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旧ブログの閉鎖目前だから?でもないけど、初心に返ってシンプルな背景にしてみました。

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どうも『二ノ国 漆黒の魔導士』が値崩れしているとかいないとか。
詳しくは下記リンクの田下広夢さんの記事を参照のこと。
 
何故ニノ国は値崩れしそうなのかhttp://allabout.co.jp/gm/gc/373921/
 
長文なで引用は割愛しますが、一通り読んだものとして話を進めます。
あくまで個人的な見解ですが、上記の記事に書かれているものだけでなく、
もっと色々な原因があったのではないでは


つ目の理由は、初期出荷数の多さ。
初週で17万本売れたけれど、
初回出荷数が60万本で、店頭在庫がまだ43万本あり、
実に3分の2が残っている計算。
現状ではいくらかさらに売れているだろうけれど、
それでもまだ半分以上は残ってるのでは?
 
17万本と言えば、同じくDSで発売されたファイアーエムブレムの
直近2作2週目までの売り上げ本数が17〜18万本なので、
いわゆるゲームらしいゲームとしては、間違いなく上々の売り上げ
しかし、スタジオジブリが製作協力に加わったうえで、
ライト層向けとして売り出しており、
それを前提に考えるなら、やはり物足りない。

レベルファイブの過去の作品の例同様、
もっと広い層に手にとってもらい、
長期的に売り上げを伸ばしていくことを想定していたはずで、
それ故の60万本だったのだろうし、
それを切り札(?)に営業を掛けたものと推測できる。
 
ファミ通等のゲーム誌の読者アンケートなどの結果を見ても
既にPS3で発売されることが決定しているシリーズ作の『白き聖灰の女王』と共に、
「期待の新作」ランキングなどでも常に上位をキープしており、
60万本とゆう初期出荷も、強気ではあるが無謀なものではなかったはず。
 
ただ、後述の理由などで販売店とは思惑が食い違ってしまい、
単なる不良在庫と見なされてしまったのだろう。

 
つ目の理由は、田下さん曰く「マジックマスターの罠」。
 
『漆黒の魔導士』のソフトには必ず、
魔法指南書とゆう設定のマジックマスターとゆうハードカバーの本が付いているとか。
魔法の本を自分で調べながらゲームを進めていく、
と言えば楽しげに聞こえるものの(苦笑)、
実際のところ、通常の付属品、予約・初回特典、攻略本などとは違って、
これがないと攻略できない仕組みになっている厄介なシステム
と言った方が正確なようだ。
 
いわゆる、マニュアルプロテクトとゆうやつですね。
マジコンでソフトを入手したとしてもそれだけでは意味が無く、
マジックマスターが無ければゲームが成立しない。
加えて、マジックマスターはISBNを取得しておらず、
ブックオフなどで取り扱いづらいらしいので、中古対策の意味合いもあるとか。
 
もっとも、もう既にスキャンデータがネット上に出回っているらしいですが……
 
ある程度ゲームになれている人なら意図するところは充分理解できるものの、
それでもやはり、やり方が生々しくてちょっと興ざめなのも確か。
そのうえ、あまりなれていないライト層の人
ゲーム以外の部分で余計な手間を掛けさせられたら敬遠される可能性は高いだろう
あるいは、そう言ったことを意識させず、
自然に入り込めるような工夫がされているのかも知れないですが、
自分はプレイしていないのでこれ以上は何とも。
 
ちなみに、マジックマスターには様々な情報が掲載されているらしいですが、
個人的に気になったのは、本に書かれた魔法の図形を、
ゲーム中でそのままタッチペンで入力する場面があるらしいこと。
ハッキリ言って、やはりDSソフトの『ロストマジック』とほとんど同じノリだし、
Wiiでもその『ロストマジック』の実質的な続編の『タクトオブマジック』や、
SFものではあるがファンタジー要素の強いWiiウェア『ソーサリーブレイド』等、
類似のシステムはちょくちょくあるし、他にも探せばあるだろう。
 
また、『ロストマジック』『タクトオブマジック』は、
それぞれ作風やキャラクターデザインから、
やはりライト層を意識しているように思えるし、
『ソーサリーブレイド』も
元は携帯アプリで配信されている『ソーサリー』のシリーズ作なので、
これまたある程度はライト層を意識していると言っていいだろう。
それらの後を受けるように『二ノ国』が登場したことは、興味深い。
 
