あそこでは言えないこと〜心理学 言いたい放題〜

しばらく多忙で開店休業状態です。主に心理学について書いてます。投票もやってますのでよろしければご覧下さい。

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この質問に対して行った回答の補足です。



ちなみに,
「ICD-10 精神および行動の障害‐臨床記述と診断ガイドライン」(医学書院,1993年)
見てみましたが,結論としては,DSMと同様でした。

回答に参考にしている文献が妥当でない,もしくは文献の内容の解釈が妥当でない,
と思われる場合は,(どなたでも)ご指摘いただけると幸いです。
上のICD-10については新訂版が出ていましたが,
ADHDの記述が変更されたかどうか分からないですし…。

次に,以下は余談になるかもしれませんが,ご質問にも関係すると思われましたので書きました。
質問者様はADHDが脳の機能障害による精神障害でない,
という趣旨のご発言をしばしばされているようにお見受けしますが,
それを主張されるならば,医師や製薬会社,各種団体などの意図を推測して主張するのではなく,
発達障害の定義が不適当であり,そのためにADHDが発達障害に含められていることを,
問題の実態をふまえつつ理論的・論理的に主張するか,
ADHDの要因に脳機能の問題があると示されたデータ・論文が妥当でないことを
客観的・科学的根拠をもって論理的に主張するか,
のどちらかをしなければ,研究者水準の人には話を聞いてもらえないと思います。
これは,Wikipediaの注意欠陥・多動性障害のノートで,2007/03/25に,
timothyham氏がおっしゃっていることと同じことであると思います。

それから,もし,ADHDとされている行動の一部が脳の機能障害ではない,という場合は,
どの行動についてであるかを定義し,その行動を生じている人々に共通する脳機能の特徴がない,
ということを示す必要があると思われます。

また,行動指標による定義・診断の問題と,ADHDをもたらす要因の問題,
そして治療の問題を,混ぜて考えているようにもお見受けしました。
それらが無関係とは全く言いませんが,
混ぜるべきでないものまで混ぜていらっしゃることがあるように思われます。
たとえば,もし,養育態度と被養育者の(ADHDの指標に該当する)問題行動に
関係が見られたとしても,そのことが即,
ADHDの原因が親の養育態度だけにあることを意味するわけではありません。

せっかく,翻訳者としてお仕事をされる水準で英語をお読みになるのですから,
(査読のある)論文もお読みになるとよいと思われますが,
既にお読みになられましたでしょうか。

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