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その手には夕食として食べる駅弁を持ちながら空腹に苦しむ私がいた。
時刻は午後1時を回っており、私はSLの撮影に冷え切った体を癒してくれる場所を欲していた。
高崎駅の改札から左手に歩を進めると「イーサイト」という駅併設型の商業施設を見つけた。その中で一番私の心に寄り添ってきたのが、「群馬の台所」という店である。
群馬の駅弁界で「だるま弁当」と群雄割拠する「峠の釜めし」でお馴染みの「おぎのや」が経営する店舗であった。ある種それは間違いないという保証を付けられている店である。
その中で私が選んだのは、「風神」と書かれた厳つい名前のメニューである。
峠の釜めしは実際に駅などで売られているものよりやや小ぶりだとメニューにはあったが、器だけ小さくなって中身の量は遜色ないほどに感じる。さらにわさび漬けなどが入ったあの小さなプラスチックケースまでちゃんとついているうえに小鉢、味噌汁、サラダ、上州もち豚の生姜焼き、デザート。これらがセットになって1,344円(税込)は良心的である。
峠の釜めしは、店舗ならではの出来立てであり暖かい。もはやここで語ることは省略すべき当然のうまさであった。もう一つのメインといえる上州もち豚の生姜焼きは、しつこくない味付けで釜めしのごはんとも相性がよく、キャベツのざく切りも一緒に炒めているので食感もよく飽きが来ない。
そして、デザートはパンナコッタのようであるが、特筆すべきはその器である。ミニマムサイズの釜めし容器に入れるという洒落た計らいがたまらない。
久々に個人としては良いお店に巡り合えたので、ここに紹介した次第である。
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準特級鉄道グルメ
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腕時計を見ると、もう正午は裕に過ぎていた。
ひどい空腹に襲われていたわけではなかったが、朝から何も食べていなかった私は、府中の駅へと降り立った。
思い返せば数カ月。
あのオレンジと黄色の看板の下をくぐりぬけていないことに気が付き、私は胃袋にその準備をさせた。
その店こそ、株式会社レストラン京王が運営する「カレーショップC&C」である。
府中店を訪れるのは、はじめてであった。
店の外にあったメニュー一覧の看板にふと目をやると、見慣れない顔ぶれがあった。
チーズinハンバーグカレー…580円。
ついにそこに手を出したか。私の心は数秒で決意し、店内へと滑り込んだ。
店内の自動券売機で迷わず選び、モバイルSuicaで購入した私の動作はまさにスマートであったろう。着席してからものの1〜2分である。やってきた。
カレーと言う名の大海に浮かぶ白い孤島。その上にエアーズロックかのごとく置かれた本日の主役、チーズinハンバーグである。
ただ、どうだろうか。チーズinハンバーグだというのに、もはや飽和状態だったのであろうか。
ばばーん。チーズOUT!
しているではないか。
店員がさりげなくそっと添えてくれたギンギラギンのスプーンでハンバーグを崩していくと、チーズと肉汁が顔をのぞかせる。
それを口に運んでまずいわけがあるまい。
この皿が東府中だとすれば、私の口が府中競馬正門前。そのスプーンは都交10-300形である。
東府中で多くの乗客を乗せた都交10-300形は府中競馬正門前で乗客を降ろすと、空の状態でまた東府中へと向かう。ひたすらその繰り返しである。
東府中の乗客を平らげた私は、
「ごちそうさま」
と言って、店を後にした。
帰りにふとメニュー一覧を見ると、「贅沢ビーフカレー」が販売終了していたのが少し気かがりであった。
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あのカレーショップC&Cが…。
地球最後の日になんでもいいからたべさせてやると言われれば迷わず選ぶカレーショップC&Cが…。
一度でいいからトッピング全部のせをしてみたいカレーショップC&Cが…。
つ、ついに…
川崎駅から東海道線で1つ隣の横浜駅西口地下街「ザ・ダイヤモンド」内にオープン!!
いよいよ「カレーショップC&C」は、私をとらえようというのか。
そんな妄想に抱かれながら所用のついでがあったので立ち寄った。
この店舗は11月2日にオープンしたばかりで間接照明とジャズィな音楽で大人の雰囲気である。
店内に入るとすぐに会計カウンターがあり、ここで注文と会計を済ませるという、新宿本店スタイルである。
メニューを見ると店舗限定があったのでそちらをスタイリッシュかつスマートに注文シルブプレ?
さて、横浜限定のメニュー。なんだと思いますか?
えっ?シウマイカレー?
おしい!!
「シーフード煮込みカレー」でした。
さすがハマですね。
ここで気になるワードは「煮込み」という文字である。
ただのシーフードカレーではなく煮込むことによって味の深さはたまらない。
この複雑な味を説明するのは、いつまでも終わらない工事中の横浜駅の構造くらい複雑すぎて難である。
ただ。
私を満足させることができなかったポイントが一つだけある。
それは何か。
ラッキョウがないことである。
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現の「ドラゴンボール」にも匹敵する10枚の紙切れをカレーへと変える錬金術。
どんな願いもかなえてくれるわけではないけれど、私の腹を満たしてくれる。
ポークカツ…160円。
トッピングチーズ…100円。
カレーが与える幸福感…プライスレス!!(古い)
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小田原から新幹線に乗り込んで、静岡までは約1時間かかります。
その間に購入した駅弁を頂くことにしました。
私が選んだのは、「そぼろの入った国産牛肉弁当」です。
確か850円だったと思います。
朝から牛肉というのもいかがなものかと思ったのですが、この後いつご飯にありつけるか読めなかったので、「ええい」と選びました。
中身はこのような具合です。敷き詰められた白米の上に東西に分かれた牛肉軍とそぼろ軍が相対しています。
この駅弁というものの進化というのはすごいですね。
冷めているというのにどうしてここまで軟らかいのかと泣けてきます。
おいしいお弁当を頂いた後は、景色を眺めながらのんびりと過ごしました。
富士山を過ぎて、いよいよ静岡に到着。
一度改札を出てから不要な荷物はコインロッカーに預けてから今度は在来線のホームへと向かい、金谷を目指します。
祖父母とともに「なんと読むのだろう」と思案を出し合っていると、地元の方が「おきつ」と読むのだと教えてくれました。
全員はずれ〜。
次回予告
金谷に到着、信じられない画像から紹介します。 |



