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万国の粉物摂取主義者たちよ、団結せよ!!
そもそも、「粉」は万国万民の食料であって、その威力は凄まじい。
我が国が誇る「粉」の文化の粋たるや、世界食料遺産に登録していただきたく、切に願っている次第。
たこ焼き。
青海苔リフトに支えられて、優雅に踊る鰹節のプリマ…。
少し焦げたソースはベルヴェットの優しさと甘さをもって食欲中枢を刺激する。
その造形は完璧である。球形…。およそ神が創造したもうたこれ以上の造形があろうか!
カリカリの外側、トロリとした内側。なんという対比!なんという口福!!
さりげなく主張する微塵切りのキャベツ、その脇役に守られるしっかりと、且つ官能的な口当たりの主役・タコ…。
芸術である!!
お好み焼き。
そもそも、「粉」を水で溶いて熱して固定化する食物の中で、これほど「粉」が主張しないものもない。千切りキャベツのバス、存在感たっぷりの主役(時には豚、イカ、エビ、はたまた全員!)であろう1stヴァイオリン、2ndヴァイオリンは全てを包む甘さと辛さを秘めたソース…。
強いて言うなら「粉」はそれら全てを口内で、熱く柔らかく内包させてくれるヴィオラか!
tuttiで押し寄せる快楽の波!!
うどん。
その白さゆえに狂喜する。醤油の穢れを受けないその白さに。よって、出汁の色が浸み込んだうどんを、哀れむ。器のそこまで見渡せる、薄い昆布出汁の中に静かに眠るうどん。
淡白ゆえに、いかなる具財をもパートナーとして受け入れる、その懐の深さ…。
テンプラ伯爵夫人がパートナーならば、その熱くあふれる油性をそっと補い、
ワカメ公爵令嬢がパートナーならば、その彼女の柔らかさと共にゆったりと舞う…。
ニジンスキーもこれほど巧みに踊れまい…。
万国の「粉」礼賛主義者に、栄えあれ…。
…え?
ただ単にオフ会で食いたいの。
それだけ。
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