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京都国立博物館『kyosai』展に行った。
10年ぐらい前に川口の住宅街にある「川鍋暁斎記念美術館」を迷い迷いいったことを思うと、外国人の観客も多く、暁斎関連の岩波文庫も2冊となり、今回は京博での大展覧会と本当に評価が高くなったのだなあ、という感慨を持ちました。
本筋とは関係ないが、今回の展示で気づいたこと。
今回展示の『59 惺々狂斎画帖(三) 1冊 明治三年(1870)以前』の 1枚目が「亀井戸」(亀戸)となっており、2枚目の絵が『不詳』となっておりましたが、田園の川で人が船を引いている図柄なので、亀井戸あと
ということから考えると、多分『曳船川』の曳船の絵ではないかと思いました。
場所も隅田川と荒川の間の川で向島にあります。川そのものは、現在は埋め立てられ道路となった。
場所は亀戸(江東区)のちょっと北に位置しており、京成曳舟、東武曳舟という駅が現在もあり、曳舟川通りという道もある。
『kyosai展』の状況は「カズポン」さんの『美術館見聞録』
http://blogs.yahoo.co.jp/kazupon279/6338826.htmlがよく分ります。
以下は過去の訪問記。
■河鍋暁斎記念美術館訪問記(1999年)
日本における評価より外国における評価が高い画家がいます。そもそも浮世絵 そのものが日本より西欧における評価が高いものです。大英博物館の日本ギャ ラリーには、伝葛飾北斎の『獅子図』(日新除魔の一枚?)と並んで河鍋暁斎 (かわなべ きょうさい)の妖怪が踊る姿を描いた水彩画が4枚も展示されて おります。ということは、河鍋暁斎は明治時代を代表する日本の画家として評 価され、ここを訪れる世界の人々は、そのように受け止めるということになり ます。
最近は、河鍋暁斎の日本国内における再評価の気運も高まっております。暁斎 の子孫の方が、埼玉県で暁斎を顕彰するための美術館を開かれいることを知り、 訪問しました。 生憎、当日は展示替で休みでしたが、事情を話すと快く中に入れてくれ、暁斎 の下絵を見せて頂くことが出来ました。 絵は本当に上手です。また、明治時代の風俗資料としても貴重なものがありま す。是非一度行かれて見てはいかがでしょうか。
普通の住宅地の中にありますので、十分地図をホームページで確認し、事前 に電話をする方が良いでしょう。
★関連ホームページ(1999年当時) 記念館のホームページ及びリンク先にも少し載っております。暁斎の作品を 見て下さい。日本の検索サーチでは、goo2件、yahoo3件しかありま せん。それも本の宣伝でした。 アメリカのyahooで検索すると11件ありました。これでも、暁斎に対 する評価が欧米の方が高いことがわかります。日本は浮世絵に対する評価が極 めて低い。浮世絵の国宝というものはないのではないでしょうか。最近上野の 国立博物館で国宝の縄文土器というのを見ましたが、国宝の概念が良く解らなく ないりました。どうも我が国は伝統的に自国及び自国の文化に対しての自己評 価に確信が持てないの出はないでしょうか。
★お薦め美術本 (1999年当時)
『最後の浮世絵師』川鍋暁斎の反骨の美学 1998 及川茂著 NHKBOOOKS 970円
【腰巻き】『幕末明治の変革期に破格の才能が開花した!』 本書を推薦します 粟津 潔(画家) ・・・今日北斎と並んで高い評価を受けている。』 ★平易でわかりやすい解説書。暁斎の仕事が良くわかります。
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