No Culture, No Life

日本の映画を見まくってます。

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メゾン・ド・ヒミコ

3月11日

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大好きなジョーくんが出ている作品なのでずっと観たかった。

ゲイのための老人ホームというすごく社会的に重い響きがするけど、繊細な男性が毎日楽しく生きているマンションの日々のお話。

アメリカのゲイが多く住んでいた街にいたせいか、ゲイの方が身近にいたせいか、アメリカに住んでからはゲイとかストレートだとか別にみんな人間だしなあという価値観が備わっているので、
とてもいい映画だなあと。

将来に対する不安って、独り身、結婚してても子供なし、子供はいても遠くに住んでる、とか誰だって
自分なりにあるのだろうから、やっぱり人生毎日を“自分で楽しくしなきゃ”楽しくなんないよな、

と当たり前のことを再認識させられた。


アメリカを離れる前に私より7歳も年が上なのに18歳にしか見えないゲイの男性と一緒に食事をする機会があって、その彼のことをふっと思い出しました。


すっごくおしゃれでめちゃくちゃ頭がよくてかわいくて、素敵な人でまた絶対会いたい!
男心も女心もわかる人ってうらやましいよ。
どっちを見る目も平等ってすごいことだ。


映画から話題がそれちゃったけど、ジョー君はやっぱり格好よかった。はー。
そして、西島秀俊さんも出ていて、好きな人だらけで目の保養になりました。


オットはみたがらなかったので、ひとりで鑑賞。

主役の柴崎コウさんが老人ホームを出て行くときにジョー君がバス停まで送ってくれるシーンの
涙がほんとうにせつなかった。どうにも動かせない人の感情につらくなることってありますもの。
恋愛しているときはその感情が一番つらいんだよ。確か・・・そうだったハズ(笑)

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2月某日

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実は毎週2つはDVDを見てます。
今まで見られなかった日本の映画をみまくってます!

ツタヤ最高〜〜〜♪

見た順に忘れていっては悲しいので記録に残しておくことにしよう。

内田有紀主演


何も内容がわからずに気軽な気持ちで借りたらちょっとびっくり。
軽めでハッピーな作品かと思いきや、心に残る重さ。

精神を病んだ主人公が“クワイエットルーム”なる精神病院ですごす日々や、恋人のクドカンの葛藤が
描かれています。

蒼井優は演技がうまいなあとか、大竹しのぶがこんなにムカつく役を演じるんだ〜なんて思いながら
みていたけど、最後のほうは内田有紀の演技力に圧倒されました。

仏壇にいたずらするシーンがなんともすごい発想・・・。

《時が滲む朝》 杨逸

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ひさびさにじっくり読書をしたい心の余裕ができたので、昨日一気読み。

小説を買ったのではなく“文芸春秋”芥川賞発表の9月号で受賞作と一緒に著名な大作家たちの辛口選評も一緒に目を通した。


文章は中国人が書いただけあって、日本語で書かれてはいるけれど、中国的な表現が多くて、するすると文章は入ってこない。
(中国語ではこう表現するよな・・・)と中国語の知識が少しあるので書きたいことはまあまあ伝わってきましたが。

だけど、中国人の純粋さが文章全体に出ていて、私は好きな文章です。


テーマは文化大革命のときのある青年の生活が、共産国家に翻弄される様が書かれています。

そのあたりの中国の歴史はそんなに詳しく勉強した覚えはないし、表面的な背景ならすぐにそのへんの資料で手にできるけど、
“そのときそこで生活していた人”の様子は自分とは関係ないことなので、考えたことなんてなかった。


自分が生まれた土地以外で生活してみて感じたことだけど、人間は身近なこと以外、ニュースで見たってピンとこないもの。

オバマ氏が当選したニュースをもし日本で見ていたら、「アメリカはなんだか盛り上がっているなあ。」
ぐらいにしか思わなかっただろうし、逆に今は麻生さんが首相に決まったからって私にはまったく関係ないことだと思ってる。日本に住んでいたら、どこかで地震が起こったら心配になるけど、LAで山火事が起こったってどうも思わない。今はその反対で日本で地震が起こっても、大変だなあと思うだけ。