ただ、これらのものはリアルタイムでの入力が求められ、
しかも割とアクション性が高く、素早く正確に入力しないと攻略できないし、
数個、十数個基本図形の組み合わせ、数十とか百いくつのものを、
あらかじめ記憶しておかなければならない等々、けっこう要求される要素が多く、
少なくともライト層向けと考えるならハードルが高いと言わざるを得ない

例外的に『ソーサリーブレイド』だけは、図形そのものは表示されるし、
うまく入力できたらちょっとお得程度の要素であり、
他の方法で何とか攻略することは充分に可能
 
ある程度ゲーム慣れした人ならそれでも頑張ろうと思うだろうが、
ライト層を相手にするのであれば、ある程度ハードルを下げるべき。
単純に言えば、アクション性や時間制限を無くしてしまえばいいし、
本を調べながら、とゆう作業を必ず要求するなら、そうせざるを得ないだろう
逆に、単純に時間制限等を無くすだけならただ単に物足りなくなるところだが、
本を調べる、とゆう別のアクションを加えることで意識がそちらに行ってしまい
そうは感じさせないのでは?


ひょっとしたら、こういった流れを受けて、
DSやWiiのみならず、
PSMoveやKinectでもそう言ったものが登場するのだろうか。
そもそも『白き聖灰の女王』もPS3だし、ひょっとしたら……?
 
しかし、製造、流通、販売の段階では
マジックマスター自体が大きな負担になっているのは間違いない。
メーカー側としては、この豪華な付属品の生産コスト、
及び、在庫リスクと機会損失を秤に掛けた判断。
流通、小売店としては、ただでさえまだ半分程度は売れ残っているはずなのに、
このデカ物を保管しておく物理的・時間的なコストもある。
 
結局、初回出荷60万本を達成したものの、
ふたを開けてみれば、
(そう言うには相当気が早いとは思うものの)売れ残ってしまい、
そのツケは丸ごと小売店に回された形で、
それもただの43万本とは比べものにならない。
 
マジックマスターを含むパッケージの大きさだけでなく、
付属物があるにしても、
DSで6800円はどちらかと言えばゲーマー、マニア向けソフトの値段であり、
子供やライト層向けとしては敬遠されてしまう。
これが3つ目の理由。


また、時期的に考えてもクリスマスから年末年始商戦の時期であり、
大量のデカ物に保管スペースを食い潰されてしまうと、
他の売れ筋商品を仕入れて置いておくことが出来なくなり、
それによって機会損失が発生する可能性もあるため、
出来る限りさっさと処分してしまいたい、とゆう事情もあったかも知れない。
これが4つ目の理由だろうか。


これだけの理由があれば、長期的に売っていけなくはないとしても
発売半月で早々に見切りを付けられてしまうのも分からなくはない。


さらには、レベルファイブはメディアミックスを絡めて売っていくことが多いが、
この『二ノ国 漆黒の魔導士』に関してはメディアミックスが無いどころか、
テレビCMさえもあまり見ない気がする。
ひょっとしたら自分の知らないところでバンバン流れているのかも知れないけれど、
それでもバンバン流れていたらそこそこ目にしないとおかしい。
これが5つ目の理由だろう。


ジブリと協力しているとは言え、それだけではメディアミックスとは言えないし、
むしろそれを知らしめるためのCMないしメディアミックスではないか?
もっと言えば、たまたまにCMを見たとしても、
視聴者まずジブリに反応して、新作映画だと思ったら、実はゲームだった、
とゆう風に意識が流れていくと思う。
しかし、ジブリファンはあくまで映画が見たいのであって、
ゲームがしたい訳ではないのだから、
映画ではなくゲームだとしたら、
むしろ期待感は少なく、がっかり感の方が強いのでは?
そこでゲームの方へぐいっと引き込む仕掛け、
例えばメディアミックスが欲しいのだけれど、
これだけ段取りが揃っているのに、
どうしてそこまでやろうとしないのかがむしろ不思議。
 
