|
(1)のつづき
資料3
参考: <第13回検討委員会資料
市町村別一次検査結果
平成25年12月31日現在
*:5.1mm以上 *:5.0mm以下 +:20.1mm以上 +:20.0mm以下
平成23年度 実施対象市町村検査結果 (国が指定した避難区域等の13市町村)
判定区分別人数 結節(人) 嚢胞(人)
受診者数 結果確定数 A1 A2 B C * * + +
川俣町 2237 2237 1532 697 8 0 8 17 0 685
浪江町 3223 3223 2106 1092 25 0 25 41 0 1077
飯館村 941 941 693 242 6 0 6 15 0 231
南相馬市 10657 10641 6732 3857 52 0 52 86 0 3815
伊達市 10639 10637 6775 3812 50 0 48 31 1 3812
田村市 6373 6370 4030 2307 33 0 33 11 0 2313
広野町 810 809 507 298 4 0 4 3 0 298
楢葉町 1112 1107 631 470 6 0 6 4 0 472
富岡町 2221 2218 1310 896 12 0 12 6 0 896
川内村 275 272 151 117 4 0 4 1 0 117
大熊町 1934 1931 1123 794 14 0 14 7 0 791
双葉町 924 922 557 362 3 0 3 3 0 361
葛尾村 181 180 114 65 1 0 1 3 0 64
その他 34 34 17 17 0 0 0 0 0 17
41561 41522 26278 15026 218 0 216 228 1 14949
平成24年度(いわき市は久之浜等一部の地区のみ)
受診者数 結果確定数 A1 A2 B C * * + +
福島市 47068 47046 26865 19906 275 0 268 192 3 19921
二本松市 8711 8709 5121 3535 52 1 52 43 1 3536
本宮市 5199 5189 2939 2222 28 0 26 25 1 2226
大玉村 1359 1359 811 541 7 0 7 8 0 541
郡山市 54120 54018 27885 25661 472 0 468 338 3 25749
桑折町 1806 1806 996 798 12 0 12 9 0 799
国見町 1372 1372 728 629 15 0 14 8 1 633
天栄村 867 863 530 327 6 0 6 3 0 331
白河市 11104 11101 6290 4747 64 0 64 58 0 4741
西郷村 3631 3631 2106 1495 30 0 30 20 0 1496
泉崎村 1154 1154 523 626 5 0 5 10 0 623
三春町 2507 2503 1186 1300 17 0 17 14 0 1301
いわき市 341 341 140 198 3 0 3 1 0 198
138865 136936 74920 61045 970 1 956 701 9 61158
平成25年度
受診者数 結果確定数 A1 A2 B C * * + +
いわき市 45860 45133 19754 24998 381 0 380 246 1 25095
須賀川市 10783 10449 4689 5679 81 0 81 46 0 5704
相馬市 4808 4776 2261 2474 41 0 41 43 0 2483
鏡石町 1842 1793 840 946 7 0 7 5 0 947
新地町 1038 1038 466 565 7 0 7 4 0 569
中島村 717 711 320 389 2 0 2 7 0 387
矢吹町 2229 1567 651 909 7 0 7 2 0 910
石川町 1966 1801 825 968 8 0 8 8 0 970
矢祭町 733 574 203 371 0 0 0 2 0 369
浅川町 992 983 411 560 12 0 12 8 0 567
平田村 760 558 264 290 4 0 4 2 0 293
棚倉町 2101 1866 747 1097 22 0 22 9 0 1107
塙町 1103 913 310 599 4 0 4 6 0 600
鮫川村 481 477 220 254 3 0 3 4 0 254
小野町 1125 199 72 124 3 0 3 2 0 125
玉川村 919 348 143 202 3 0 3 2 0 204
古殿町 732 459 223 230 6 0 6 2 0 235
その他 10365 21 8 13 0 0 0 0 0 13
88554 73666 32407 40668 591 0 590 398 1 40832
※ 「その他」は、今後 検査結果の発送を予定している会津地域17市町村
合計 269354 254280 134805 117679 1795 1 1778 1355 11 117876
上の表は、数字の羅列ばかりで、これを どう見たらよいのか
シロウトには 皆目 わからないが、
■1. まず 目につくのは、
各市町村の A1判定の% と A2、B、C判定の%の比率である。
(%は 原資料を参照)
結節も嚢胞も認められなかった者 (A1判定)は、 (単位:%)
避難区域13市町村においては、
川俣:68.5、浪江:65.3、飯館:73.6、南相馬:63.3、伊達:63.7、
田村:63.3、広野:62.7、楢葉:57.0、富岡:59.1、 川内:55.5、
大熊:58.2、双葉:60.4、葛尾:63.3
中通り(平成24年度検査)においては、
福島:57.1、二本松:58.8、本宮:56.6、大玉:59.7、郡山:51.6、
桑折:55.1、国見:53.1、 天栄:61.4、白河:56.7、西郷:58.0、
泉崎:45.3、三春:47.4、いわき:41.1
平成25年度検査においては、
いわき:43.8、須賀川:44.9、相馬:47.3、鏡石:46.8、新地:44.9、
中島:45.0、 矢吹:41.5、 石川:45.8、矢祭:35.4、浅川:41.8、
平田:47.3、 棚倉:40.0、 塙:34.0、 鮫川:46.1、小野:36.2、
玉川:41.1、 古殿:48.6
となっている。
甲状腺に病変の影さえない者は
避難区域には 60〜70%と多く、
平成24年度検査での 中通りでは、45〜60%となり、
平成25年度検査の白河付近を除く 県南や相馬・新地は 50%にも満たない。
このことは、
甲状腺に嚢胞や結節が認められる A2判定 や B・C判定については、
避難区域では 30〜40%、中通りの平成24年度検査では 40〜55%、
白河付近を除く県南や相馬・新地では 軒並み 50%以上
ということである。
福島県立医大の検査が 十分 信頼できるものとすると⋆、
この顕著な違いを どう考えればよいのだろうか?
