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コンテナ車の引き渡しが終わり、コンテナ列車の出発を見とどけたあと、スイッチャーは工場へ戻っていきます。
わずか100m弱。工場内を入れても数100mと行かない距離をこの小さな機関車は行き来していたのです。
帰りは係員も便乗して工場に向かいます。
入換が始まる前、私が撮影に来ていることに気付いた係員の方の一人がこう言っていました。
「ここももうすぐ廃止だからね。」
情報は得ていましたがその言葉がすごく重たく感じられました。
廃止になる前にもう一度…
そう思ったのもつかの間、この専用線を出入りする列車は休止になってしまいもうその姿を見ることはかなわなくなってしまいました。
専用線は場所によっては運用がなくなった後もそのままになっているケースもあります。
いずれの日にかまたこの専用線が復活してくれることを願っている今日この頃です。
というわけで15回に及んだ四日市専用線日和はこれにて終了。
次回からは…富山小紀行かな。もしかしたら長期で休載になるかもしれません。
ブログをやるだけの気力が最近ないんですね。
このゆとりだけは失わないようにしたいものです。
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鉄道探訪記
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実物の鉄道車両に関するコラム
ダイレクトに載るとは限らないので要注意(^^;
ダイレクトに載るとは限らないので要注意(^^;
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お迎えのDD51はさっき単機でやってきたDD51-891号機です。
スイッチャーと入れ替わる形でヤードに進入しそのままコンテナ列車に連結。出発します。
この瞬間。ちょっとした離合の風景。
いかにもバトンタッチ、といった感じの光景です。
スイッチャーによって引き出されてきたコンテナ列車がここからJRの列車として走っていくのです。
目的地は遠く、関東の東端、鹿島。
そう考えると鉄道貨物って結構スケールが大きいんだなぁと感じさせられたりします。
そういえばこのスイッチャーは浪速貨物駅にいたとのこと。
浪速貨物に出入りしていたのは吹田区のDD51ですから色は違えどこの組み合わせが過去にも何度もあったことになります。
ともあれコキ200x3を牽いてDD51-891号機は塩浜へ…
スイッチャーも工場へ戻る事になります。
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でてきたスイッチャーが機回しを終えて専用線の入り口で停車したのですかさず前面から撮影…
搬入の時のスイッチャーと違い丸っこくて愛嬌のあるスタイルです。
何処となくこっちのほうが古いのかな、とも思わせるデザインですね。
昭和の香りがする…とでもいいましょうか。
このスイッチャーの形を見てピンと来た人もいるかと思います。
定かかどうかは知りませんが噂ではこのスイッチャーは以前は浪速貨物駅で入換をしていたスイッチャーのうちの一台なのだそうです。
確かにデザイン的に良く似ています。
浪速貨物駅は城東線(現在の大阪環状線)の貨物支線として天王寺から延びていた線路で環状線とは弁天島付近で別れ倉庫街のほうへ向かって走っていました。
廃止になった、と聞いていましたが噂が本当なら再起を果たしていたことになります。
とはいえ、この専用線もあとわずか、というか記事を書いている段階では休止状態ですからここも安住の地ではなかったのかもしれません。
或る意味スイッチャーらしい、愛らしいスタイルで好感のもてる機関車ですね。
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海山道からの出荷は14時頃です。
待っていると工場のほうの踏切が鳴り出しました。
今回はコキ200が3両なので単機での引き出しです。
さっき引き込んだのと同じ機関車…かと思いましたがよく見ると運転台下部に監視窓が付いていた英エアタンクが増えていたりと違いがあります。
そう、さっきとは違うもう一台の機関車がやってきたのです。
ここのスイッチャーは2台おり双方が交互に仕事をする面白い運用が組まれています。
出荷量が多いときには重連も組まれるそうですが残念ながらもうその姿を拝むことはできません。
とはいえ、2台のスイッチャーが動いているところを観察できたことを考えれば十分幸運といっていいでしょう。
列車はさっきとは違い、今度はヤードに直接侵入します。
そして機回しした後、専用線の入り口で待機。
JRの機関車が来るのを待ちます。
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今日発売の鉄道各誌を読んでみたらどうも7月中に鹿島の酸化エチレン輸送が休止になったとの記事が…
鹿島の酸化エチレン輸送の発地は四日市塩浜の海山道ですから海山道の専用線が実質廃止になったことになります。
廃止になる前に見ておくことができたというほっとした気持ちと、再訪できないことの残念さ、無念さが交錯してちょっと複雑な気分です。
閑話休題
さて、南四日市を後にして再び、海山道へ。
そろそろ出荷の時間です。
とはいっても時間まで30分以上。駅周辺で近鉄電車を撮り永山っていると塩浜線をDD51が単機でかけて行きました。
DD51-891号機
更新機ですがこうもDD51を見ると関西線がいかにDD51天国であるかわかります。
この891号機が今度出てくる酸化エチレンのタンクコンテナを牽引することになるのです。
もちろん、機関車はこのまま塩浜駅へ直行。
その間に工場からコンテナが出てくることになります。
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