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挑戦の遺物…コキ9000

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コキ9000という貨車をご存知でしょうか。

おそらく走らない方のほうが多いと思います。
この貨車はフレキシバンボディー輸送用に試作された試作貨車なのです。

コンテナ輸送が本格的にスタートした当初より国鉄は道路と鉄道の一環輸送の研究を続けてきました。
その過程でさまざまな貨車が生まれ、そして消えていきましたが、その中にフレキシバンボディー輸送というのがありました。
これは、トラックのバンボディー(荷台)を貨車に積載して運ぶ、というもの。
このための試作車としてコキ9000は製作されました。

コキ9000はバンをスライドさせ積載するよう設計されており、そのため、貨車の荷台にはターンテーブルが設けられています。
車輌コストがかかることや専用のトラックが必要であることから結局は実用化されなかったようです。

フレキシバンボディー輸送の貨車としてはほかにシキ1やチキ※※(形式失念)がありますがいずれも試作どまりです。

しかし、バンボディーの輸送という発送は今も生きています。
現在ではコンテナ車に積載できるバンボディーが開発されコンテナ列車に積載されて輸送されています。

当のコキ9000は試験が終了したあとあちこちを転々とし、廃車時には沼津駅の貨物ヤードに身を寄せていました。
ここで解体されてもおかしくなかったのですが、どういうわけかヤードが撤去されたあとは沼津貨物駅の構内に移動、現在もその姿を見ることが出来ます。
どういう経緯でここへきたのか、そして今後どうなるかは分かっていません。
ただ、物言わぬ貨車は、かつて多くの挑戦があったことを静かに語っているのかもしれません。


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