( 検討委員会では このことは話題にはなっていない )
⋆ シロウトには 実に不思議なことであるが、5.1mm以上の結節or20.1mm以上の嚢胞
(B判定)だった者の2次検査の超音波検査において、A1判定やA2判定と修正された
者が 少なからずいることである。 5mmや20mmものものが見出されたのに、それが
‘間違っていました’と言っているわけで、逆に言うと 1次検査で見出されなかったもの
が 多々あるということを、これは意味するのだろう。
もっとも、1次検査は 病変を拾う方向のバイアスがかかっていたとも言えるかもしれない。
以下、しばらく この検査結果に拘って、考えてみる。
鈴木真一氏は、年度を追う毎に A1判定の割合が少なくなっているのは、
1年毎に 年齢が1歳づつ増えて、分布が 年齢の高い方にずれてくるからだ
と指摘している。
ここでの問題は、原因は それだけかどうかを調べることにある。
① 3.11以前から 「甲状腺病変の地域による違い」があったとすると⋆、
平成23年度より 24年度、24年度から 25年度と、だんだん 病変の割合
が高い地に向って 検査したことになっている。
⋆ 県立医大 及び 県は、「検査結果には 放射線の影響がない」という立場である
これは、県立医大は、事前に このような甲状腺の地域による違いを
知って 検査の年度を割り振ったかと見えてしまう。
(特に、その感を強くするのは、たとえば 白河・西郷と須賀川である。
空間線量や土壌汚染では、白河・西郷より須賀川の方が高いが、前者は 24年度、
須賀川は 25年度の検査である。しかも、A1判定の割合は 前者は 56%を超え、
須賀川は 45%を割っている。)
http://map.olp.yahooapis.jp/OpenLocalPlatform/V1/static?appid=kk912hexg66bZk4eCF6UDp.8Jpcyds7P0SbTWvZMurhKFfktVucI0IWVpoeIOH5_v8cSJ934&logo=off&scalebar=off&mode=map&pointer=off&v=2&datum=wgs&width=340&height=180&z=11&pinicon_1_star=37.2894017,140.3542557
地図画面右上の「地図 ▽」を開いて
「情報を重ねる」欄の「 放射線情報[災] 」に✔を入れる
と、詳細な汚染地図になります。
もし、この結果が 3.11以前の状況と同じであったとすると、これは
その地の自然環境や社会or文化、食物や生活習慣 或は住民の遺伝体質
によるのであろう。
そこで、
○ 甲状腺に何らの病変のない割合が 40%しかなかった棚倉町
に注目してみる。
結果確定数は、88.8%の 1866人で、内 何ら病変のなかった子が、
747人(40.0%)、それに引き替え A2判定が 58.8%の1097人。
また、B判定が 22人の 1.2%もいる(C判定はなし)。
この22人は、すべて 結節が 5.1mm以上で、嚢胞 20.1mm以上は 0人。
ただし、嚢胞20.0mm以下の嚢胞が 1107人いるのに、A2判定は1097人しか
いない。 この1107人は A2判定になるはずだが、これは どういうことか?
この棚倉町の環境に 同じ遺伝体質の住民が、郡山市の 結果確定
99.8% 54018人が住んでいたとすると、B判定は 637人いることになる。
54018×0.0118 ≒ 637
実際の郡山市(A1判定:51.6%)のB判定は 0.9%の 472人だった。
この内 結節 5.1mm以上が 468人、嚢胞 20.1mm以上が 3人いた。
因みに、B判定の者が受ける 2次検査で 細胞診をしたのは、
2次検査の受診者 401人(85%)の内 92人である。
では、
○ 病変のない者(A1判定)が 34%しかなかった塙町は どうか?
結果確定数は、82.8%の 913人で、内 何ら病変のなかった子が、
310人(34.0%)、それに引き替え A2判定が 65.6%の 599人。
また、B判定が 4人の 0.4%いる(C判定はなし)。
この4人は すべて 結節が5.1mm以上で、5.0以下は 6人。
嚢胞 20.1mm以上は 0人、20.0mm以下の嚢胞は 600人。
ここでも、600人に嚢胞があったにもかかわらず、A2判定は 599人となっている。
この塙町に、郡山市の 結果確定 99.8% 54018人が住んでいたとすると、
B判定は 237人いることになる。 54018×0.00438 ≒ 237
(未完成) 結節性甲状腺腫のうち、良性のもの
・甲状腺腺腫 (腺腫or濾胞(ロホウ)腺腫):甲状腺の左右どちらかに、1つだけ結節ができ、
良性の腫瘍が細胞分裂を起こした結果
・腺腫様(センシュヨウ)甲状腺腫 (結節):腫瘍性ではない細胞分裂の結果起こる(過形成)
・嚢胞(ノウホウ)
:ほとんどの場合、嚢胞は、甲状腺腺腫や腺腫様甲状腺腫が変性する形で生じる
|
放射能汚染と どう向き合うか
[ リスト | 詳細 ]
第14回「県民健康管理調査」検討委員会(平成26年2月7日開催)http://www.pref.fukushima.jp/j/img_n066.gif
日時: 2月7日(金)13時30分 ~ (検討会後、記者会見)
会場: グランパークホテルエクセル福島恵比寿 2階 「さくら」 議事: (1) 基本調査について (2) 詳細調査について 平成23、24年度県内実施対象市町村 二次検査終了者
二次検査実施者
平成23、24年度実施対象市町村(平成25年5月27日現在までの実施状況)
二次検査終了者
平成23、24年度実施対象市町村(平成25年5月27日現在までの実施状況)
二次検査実施者
平成23、24年度県内実施対象市町村別二次検査結果
第10回検討委員会資料の訂正内容 二次検査実施状況(平成25年1月28日現在)
第9回検討委員会資料の訂正内容 二次検査実施状況(平成24年11月5日現在)
第8回検討委員会資料の訂正内容 二次検査実施状況(平成24年8月31日現在) 平成24 年度県民健康管理調査「健康診査」における血液検査結果データ
の一部に転記誤りがあったことが判明いたしました。
平成25年12月26日に記者会見を行い、数値データの誤りの他、判定区分に 差違を生じることとなった受診者の方々に謝罪するとともに、公表資料の一部
にも誤りを発生させたことについて関係の方々、さらには県民の皆様にお詫び
申し上げました。
現在、血液検査データを手作業で転記した受診録2万3千件余について、 該当医療機関に確認作業を依頼しております。また、手作業以外のものに
ついても、受診録に正しい数値が間違いなく記載されているか、確認を行って
おります。確認の結果、検査結果の数値や判定区分に変更が生じた受診者
に対しては、随時お詫び方説明を行います。
これらの状況について報告いたします。 ・・・
1 「問診票-簡易版-」に係る進ちょく状況
従来の問診票(以下、「詳細版」という)において回答がない「甲状腺検査」 対象者(但し、避難地域等にお住まいだった方を除く)に対して、昨年11月末から
12月中旬にかけて「問診票-簡易版-」を約25万通発送した。
・・・
2 問診票の回答状況及び線量推計作業状況
(1) 問診票の回答状況 平成25年12月31日現在、全県ベースでは対象者 2,056,994人のうち、 515,212人から 回答が寄せられ、回答率は 25.0%となっている。
従前から、相双地区では回答率が 44%に達しているなど、県内においても 地域による偏りがみられたが、会津・南会津地区においては今回、簡易版
による効果により、前回報告の13〜15%台から16〜17%台に上昇した。
・・・
線量推計作業・結果通知
回答された問診票の行動記録を デジタルデータ化し、(独)放射線医学総合研究所が 開発した評価システムを用いて 外部被ばく積算実効線量を推計している
