鉄路を離れた車輌たち

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中津川市の保存車両

最近見つけた中津川市内の保存車両を2題ほど。
 
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8月7日撮影
中津川駅にほど近い本町公園に保存されているD51 266号機です。
屋根付、フェンス付で撮影条件はあまり良くないのですが月1程度の割合でボランティアによる清掃活動がおこなわれており外観の状態は結構良い感じです。
ロッドの類も塗装から油磨きになっています。
この機関車は当の中津川機関区に所属していた機関車で中央西線を往来していたそうですからご当地機関車がそのまま地元に嫁入りした感じでしょうか。
今日は地元のお祭りに合わせ、ボランティアの方がコンプレッサーと発煙装置を使って汽笛と煙の演出をつけたうえで機関車の公開がおこなわれていました。
或る意味、幸せな機関車の1両かもしれません。
 
イメージ 2
8月7日撮影
坂下駅から駅前の川を上流に上っていくと夕森公園と言う森林公園にたどり着きます。
その入り口には森林鉄道の機関車+運材車+カーブスが鉄橋の上に鎮座する形で保存されています。
この森林鉄道の車両はあの長野営林署管内の木曽森林鉄道のもの。
県境越えした木曽森林鉄道の車両として有名ですがこの地にも坂下駅から森林鉄道が走っていた過去がありその兼ね合いで同系の車両として保存されています。
鉄橋の上、と書きましたが橋桁は保存に際し作られたモノらしいのですが橋台は当時の森林鉄道のモノだそうで旧線上に保存された…とも言えますね。
ちなみに積み込み場所となったのは今の夕森公園の場所なのだそうです。

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旧清水港線跡のサイクリングロード終点は清水港線の終点でもあった三保駅跡です。
ここにもまた、2両の保存車両があります。

清水港線の保存車両はSLブームの後ということもあり人気の車両ではなく当地ゆかりの、それも貨物にまつわる車両が多いのですが、それを決定つけるのがこの2両と言ってもいいでしょう。

三保駅跡に保存されているのは
日本車両製15tスイッチャー
日本軽金属保有タキ8450形8453アルミナ専用タンク車

清水港線が三保まで延長されたのは戦争まっただ中の昭和19年
物資の不足する時代になぜ延伸したかと言えばその延伸が戦争の遂行に欠かせなかったからです。
三保には日本軽金属の精錬工場があります。
鉱石を精錬し酸化アルミニウムを作る工場です。
この酸化アルミニウムを電気精錬してアルミニウムを作る工場が少し離れた蒲原にあります。
アルミニウムは航空機製造には欠かせない資材。
その製造に欠かせない資材の輸送のための線路だったのです。

アルミナ輸送は戦後も続けられ蒲原の工場はもちろん、新潟へむkてもアルミナの輸送がおこなわれました。
戦後、このアルミナ輸送に使用された貨車がタキ8400とこの、タキ8450だったのです。
タキ8400・8450は日本軽金属と日本車両が共同で開発したアルミ製の貨車です。
アルミ車体の優秀性をアピールするのが狙いだったとか。

スイッチャーは清水港線沿線で使用されていた清水通運のもの。
かつてはフェルケール博物館のスハフと一緒になっている10スイッチャーもここで保存されていたようです。

三保駅跡のおしいところは三保駅舎が解体されてしまっていることです。プラットホーム跡は残っているのですが駅跡地が公園になるのはよいとしても駅舎が残っていないのはやはり一抹の寂しさを感じました。

日中線の熱塩駅のように保存車両と駅舎が一緒に保存されていたら…
そう思うのは自分だけでしょうか。

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清水港線は現在のJR清水駅と三保半島の先の三保を結んでいた盲腸線です。

1984年に廃止になりその跡地は再開発、もしくはサイクリングロードとなっています。

この清水港線跡地には2か所でこの路線になじみのある車両が保存されています。
先日清水を訪れる機会があったので行ってみました。

清水港線跡地ですが清水駅からエスパルスプラザ周辺まではほとんどが再開発されてしまい往時をしのぶものはほとんど残っていません。
唯一、エスパルスプラザ内にテルファクレーンが残されているのみです。
このテルファも貴重な存在ですが今回は割愛。また機会があったらということで。

で、線路跡は可動橋で有名な巴川の手前と対岸の浄化センターを挟んだ先からわかるようになります。

で、その先に突如保存車両が現れます。

清水側から
静岡鉄道清水市内線65号
スハフ42 2105
KATO製10tスイッチャー

保存主体がフェルケール博物館という海事関係の博物館のため屋外の雨ざらしにしては比較的状態はいいほうです。
とはいえ、海沿いなので見えにくいところは腐食も見えますが…

