこと
を説明されるまでは そうだった。
彼女の前のボーイフレンドの家族は、彼女の病気のために 彼らの関係を危惧したという。
今 新たなボーイフレンドがいるが、彼は自衛隊員で 病気に理解があると、うれしそうに
彼女は言った。
A support group for thyroid cancer patients was set up earlier this year. The group, which
includes lawyers and medical doctors, has refused all media requests for interviews with the
handful of families that have joined, saying that kind of attention may be dangerous.
When the group held a news conference in Tokyo in March, it connected by live video feed
with two fathers with children with thyroid cancer, but their faces were not shown, to disguise
their identities. They criticized the treatment their children received and said they're not
certain the government is right in saying the cancer and the nuclear meltdowns are unrelated.
甲状腺がんの患者を支援するグループが 本年はじめ設置された。弁護士と医師を含む この
グループは、その種の注目が危険かもしれないとして、どんなメディアにも 参加者の家族へ
のインタビューの要請を拒んでいる。グループが 3月に東京で 記者会見を開いた時には、
甲状腺がんの子をもつ2人の父親を撮影したライブビデオでつながったが、身元を隠すため
に 彼らの顔は見せなかった。彼らは、子供たちが受ける扱いに批判的で、がんと原発事故
は関連がないと言っている 政府を正しいとは思っていない。
Hiroyuki Kawai, a lawyer who also advises the group, believes patients should file Japan's
equivalent of a class-action lawsuit, demanding compensation, but he acknowledged more
time will be needed for any legal action. "The patients are divided. They need to unite, and
they need to talk with each other," he told AP in a recent interview.
河合弘之 は、彼もまた このグループにアドバイスしている弁護士だが、患者たちは 賠償を
求めて 日本流の集団訴訟を提訴すべきだと信じている。しかし、どんな法的措置を求める
にしても もっと時間がいるだろうことを認めている。「 患者らはバラバラになっている。彼らは
団結する必要がある。そして、互いに話し合わねばならない。 」と、最近のインタビューでAP
に語った。
The committee of doctors and other experts carrying out the screening of youngsters in
Fukushima for thyroid cancer periodically update the numbers of cases found, and they have
been steadily climbing.
In a news conference this week, they stuck to the view the cases weren't related to radiation. Most disturbing was a cancer found in a child who was just 5 years old in 2011, the youngest
case found so far. But the experts brushed it off, saying one wasn't a significant number.
"It is hard to think there is any relationship," with radiation, said Hokuto Hoshi, a medical doctor who heads the committee.
福島の若者への甲状腺がんのスクリーニングをやっている 医師や他の専門家からなる
検討委員会は、その症例数を定期的に更新しており、その数は 着実に上昇している。
今週の記者会見において、彼らは 症例数は 放射線とは関係ないという見解を固執した。
いちばん気掛かりなことは、2011年にちょうど5歳だった子供〜 これまでのところ最も若い
ケースであるが〜 に見つかったがんであった。しかし、専門家らは、一人は 意味のある数字
ではないと言って、これを無視した。委員会の座長である医師の星北斗は、「 (放射線と)
何らかの関係があるとは考えにくい 」と言った。
Shinsyuu Hida, a photographer from Fukushima and an adviser to the patients' group, said
fears are great not only about speaking out but also about cancer and radiation.
He said that when a little girl who lives in Fukushima once asked him if she would ever be
able to get married, because of the stigma attached to radiation, he was lost for an answer
and wept afterward. "They feel alone. They can't even tell their relatives," Hida said of the
patients. "They feel they can't tell anyone. They felt they were not allowed to ask questions."
飛田晋秀 〜 福島の写真家であり、患者グループのアドバイザー 〜 は、思い切って言うこと
の恐怖ばかりでなく、がんと放射線についての恐怖は 大きいと言った。彼は、福島に住む
少女が、放射線に付いた汚名のために、かって 彼に 「 私、いつか結婚できますか 」と尋ねた
時、答えに詰まり 後で泣いた。「 彼らは孤独を感じている。自分の家族にも語れない。 」
と飛田は患者のことを語った。「 彼らは 誰にも語れないと感じている。彼らは 疑問を尋ねる
ことを許されていないと感じている。 」と。
The woman who spoke to AP also expressed her views on video for a film in the works by
independent American filmmaker Ian Thomas Ash.
She counts herself lucky. About 18,000 people were killed in the tsunami, and many more lost
their homes to the natural disaster and the subsequent nuclear accident, but her family's
home was unscathed.
When asked how she feels about nuclear power, she replied quietly that Japan doesn't need
nuclear plants. Without them, she added, maybe she would not have gotten sick.
APに語った女性は、また 独立の米映画監督イアン・トマス・アッシュが制作した映画ビデオに
彼女の考えを表明した。
彼女は 自分自身 幸運だと思っている。約1万8000人が 津波で死んだ。そして、自然災害
と それに続く 原発事故で、もっと多くの人が その家を失った。しかし、彼女の家族の家は
無傷だった。原子力について どう感じるかと尋ねられた時、彼女は 即座に 「 日本に原発は
いらない 」と答えた。「 それらがなかったら 」 〜 と、彼女は付け加えた。「 たぶん、病気には
ならなかったでしょう。 」―――。
原発事故当時15歳女性の証言
Ash's video interview:
Follow Yuri Kageyama on Twitter at https://twitter.com/yurikageyama
Her work can be found at http://bigstory.ap.org/content/yuri-kageyama
2016.01.17
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