4 実効線量推計結果の評価 H25.12.31現在
実効線量の推計結果に関しては、これまでと同様の傾向にあると言える。 これまでの疫学調査により 100mSv以下での明らかな健康への影響は 確認されていない1)ことから、4ヶ月間⋆の外部被ばく線量推計値では
あるが、「放射線による健康影響があるとは考えにくい」と評価される。
1)放射線の線源と影響
原子放射線の影響に関する国連科学委員会UNSCEAR2008年報告書[日本語版]
第2巻独立行政法人放射線医学総合研究所
⋆ 3月11日〜7月11日
刊行年月 2013.5
県民健康管理調査 基本調査
外部被ばく線量推計結果 平成25年12月31日現在 【 全県調査(先行調査+全県民調査) 】 ⋆1 除.放射線業務従事者 ⋆2 放射線業務従事者除く線量別割合(%)
(mSv)
実効線量 全データ ⋆1 県北 県中 県南 会津 南会津 相双 いわき ⋆2 〜1未満 311,567 305,286 40,908 66,257 23,376 37,403 3,768 61,995 71,579 66.3 〜2未満 134,002 131,606 75,564 39,548 2,410 223 23 13,260 578 28.6 〜3未満 20,795 20,403 12,265 6,135 12 8 0 1,963 20 4.4 〜4未満 1,541 1,457 443 296 0 1 0 714 3 0.3 〜5未満 622 578 44 6 0 0 0 526 2 0.1 〜6未満 496 437 25 2 0 0 0 409 1 0.1 〜7未満 297 258 8 0 0 0 0 250 0 0.1 〜8未満 166 128 1 0 0 0 0 127 0 0.0 〜9未満 124 82 0 0 0 0 0 82 0 0.0 〜10未満 78 46 0 0 0 0 0 46 0 0.0 〜11未満 78 45 0 0 0 0 0 45 0 0.0 〜12未満 54 32 1 0 0 0 0 31 0 0.0 〜13未満 40 14 0 0 0 0 0 14 0 0.0 〜14未満 35 13 0 0 0 0 0 13 0 0.0 〜15未満 32 11 0 0 0 0 0 11 0 0.0 15以上〜 307 12 0 0 0 0 0 12 0 0.0 計 470,234 460,408 129,259 112,244 25,798 37,635 3,791 79,498 72,183 100.0 最高値 66 25 11 5.9 2.6 3.6 1.6 25 5.9
平均値 0.8 0.8 1.2 0.9 0.5 0.2 0.1 0.7 0.3 年齢別・線量別 内訳 【放射線業務従事者を除く】
( mSv) 震災時年齢(歳) 計 実効線量 0 ~ 9 10 ~ 19 20 ~ 29 30 ~ 39 40 ~ 49 50 ~ 59 60 ~ 69 70 ~ 79 80 ~ 〜1未満 34,331 28,892 22,553 35,168 29,831 37,674 49,931 40,047 26,859 305,286
〜2未満 15,287 13,469 9,568 17,262 16,068 18,531 20,492 13,393 7,536 131,606 〜3未満 3,721 2,110 1,050 2,183 2,121 2,894 3,388 2,039 897 20,403
〜4未満 167 116 86 153 155 260 255 181 84 1,457 〜5未満 22 53 41 44 82 109 95 83 49 578 〜6未満 17 20 27 38 48 101 84 71 31 437
〜7未満 4 7 13 21 30 49 61 49 24 258 〜8未満 2 7 8 7 15 37 23 19 10 128 〜9未満 1 6 3 8 8 18 16 10 12 82 〜10未満 0 1 1 2 4 13 13 8 4 46 〜11未満 1 1 1 2 9 14 6 8 3 45 〜12未満 0 0 0 2 0 7 10 11 2 32
〜13未満 0 0 0 0 1 6 4 2 1 14 〜14未満 0 0 1 1 1 5 3 2 0 13
〜15未満 0 0 0 0 0 6 4 1 0 11
15以上〜 0 1 0 0 2 2 5 0 2 12 計 53,553 44,683 33,352 54,891 48,375 59,726 74,390 55,924 35,514 460,408 市町村別・評価線量別集計 (放射線業務従事者を除く)
参考: 第13回結果
一次検査
平成25年12月31日現在(11月15日検査分まで結果確定)
対象者数 受診者数 結果判定数
A1 A2 B C
平成23年度 47,766 41,561 26,278 15,026 218 0
平成24年度 163,264 139,239 76,120 61,985 986 1 平成25年度 122,373 88,554 32,407 40,668 591 0
計 333,403 269,354 134,805 117,679 1,795 1 結節
全体 男 女
なし 251,147 127,367 123,780 A1 98.8%
〜3.0mm 323 153 170 ↴ A2 0.5%
3.1〜5.0mm 1,032 407 625 ⤴
5.1〜10.0mm 1,251 454 797 ↴ B 0.7%
10.1〜15.0mm 319 93 226
15.1〜20.0mm 105 31 74
20.1〜25.0mm 51 16 35
25.1mm〜 52 16 36 ⤴
嚢胞
全体 男 女
なし 136,393 71,578 64,815 A1 53.6%
〜3.0mm 71,413 36,613 34,800 ↴ A2 46.4%
3.1〜5.0mm 40,325 18,160 22,165
5.1〜10.0mm 6,019 2,148 3,871
10.1〜15.0mm 107 36 71
15.1〜20.0mm 12 0 12 ⤴
20.1〜25.0mm 8 1 7 ↴ B 0.004%
25.1mm〜 3 1 2 ⤴
二次検査
平成25年12月31日現在
対象者数 受診者数 結果確定者数
次回検査(A1 A2) 通常診療等(内 細胞診)
平成23年度 218 192 187 (12、 41) 134 ( 89)
平成24年度 987 872 826 (50、 217) 559 (243)
平成25年度 591 426 329 (21、 130) 178 ( 37)
計 1796 1490 1342 (83、 388) 871 (369) http://1.bp.blogspot.com/-RBmfwvwwLyU/Uvdaf2aEDtI/AAAAAAAAA5Q/CFw0jDFxjgc/s1600/%E8%A2%AB%E3%81%B0%E3%81%8F%E5%86%85%E8%A8%B3.jpg
(つづく)
|
|
(6) のつづき
放射線の健康影響に関する専門家意見交換会(第3回)
ビデオ 2013年 12月21日(土)
講師:鈴木眞一氏、津田敏秀氏
講師、専門家(県・市町村アドバイザー)による意見交換 3:14〜
司会: 環境省環境保健部放射線健康管理担当参事官 桐生康生 (厚労省出向)
3.県民健康管理調査結果における 甲状腺癌の発生率について (続2)
**: ・・・(聞き取れない)400名に 十代前半に 甲状腺癌が 2例見つかっている。
もう一つ言うと、反核医師の会,青木(克明/広島共立病院医師)先生の資料
では、19歳以上の 137人に 4人の甲状腺がんが見つかっている。・・・
見といてください⋆。もう、後は言いません。
原発事故後、広島に移住された方 もしくは保養に来られた方からの依頼に
