|
28日29日に一泊二日の 【登校拒否、不登校を考える夏の全国大会2012 in北海道】 が開催されました。
不登校児童、その保護者、医師、心理カウンセラー、弁護士、教師、フリースクール主催者、など様々な立場の方が総勢357人集まり、不登校問題について話し合いました。
その中で大津のいじめ自殺報道を受け、その大会中に 『いじめ、いじめ自殺を考える緊急集会』 を持ちました。
そして二度とこのような悲劇を繰り返さないために、 『いじめ、いじめ自殺に関するアピール』 を作成しました。
長文になりますが、ぜひ目を通してください。
そしてもしご賛同頂けるなら、ぜひ広めていってください。
『いじめ、いじめ自殺に関するアピール』
第一に、
いじめといじめ自殺に対して、実態に即した認識が必要だと思います。七月九日、北本市のいじめ自殺裁判の判決が出ましたが、「原告の訴えは全て却下」という不当なものでした。判決理由には、一つひとつのいじめは、「いじめと認定できない」また「自殺につながったとはいえない」と述べられています。そしていじめが成立しないのだから、原告がいう学校、市、国を訴える点も却下されました。
これはあまりに裁判官が「いじめ」の実態を知らないといえます。
一つひとつの行為は、本人が嫌だったり、苦え痛だったりしたらいじめです。また、いじめが継続的に行われることにより、人格が破壊されるほどのダメージを受け、追い詰められることがあるのです。子どもの最善の利益を守る目的で、当事者の立場にたった子どもの把握、調査、判決が全てのいじめ、いじめ自殺に行われる必要があります。
第二に、
この世に生を受けて何年も生きていないというのに、子どもが自ら生命を絶つ、ということは、何としても防がねばなりません。その為に私たちは、長い経験から子ども達に「いじめから逃げなさい」と伝える必要があると考えます。
日本社会では八六年の鹿川くん事件から四半世紀経つというのに、同じことの繰り返しで、いじめ自殺を防ぐことができていません。どんなことがあっても学校は行くべきところとされ、行かないのはよくないとされてきたことが、影響を与えています。
不登校はあってはならない、学校復帰せよ、という施策もまた、事件の片棒をかついでいるといえるでしょう。いじめがあっても、子どもは学校に行くしかない、逃げることが許されない、親や社会がその状況をつくってきたことに思いを馳せていただきたいのです。
学校は命をかけてまで行くところではありません。
私たちは、とうとう学校へ行けなくなった人、もう行かないと思った人、学校ではなくフリースクールや家庭(ホームスクール)で育ってきたという人たちが、「それでよかった」と本音で言っているのを聞きますし、「あのまま行き続けていたら、今生きていなかっただろう」という話も聞きます。そうしてやっと安心でき、幸せな人生を歩んでいる人もたくさんいます。
子どもにとって、学校は教育は義務ではありません。権利です。そして子どもの権利条約が定めているように、休む権利もあります。自分に合った教育を選ぶ権利もあります。学校以外にも多様な場があることを含め、「いじめから逃げていい」「もう行かなくてよい」と知らせるべきでしょう。そして早急に学校一本しかない仕組みを変え、学校以外の場でも安心して成長していけるよう制度を整えるべきだと思います。
第三 (思うところあり)省略
子供達の命がけのサインに応え、これらの課題に、真剣に、今すぐ取り組むことを訴えます。
最後に、子どもたちに向けて、メッセージを送ります。
いじめを受けていると感じたら、学校を休んで下さい
親や教師は、それを受け止めてください
|