混沌の時代のなかで、真実の光を求めて

現代に生きる私の上に 仏法は何ができるかを 試そうと思い立ちました。//全ての原発を 即刻停止して、 別の生き方をしましょう。

死者は何処へいったか?

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   宝華千万種  彌覆池流泉  ( 宝華 千万種あり  池・流・泉に彌覆mihuせり )

   微風動華葉  交錯光乱転  ( 微風mi- 華葉keyouを動して 交錯syakuして 光 乱転す )

                                    ―――― 天親 浄土論



  これは、弥陀の浄土のさまを インドの天親が 表した四句です。 

 浄土には、木々や花々 宮殿や 池・流・泉や 木々の葉や花を動かす風があるというのです。
                 ** 上の句の「宝華」とは、「蓮華」 です



  ところで、この句を解釈して、中国人 曇鸞は  


 「 どうして 弥陀如来は このような浄土を建てたのだろうか? 」 という問いを提出します。



 そして まず、「 我らの居る この世のさまは どんなものか? 」を確認します。


 太平洋の波濤が砕け散る岸壁を見ていると、今まで堅固だと思っていた この列島の大地が 

 波に削られて 海に呑み込れるのではないか?! という錯覚に襲われて 
 
 そこに立って居れなくなったことがあります。


 地震の津波で、今まで何十年と平和に暮していた村や町が あっと言う間に波に呑れ、

 或は 河川の氾濫で、毎年 千や万のオーダーで 人が死ぬのは、

 この地上では ごくありふれたことです。


 また、寒波で 大地や海やもの皆が あっと言う間に氷つき、知らぬ間に流氷に周りを囲まれて 

 大型船が 航行不能になったり 氷の塊にぶつかって沈没したりします。


 何が起こるか 予測のつかないのが この地上です。 

 本当に 安心して生きていくことのできない世界であり、

 色々と 心配事や 恐れを免れることができないのが 我々の生きている世界です。



 そこで、この我らの現実を見て、如来は 大悲心を興して このような浄土を建てられたのだ、

 と 曇鸞は言います。 



         *    *    *    *    *


 如来の大悲心は、感覚的・本能的な 低い低いところで 右往左往する者に対して 

 働かなければ、意味のないことでしょう。 

 「 大 」とは、そういうレベルの低い者を相手にするから 「大」慈悲というのです。



 したがって、その者が欲する感覚的・本能的なもの〜 池流泉や 微風や 宮殿 etc.〜を

 受入れなければ、 浄土は かの者を満足させる その故郷( 我らが最後に帰っていく所 )

 となることができません。




 もし、かのカンボジアのポル・ポトのように 如来が、理想主義の権化として、

 これらを‘次元が低いもの’と言って拒めば、

 非人間的な 不安と恐怖の世界を現出することになるでしょう。


 そして、恐怖と不安に満ちた処ではあるが、 時に 心地よく安慰を得ることができる この世を、

 むしろ 自らの最終的な居り場としてしまい、

 この世を越えた真の安らぎの世界を 求める契機を失ってしまうことでしょう。



 例えば、我らの欲望を満足させるために、恐怖や不安や苦痛を起こさせるものを 取除こうと、

 自然支配の力を得て それを行使すれば、

 今日のように 自然環境を攪乱し 破壊を為さざるを得ません。


 或は、この世を 最後の自分の居り場と為して、 自らの存在を否定する面もあるが

 時には 逸楽に耽ることもできる故に、 境遇・自然に随順して わが生を諦念の裡に営もうと 

 種々に工夫するのです。



 しかし、どちらも 自己欺瞞であり、幻想のうちに 瞑目するものであります。 

 我らの安心と幸福を求める心の渇きは、この世では ついに完結できません。



 如来は それ故、我らの感覚的・本能的なものに 十分に配慮をし、

 それらを受入れて 浄土を建立しました。

 しかし、我らの感覚を喜ばし 本能を満足させるのに、特別な方法を用いました。


 すなわち、池・流・泉の水は八功徳水であり、木々の葉や花は輝いて それ自ら光を発しており、

 この世の物質のように、我らの欲望を満足させたり それを挫き断念させたりする 

 それ自体暗黒のものでなく


 我らの欲望の対象となることによって、それを 鎮め 照し出して、

 無漏のものに転化しようとするのです。


 それ自体暗黒のものは 自己完結させず(有漏)、

 浄土のものは*私の欲望を照出し自己完結させようとします。
                                   ( * へ挿入 : 自ら輝いて )
       
