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日本はボランティア後進国だといわれますが、その認識の希薄さからか、しばしば誤解が生じます。
「NPOはボランティア団体じゃないのか?」というのが大方の見方です。
ボランティアとは、「個人」の時間を使って社会貢献に参加することですが、もちろん無報酬で持ち出しになることもあります。
一方、「NPO」はボランティアの参加する場を作る法人で、1998年に起きた阪神・淡路大震災の悲劇が後押しする形で日本でもようやく「特定非営利活動促進法」なる法律が成立し、一定の要件を満たせば、これまでボランティア団体として活動してきたグループも「法人」になることが出来るようになりました。
これをひと言でいうなら「継続的社会サービスを提供する事業型市民団体】といえるのではないでしょうか。
事務所を構え有給のスタッフを抱えて運営していくのが一般的なのですが、当然、事務所経費もかかるし人件費も支払われます。
「非営利」という言葉からの連想は、「無報酬」のボランティアに行き着きますが、実はそうではありません。
「非営利」というのは、活動費・人件費などを除いた利益を「分配」してはならないということであって、利益を出してはいけないというこではありません。
NPO法が成立してから現在急成長をしているのが、コムスン(グッドウィル)で有名になった、いわゆる「介護ビジネス」と呼ばれるものです。
現段階では自治体からの助成金によってまかなわれているケースが多く、儲けてもいいが儲からないというのが実情のようです。
当然のことながら、スタッフに支払われる給料も一般企業並みとはいかないようなので、過酷な仕事の割にはという感じです。
NPO先進国であるアメリカのように高額の報酬を得るところもあるようですが、日本ではまだまだ「ボランティア精神」の域は出ないのが現実のようです。
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