(新名称) 法と公正手続きへの基本的理解が欠如した原子力規制委

(旧名称) 九州電力第三者委員会、郷原委員長、そして枝野経産大臣への疑問

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枝野経産大臣の11月22日の記者会見録が、経産省のHPにアップされています。
経産省幹部が社長辞任を非公式に求めたことを否定したという報道をみて、どういう言い方をしたのか見たかったのですが、ずっと会見録がアップされずに、昨日になってやっとアップされました。


質問項目は2つで、
 ①本ブログ閲覧について、郷原氏が資源エネルギー庁に指導を求めた点
 ②九電社長らが、社長辞任を2回にわたって経産省幹部から非公式に促された点

②の社長辞任を促したという点は、「そういう事実はない」と述べています。そうなると、もしそういう事実が出てくると、経産省及び枝野大臣は非常に苦しい立場になります。行政手続法違反に加えて、プレスへの虚偽説明になるわけですから。
 九電側は当然、誰から受けたかはわかっているでしょう。それを明らかにした場合、どうなるのでしょう・・・?

①の本ブログ閲覧について「早急に事実関係を調査するよう事務方に指示した」という回答には驚きました。権限もないはずなのに、どうするつもりでしょうか? どのようなセキュリティ管理を行うかは、企業の内部管理の問題です。当然、指針や基準に沿っているでしょうが、それは民間ベースでの認証等によって担保される仕組みのはずです。
 個別のサイトの閲覧を許可するしないなどは、政府が立ち入る次元の話ではないということは、事務方であれば当然分かっているでしょう。
 こういうところからみても、枝野大臣は、やはり法治の基本的感覚がなく、政府として守るべき「分」も理解していないと感じます。

 次回の会見で、「調査結果はどうなりましたか?」 と質問されたときの答えに要注目です。

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Q: 九電関連で二つお願いします。
 昨日、九電の第三者委員会の元委員長の郷原さんが、資源エネルギー庁に対しまして、九電側が九電社員向けにブログを閲覧できるようにしたと、それはセキュリティー上問題であるのではないかということで、エネ庁側に指導を求めております。それについての対応をどうされるのかというのが1点。
 もう一つは、これは九電側の話として出ているのですが、経産省の幹部の方が、大臣の意向として、社長の退任を求めているということが報道で伝わっております。これの事実関係を教えてください。
 その事実関係というのは、まず大臣がそういう指示をして、経産幹部に指示をして九電側に伝えたのか。あるいは指示はしていないが、勝手に経産省幹部が九電側にそういったものを伝えたのか。そもそも大臣がそういう意向を経産省の幹部の方にそういうことを漏らしていたのか。もっと言えば、そもそも九電側が勝手に言ったことで、そういった事実関係そのものがないのか、よろしくお願いします。
 
A: まず郷原弁護士から、九電のブログ・アクセス制限解除について、文書をいただいております。私も拝見をしております。これに基づいて、事実関係を早急に調査するよう、事務方に指示をしているところでございます。
 それから当省の点でございますが、私は指示したことはございませんし、また、そういった報道がありましたので確認をいたしましたが、事務方においても、私の意思を忖度する等をして、そういったことを伝えたことはないという報告を受けておりまして、したがいまして、九州電力の言っていることは事実ではないというふうに認識しています。
 
Q: 大臣は、なかなか九電側は大臣の意向をうまく理解されていないのではないかということを度々おっしゃっていますが、今回の報道が正しいということであれば、九電側は経産幹部との話の中で、そういったふうに受け止めているということになってしまうことになりますが、こういう状況についてはどう思われますか。
 
A: 報道されたことについては、余り本質的なことだとは思っておりません。むしろ、本質的に大事なことは、これはバリでの会見でも申し上げましたとおり、今回のことは、第三者委員会からの報告の中身が正しいのか間違っているのか、そういう次元の問題では全くない。それは、広く言えば社会が判断、評価することであって、ただ、九州電力は自らが自らの手で調査をしたのでは信頼性を得られると思わない。だから、第三者委員会に調査を依頼、委託したと。これが第三者委員会の一般的な性格でありまして、にもかかわらず、その第三者委員会の報告に対して、社内の調査の結果と違っているから受け入れないというのでは、第三者委員会に委託をした意味、趣旨が全くなくなってしまっている。 ということは、自らの調査では信頼性を得られない判断をした、その判断は正しいのだと思うのですが、その判断自体、実は真摯なものではない。つまり、今回のことについて、全体として全く真摯に受け止めていないということであって、こういうことを申し上げているので、なのにもかかわらず、どっちが正しいのだみたいな話をしていること自体が、全くナンセンスだと、そのことは繰り返し申し上げたいと思います。
 
