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「 H女さまは、今 医師から 死の宣告を受けて 病床にいます。
白髪のおばあさまが たった一人、H女さまを 杖とも柱とも思って、
貧しいなかから 勉強させて、やっと職業婦人にしたばかりの 花の蕾ですのに・・・ 。
心ばかりは まだ確かである H女さまの枕辺に、
‘ この娘が 今 死んでくれたら、私には 何もなくなります! ’ と 泣き伏す老婆を見た時、
何と挨拶のしようも ありませんでした。」(先師 大正13年 1924)
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「 人生の四苦八苦の いづれをも、 金の力では どうすることもできぬのです。」(先師)
呪いあい 憎みあっていることを、金の力で 解決はできない。
死別 や 生き別れを、金の力で 旧に復することはできない。
そうではあるが、日々の私の営みは 金を得ることを 根底として、すべてを為しているのである。
もし、金を得る必要が その人になければ、
今日の ほとんどの人は その職場にいかず、その職業は 消えて無くなるであろう。
金を得る事を 目的とする世界は、魔窟である。
そして 人は 自ら 生きる為に、その暗い魔窟に入り 魔の支配に屈して、その奴婢となる。
我々の 職業生活とは、今日 このようなものであろう。
「 現実、 今 灰色な自分を見出す者は、
その過去と その未来と 共に罪であり 苦悩であり 地獄であることに、泣くのであります。
こうした苦しみの世界から 出て行きたい その願いを、
はっきりして下さる者は、仏であります。
私どもの魂は、仏に向って 動いてきます。
それは、すなわち 大菩提心であります。」(先師)
合掌
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