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ブログを放置しすぎた。 8月中の更新履歴を見てみると、何と4回である。 その間何をしていたかと言えば、朝からSAのバイトに行き、帰ってきてから今度は居酒屋のバイトに行き、バイトがない日は引きこもり生活を満喫し、夕方になると業務用スーパーに行って2Lのバニラアイスを買ってきては一心不乱に貪り食う。こんな生活をしていた。そういえば試験があったっけか。 いかん!!こんな生活をしていては心がサハラ砂漠ばりに荒れるばかりだ。何とかしなくては。 昨日買ってきたはずなのに、もはやスプーン2すくいくらいしか残ってないバニラアイスを片手に対策を練る。 明らかに食いすぎである。このままではカリスマ男性デブモデルとしてアメリカからオファーが来る日もそう遠くはなさそうだ。日本におけるリニアモーターカーの実用化より早期実現が可能なことは火を見るより明らかである。 そうだ。気分転換にラオスの話でも書こう。世界紀行と謳っているのにも関わらず、書庫欄に国名が3つというのはいささかさみしい。 それにこのブログを見てくださっている方々から「こいつ口だけだな。実は行ったことねーくせにテキトーなこと抜かしてる妄想野郎じゃねーのか?」と外国人が初めてデーモン閣下を見たときのような疑いをかけられるのも、あながち間違いではないが心外だ。 それに加え、ヨン様が来日する度に空港へ駆け込む中年日本女性に勝るとも劣らない熱烈なファン様が20人もいらっしゃる。もし旅日記を中断してしまったら、療養と言いながらモンゴルでサッカーに興じていた朝青龍なみにバッシングを受けることは避けられない。角界のイメージダウンに一役かってしまう。 気持ちのいい妄想はここまでにして、ラオスのことでも思い出そう。アイスもなくなったことだし。 ラオス。らおす。Laos。ラーオ・・・・。 全然思い出せない( ;∀;) 仕方がない。写真を見て思い出す・・・。お、ラオスでの出来事がだんだん頭にうかんできたぞ。 美しい自然、まるで桂林を思い出させるような奇岩、メコンに落ちる夕日、フルーティーなラオ・ビール。 世界遺産独り占め事件、バスでゲーゲーと汚物を撒き散らす隣席のラオス美人とのいざこざ(別名水をあげたらペットボトルに汚物混入事件)、大河メコンで小坊主と川遊びしたこと、そこに眠る超巨大魚を釣ろうと糸一本で向かったはいいが、ザリガニしか釣れなかったこと。しかもそれを食った(正確に言うと食わされた)こと。まあ、ザリガニは母親に食わされていたので驚くに値しないが。 そういえば、こんなことがあった。 古都ルアンパバーンにて。 ルアンパバーンは16世紀(くらい。若干弱気)までラオスの首都として栄えた歴史ある町である。ユネスコによって町全体が世界遺産に指定され、ラオスの世界遺産第一号となった記念すべき町だ。 寺院が立ち並び、早朝には托鉢が行われ、夜にはメインストリートで落ち着いたバザールが開かれる。そこで売られているのは色とりどりのラオ・シルクの織物、木彫りの仏像、絵画などなど。旧き良き時代を髣髴させる、古都にふさわしい風情を備えていた。 人も親切で、物価も安い。インドのようにミネラルウォーターを買うたびに罵声の掛け合いになることもない。東南アジアのユートピアと呼ぶにふさわしい。 そんな町で、恐怖のどん底に落とされるハメになろうとは、露とも知らなかった。 忘れもしない、きっかけを作ったのはコイツである。 名前を思い出すのも腹立たしい、このネコだ。正確には名前を忘れただけだが、それはここだけの秘密である。 このネコ、僕が泊まった1泊2ドルの宿に飼われていた。 でかいバックパックを担いで宿に着くや否や、足元に擦り寄ってきては、ニャーニャーと愛想を振りまいていた。男に戻った瞬間の春菜愛に匹敵するほどの美声である。また、小鳥を捕まえてきては食事中の僕の目の前に持ってくるという甲斐甲斐しさも備えていた。 なるほど。ネコはネコ好きの人間が分かるというが、それはどうやら本当らしい。僕のネコ好きはご近所はおろか、ここラオスにまで伝わっていたようだ。しかし、鳥の死骸で食事に花を添えるのはやめろ。 僕はインドで日本人からマタタビをもらっていた。ネコ科必殺アイテムである。ネコ好きの僕がマタタビを手にしたことは、悪行の限りを尽くすジャイアンがドラえもんと蜜月関係を築いたことに等しい。ネコ界征服も目前だ。 まさに鬼に金棒、マタタビでネコを妖しく誘惑していたその時、 「いぎゃっっっっっ!!」 マタタビと間違えて指を思いっきり噛みやがった。