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この時期に第九はパスしちゃう。なんでこの時期だけに集中??って感じで。
年末なのは日本だけのような気がするし、いい曲には違いないが、食傷気味。
歌ったことはあるが(ソプラノ・アルト両方とも経験あり)、毎年歌いたいってもんでもない。
聴きに行くのもよっぽどでない限り行かない。オケがスペシャルとか、指揮者が凄く好きとか、ソリスト最高!とか…。申し訳ないけど、合唱には期待していない。とくに日本の合唱団のドイツ語の発音やアクセントの曖昧さには辟易…。
どこかに良い第九、お奨め第九あったら教えてください…。
なので、第九ネタではなく、この曲を選んでしまうあたり、やっぱりオイラ、へそ曲がり。
Ludwig Van Beethoven FANTASIE c−moll op.80
やっぱりカロ様あたりは当ててくるなと思ってましたがな、ハイ。パチパチ(拍手)
数年前、指揮の課題となったとき、初めてCDを買い求めた。
これがまた難儀した!ネットではなくクラ専門のCD屋さんに行ったはいいが、どこにあるか皆目見当もつかない。オケ(交響曲、協奏曲)器楽(ピアノ)、合唱とコーナーを渡り歩く。この店の店員さんはあまり当てにならないので、自力…。ようやくピアノコンチェルトコーナーで見つけたのが…、
ゼルキン(p)、小澤(cond)、タングルウッド祝祭合唱団、ボストン交響楽団のCD。
ベートーヴェン・ピアノコンチェルト3番のおまけ???おまけなのか…。
さっそく聴いてみる。感想は…
「『皇帝』と『第九』を足して2で割ったって感じ。」
嗚呼!ごめんなさい、Ludwig!罰当たりなことを言って。だって正直なファースト・インプレッションなんだもの。第九の4楽章ど頭にピアノが挿入って感じで。
楽譜を眺めるのは面白い。ピアノとオケ、オケとソリスト・合唱、そしてその3つ…。この絡みを指揮するのは、とても楽しい!!主題と8つの変奏が色をコロコロ変える。綺麗な譜面。
特に楽しいのが中間部。ピアノとオケの怒涛の掛け合い。これは喧嘩か?わくわくする。
さて、CD聴き比べ。
ゼルキン&小澤は、ピアノが引っ張る感じ。「熟練」っていっていいものかどうか迷うが、カデンツの美しさは圧巻!絡みは十分!合唱部分に入って、最後の後奏まで、ゼルキン節が鳴りまくる!!!
オケは管の押し出しが鼻につかないでもない。弦はもっと歌って欲しいかも。良くも悪くも「日本の第九」の感じ。いや、「日本の第九」に慣らされている耳が反応しているのか。
後日、もう一つCDを発見。
パウル・コーメン(p)、ブルーノ・ヴァイル(cond)、
WDRカペラ・コロニシエンスによるCD。
リストの「ボン・ベートーヴェン記念像除幕式のための祝典カンタータ」
(世界初録音)にカップリング。
オリジナル楽器によるもの。よってピアノフォルテ使用。
音がまっすぐだ。まっすぐすぎて、「第九」の和音の響きはない。コジンマリした印象だ。
…このピアニスト、結構わがままそうだ。それともオケが勝手なのか…。両者の絡みというより、喧嘩にもなっていない。バラバラとなる箇所がいくつか。合唱が入ってからは、オケ&合唱VSピアノ…。前半のカデンツで疲れ果てたのか、指が回ってなくて追いつけてない。頑張れ!!と応援したくなる。
ところがソリストから始まる歌部分になると、ピアノ、おとなしい。蛇と蛙のにらみ合いに、ナメクジが入って、三すくみ…。いやいや、調和が出てきたというべきか…。
ところで、これ、合唱の「sh」の発音がどうも…。訛りっぽい気がするですよ!詳しくカロ様に聞いてみたいところ。今度のオフ会で持ってくから、解説してくだしゃいな。
「FANTASIE」は、1808年12月22日、作曲者自身のピアノによって(この時は即興演奏、後に記譜)初演。第九は1824年5月7日初演。やっぱり第九よりも年末向き???
大好きな曲なのに、「ベスト!」と呼べるものを持っていないです。あとたぶんガーディナー様が振ったのも持ってたはずだが、誰かに貸してる様子…。
お気に入りの1枚ってなかなか無いもんだなと痛感。
はあ、ふじ様、聴き比べって、しんどい。脱帽!
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