応えて、2012年4月から13年5月までの間に、8回の出張甲状腺エコー検査を
行い、315名の方に検査を体験していただきました。・・・
年齢と結果を記録している278人(10才以下 121人、11ー18才 20人、19才以上
137人;福島88人、東日本153人 広島等37人)について 福島方式で判定。
A1 210人、 A2 57人、 B 7人、 C 4人
C判定はいずれも乳頭癌疑い 成人女性3人(福島2人、仙台1人)
成人男性1人(福島)。 福島の女性2人は 手術終了し乳頭がんと確定。
全体では 福島の方が 27%、福島以外の東日本の方が 63%、広島の方
が 9%ですので、福島の割合が高いのが気になります。
検査当初は 小さな嚢胞は「異常なし」としていたので、A1が多くなっている。
B判定は 腺腫様甲状腺腺腫が 4名、慢性甲状腺炎が 3名。
悪性の可能性のある結節と悪性の可能性はないのう胞をまとめて 1つの
判定区分にすることには 私は賛成できない。 A2は「 たとえ悪性であっても
手遅れにはならんから次回検診まで検査する必要はない 」という検査して
やる側からの区分け。受診者のもとには A1,A2といった判定区分のみが
報告され、それが 1mmの嚢胞なのか4mmの結節なのかはわからない。
画像が欲しければ戸籍謄本をとって情報開示請求を行い、料金を振り込ん
でからでないと入手できない現状には怒りを感じる。 ・・・
4.今後の対策について
・・・
太神和廣(郡山医師会理事): 今までの議論を拝聴して、鈴木先生の立場 と 津田
先生の立場と 随分違いがあるということを、皆さんも感じられたと思うが、
私、やっぱり 臨床**は この間 チェルノブイリから 20数年経っているので、
その当時の エコー と 今の エコー は 全然 検出感度と違うので、そこでの
データを そのまま比較するというのは、そもそも ムリがある。
この問題に決着をつける 一番簡単な というか 明確にする方法は、福島県
以外の同じような 大規模な調査を シッカリ やるということに尽きると思う。
西日本で・・・。
それから、スクリーニング効果かどうかを ハッキリ させるには、経年的にやって
行けば、この 1年 2年の間に この問題に 必ず決着がつくと思う。
津田先生の当りか外れか と仰られるのは、私ども臨床家の感覚から
すれば、ちょっとムリがあるんではないか・・・。
(閉会)
傍聴の
井戸川克彦-前双葉町長: 大変 議論としては よかったと思う。 もっと 議論
を深めてもらいたいと思う。 ただ、注文があります。被害者側の意見が
入っていませんでした。今日来られた会場の中から 本当の被害者の
生の声が伝わっていない。議論の締めくくりの中には、2年で もう打ち切る
とか そういうことを勝手に決めているが、それは打ち切ったことの責任を
自覚しているだろうか、十分でない検査体制の中で、十分に検査されて
いる人がいない、まだまだ・・・。県民の健康を本当に考えているのなら、
速やかに残っている人、全年齢を含めて検査すべきであって、全国の検査
よりも 県内の検査を最優先して、どんなに お金をかけても 今すぐやる
べき・・。ちょっと残念な思いをした。
それから、今日 初めてきてみて、アドバイザーの人達の言葉に失望した。
何か 自分が 今まで指導してきたことを守るための理論武装の議論をして
いた。津田教授に攻撃していた人もいたが、何か感ずることがあって攻撃
したんだろう。そういう意味では 分かってしまった。
しかし、残念ながら 住民たちが 本当に求めている健康な体・・・、ドクター
というのは商品なんですね、病気した人が。しかし、病気させないため
の捉え方をしなければならない という津田さんの言うことに対して、
(彼らは)そうじゃなく 受け入れ態勢なんだ。
本来なら 甲状腺がんの手術をした人の人生は 惨めです。生きている
うち、ずっと ホルモン剤を飲まなくてはならない。疲れますし・・・。そういった
手術をすることによっての悪影響、これは やはり 県民は知るべきだ。
あなた任せではダメだと思った。頑張りましょ!
この専門家意見交換会が終った直後に
↓の「考える」会が催されました。
■ 2013/12/21
この最後のビデオを見てみて下さい。(2時間15分)
たいへん示唆に富む 真摯な対話が交わされています。
(おわり)
北海道反核医師の会運営委員 松崎道幸 2013年2月15日
福島の小児甲状腺癌の発生率は チェルノブイリと同じか それ以上である可能性があります
核兵器と原発、ダメだべさ - 反核医師の会 核戦争に反対する医師の会 2013年10月23日
本田孝也氏(長崎県保険医協会理事長) 木村真三氏(獨協医科大学准教授)
西尾正道氏(北海道がんセンター名誉院長) 松崎道幸氏(深川市立病院)
◆福島の小児甲状腺がんについて
福島小児甲状腺調査 と 広島共立病院乳がん検診での甲状腺ABC(穿刺細胞)を
比較してみた。福島では 1000人に 1人が 甲状腺ABCを受けて 21%が悪性だった。
広島共立病院では 1000人に 4.5人が 甲状腺ABCを受けて 73%が悪性だった。
甲状腺がんの 9割を占める乳頭がんは 特徴的な超音波像をしており、細胞診とよく
一致する。ABCは 採決に使用する注射針を腫瘤に刺し、針孔に入った細胞を顕微鏡
で観察して判定する。首に針を刺されるのは不快であり がんの疑いが高い場合に
限って実施している。福島で 悪性の割合が低かったのは、見つかった結節が悪性
でないとの確証を強く望んだ方が多かったためであろう。
多くの甲状腺がんが発見されたことについて、福島県立医大甲状腺内分泌外科の
鈴木真一教授は「 福島での線量は チェルノブイリに比べて圧倒的に低い。放射誘発
甲状腺がんの潜伏期間は 最短で 4〜5年だが、福島は まだ 2年しかたっていない。
被曝時年齢が若いほど リスクが高いが、今回の症例の平均年齢は15歳と高い。
被曝と関係なく、既に できていたがんが、精度の高い検診を行ったことによって、
小さいうちに発見された可能性が高い。これが福島の子供たちのベースラインの頻度
となる 」と述べている。・・・
がん登録は 自治体が任意に行う事業であり 福島県は実施していない。広島県は
原爆被爆者の調査を基礎にがん登録制度を構築している。2008年度の甲状腺がん
罹患者数は 女性が約400人、男性が約100人であった。人口10万人当りの年齢別
がん罹患数では 甲状腺がんは 10代前半が1.5人、後半が0.7人、20代では前半
が3.3人、後半が6.9人であり、20代では 最も多いがんである。
福島での小児甲状腺がん発見数は 10万人当りでは 原発近くが31人、中央部で
32人となる。今後見つかるはずの小さながんが超音波検査で根こそぎ見つかった
と説明されているが、経緯を慎重に見守っていく必要があろう。
甲状腺がんは 10代から発症して60代で最多となるが、死亡登録は50歳以上である。
2008年度の罹患登録数と死亡登録数の比は 15対1で 最も死ににくい がんである。
ただし、術後には 甲状腺機能低下症となり ホルモン剤の内服が必要となる場合が
多く、広島共立病院の場合は 2/3を超えている。
|
|
(5) のつづき
放射線の健康影響に関する専門家意見交換会(第3回)
ビデオ 2013年 12月21日(土)
講師:鈴木眞一氏、津田敏秀氏
講師、専門家(県・市町村アドバイザー)による意見交換 2:42:20〜
司会: 環境省環境保健部放射線健康管理担当参事官 桐生康生 (厚労省出向)
3.県民健康管理調査結果における 甲状腺癌の発生率について (続)
□□: 非暴露集団で 甲状腺がんが 0、ほとんど出ていないということは、
放射性ヨウ素によるものが 主な原因であって、空間線量率というのは
これに どういう影響をしているのか、(空間線量は) ほとんど影響していない
としか読めないが、空間線量率を受けて対策をとるという結論は、これに
どう つながるのか?
