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NRSのブログ
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書庫教師最終章

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テストはイヤだ!

 ちょうど今、高等学校は中間考査、テストの時期です。

 現役の児童・生徒・学生の皆さんはもちろん、それを離れた世代の方でも、テストや試験はイヤなものだとの記憶や思いをお持ちのことと思います。何でこんなものが!無くなってくれればいいのに!と思っておられるはずです。

 また、こんな風に思っている方もいると思います。
 「テストや試験は、先生の楽しみで、生徒を苦しめるものではないか?」「だから先生たちはテストを喜んでやっているのではないか?」


 誤解です。

 テストはイヤだ!これが教師の本音です。いや、むしろ生徒よりも教師の方がテストを嫌がっているかも知れません。少なくとも私はそうです。

 まず、問題作成。今でこそパソコンでかなり負担軽減にはなりましたが、授業の内容の定着度を測定するのがテストの目的ですから、当然のことながら生徒の頭の中で授業の再現ができるような内容にしなければなりませんし、ある一定の得点ができるようにしなければなりません。逆に易しい問題ばかり出すこともできません。本当に問題作成は骨が折れるのでイヤでイヤでしょうがないものです。

 そして、さらにイヤなのが、採点です。
 これも先生がニヤニヤしながら採点していると思っている人がいると思いますが、これも全く違います。特に私は国語科なので、答えの文章をすべて読まなくてはなりません。また、公平性を保つことが非常に重要ですので、そこに留意しながらの作業となります。

 また、その他に、「ここはテストに出すから!」と予告して出題したにも関わらず、間違ったり空欄のままだったりした時の、喪失感と言ったら…。

 でも、返却をする際に、がんばっていい点数を取った生徒や、前回よりも伸びた生徒の笑顔やドヤ顔は、とてもいいものです。

 明日は採点が約200人分待っています…。テストはイヤだ!
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 桜の便りと同時に新年度、新学期が始まります。

 私も気持ちを新たに新学期の準備をしています。実はこの新学期の準備は、いろいろと煩雑ですが割と好きなのです。とりわけ新しい教科書を手にすることが喜びなのです。
 教科書は、授業において中心に位置づけられるものです。国が認めたものですから、ある意味、本当に”良い内容”が収められています。国語の教科書は、有名な作家や評論家などの作品が収められており、労せずして一流の作品に触れることできるものなのです。

 教科書は、基本的に定番作品と時代を反映する作品が入れ替えられるという作り方をしてあります。この時代を反映する作品こそが、その教科書会社のセンスであり、私の楽しみとしているところです。つまり教科書会社が、世の中の流れと若い高校生たちの感性をどこまで読んでいるか、ということなのです。

 特に高校に入学してくる新入生の教科書は、とても楽しみです。
 高校生が初めて触れる内容ですから、それにふさわしい内容であるべきです。もっと言えば、これからはじまる高校生活に対し、期待や不安を持っている新入生に、エールを送る内容であって欲しいのです。

 実際、これまでであった教科書には、その”エール”が感じられていました。その教科書会社の意気込みに私も共感して、共にエールを送ろうとがんばっています。
 ところが、今年はちょっと異変が起きています。

 今年選定した教科書のせいなのか、全然”エール”を感じないのです。つい最近も話題になる作家の随筆ですが、これを読んだ高校生は、「よし、これからの高校生活がんばるぞ!」という気になるのかなと思ってしまいます。

 確かに未知の外国での出来事を採り上げている内容でしたから、新入生の立場を考えたものでしょうが、”弱い”のです。登場人物に自分を重ねたにしても、アクティブな気持ちにはならないような気がしてなりません。

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 こんな気持ちは私自身はじめてのことです。
 教科書のせいなのか、それとも私の気持ちのありようのせいなのでしょうか。
 昨年度末の蟠りはもうないとは思いますが…。


 いよいよ年度末。

 今年度もいろいろとありましたが、何とか終了。
 ですが、高校生たちはゆっくりはしていられません。28日からテニスの試合があり、今年度最後のご奉公として引率してきました。

 これまで何度か記事にもしましたが、私はテニス部の顧問であります。しかし、テニスの『テ』の字も知りません。もちろん、指導もできません。ですから事実上、優秀な外部コーチのチームであり、活躍もめざましく、全国でもある程度は名も通っています。

 今年度最後の試合であるし、2名の絶対的エースが卒業し、新2年の2人の新エースが引っ張る大会です。昨日まで他の会場で他の部員を引率していたので、新エースたちの活躍は今日初めて見ます。
 彼女たちの成長はいかに…。

 いやいや、強いのなんの。
 自分の高校の選手ながら、すごいです。昨日までの試合は、ボールが放物線を描きながらネットの遥か上を往復しているようなものだったのですが、今日は、直線的にボールが飛び交っています。ボールの音が違いました。

 戦う彼女たちの姿は実に頼もしく、立派です。この2人は、これまでお伝えしてきた弁論大会にも出場させた生徒たちです。あの時の経験が、すこしは試合に役立ってくれていれば嬉しいのですが…。
できる生徒は何でもできるものです。
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 見ていて、別の種類の人間だなという感じです。彼女たちをレースカーに譬えると、一般の高校生選手たちをプロダクションカーだとすると、彼女たちはまさにフォーミュラカーです。
 わが校の生徒ながら、違う世界の人間に見えてしまいます。
 新年度、彼女らの真価が問われる年になるでしょう。がんばって全国のフォーミュラカーたちと戦って欲しいと、素人ながら応援しています。