ニュースってやっぱり表面的な情報しか結局はキャッチできないから、その時、その渦中にいる人の本当の姿とか気持ちを知るにはその本人が直に話したり、書いたりしたものでしか身近に感じられないものだと思う。

この小説はそういう“人”が感じられる文章です。



外の国を受け入れるようになってから日が間もないからか、中国人と話していると、すごく純粋だなあと思う。純粋さに加えて、外からの情報に貪欲なものだから、短期間で経済が急成長しているのも納得できるなあと身近なところで日々感じてます。

それと、台湾人は日本の影響をたっぷり受けて生活しているからいろいろなことを知ってるなあと大陸の人たちとの違いを感じます。




韓国ドラマがはやったのも、“純粋さ”を欲しているからでしょう?

飽和状態の日本の人々の心はこれからどうなっていくんだろう。

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筆者は日本生まれのイギリス人なのでオリジナルは英語です。


全寮制施設のへーるシャムで生まれ育った子供たちは自分たちの“決められた将来”のことを幼少から思春期、大人になるにつれて少しずつ知っていく。

自分達は何者で何のためにこの施設にいるのか―


こう書いちゃうと謎めいたミステリアスな文体になっちゃうけど、小説の語り口調はいたっておだやか。
終始おだやか。

日常の寮生活で[誰と誰が喧嘩した]とか[〜先生に誰がほめられた]とかということを坦々と綴りながらも
“凄み”を感じるお話。


読み終えてから何かが深くズーンと心に沈んでいく感覚をおぼえた。



イマドキの小説は本屋さんに行くとたいてい本の帯に
「映画化決定!」「アニメ化決定!」

なんて書いてあって、すぐに映像になっちゃうけど、



この本の中には“小説だからこそ味わえるおもしろみ”がある。



久々に小説っていいな、って思った。


とにかく読んでみて欲しい本です。

《記憶の絵》森茉莉

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森鴎外の愛娘が60歳をすぎてから書いた著者自身の少女時代から結婚、離婚するまでの自分回想録。

実は森鴎外、夏目漱石なんかを専門に大学では勉強していたはずだけど、当時はあまり興味がなく、
それほど掘り進めて読んだ記憶がない。

昨今の小説にちょっと飽きてきたというのと、年々広まる女性のライフスタイルの多様性で結婚→子供→親の面倒をみる・介護というような家庭にしばられる生活だけをしてきたように思っていた明治や大正の女性達はどんな生活を送っていたのだろうかと私も歳をとるにつれて興味がわいてきているので、わかりやすくとりあえずは有名人の娘の本を読んでみた。

次は林芙美子なんかを読む予定。(ただ絶版になっているかもしれない。最近タレント本みたいな薄っぺらい中身の本しか売れないから出版社がいい本を出版しなくなっているから手に入るかわからないけど。)




彼女は鴎外の娘なのでやっぱりものすごくお嬢様。
「どこそこまで行きましょう。」と誰かに言われると女中の前に立って(おぶってそこまで連れて行ってもらうのを)待っているような女の子。


彼女のお嬢様体質のお上品さと裏表のないばっさりとした文章がなんだかとても新鮮でおもしろかったし、幼い頃や新婚時代フランスに住んでいた頃の髪型、ファッションの描写がその時代の人たちの中でもずば抜けてお洒落だったんだろうと想像させられるのもわくわくした。
文人の娘だけあって、演劇人や文人なんかのアーティストとの交流も書かれています。(このあたりの固有名詞はまったく知らないけど)



それと、一般的にただただ堅いイメージの鷗外のプライベートな素顔も覗き見れるのも実娘にしか
書けない特典だろうな。


ただ、新婚時代に彼女がフランスに行っている間に最愛の父を亡くしているので、鷗外は筆者にとって
ファザコンと簡単に言い切れないほど、恋人や夫以上の“絶対的愛”を抱いているのが文章の節々にでてくるのでそれはちょっとコワかった。


縫い物はまるでだめなのに料理は好き、という私との共通点があって少し親近感。


60歳をすぎたおばあさんなのにキュートでかっこいい印象を受けてしまうんですよ、この人は。

こんなおばあさんに将来なりたい。
私はファザコンではないけれど。

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