津田: 空間線量率が大きいとか すべてだと言っているわけではない。 私は
空間線量率とヨウ素の影響が分離できていない と言っている。
チェルノブイリの場合、空間線量率の高い所に そのまま住み続けられている
のであれば、空間線量率の影響は 論理的に否定できる。 もしかしたら、
空間線量率の影響が あるのではないかと ヒヤリ としたのは、1年後なので
1年目より 多く見つかったのかもしれないにしても、もし これから増えていく
とすると、思っていた以上に 2年目の中通り地区の甲状腺癌の検出割合
が高かった・・・。 これは チェルノブイリ のデータ に頼っていただけでは イケナイ
と思って、それで 詳細に検討する必要があると・・・。
3年目が どういう風になるのか というのも、重要な情報を与えてくれると思う。
とにかく、今 実際に 空間線量率の ある程度高い所に住み続けられている方
がある以上、この問題というのは 不十分なデータの中で 突き詰めて議論
していくべきだと、私は考えている。
空間線量率によってか ヨウ素によってかわからないが、(甲状腺がんが)
多発傾向にあるということを ある程度 認識して、全てが終って 因果関係
があるのかどうかは ゆっくり議論したら良いとして、今 この時期でやるべき
こと・議論すべきことは 何なのか ということを提案させて頂いた。
( 2,3 拍手 )
参考: チェルノブイリの長い影 ⑦
□□: 私(本宮市のアドバイザー)も空間線量率が高くても良いとは思っていず、
・・・、ただ 甲状腺癌と空間線量率との関係でいうと、先生の話を聞いても
納得できるものではない。
福島県本宮市-Yahoo!地図
地図画面右上の「地図 ▽」を開いて「情報を重ねる」欄の「放射線情報[災]」
に✔を入れると、詳細な汚染地図になります。
津田: WHO報告書⋆で ある程度 考えなくては イケナイ なという理由でもあります。
⋆ WHO報告書 2013年2月28日
Global report on Fukushima nuclear accident details health risks
物凄く高くなっている。 これを多発と 本当に言って よいのかどうか?
臨床的に出た発症率(発生率) と (健康管理調査の)有病率と、有病期間
を考慮したとしても、そもそも 発生率と超音波検査の発見率の違うもの
を比較しては イケナイ んじゃないかと思う。
もし、やられるのであれば、福島県内の平成23年度の被災地域の乳幼児
と、二本松・本宮の乳幼児を比較するというのであれば まだしも、全体的
な 100万人に 5人という値と比較するというのは、誤解を与えるので ぜひ
避けて頂きたい。
※ 有病率(prevalence) http://www.rerf.or.jp/glossary/prevalen.htm
発生率(incidence罹患率) http://www.rerf.or.jp/glossary/incidenc.htm 中通りの地方の現在の被曝量、100m㏜以下でのリスクはどれ位なのか、
甲状腺癌の発症率が何名なのか? 実際に 100万人に5名に当てはめた
場合 何人増えるのかを教えて頂きたい。
津田: 恐らく、それは バックグランドの違いですね。私は アウトブレイク 疫学なんです。
今、何を考えて 何を議論しなくてはならないかです。・・・
もう少し経つと、ヨウ素には それなりに曝露しているが 空間線量率は
高くない いわき市や、ヨウ素も それ程高くないかもしれないし 空間線量率
も高くない会津地方のデータも出てくる。 それで比較して、(講演の中で)
2回ほど強調したが、100万人に 5人という比較は要らなくなる。データが
どんどん増えてきたとき、必要なくなるからです。
大平: 100万人に5人ではなく、データが出てくるまで待って、地域比較は行う
べきだ。 さらに、地域比較で ・・・(聞き取れず)・・・因果関係を論じていい
のかというのは疫学界の常識だったと思うがどうか? 個人の線量でなく
・・・機関のデータで因果関係を推定していいのですか?
津田: はい、イイです。
大平: 他の要素(リスク)というのは まったく排除していますよね。
津田: インストルメンタル・バイアルの考え方です。むしろ こちらの方が正確な影響
の程度を推定します。教科書を読んでください。先生 専門家じゃないから
私が ある程度専門家であるということを信じてもらわなければ どうしよう
もない。私が 高く見せよう見せようとしているように努力しているように
言われているが、私は 高くて困っているんです。で、低く見せよう見せよう
としているんです。
大平: 中通りの線量で甲状腺がんは どれくらいのリスクで発症する可能性が
あるのか、 100万人当り 5人の甲状腺がんが どれくらい増えるのか?
・・・
津田: ・・・ 30.98倍だと 言っているじゃないですか!
大平: 先生は 100m㏜以下でリスクが上がると・・・、今の5m㏜以下の線量
の中で、実際 どれくらい・・・
津田: 先生は 5m㏜というのを信じておられるから、・・・ WHOは違う値が
出ている。
大平: 分りました、20でも 30でもイイですから、先生が考えている中通りの
線量で どれ位の甲状腺がんが起こると、先生の推計でお話し下さい。
津田: だから、(100万人当り)5人で 30.98倍という数字が出ているじゃない
ですか! (4)
大平: ということは、100m㏜以下の線量で、例えば 甲状腺がんが 30倍もの
罹る リスクがあるという、これまでの・・・。
津田: 先生、先生ね。 リスク と リスク値というのが ゴッチャになっていますから、
先生が言っていることは、 ・・・(聞き取れない)・・・。
大平: ただ、教えて頂きたいだけなんです。
津田: ・・・ とても・・・
(会場 ざわつく)
春日: (穏やかに まとめる)
(会場から パラパラと拍手)
**: ベラルーシの非被曝集団のスクリーニングは 0。 (しかし) 2002年には
出ている、0 じゃない。
それと、伊藤先生の文献(5) で、Mogilev と Bryanksが 0 となっているが、
ここに書いてないが キエフは 約1万人に1人。1万人に 1人 と 1万人に
0 と、どの程度・・・? これを 100万人にすれば、1人は 100人になる・・・。
これは?