血が出てやがる。 宿の女将さんに言う。 「いや〜奥さん、大変なことしてくれましたよ、お宅の息子(娘かも)さん。酔っ払ったあげくに人様に怪我をさせるなんてねぇ。この落とし前どうやってつけてもらいましょうか・・・(-_-メ)」 「あ、そう。可愛そうに。じゃ、これあげるわ・・・。」 手渡されたのは、何とバナナだった。 「ちょ、ちょっと!!奥さん!!おいコラ!!待ちやがれ!!消毒液とかないんかい!!さっきまで鳥をくわえて遊んでた口で噛まれたんだぞ( ゚Д゚)ゴルァ!!」 なんてことは気が弱い僕に言えるはずもなく、バナナ片手にテラスにでる。そこでは旅行者が取り留めのない話をしていた。 「どうしたラッシー??おまえ指から血が出てるぞ。」 声をかけてきたのはブラジル人のアンドレだ。名前が思い出せないからヴェルサイユの薔薇からパクらせてもらおう。池田先生、お許しを。宣伝だと思って。 「実はかくかくしかじかで・・・」 みんな興味のなさそうな顔で僕の話に耳を傾ける。というか、やつら酔っ払ってて全然聞いちゃいねぇ。そんなもんだよ。オレがネコに噛まれたなんてどうでもいい話さ。おさるのモンキッキー改名くらいどうでもいい話だよ。そうやってオレは世間から忘れ去られていくんだ。スワンで太平洋岸を漂ったロッコツマニアのように・・・。 しかし、話は恐ろしい方向へ向かい始めた。 「そういえば、ネコってエイズ持ってるんだよね?」 アンドレの彼女が言う。オトコマエのアンドレの彼女だけあって、かなりビューチフルだ。今回の旅でであった女性の中で、ダントツと言っていい。泊まっていた日本人の間でも、彼女のあまりの可愛さに心奪われた男性諸君は数え切れなかった。アンドレに内緒で妄想のネタに使ったヤツも・・・ って、そうじゃなくて!!今何て言った??何か空恐ろしいこと言わなかった?! アンドレ彼女「ネコってエイズ持ってるのよ。ネコの間では有名な病気よ。私たちもネコ飼ってるけど、しっかりワクチン打つもの。」 え? それって・・・ 僕エイズにかかったってことですか?? NooooooooooooooooOOOOO!!!!!! そんな話聞いたことないぞ!犬に噛まれたら狂犬病になるってことはしってるけど。ネコに噛まれたらエイズになるなんて!何??猫エイズ??なんじゃそりゃぁぁぁぁぁーーー( ゚Д゚)ゴルァ!! はっ。待てよ。猫エイズと銘打つからには、我々が知っている普通のHIVではなさそうだ。どんな病気だ?狂犬病のように頭が狂うのか?もしかしたら脳細胞がネコ化するのか?来世は今の彼女さんか叶野姉妹の飼い猫になって可愛がってもらうのが僕の夢だから、それはそれで望むところではあるが・・・。 しかし、体がこのままでネコ化したら大変だ!気持ち悪いだけだし。テレビで猫ひろしとか見ても笑えなくなってしまう。最終的には、NASAに連行されるか中国の博物館に連れて行かれて連中の見世物になるだけだ! ガイドブックの「旅の健康管理」を貪るように読む。ダメだ。猫エイズについての記述がこれっぽっちも見当たらない。なんでこんな大事なことを載せてないんだ!!くそ!!保健の時間でも全然教えてくれなかったじゃないか!いたいけな少年に変な知識ばかりつけやがって!楽しかったけど! 何という絶望感だろう。僕はこのまま猫になるんだ。二足歩行という人類誕生のきっかけを捨て、獣に戻るんだ。、ラオスがサバンナに見えるよ。「ネコまっしぐら」とはこのことだったんだね。そのうち僕は銀のスプーンのCMに出るようになるんだ。ああおとうさん、おかあさん、今までありがとう。奨学金の返済はお任せします。あと9年返済期間が残っています。海外旅行保険は入りましたが、猫エイズは対象になっていませんでした。飛行機で僕を迎えに来てくれても、「機内にネコは持ち込めません」と拒否されるでしょう。僕はラオスで鳴き続けます。叶野姉妹の飼い猫になることを夢見て。 僕の妄想を断ち切ったのは、アンドレ彼女の声だった。 「まあ、猫エイズは猫にしかかからないから、犬よりいいわよね」 ん?? 猫にしかかからない? それを先に言えや!!!!!!!! それ以降、僕のネコに対する扱いがぞんざいになったことは言うまでもありませんでした。 トップの写真はラオスの古都ルアンパバーンにて。 滝を見に行ったはいいが、早々に飽きて近くの村々を探索していたときに出会った少女。 バケツをかぶるというあまりに斬新なスタイル。 さあ、アイスを買いに行こう。デブモデルを夢見て。
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