        ** 八功徳水 :http://blogs.yahoo.co.jp/kyomutekisonzairon/8745987.html



                                      合掌

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 「 H女さまは、今 医師から 死の宣告を受けて 病床にいます。

   白髪のおばあさまが たった一人、H女さまを 杖とも柱とも思って、

   貧しいなかから 勉強させて、やっと職業婦人にしたばかりの 花の蕾ですのに・・・ 。


   心ばかりは まだ確かである H女さまの枕辺に、

   ‘ この娘が 今 死んでくれたら、私には 何もなくなります! ’ と 泣き伏す老婆を見た時、

   何と挨拶のしようも ありませんでした。」(先師 大正13年 1924)


           *    *    *    *    *


「 人生の四苦八苦の いづれをも、 金の力では どうすることもできぬのです。」(先師)

呪いあい 憎みあっていることを、金の力で 解決はできない。

死別 や 生き別れを、金の力で 旧に復することはできない。


そうではあるが、日々の私の営みは 金を得ることを 根底として、すべてを為しているのである。

もし、金を得る必要が その人になければ、

今日の ほとんどの人は その職場にいかず、その職業は 消えて無くなるであろう。


金を得る事を 目的とする世界は、魔窟である。

そして 人は 自ら 生きる為に、その暗い魔窟に入り 魔の支配に屈して、その奴婢となる。

我々の 職業生活とは、今日 このようなものであろう。




「 現実、 今 灰色な自分を見出す者は、

  その過去と その未来と 共に罪であり 苦悩であり 地獄であることに、泣くのであります。

  こうした苦しみの世界から 出て行きたい その願いを、


  はっきりして下さる者は、仏であります。

  私どもの魂は、仏に向って 動いてきます。

  それは、すなわち 大菩提心であります。」(先師)




                                      合掌

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その晩年、京の町を 処々に仮住いして歩き 無名のまま果てた 親鸞聖人の

「 その ご一生の 何処にも反古がない。 

  死んだところがない。 みんな 生きている。」(先師)と。


これは、驚くべき言葉である。


かの 太閤秀吉や徳川家康の 謀略と戦さに明け暮れ 

苦労に満ちた 獅子奮迅の一生においてさえ、このように言うことはできない。



何故であろうか?


今日の浄土真宗各派の 壮麗な堂塔伽藍のみを見ていては、このことは 解らない。

親鸞を、800年の歴史を誇る宗派の開祖だと 思っている所では、このことは 解らない。


そのような 伝統とか権威とかに 眩まされた目を捨てて、

全く 地位も名もない 禿頭の みすぼらしい老人の書き残した言葉が、

かの 「 教行信証 」 はじめ、幾多の文類であることを思う時、・・・・ 。


もう全く 世俗的常識を はるかに逸脱した とんでもない世界を、彼は生きていたのである。

万人( 否、一切衆生 )の大地を 歩んでいたのである。

‘ 人に認められよう ’ではなく、たった一人で 歩みを進めていたのである。




「 慶yorokobaしきかな、心を弘誓guzeiの仏地に樹taて 念を難思の法海に流す。

  深く如来の矜哀kouaiを知りて 良makotoに師教の恩厚を仰ぐ。

  慶喜いよいよ至り 至孝いよいよ重し。

  これに因yoりて 真宗の詮を鈔syouし 浄土の要を披hiroう。

  ただ 仏恩の深きことを念じ 人倫の嘲りを恥じず。

  もし、この書を見聞せん者は、信順を因となし 疑謗を縁となし 

  信楽を願力に彰し 妙果を安養に顕さん 」(教行信証 後序)