津田: 先に申し上げたように、ドンドン文献を共有して、検診で 何人中何人くらい
見つかるのかという値を示して、現在の福島の値と比較するというのは、
非常に建設的だと思う。
・・・
△△: これ(4 のベラルーシのデータ)は、同じ母集団を 毎年毎年検査したものか?
柴田: むしろ、色んな所から報告が来て、それが だんだん増えていった。
・・・手術時年齢で どのぐらいの頻度かを出した ・・・。
それで ハッキリと分ったことは、本当に被害があった人達は、当時 小児
だった人。この人達が年齢が上がると その年齢の大人が高くなって
いる・・・。
早野: 今日は等価線量の比較が あまり話題となっていないようだが、
このグラフは 右側と左側では 刻みが等間隔でなく、物凄く 左側が強調
されている。 1080人だが あの悪条件の中では 空間線量が低い場所を
よく見つけて計られている。飯館と川俣においては、この年齢層の子供の
1/3 を実測しているというデータ。
これを見ると、線量が ぜんぜん違うと言わざるを得ないと思うが、これを
あまり論じられていない・・・、そのあたりの評価は?⋆
鈴木: (口ごもった言い方で聞き取れない。マイクが入っていないか?)
ーーー: 津田先生のリスク評価の話で、中通りがずば抜けて高くなっているのは
何故か ということは、今後 考えていかなくてはならない。 確定診断の
26名について キチンと評価すれば、 ヨウ素か空間線量の影響かどうか分る
はずだ。 今日 津田先生が話されたことというのは、今後 甲状腺がんが
出てきたときに、どういうふうな対策をするのか 或はできるのかという能力
を、福島県なりが持っているのかというのが 一番重要なので、それぞれの
自治体のアドバイザーの方が 自分たちの地域を守るために どういうふうに
していくのかということを検討された方が 建設的じゃないかと思う。
△△: 早野先生の指摘に関して。 チェルノブイリと比べて これだけ少ない線量
で、甲状腺がんが多発しているor有意に増加してくるというのは、どういう
機序が考えられるか?
鈴木:(口ごもった言い方で聞き取りにくい) この線量が参考になるということ。
放射線誘発の甲状腺がんは 幼児・若年者に出て、大人(?)には決して
出ない。(聞こえない) (小さながんも感知する)超音波を使い厳格な基準で
検診を行えば がんが多数見つかる、見つけられてしまう。検査を始める
前からの想定内。
先程あげられた資料は ほとんど90年代のもので、どんなに頑張っても
今の精度のものにはならない (今のように 多数見つけられない)。
津田: もともと アウトブレイク疫学というのは、原因すらも分っていないが 病気が
何か多そうだという所から始まる。今回の場合は 甲状腺等価線量という
のは、色んな所で かなり喰い違いがあるので、それは 一応 参考にしながら
やらざるを得ないということになる。 ハッキリ 言って、正確な**、正確な
**、正確な多発というのは 20年か30年経ってから出せばよいだけの話。
今 この話をしているのは、私は アウトブレイクは まだ 本格的には始って
いないことを示したが、その端緒が もしかしたら 始っているかもしれない
という 今の時点で、建設的な議論をすべきではないかということを言って
いる。
(つづく)
甲状腺 講演で解説 西郷で専門家が意見交換 | 福島民報 2013/12/22
「『放射線と健康』〜不安と向き合うために〜」をテーマにした放射線の健康影響に関する
専門家意見交換会の第3回会合は21日、西郷村のホテルサンルート白河で開かれた。
「“甲状腺”を考える」のサブテーマで大学教授2人が講演した。
環境省と県の主催。県と9市町村のアドバイザー25人が出席。一般県民約60人が聴講した。 講演では 鈴木真一福島医大教授が「県民健康管理調査『甲状腺検査』について」と題して講演。
小児甲状腺癌について説明した他、甲状腺癌診断時年齢の分布は放射線を浴びていない群
の年齢分布に近いことなどを述べた。
津田敏秀岡山大教授は「放射線による発がん影響−甲状腺およびその他のがん−」と題して
講演した。講演後、講師とアドバイザーとの意見交換も行われた。
※ 津田氏の講演内容は カットされている。
甲状腺がんで意見交換 医大、原発事故との関係否定
http://www.minyu-net.com/news/news/12... 2013年12月22日 福島民友
環境省と県は21日、東京電力福島第1原発事故と甲状腺がんの発症リスク(危険性)を テーマに、
専門家による意見交換会を白河市で開いた。県民健康管理調査で甲状腺検査を担当する福島
医大の鈴木真一教授は事故当時18歳以下が対象の検査で見つかった甲状腺がんに関し、
原発事故に伴う放射線被ばくとの因果関係をあらためて否定した。
鈴木氏は「 超音波による精度が高い検診を行った結果、がんが小さいうちに若年層にも発見 された可能性が高い 」と強調した。
一方、岡山大の津田敏秀教授は甲状腺がんと診断された人数が増えている状況を指摘し 「 がんの多発と原発事故との関連を否定するデータはない 」と主張。 チェルノブイリ原発事故では
事故後4年目以降に甲状腺がんの人数が急増したことから「 多発に備え、十分な医療資源を
確保し(検査機器などの)装備を充実しておくべきだ 」と提案した。
ただ、津田氏の見解に対し、出席した専門家からは「 現時点では多発かどうか分からない 」 「 甲状腺がん発症の国内統計や、 チェルノブイリ 原発事故のデータと福島の状況は単純に比較
できないのではないか 」と懐疑的な意見が相次いだ。
鈴木氏も「 (小さながんも感知する)超音波を使い厳格な基準で検診を行えば、がんが多数 見つかるのは想定内だ 」と反論した。
チェルノブイリ原発事故後の健康問題
平成12年2月29日長崎大学 山下俊一
![]() 福島県アドバイザー 元長崎大 高村昇
元広島大 神谷研二 福島市アドバイザー 東北大教授 石井慶造 福島県立医科大教授 宍戸文男 福島大副学長 高橋隆行 郡山市アドバイザー 放射線影響研究所 理事長 大久保利晃 千葉大名誉教授 真田宏夫 東京工業大放射線総合センター助教 富田悟 郡山医師会理事 太神和廣 伊達市アドバイザー 放射線安全フォーラム理事 多田順一郎 東京大教授 根本圭介 福島県立医科大教授 宍戸文男 二本松市アドバイザー 東邦大名誉教授(?) 桂川秀嗣 茨城県立医療大准教授 佐藤斉 独協医科大 木村真三 日本大準教授・福島大客員教授 野口邦和 本宮市 アドバイザー日本大準教授・福島大客員教授 野口邦和 |
|
(4) のつづき
放射線の健康影響に関する専門家意見交換会(第3回)
ビデオ 2013年 12月21日(土)
講師:鈴木眞一氏、津田敏秀氏
講師、専門家(県・市町村アドバイザー)による意見交換 1:56〜
司会: 環境省環境保健部放射線健康管理担当参事官 桐生康生 (厚労省出向)
テーマ
1.被曝線量について
2.100m㏜以下の健康影響について
3.福島県甲状腺検査結果のがん発見率について
4.今後の対策について
1.被曝線量について
① 実効線量 と (甲状腺の)等価線量の区別
② 広島長崎 と フクシマの被曝線量を一緒にして論じられるか
実効線量については、第13回県民健康管理調査の資料2 4/17で提示された
「基本調査提出者の実効線量推計内訳」がある。
鈴木:(言葉がこもっていて聞き取りにくい) 外部被曝は もちろん 参考になるが、
それ以上に重要なのは 甲状腺の等価線量。
チェルノブイリに比べると 極めて低い。
津田:等価線量については、WHOが 2012年4月 推定値を出している。
細井義夫:甲状腺がんということを考えるならば、やはり等価線量で評価
しなくてはならない。甲状腺の等価線量への寄与は、初期のプルーム
をどれだけ吸ったかによる。この解析は、2013年の鈴木先生の発表が
ある。
・『フクシマとヒロシマ』 広島大原爆放射線医科学研究所 細井義夫教授 11年5月15日
・日本の御用学者はしっかりと世界に恥さらしをしてくれたようです 2012年9月13日
・平成24年12月3日第2回緊急被ばく医療に関する検討チーム
2.100m㏜以下の健康影響の考え方について
**:100m㏜以下と言っても 幅が広い。というのは、鈴木先生のデータでは
随分少ない。 1,2m㏜を 70や80m㏜と 同じように考えてよいものか?