Q: 念のため確認ですが、これまでも大臣は、社長の人事、退任とかについては言及されていませんが、現在もその考えは変わりないでしょうか。
 
A: これは、電力供給という大変公益性の高い、しかも、原子力発電所を持っている電力会社でありますので、国民の安全と安心に非常に密接に関わる企業のガバナンスに係る問題でありまして、何よりも大事なことは、こうした問題において、自助努力において、自らのうみを出す、こういったことができる企業でなければ、当然、原子力発電所を運用するような安心は得られない、そこが本質だということであります。

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● それにしても、郷原氏に枝野氏が呼応(即応?)しているように見えるのは、これで4回目です。

 1回目: 10月14日 九電最終報告書提出時

     →郷原氏の批判から2時間もたたないうちに、海外出張先から同趣旨の
       批判。

 2回目: 10月26日 第三者委員連名の「緊急メッセージ」発出会見時
   
     →10月28日の記者会見で、「社会の理解を得られるかどうかを決めるの
       は第三者委員会だ」と発言。 

 3回目: 11月11〜12日 郷原氏が眞部社長との電話で、追加公開質問状への       答えがなく、九電から質問状が出てくるらしいことを知った時

     →11月17日の参院委員会で、「九電は傲岸不遜だ」との福島瑞穂議員の       質問に対して、「全く同感。ガバナンスがないところに原発再稼働を認
       めるわけにはいかない」と答弁。
     →会見等で「第三者委員会報告書をそのまま受け容れるのは当然」と繰り
       返す。「中味に異議があっても受け容れろ」とまで言及。

 4回目: 今回。11月21日、九電が、本ブログを含むヤフーブログの閲覧制限を      解除したことについてセキュリティ上の観点から指導を資源エネルギー庁
      に要請。

     →11月22日の記者会見で、読んだ旨+早急に事実確認する旨を回答。


  本当に、タイムラグがほとんどなく、郷原氏の主張とほとんど同じことが、時間をおかずに枝野大臣の口から出てくるのには、驚くばかりです。
  二人三脚で、九電叩きに走っている印象です。

  これだけ、息が揃っているのを見せつけられれば、両者間に「不透明な関係」があるのではないのか? という疑念を持たれても仕方がないと思います。

  第三者委員会の元委員長が、第三者委員会報告書の丸呑みを、電力会社の所管大臣に働きかけ、それに大臣も呼応するという姿は、健全なものなのでしょうか?
ふたりとも、何もおかしいと思っていなさそうなところが、また異様です。

閉じる コメント(8)

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>>関東人ですがさん
あなたのようなリラックスした意見も有用だと思います。

2011/11/26(土) 午後 10:28 [ kuman ]

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自分たちの罪を自分たちであがないから人にたのんだんだよね?
それで、その、出てきた結果がおもしろくないから、罪を犯した自分たちの言い分で佐賀県知事との関わりはないことにしちゃうって、そんな権利あるの?
そんなデリケートなとこ、当事者で判断できないから頼んでいるんじゃないの?
電力業界の、あらゆるものを都合良く手を加える=普通のこと(現世ではこれを改ざんと呼ぶが)という価値観がまったくわかんないね。
このブログ主および同意者もわかんない。
で、百歩譲って情報操作というのなら、自分たちは何十年もの間原発推進の情報操作をしていた一員なのだから、(産官学在民+マスゴミ)それがブーメランのようにはねかえってきただけなんじゃないの?因果応報、天に唾する結果、とはこのことだよ。

2011/11/26(土) 午後 11:37 [ 原発のウソは? ]

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「プルサーマルなんとかの会」の類の方々には、このブログのコメント欄を反原発イデオロギーの喧伝に利用しないでいただきたいな。このブログの主旨と直接関係ないし、そもそも主張が極端で攻撃的すぎて、北朝鮮並みに気持ち悪いよ。
君らの期待の枝野は、産業界にダメージを与えないようにするため、来春には必ず原発再稼動を立地県に要請することになるんだよ。
実際、今度の冬の節電要請だって、産業界に対しては病院並みの多大な配慮をしているしね。

