白虎・唯我独尊日記

北の山奥に生きる現役教師の日々の戯言

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ようやく、田舎の我が家にも届きました。「秒速5センチメートル」。
仕事中もずっと、気になってましたが、残業の末、ようやく先ほど見終えました。
田舎のため、劇場公開もなく、本当に「ようやく」という感じですが、
これまで、公式ブログコメントなどから予想していた通り、「切ない」ストーリーでした。
一言で要約すると「初恋は実らない」ということでしょうが、それだけでは説明が足りない
気もしますので、各話ごとの感想を少し。

第一話「桜花抄」
これは、「Yahoo」先行配信で見ていましたが、改めて見ると本当に少年の社会に
対する「無力さ」がよくでていました。これを見て、村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」の
主人公と「ユキ」の関係を思い出しました。30代なら10代少女の弱さを助けることが
できるけど、同じ10代では、どうしていいか、分からないという「もどかしさ」が
よく出ています。

第二話「コスモナウト」
初見ですが、「カナエ」の心が痛いほど伝わってきます。
好きな人だからこそ、その人が見つめているものが分かるという気持ち。
ラスト近くの風景が一気に明るくなっていくシーンは圧巻です。

第3話「秒速5センチメートル」
これはもう、「One more time One more chance」のPVですね。
(いい意味で)
最初の場面の踏み切りでのすれ違いが本当に悲しいです。
その後の「貴樹」も気になります。
でも、そのまま、新海監督のアフターストーリーはないんでしょうね。
だからこそ、いいのではないかと思いますが。でも、やっぱり、切ないです。

全編通して、「ほしのこえ」「雲の向こう、約束の場所」といった過去の作品も
フラッシュバックしてくる場面がところどころに隠されています。
でも、ある意味、どの作品も痛快な「ハッピーエンド」というわけではありません。
これは、私も村上春樹さんのファンだからこその想像ですが、新海監督も村上さんの
影響を大きく受けているような気がします。
だからこそ、こういう作品の結末なのかな?と。
でも、でも、やはり、ファンとしては、一度でいいから、「ハッピーエンド」な作品も
見てみたいです。
それでも、やはり、次回作に期待大ですし、「秒速」もまだまだ見直しますが。
見ていて「ほしのこえ」、もう一度見たくなりました。

そして、全編を通して、感じたことですが、「桜花抄」の手紙によるやりとりが一番、
2人の心が通じていた時間だったのかな?と。
私事ですが、高校時代、同じ高校に通っていた下級生と手紙のやりとりをしていたことがあります。
現代のメール事情からは、想像もつかないかも知れませんが、「手紙」には、「メール」に
勝る「力」があると思います。それが、途絶えたときに主人公2人の心も離れていったというのは
実体験から何となく、わかります。「メール」は確かに一瞬で相手に伝わりますが、
「手紙」が届くまでの「時間」というのは、お互いの「心」を育てる気がします。
その「心」が弱まっていったと時に2人の「心」も離れていったのかな?と。
「貴樹」が「桜花抄」で言った
「僕たちの前には、いまだ巨大すぎる人生が、
       茫漠とした時間が、どうしようもなく、横たわっていた」
この言葉がすごく印象に残りました。


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