津田:放射線の発がん影響は けっこう直線的なので、低くければ低いほど
発がんリスクは低くなるというのは 良いと思うけれども、ただし、甲状腺へ
の被曝量は、WHOの推計値では 若干高くなっているし、アメリカ国防総省
のデータでも けっこう 高い。
**:数m㏜の話を 1から100まで 十把一絡げで心配するような言い方は
どうか? 実際は、70や80と比べたら低いという言い方をしてほしい。
津田:私が言ったのは、「100m㏜以下は がんが出ない」という風に メディア
の方も官僚の方も信じておられる、これはマズイだろう。これでは 全然
リスクアセスメント、リスクコミュニケーションできない。これが間違いだということを、
まず 示さないと 被曝線量が低くなればなるほど、癌のリスクは少なくなる
という議論さえできなくなる、ということ。
※ 政府の公式見解
測定核種の偏りについて
松井英介:チェルノブイリの場合は、土の調査を まずやっており、γ核種だけ
ではなく βorα核種についても調査した上で、そこから ㏜値を導き出し
ている。元になっているのは ㏃。 ㏃が元になって ㏜値が出されている。
それに対して、日本の場合は あくまでも 広島長崎も γ線量だけだし、
ヘリコプターからの測定も γ線を計っている。 両者に大きな違いがある
ということを、まず確認したい。
松井意見書 2011年10月28日
細井:事実の誤認があるようだ。広島長崎は γ線だけでなく中性子線も
計っている。また、日本における 内部被曝の線量評価は γ線だけでなく、
α線放出核種も きちんと評価された上での値。ただ、結果だけ出ている
という点で誤解を招きやすい。
松井: 広島長崎は 仰る通り。ただ 主にγ線の影響が評価されている。
また、原発事故においても、基礎になっているデータは やっぱりγ線を
計っている。チェルノブイリと比較するときも、そこは キチンとしておくべきだ。
2:12:15
CTスキャンの発がん率について
鈴木: 津田先生の話の中で 低線量被曝について、CT スキャン の発癌率が
あった(2 )。あの論文は 非常に偏った論文ではないかと言われて
いるが、もう少し シッカリした傍証がないと、これだけだと 我々 日常診療
でも差支える表現になっている。皆さんのお考えを聞きたい。
芥川一則: 私も門外漢だが、津田先生の示されたデータは チョット偏ったもの
ではないかなという感じを受けた。 なぜなら、全く 健康な人に CTを
当てることはない。なにがしかの疑いがあって CTスキャンを撮っている
わけで、集団自体が すでに病気になっている可能性が高いことは
否定できないが、どうか?
津田: CT スキャンの論文の考察と方法論を読んで頂いたら、そのことは
踏まえてある。 そのこと(集団自体の特徴)では説明できない。 それに
CTを当てた部位も それ以外の全身に(がん が)増えていっている。
100m㏜以下でがんが増加していくというのは、この3つだけでなく、
〜配布資料を掲げながら〜 沢山ある。実を言うと、100m㏜以下でがん
が出ないという論文はない。統計的有意差はないという程度のことは
書いてあるが・・・。100m㏜以下で がんが多発しているという論文は
数えきれない。
芥川: 「がんが多発する」という表現を使われるが、この委員会の中で100m㏜
以下で 「がんが発生しない」という認識されている方はおられない。
100m㏜以下でがんにはならないという議論はされたことはなかった。
津田: ここでは、100m㏜以下では がんが出ないとは言っていないのに、
この前の日本政府も言っているように、世間では「でない」と取っている。
芥川: そうとは、私は思っていない・・・。
津田: 日本政府が 国連機関に宛てた文書に、100m㏜以下の被曝であれば
他の影響による がんよりも顕著ではない、もしくは 存在しないと信じ
られている と言っている。私は これを聞いてたまげた。 それで、
この議論を まずしないと 政策を補うという話にはならないだろう と。
芥川: それは 言い方・表現の問題だと思っている。ただ、この委員会の中で
100m㏜以下で がんにならないと認識されている方はおられないという
ことだけは伝えたい。
津田: はい、そのように 3月の会議のときに合意されたと考えている。
△△: 100m㏜以下で がんが沢山 出るという論文は山ほどあると仰るが、
ただ ご存じのように アプリケーションバイアス というのがあり、「有意差が
なかった」というのは、普通は論文にならない、そういう研究は。そこを
はっきり仰らないと、どの論文もみな出ているという議論をなさるのは
適切ではない。 アプリケーションバイアス:?? 認知バイアス - Wikipedia
津田: 〜ニコニコしながら〜 沢山 出てます。「有意差がなかった」という論文も。
医療現場での困惑
**: 医療現場では、ころんで頭を打った、それで 撮らなくていいのに 撮って
くれと。脳外科で だいたいCTを撮る。それは 何かあった時に 後で訴え
られたら困るという・・・、医療現場では そういうのがある。
それで、100m以下で がんが 多発するということになると、何年か後に
誰かが訴えて 集団訴訟・・・ということがあり得るかもしれない。
100m㏜以下を否定はしないけれども、同じレベルではないということを
必ず言ってもらわないと、数m㏜と同じように思われると・・・チョット。
津田: 日本は 先進諸国の中では 断トツの CT使用国であるという問題点
が指摘されている・・・。
本物の「専門家」 ?!