65号電車はかつて清水市内を走っていた路面電車です。
もとは西武新宿線(後の都営杉並線)の木造車でしたが清水市内線に転入し戦後車体を載せ換えています。
スハフ42は清水港線で活躍した客車。もともとは急行列車などに使用されていましたが末期はローカル輸送に従事していました。
同僚には大井川鉄道へ転出した車両もいます。
スイッチャーはおそらくは清水港線につながる引き込み線で活躍していた機体。
この車両だけ、説明看板がありませんでした。
通運マークですが日本通運ではなく清水通運という会社で使われていたようです。

場所は清水港線跡が国道149号線と並走する付け根にあります。

鐘付きのC12

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さいたま市大宮区。
大宮駅東口を出て大宮区役所手前の小路を南に進んでいくと教会の先に小さな公園があります。
この児童公園の一角にC12−29号機は保存されています。

この機関車の最大の特徴は鐘付きの蒸気機関車であること。
これはこの機関車の現役時代の特殊な活躍の名残です。

C12型蒸気機関車は簡易線と呼ばれる線路路盤の非常に弱い路線で活動できるよう設計された機関車でした。しかし、一部にはタンク機ゆえの小回りを期待され、向上や操車場の入換に従事した機関車もいました。C12−29号機もそんな機関車の1両です。
新製配置は横浜機関区。あの赤レンガ倉庫のある横浜港での入換等に従事した後、渡道し旭川や釧路で活躍しました。
晩年は本州に戻り、大宮で車輌工場や操車場の入換に従事。
特徴ある鐘はこのときに警報装置代わりに付けられたものだそうです。
昭和44年に廃車になった後、当時の大宮市に引き取られ(正確には借り受けられ)以来、大宮市役所前をへて現在の山丸公園に展示保存されています。
雨ざらしなので細部に痛みが見られるなどけして状態が良いとは言い切れませんが、それでも定期的に手入れはされているようで保存企図しては大切にされていることを感じ取られる1両でした。

訪れたのは休日の昼下がり
子供達の元気な声がこだまする公園の一角でこの小さな蒸気機関車は静かにたたずんでいました。

宇都宮のEF57

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宇都宮駅から東に歩いて15分。
駅東公園と呼ばれる市民公園の北の端にその機関車は眠っていました。
まだ冬の寒さが感じられた3月はじめの宇都宮
ウワサをたよりに公園をほぼ半周した先、屋外プールの脇にEF57-7号機は眠っていました。

EF57は戦前の日本を代表する急行牽引用電気機関車。
EF53から続く戦前の旅客用電気機関車の完成形とも言える機関車でした。
お召し機には既にEF53が指定されていたため改めて指定されることはありませんでしたが、新製と同時に当時の東海道電化区間の最西端、沼津機関区に配置され特急燕をはじめとする特急、急行の先頭に立ちました。
戦後、電化区間が西進すると、低いトンネル断面にあわせるべくパンタグラフが寄り前に突き出た形に改造され精悍さをまします。
後継のEF58に押される形で東海道を後にした後は宇都宮機関区に配置され東北スジの旅客・荷物列車の牽引に当たりました。

EF57-7号機の保存にはちょっとしたドラマがあります。
当時、最後まで宇都宮区に残っていたEF57は7号機の他、トップナンバーの1号機も含まれていました。
既にEF58が宇都宮まで勢力を伸ばし、EF57も多くが引退した中、突如として宇都宮市での保存の話が持ち上がりました。
しかしここで問題が。
トップナンバーが残っていたのです。
EF57はEF56の改良型。トップナンバーの1号機はスタイル的にEF56色を色濃く残したEF57の中では異端な機関車だったのです。
一般型の7号機を保存するかトップナンバーを保存するか。
ちょっとした問題になったそうです。
結局、一般型の7号機が保存対象になり1号機は解体、動輪とナンバープレートが今も宇都宮区内でモニュメントとして保存されています。
この決定があったから、我々は今をもって、EF57という機関車を知ることが出来るんですね。

余談ですが戦前製の旅客機関車で鉄道系の博物館・施設以外に保存されている電気機関車はこのEF57-7号機のみです。
EF52  大阪 交通科学館内
EF53  群馬 碓氷鉄道文化村内(EF59より復元)
EF54  保存されず
EF55 1 群馬 高崎車輌センター内
EF56 保存されず(改造されたEF59がJR貨物広島工場内で保管)
EF57 1 栃木 宇都宮市 駅東公園内

EF59(改造機) 碓氷鉄道文化村内およびがJR貨物広島工場内

住んだ青空の元、この異色の保存機が屋根の付いた展示線で大切に保存されている姿が印象的でした。

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