 私が勤務する学校は、私立の学校法人で、私が所属する高等学校をはじめ、下は幼稚園・保育所、短期大学、大学・大学院、専門学校などを持つ、一応、総合学園と呼ばれるものです。
 今日は、この学園全体の行事として、理事長杯争奪第1回ビブリオバトルが開催されました。つまり学園内のそれぞれの学校に所属している、園児、生徒、学生、教職員が自分のおすすめの本を紹介するコンペティションが行なわれたというわけです。

 私の高校からは、一応、3名の生徒を出場させました。第1回ということもあり、どんなレベルであるかもわからないし、大学生や年上の専門学校生を相手に勝てるはずもなく、気楽に行こう!という感じで出場しました。
 同じ学園内の者同士なので、和気藹々とした雰囲気でした。特に幼稚園生の発表は、涙が出る程かわいいものでした。

 さて、うちの生徒はというと、保育科の3年生は絵本を、ビジネス科の1年生2人は、赤川作品とケイタイ小説を採り上げ、発表しました。通常、弁論大会などは勝つことを最優先するため、”できる生徒”を指名して徹底的に鍛えますが、今回は大会自体の性格を考えて、”やりたい生徒”にし、自由に語らせました。一点だけ指導したことは、その本を読んで、自分がどう変わったか、ということを観客に訴えることだけです。

 その結果。

 チャンプ本(優勝)に、小泉吉宏の絵本『コブタの気持ちもわかってよ』の3年生。
 準チャンプ本(2位)に、カラテの『マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き 続けるお話』の1年生。
そして、敢闘賞(3位)に、赤川次郎の『森がわたしを呼んでいる 』の1年生が選ばれました。
 なんとびっくりの上位独占という結果でした。

 驚きの結果でしたが、私が驚いたことがもう一つありました。
 
 今回出場した生徒は、いずれも比較的おとなしめの生徒たちでした。特に1年生の2名は、活発な(騒々しいとも言えますが)クラスに属しており、日頃、声が聞こえることはほとんどないおとなしい生徒たちです。それがこの大会を知り、自ら出場したいと名乗りをあげ、堂々と聴衆の前で語ったことは本当に驚きでした。
 彼女らのエネルギーは何か?と考えた時、それがであるというのは間違いのない事実です。本が生徒たちの力となっていることを、今日改めて実感しました。

 やはり、読書は大切なもの、人を育て大きくしていく重要な糧です…。

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今回の結果ですが、身内の大会でしたので、非公式10勝目ということにしておきます。

世界遺産私見。

  今日は、弁論にまつわりちょっと感じた私個人の思いを。
 長文で面白くもないので、スルーをおすすめします。

 1月19日、政府は、『奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島』(鹿児島、沖縄県)を自然遺産に、『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』(長崎県、熊本県)を文化遺産に推薦することを決定したという報道がありました。
 この『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』は地元のことであり、3度目の挑戦になります。最初は、『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』として協議されましたが、『明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域』に敗れ推薦されませんでした。前回は無事推薦をされましたが、イコモスの調査で、“キリスト教関連の遺産は既に多くあるため、長崎の教会群の特徴である禁教の歴史的文脈に焦点を当てるべきだ”との指摘の指摘を受けて推薦を取り下げるという失態を演じました。

3度目の正直、次回はうまくいくことを祈っています…と素直には言えない部分があります。
 実はこの“世界遺産のネタ”は、これまで弁論大会の原稿のテーマとして何度か使わせていただきました。テーマとして使う以上は、生徒と一緒に一生懸命勉強しました。実際に世界遺産になった場所や候補地を訪れたり、現地の人々からのヒアリングや調査、世界遺産の研究をしている大学教授にレクチャーを受けたりしました。
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 そこで気づいた点がありました。それは、世界遺産は観光資源ととらえている人がほとんどだということです。世界遺産は文字通り、世界、人類の遺産です。その目的の中にも、観光に活用せよという文言は一文字もありません。むしろ保存・保護・維持するために制限することが書かれているほどです。(ただし、教育のために活用することは可。)
 しかし、訪れた場所はすべて「オイラの地元に観光資源ができる!」と目ン玉の中に¥マークが輝いていました。福岡県の世界遺産は、遺産に対して真摯にとらえているところがあり、少しはホッとしたのですが、長崎県はひどいものです。テレビニュースでは観光関係者の“喜び”のコメントや、路面電車は“祝世界遺産決定”がデカデカと書かれて走っていました。役所の担当課に行ってヒアリングした時も、観光に軸足があることを感じました。
 弁論の内容にしても同じで、県大会で世界遺産をテーマにした内容で、観光気分を打破し教育としてこれを活用することの大切さを訴えましたが、なかなか評価はしてもらえませんでした。逆に、県大会を突破して全国大会まで行くと、良い評価と成績をいただけます。
 やはり、長崎県の民度が低いということにつながると思います。2度目の挑戦で、イコモスから指摘された難点は、対象物件にそぐわない物件が含まれていたことです。つまり、観光関係者が、世界遺産に選ばれたら金儲けができると踏んで、何でもかんでも候補の中にブチ込んでしまえ!とやった結果だと思います。そして、それにブレーキをかける人もいなかったという情けない実情があると私は考えます。
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 世界遺産が地元にあるということは、すばらしいことです。しかし、保存・保護・維持をするのも地元です。責任を負うというのが最も大切なことです。
 長崎県民のみなさん、覚悟はできていますか?

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