  と この老親鸞は言うのであります。






                                      合掌

畜生(42)

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   「 雑縁zounen乱動して 正念syounenを失っす。 」
                                     善導 往生礼讃raisan
                                      〜〜〜〜〜〜


自己を生きず 他人の思惑を生きるが故に、 妄念・雑乱するのだ。( コレヲ 畜生 トイウ )


しかるに、源信僧都souzuは 言う。

「 妄念は 凡夫の地体なり。 妄念のほかに 別に心は無きなり。」と。


わが恣意で、清浄真実を 冗談なものにし 汚泥のなかに沈ませて、

この娑婆世界を 左右せんとする魂胆であります。



それ故に 私は、

「 今の時の衆生 悉く煩悩のために繋縛kebakuせられ 未だ 悪道生死等の苦を免れず。」
                                              ( 善導 往生礼讃 )
と言われるものであります。


地獄・餓鬼・畜生の 三悪道の苦は、私の 必然の運命であります。

この世でも あの世でも、これを回避できる道は ないのであります。


世に流布する 思想や考え(外の雑縁・雑業)に惑わされ 引きずり回されて、

名利の満足をもって この世の生の目的と 思い違えをしてはならない。



すなわち この世(娑婆)では、 私の生は 完結しないのであります。

< 生れ変わり > がなくては ならぬのであります。


まことに この わが全体、 如来に対する疑い* であります。

わかっているか、 わかっているか!
                                         * コレヲ 仏智疑惑 トイウ          





                                合掌 

超日月光(41)

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「 生死の一大事 」 も この暑さに 融けてしまいそうだ。


       *    *    *    *    *


ああ、我らは 相対・差別の世界に 食い入っているのだ。

これから免れることは、一生 かなわないのだ。


真実というも、相対・差別に 深く刻印された真実である。

真実は、あくまで 私においての真実である。


私を 如何に 深く否定し得るか?  その悪魔性を 如何に 露わに為し得るか?

それが、教え(法)の真実性を 保証する。



   正念をもつ暇がないほど、 私は 雑縁に乱動されている。

   暑さにやられ 渇きに堪えられず、仏語は失われている、といった時を 多く過ごす者であります。


   その間、仏語は 耳に入らず 仏を憶うこともありません。

   み仏さま、 私は このようなものであります。




然るに 仏の浄土は、

   浄光明満足 如鏡日月輪 ( 浄光明 満足すること  鏡と日月輪との如し )
                                           天親 浄土論

わが地獄のさまを 反照せよ!
                  ** 地獄では、自分が 何をしているか 何を思っているか の自覚がない



    我らは、 昼 と 夜 をもつ。

    何故か?    

    一つの太陽があるからである。


    太陽は、 朝に 東の山に登り、 昼に 南中し、 夕べに 西の山に沈む。

    昼が明るいのは、 世界全体が それ自体 浄土のように 輝いているのではなく、

    灼熱の太陽が 一つ、 天空に 丸盆の如くあって、万物を 照らしているからである。


    地上の物は、みな 自ら 光り輝くというのではなく、日の光に 照らされて 輝き温められるのである。

    それ故に、日の光に照らされて 物には影ができ、

    この うだるような暑さのなかで、緑陰の憩いを 得ることができるのだ。



    そして、我らは、やがて この太陽も 光を失うときが 来るのを知っている。

    しかし、パスカルが言うように*、これを知っていることが 我らの崇高さや尊厳ではない。

                    * http://blogs.yahoo.co.jp/kyomutekisonzairon/13421916.html


大切なことは、


こうした < すべての存在するものが 滅んでいく > という世界において、

それらを 超えたもの(超日月光)が あって、


これによって、この相対・差別の世界の ありとあらゆるものが、

隈なく 照らし出され 温められている、という自覚なのではなかろうか?





                                    合掌




            


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