細井: 津田先生に チョット お願いしたい。前半の所で 100m㏜以下は有意差
はないから発がんがないということで 色々議論されているが、「専門家」
と十把一絡げに書いてある。私は 放射線生物学をずっとやってきた者
だが、放射線生物学をやってきた者で 100m㏜でがんが出ないという人
は誰もいないし、ここにいる専門家で そういう人はいないと思うが、
一般のマスコミ とか他の所で取り上げられる専門家というのが、本当に
専門家なのかというような人が 色々議論している。 本物の放射線の
専門家 と 放射線の専門家でない人が放射線の専門家みたいなことを
言っている人もいるので、その点 きちっと記述して頂きたい。
津田: 専門家という言葉を これからは使わないようにする。私は 専門家
で100m㏜以下で がんが出ない と言っている人を知らない。せいぜい
100m㏜以下は分らないという程度で・・・。でも 世の中の人は そういう
ふうに言っていて、日本国の国連への対応までつながっている。
この見出し(2) が不適切でしたら、また変更させて頂きます。
○○: 専門家と称する方で、100m㏜以下では がんがでない と 堂々と
述べていらっしゃる方は、過去に 何人もおられまして、そういう論文も
ある、それから 人を惑わすような ウソを言っておられる方もいるという
ことを、私は存じております。( ざわざわ、1,2拍手 )
2:25
3.県民健康管理調査結果における 甲状腺癌の発生率について
まず、福島県立医大・鈴木氏の結果説明
―― 2次検査での細胞診による 悪性 乃至 悪性疑い:59例
内 27例の手術で 良性結節が 1例、乳頭がんが 26例だった。
詳しくは、 ② 、 資料2 県民健康管理調査「甲状腺検査」の実施状況について
100万人当り何人という 国立がん研究センターの データ(4) と、今回の甲状腺検査
の検査された中で発見された人の人数という結果と、そもそも 分母と分子
が違うものを単純に比較してよいのか?
**: 前者は、分子は 何か具合が悪くて 病院に受診し 精密検査を受けて
甲状腺癌と診断された子供の数。 これに (甲状腺癌の)100%が報告され
ているかどうかは分からない。
分母は その年齢の人口数、15〜19歳で 700〜800万人。
参考表 年齢(5歳階級)別人口(各月1日現在) 総務省 統計局
福島県民の後者は、積極的に検査した人が分母。そして、見つかった人
が 分子。分母は 約29万(0〜18歳)。
全然違うわけです、分母が。それが単純に比較できるのかどうか、
難しいと思う。
有病期間について。今回 直径が 3〜4cmの方が見つかっている。
津田氏は 有病期間を 2年とか 4年とかされているが、その人たちは
事故が起こる前から (がんが)あったことになり、そこの所が ゴッチャに
なっている気がする。本当は ハッキリ言ったら分らない、分らないです。
(拍手 1名あり)
津田: 言いたいことは 良く分かるが、有病期間は 好きな値を入れて頂いて
構わない。それでも多発している。
それから、‘分らない’というような状況ではない。アウトブレイク というのは、
「 分らないんだったら リスク回避行動をとるべきだ 」 というのが 原則。
また、スクリーニングすると 沢山がんが見つかる ということを仰りたいので
あれば、 チェルノブイリ 周辺での非曝露者のエコーの検診で、 或は 事故後
に生れた子に ほとんど 癌が見つかっていないということを説明できない。
そういうことを考えれば、分らない分らないと言っている状況ではない。
鈴木: 非被曝群では がんが見つからなかったと仰ったが、超音波検診の
精度が違う。 5mm以下では見えなかったが、今は 1mm以下で見える。
したがって、がんが見つからなかったということが、全く がんがなかった
証明になるかどうか?
柴田義貞: (私の)論文⋆が こんな形で 引用されたので ビックリしている。
あの研究は そもそも チェルノブイリで発生率が増えてきたが、当時まだ
国際的には スクリーニング効果というのは ずっと疑われていた。
我々は 91〜95年 16万人検診して、やはり これは ハッキリと影響ある
だろう、ただ それを どうやって言うか・・・、その時に 線量推定が手に
入らなかった。そこで考えたのが、甲状腺がんなので 放射性ヨウ素、
半減期が一番長い 8日間で計算しても、放出量から推定して 87年には
もう地上から 事実上 無くなっている。 そうであれば 、もし検診効果なら
87年以降生れた子供 と 事故直前までに生れた子供には 差がない
だろう。場所は ゴメリ州(汚染地帯)。
1998−2000年におけるゴメリ州での甲状腺がんの頻度
事故前出生群 事故後出生群 1987年以降出生群
11〜17歳 11〜14歳 8〜13歳
対象人数 9720 2409 9472
甲状腺がん 31 1 0
(男/女) (7/24) (0/1)
86年4月27日〜12月31日
(この3群)の違いは 放射性ヨウ素による被曝があったかなかったか
ということで、他の セシウム などには ずっと被曝している。ゴメリ市と
周辺の4地区の全ての学校で検診をやった。同じ学校で 予想以上の
違いがあった。
87年以降生れた子供が 0というのは、統計で ポアッソン分布の 3/n、
1万人のうち 3人の頻度はあるということ。
⋆ 低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ
(2011年 11/15開催)第2回会合(政府インターネットテレビ)
津田: ですから、0 にもかかわらず 「ほとんど 出ていない」という言い方を
したと思う。・・・ スクリーニング効果というのは 今の多発を説明できるもの
ではない。
チェルノブイリの非曝露集団等における集団検診データ
事故時年齢 調査時期 調査年齢 調査地域 人数 発見率
Berarus
Screenig 胎児でもない 2002 14歳以下 Gomel 25,446 0
Program1 (方法不明)
Shibata2 同上 1998−2002 8−13歳 Gomel 9,472 0
(超音波)
Ito3 0−10歳 1993−94 7−18歳 Mogilev 12,285 0
Bryanks 12,147 0
(超音波)
計 59,350 0
(超音波計) (33,904)
林敬次医師作成 津田改変 今 スクリーニング効果と言われているのは、すべて 「 はずだ 」 という話で、
データの裏付けがない。ですから、「 はずだ 」というのを データの裏付けを
取って論じて頂かなくては 建設的な議論にならない。今 何にもないんです。
対策を取るのにストップをかけるような データがない・・・。
(つづく)
■ 小児甲状腺被ばく調査結果に対する評価について 原子力安全委員会 平成23年9月9日
■「第二回住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」(環境省主催) 平成25年12月25日
■ Journal of the National Cancer Institute, Vol. 97, No. 10, May 18, 2005
Risk of Thyroid Cancer After Exposure to 131 I in Childhood
(子供における ヨウ素131被曝後の甲状腺がんのリスク)
■ UNSCEAR 2006報告 (PDF)http://t.co/wK9ThJ6W
――― 甲状腺がん P108
■ 弘前大学被ばく医療総合研究所放射線物理学部門 床次眞司氏
http://www.city.sanjo.niigata.jp/common/000065217.pdf 45/53〜 甲状腺等価線量
『「第3回放射線の健康影響に関する専門家意見交換会」を考える』
|





