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ルカとの出会いは、
ルカが3年生の夏。
3年と少し前のこと。
夏休みの午前中、
毎日宿題をやりに来ていた。
保護者から、
普通のクラスに入っていますが、
学習障害ぎみと言われています。
とのことだった。
そのころの教室は、
普通の子もいたが、
すでに、ワカやタクロやケイヤ、イクミまでいて、
学習障害や個性なんかは、
問題なく受け入れていたので、
ルカも問題なく受け入れた。
学習面では、
少々遅れ気味で、
図形認識が苦手そうだったが、
普通の子とくらべても、
それほど劣っている様子はなかった。
ただ、
「やる気スィッチ」が切れていると
まったく動かなくなる。
ワカとおんなじだ。
ひたすらポッカーンとする。
まあ、
ワカとくらべれば、
それほどむずかしそうではなかった。
しかし、
ルカの顔つきは、
他の子とはちがっていた。
おでこが出っ張っていて、
目とまゆがつりあがっている。
口も少々いびつだ。
お母さんは美人だし、
お父さんも普通な感じなのに、
不思議なことだった。
顔で判断してはいけないが、
少々奇異な印象をあたえてしまう。
こちらも、
子ども達の中で、
容姿のいじめがないように配慮が必要だった。
その容姿を気にしてか、
服装や髪型には気を配られていて、
いつもかわいい、おしゃれなものを身に着けていた。
心配なのは、
非常に幼いことだった。
だれとでも陽気に接することができるが、
幼い遊びしかしない。
もちろん、同級生と遊ぶのには難しい。
様子を見ていかなければならないと思った。
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