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【 柱は空間に場を与え、床は空間を規定する 】 先日の記事の続きです。 この理論が分かりやすく実現した建築がこれだと思います。 いわずと知れた菊竹清訓氏の自邸、スカイハウスです。 1958年竣工(今から50年前の建築です)菊竹さん30歳の作品。 この頭書の理論はすごく日本的だと思います。 桂離宮のような日本建築は柱によって空間に場が与えられ、空間をさえぎるものは 柱と柱の間をつなぐ建具であり壁ではなかった。 一方西欧の建築は組積壁によって空間が規定され、床は土間が多い。 日本の場合壁が建具によって自在に可変する為、床によって空間が規定されているわけです。 このスカイハウス。 よく見ると素晴らしいディテールがたくさん詰まっていますし、この後始まったメタボリズムの思想も 存分に詰まっています。 まずはこの壁柱によって持ち上げられたスラブ、一般よりも高いピロティ(菊竹さんのピロティは高い) その壁柱と梁・スラブの取合い。 さらにピロティとは対照的に低い天井・回廊(h=2000) ゆるい勾配の屋根。 さらに屋内と回廊部分の連続性。 一見するとコテコテのモダニズム建築のように見えますが よく見ると日本建築的な部分がたくさんあることに気付きます。 そしてメタボリズムな部分はというと 当時彼がムーブネットと名付けた、現在のシステムキッチン・ユニットバスが装備され 水廻り・子供部屋などは新陳代謝するように計画されています。 現在ではピロティ部分に増築がなされ計画通り新陳代謝し、 最初の画像のような特徴的なファサードは見ることができません。 【 柱は空間に場を与え、床は空間を規定する 】 なるほど面白い人ですね。やはり巨匠です。 つづく・・・
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ランダムからきました。またよろしくです。
2008/3/11(火) 午後 4:54 [ dai*ok*cho*plu*h*me ]
コレは見たことあります!!
増築前後の写真(違う角度)を授業で見ました。
近隣の情景はこんなんだったんですねぇ。
勉強になります!!
2008/3/11(火) 午後 8:47 [ ひろ ]
わぁー! 現在はこんな風なんですね、感激しました。
le84moto様☆ 菊竹さんの名前が!(笑)
○○ 清訓さんですよー!(#^.^#)/
2008/3/11(火) 午後 10:14
当初からずいぶん姿を変えているんですね。現在はスカイハウスという名が相応しくないほどプロポーションがかわっていますが、それでも格子を用いて重心を下げ、美しく見せるのはさすがですね。私も機会があれば見に行きたいです。
2008/3/11(火) 午後 11:37 [ zumtalo ]
このころのよくみられた、日本建築的要素を感じるモダニズム建築好きです。
清家清の自邸や増沢洵のコアのある・・・とかレーモンド、吉村。
スカイハウスもいいですねぇ見てみたいです!
2008/3/12(水) 午前 10:09
daikokuchoさん≫はじめまして。こちらこそよろしくお願いします。
2008/3/12(水) 午後 0:55 [ Le 84moto ]
ひろさん≫そうですか、ご覧になられたんですね。これぞメタボリズムの現在と言う意味で過去と現在の変化を見ることは勉強になりますね。
2008/3/12(水) 午後 0:56 [ Le 84moto ]
真さん≫あらら(苦笑)ありがとうございます。パソコンの変換機能に頼りすぎてしまいました(笑)さっそく直しときます。うまく新陳代謝していますよね〜
2008/3/12(水) 午後 0:58 [ Le 84moto ]
talo maさん≫ほんと同じ建物だと感じさせないくらい変化していますね。そして当時はかなり浮いていた建築も今では町並みに同化しているあたり、これもすごいことだと思います。
2008/3/12(水) 午後 1:00 [ Le 84moto ]
yoshimuraさん≫私も当時の建築は好きです。最近流行の無表情な建築よりも味があっていいですよね〜
2008/3/12(水) 午後 1:02 [ Le 84moto ]
わかりやすい説明でお勉強になります(^-^)昔のおうちは建具と柱で区切られていたんですもんね★とっても納得しちゃいました!!
2008/3/12(水) 午後 2:53
ichiさん≫いやいや参考になりますかどうか。。昔の日本建築はすごくシンプルでした。現行の基準法ではあのような木造建築は難しくなってしまいました。安全性も大切ですが日本の持っていた美しい建築は作れなくしてしまったわけです。寂しいですね。
2008/3/13(木) 午前 11:12 [ Le 84moto ]
一時、下部構造体部分に壁が増設され、信じられないほどの悲しい姿になっていましたね。
確か今は撤去され元の姿に戻っていると思います。
2008/3/25(火) 午前 11:32 [ - ]
mtmtさん≫はじめまして。新陳代謝の結果当初の斬新なデザイン性がなくなってしまうのは仕方ないのかもしれませんね。当初のイメージが強いだけに難しいですね。
2008/3/26(水) 午後 1:12 [ Le 84moto ]
なるほど、そう言われればそうですが文化系の人間からするとその程度のものの言い方ではもの足りません。
狂気というのはもっとえきせんとりっくでもっと狂おしくなければなりません・
そうさなぁ、理性とか基本とかをばっさりとやっつける覚悟のものでなけれなそれなりに合理的です、の範囲で終わります。
2012/8/21(火) 午後 9:53 [ ぜんそうはら69 ]