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浜離宮朝日ホールにて、第3回ヘンデル・フェスティバル・ジャパンの企画3が行われた。
オイラはGPから見学していたのだが、今回は本番のみの感想。全体を通しての所見はその2に書かせていただく(以下敬称略)。
ステージ1 「合奏協奏曲集作品6」より 第10番d−moll(HWV328)、第11番A−dur(HWV329)
ヴァイオリン4、ビオラ1、チェロ2、コントラバス1、チェンバロ1の編成。一応配置的には、
コントラバス ビオラ
チェロ チェロ
1st チェンバロ 2nd
変則対抗配置??みたいな。詳しくはわかりまへん。1st、2ndと分けて書いたが、それぞれの中でも違うフレーズを弾くこともあるので、9人による合奏と捉えたい。
d−mollは5楽章からなる。付点リズムが後ろ付けの16分音符処理となっており、フランス序曲風。メサイアのシンフォニァを思い出させる。チェンバロ渡邊の弾き振りなので、全体を見渡すように、というよりは体全体で奏者にブレスを送っている姿に好感。イングリッシュ・コンソートのピノックみたいだ。1st2人のミドルポジションでの音のズレが気になる。固さが取れないまま、この曲終了。
A−durも5楽章からなる作品。4、5楽章は1stトップが独奏し、それに対しての協奏曲といった風情。
第5楽章で、それは起こった。フェルマータのあと、tuttiで再び始まるのだが、誰かが少し、ほんの少しだけ早く出てしまった。飛び出たのである。
それから、チェロ2人が目線をあわせ微笑んだ。1stトップの方を見やり、『合わせようか!』と言うような暖かい視線を投げかけた。そうして固さが取れていった。というよりも、それまでは耳を使って合わせようという意識が強かったように思われたが、全員がアイコンタクトを取るようになっていった。そこからの音楽はいうまでもなく「セッション」であり、音楽に柔軟性が出ていた。
この曲のCD、絶対手に入れようと思った次第。
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