2011/11/27(日) 午前 1:09 [ Plu ]

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郷原、枝野の発言をおってて思ったこと。
弁護士の仕事って何なんだろう。法律の知識をバックにドスを利かせ、社会を混乱に陥れること?
”独裁者””暴走”という言葉は彼らにぴったりです。

これは大阪の橋本も同じです。

2011/11/27(日) 午前 1:42 [ ルイス・キャロル ]

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ブログ閲覧問題でのエネ庁への指導要請は、結局、特に問題とされず
郷原氏が一方的に「赤っ恥」をかくことになりそうだと思うのは私だけでしょうか・・・?
制限解除によって何か実際にセキュリティ上重大な問題が発生してしまった事案ではなく、
制限解除した「動機」が問題だったっていうのが郷原氏の主眼でしょうだって。
感情的におさまりがつかないから、取れるべき手段を取ったっていうだけで、そんなもの常識的に考えて指導まで入る事案じゃないと思います。
陸山会の事件で、収支報告書に嘘の記載をしたのは、ゼネコンからの裏献金を隠すためだ!という動機面まで踏み込んだ判決を批判するくせして、
自分の方が、「ブログ閲覧解除したのは、社内世論を誘導させる目的だ!」っていう、勝手に動機をでっちあげて有罪にもっていこうとするんですもんね。
理解できませんね。

2011/11/27(日) 午前 2:58 [ 理解不能 ]

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法律家って、「感情的に」許せないことが自分に降りかかると、
それに対抗すべく、見境なく、あらゆる法律的手立てや論理をひらめく人種だなとつくづく思います。
郷原氏だって例外ではありません。
以前も書き込みしましたが、企業のトップに対するスタンスが事案によって感情に左右されてしまっている。
ライブドアの堀江に対しては、検察によってつぶされた若き起業家、若者の星と持ちあげ、まるで英雄です。根本に検察憎しという感情があるから。
九電の社長は、「社長権限の私物化」「経営者の暴走」というレッテルを貼り、社員そして社会から孤立させるように世論操作をする。
根本に、自分の報告書に疑義を唱えた不心得者だという感情があるから。
まず感情が先にあって、法律的論理を組み立て、世論操作まで画策する知恵を出す部分だけが脳内で発達してしまって、
企業犯罪、企業不祥事をレベルに応じて、バランスよく論じるための「正義の尺度」がいつしか歪んでしまったのかしれませんね。

2011/11/27(日) 午前 3:53 [ 感情的法律家 ]

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郷原氏はライブドアの50数億の粉飾事実に関しても
過去の粉飾事例と比べたら金額的に大したことないのに、
堀江だけが実刑なのはバランスを欠く、他はみんな執行猶予なのにという考えを持っています。
まず、この考え方にはつっこみ所が満載で、過去の事例と比べるにしても企業規模の相違がある以上、金額という絶対値で単純比較する手法が稚拙で元検事らしからぬ比較論だと思うのですが、
致命的なのは、執行猶予と実刑という刑罰の差があらわれた原因が何にあるのかという見極めが、根本的に出来てないという点です。
郷原氏はLD事件は検察の暴走によって引き起こされたものという自分のストーリーがあるから、ある意味それに固執してしまってるのでしょう。
結果、裁判所の、事件の悪質性によってバランスよく刑罰を下すという極めて常識的なバランス論さえも理解できない状況になってしまったのではないかと指摘できるのです。

そして、このバランス感覚の欠如がいよいよ実害を及ぼしてしまったなというのが今回の「第三者委員会事件」であると私は分析しています。

2011/11/27(日) 午前 4:28 [ バランス論 ]

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バランス感覚の欠如として、
一点目。企業犯罪、企業不祥事に対する厳しさが、一定ではない。正義の尺度が事件によってバラバラ。
二点目。事実認定が踏みこみすぎる。数々の刑事裁判で有罪が下った事件に対して、無理筋の有罪という批判論を常にもってきた人間が
刑事裁判でもない第三者委員会の見解レベルで踏み込んだ事実認定を平気でしてしまうことのバランスの欠如
三点目。第三者委員会ガイドライン作成者でさえも、郷原氏の言動に
逸脱があると指摘するのに、それを制御しようとしない。
ガイドラインこそ、拠り所ではなかったのか。
逸脱してまでも、社長を攻撃するという行為に正当性はあるのか?

2011/11/27(日) 午前 4:39 [ バランス論2 ]


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