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バチカン──ローマ・カトリック教会の総本山、バチカンのレナート・ラファエレ・マルティーノ枢機卿が13日、ローマ・カトリック教会は国際人権保護団体のアムネスティ・インターナショナルへの支援を行うべきではないとの声明を発表した。アムネスティが女性の人工妊娠中絶を容認したため、としている。 アムネスティはこれまで、人工妊娠中絶について明確な態度を取ってきていなかったが、今年4月に、強姦や近親相姦による妊娠や、妊娠継続によって母体の命が危うくなる場合の中絶を認めるとの方針を採択した。あくまでも、女性の権利を守るためだとしている。 この方針を、マルティーノ枢機卿が批判。「カトリック関連団体だけではなく、カトリック教徒も、アムネスティを支援するべきではない」と述べている。カトリック中央協議会によると、マルティーノ枢機卿は、評議会のひとつ「福音と教会の社会教説に即した正義と平和の実現を促進する機関『正義と平和評議会』」の議長。 ローマ教会による支援の拒否は、アムネスティの方針決定に対する当然の結果だとしている。一方、アムネスティは、これまでにバチカンやローマ・カトリック教会関連機関から、資金援助を受けたことはないと明言。「カトリックの教え」に触発された人々からの支援を受けた可能性はあるが、カトリック教会が公式に認める機関や団体からは、受け取っていないとしている。 また、アムネスティは各国政府や政治団体、教会、宗教団体などから独立した機関であると主張した上で、中絶を容認する方針を定めたのは、あくまでも女性の保護を目的としたものであり、中絶そのものの是非については判断せず、中絶の権利を求めていくことはないとしている。
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2007年06月14日
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ワシントン――軍事的なコンピューターネットワーク防御など「電子戦争」の最前線に立つ米軍司令官は13日、中国を最大の脅威として対策を講じていく考えを明らかにした。ロイター通信が報じた。 現在は第8空軍司令官のロバート・エルダー司令官(中将)で、ルイジアナ州バークスデール空軍基地に新設される電子戦争の対策本部の責任者に任命されている。同本部には約2万5000人の職員が配備され、情報通信やシステム監視、インフラ施設妨害対策などに従事する。 司令官は「中国は電子戦争で米国より優位に立つ意思を示している唯一の国だ」と主張。ただ、中国の現在の電子情報戦の内容はハイテク技術の開発に必要な年月を節約するための「産業スパイ」の活動が主体になっているとしている。米国防総省は5月に発表した中国軍事力に関する年次報告書の中で、中国は紛争の初期段階で電子戦を制するのが重要と認識を抱き、コンピューター網の攻撃、防御の整備を重要視していると強調。 中国の人民解放軍は情報戦争に絡む特殊班を設置し、敵のコンピューターネットワークを混乱させるウイルス作成にも従事させているとしていた。敵の電子諜報(ちょうほう)を欺くためおとりの赤外線装置や偽の発電設備を設けるなどの対策も講じているという。中国外務省はこの報告書の内容に関し、内政問題への粗野な干渉と反発、中国の軍事的な準備はあくまで自衛が目的と反論していた。
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原作 棟田博 脚本 野村芳太郎・多賀祥介 監督 野村芳太郎 撮影 川又昂 撮影助手 高羽哲夫 音楽 芥川也寸志 共演-長門裕之・左幸子・桂小金治・西村晃・加藤嘉・藤山寛美・高千穂ひづる・中村メイコ 「男はつらいよ」以外の渥美清の代表作でもある。また映画としてもかなり面白く完成度も高い。長門裕之、藤山寛美はじめ芸達者が揃っていてその演技を見ているだけでも楽しい。渥美清は三度の飯が必ず食える軍隊が大好きな無学な男、山田正助、山正を演じる。 原作は週刊現代に連載されたもの。軍隊内の悲哀溢れるエピソードを点描しながら語り部である「私」こと長門裕之と渥美清の交友が20年に渡って描かれている。「戦争コメディー」の部類に入る映画だが野村芳太郎・川又昴はじめスタッフは決して手を抜かない。野村監督は実際陸軍少尉だったそうだ。砲撃シーンや突撃シーンなど立派な「戦争映画」の1シーンとなっている。 行軍途中に戦死した戦友の片腕を日常の中で焼いているシーンにはぞっとする。戦後18年経ってもまだまだ生々しい記憶がスタッフの心には残っているのだろう。 とりわけ印象的なのが大演習のシーン。山の中腹まで人垣が出来ているロングのカットは圧巻だ。当時はCGもなく外ロケなので書き割りでもない。地平線の遙か彼方まで人影が立ち並んでいる。数百人のエキストラだろう。当時の日本映画、撮影所映画の底力を実感出来るカットでもある。 このシーンでは山正が本物の天皇の“実物"を見る、ここで渥美清は天皇陛下に恋をしてしまう。 「ひゃあー、あれが天皇陛下様かー」「あっ?ありゃ誰かに似とるわい。・・・イヤイヤいけん、神様似とる訳無いわい・・・あーでもよう似とるのー・・・何と優しい顔をしとんなさるんかいのー・・・あれじゃーちっとも怖いことありゃせんわいー」。戦後になっても山正と長門の交友は続く。 山正は言う「・・・わしゃ内地帰って腹立っとるんじゃ。内地のやつら戦争負けた事なんて何とも思っとらん。カエルの面に小便じゃ、なー、米よこせ何て天皇陛下の所へ押しかけてとるんじゃ」。 その後未亡人に恋した山正が一人勝手に妄想してまう所は「男はつらいよ」の原型を見ることが出来る。翌年に製作された山田洋次監督「馬鹿まるだし」も主演のハナ肇が未亡人に恋する下りがあるが、戦時中に死んだ夫と同じ部隊に居たと嘘を言って未亡人の関心を惹くところはそっくりである。 その戦争未亡人に左幸子が山正との縁談を持ちかけるくだりで「どうですか?あの人はとてもいい人で戦争から帰ってきたばかりだし、ひとつ考えてみてはいかがですか」それを聞いた未亡人か顔色を変えて「あんな無教養の人!、私は少なくとも将校の妻でした、バカにしないでください」それを聞いた左幸子は「将校の妻ってそれが何なのですか?いい家の奥様ゼンとして偉そうに!私は人間を見て話しているのです。こっちこそバカにしてほしくないわ!」。左幸子の演技が真に迫っていて思わず画面に身を乗り出すシーンだ。 エピソードの積み重ねで一番幸せなのは山正が中村メイコ演じる恋人を連れて長門宅に来るシーンだろう。二人は結婚をする予定なのだ。幸せ絶頂の次のシーンは映画の定石通り山正の死の知らせのシーンである。山正は酔っぱらって多分駐留米軍の所属であろう大型トラックに轢かれて即死してしまうのだ。 ラスト、文字スーパーがダブる。「背景天皇陛下様。陛下よ。あなたの最後のひとりの赤子が、この夜、戦死をいたしました」。 芥川也寸志作曲のオルゴールの曲が、山正の天皇陛下に恋焦がれるしかなかった、時代遅れの儚い人生を象徴しているようで非常に秀逸だ。
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