現在はイナズマイレブンがメインで、
春頃からはPSPでリリースする新規作、ダンボール戦機に
メディアミックスの軸を移していく予定のようだけれど、
これでは『漆黒の魔導士』の割ってはいる隙間はないと言えば無い。
それでも、ジブリを巻き込んで強気の営業を掛けたのなら、
さらにもう一歩も二歩も踏み込んで何かしなければならなかった。
 
 
個人的には、レベルファイブの強気の判断は正しいと思う。
昨今のゲーム業界を見ても、市場のパイを大きくする必要があるハズなので、
これだけの野心作を持ち出して、
わざわざ小さくまとまった商売をしていても仕方がない。
とは言うものの、強気だけが先行して周りに負担ばかりを強いて、
自分は特に何もせず、60万本出荷した売り上げだけを得た、
とゆうような印象しか残らないのは痛い。
 
 
ちょっとうろ覚えなのだが、小売店が売れ筋の商品を仕入れるためには、
過去にそのメーカーの商品をどれだけ仕入れたかの実績が必要で、
実績があればたくさん、なければちょっとだけしか卸してもらえないらしい。
小売店だけでなく、卸売業者もそうだっただろうか?
だとすれば、卸しや小売店の方は、
将来イナヅマイレブンやレイトン教授シリーズの新作を仕入れるために、
それ以外の商品を仕入れて実績を作っておかなければならず、
それ故に、今回も押し切られてしまったのでは無いかと思われる。
であれば、もっと『漆黒の魔導士』が売れるような仕掛けをするのは
むしろ、レベルファイブが自らに課すべき義務だと思うのだけれど?
 
あるいは、PS3の『白き聖灰の女王』が出る頃に映画を作って、
それに合わせて長期的視点で
『漆黒の魔導士』も売っていこうとゆうプランだったかも知れないが、
先にも書いた通り、発売のタイミングが悪すぎるし、初回出荷も多すぎて、
さらにデカいし、高いし、何のフォローもないとなれば、
思惑が噛み合わずに速攻で投げ売りされてしまうのも、当然の帰結だ。
 
ひとつ付け足すなら、本命は『白き聖灰の女王』であって、
『漆黒の魔導士』は市場の反応を見るための捨てタイトルだったのではないか?
とゆう疑念が湧いてくる。
さすがにこれだけ悪い条件が整うと、単なるチョンボとは思えない。
主に、マジックマスターとゆうゴッツイ付属品を付けるとどうなるかを
調べていたのだろうか。
 
ただ、そんな迷惑な社会実験(?)をやられては、
流通からは声なき(かどうかは分からないが)大ブーイングなのは明らか。
 
ユーザーはどうなのかちょっと分からないけれど、
持ち歩きに不便で携帯機の良さを消してしまっているが、
それなりに面白いとゆうのは確からしい。
対戦や交換、すれ違い通信やコミュニケーションが目的ではなく、
ひとりでじっくり遊ぶオーソドックスなRPGなので、
無理に持ち歩く必要もないとゆう判断もあったのかも知れない。
 
マニュアルプロテクトとしては……残念ながら、
もう既にスキャンされたものがネット上に出回っているらしい。
これがうまくいっていれば、いくらかは大義名分が立ったかも知れないけれど、
まあ、いまさらこんな古めかしい方法が通用するはずもなく、
単なる建前で終わったか。
 
 
これらを総合すると、おそらく『白き聖灰の女王』は
マジックマスターは付かないか、申し訳程度にごく簡素化されたものが付くていどで、
ごくシンプルな商品構成になるのでは?
もっと言えば、『漆黒の魔導士』自体が
『白き聖灰の女王』を知らしめるための「話題作り」にすぎなかったのかも知れない、
と思ったけれど、さすがにゲーム会社がそこまでやるとは思えないし、
何よりも、ハッキリ言ってしまえば失敗していると言っていい。
最悪の場合、これが影響して『白き聖灰の女王』が製作中止、
なんてことにならなければ良いと思うのだが……
 
逆に、田下さんは『ダンボール戦機』への悪影響を懸念しているようですが、
むしろこちらはきっちりテレビアニメとしてメディアミックス展開するので、
あまり強気になりすぎなければ、コケることはないと思われる。

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