メルヘンさんのお家

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先ほど、メルヘンさんの家の元請工務店の社長さんから電話を頂いた

社長(以下 社) 『 メルヘンさんのことだけどね、家いらないとか言い出してるんだよ 』

私  『 は?・・・・・・ 』

社  『 なんか予算が合わなくて、普通の家にするくらいなら、いらないって言ってるんだよ 』

私  『 はあ・・・・・で私にどうしろと? 』

社  『 何か良いプラン作ってローコストなやつ描いて欲しいんだけどさ 』

私  『 いや〜無駄だと思いますよそれに社長も苦労するだけで、良い物が出来る気がしませんけど』

社  『 ま〜そんなこと言わないでさ〜 うちもどっちでもいいけど、遠い親戚だからさ 』

私  『 とりあえず、ちょっと考えさせてください。ちょっと最近たてこんでいるので 』

社  『 分かった、連絡待ってるよ 』

私  『 すみません 』


実は、このメルヘンさんの家、工務店さんの見積提出後、パッタリ連絡が無く資金面での問題が

起きていることは聞いていた

普通、予算が合わなければ、予算に合わせて削っていくのが一般的だが、メルヘンさんの場合

そうはいかない様である


【 気に入ったものが出来ないのなら、そんなものはいらない・・・・・】 子供かっ!!


確かに誰でもそれはそうである、でも現実には希望をすべてかなえることは不可能に近い、

私の仕事はいかにその希望に近づける設計ができるかにかかっている。実際希望の設計図は出来たはず


とはいえ、今回の物件は初めから乗り気でなかったこともあり、内心ホッとしている。


しかし、クライアントのモラルも考えて頂きたい、すでにたくさんの人間が動いて、設計・見積を

行なっているのである、簡単に 【 じゃあいらない 】  で済んでしまっては困る。


あれだけの設備を入れて、広告やCMに出ている坪単価 29.8万円と一緒にされては困る。

私自身そこまでのローコストは現実的に無理と考えている。(真の完成価格として出して欲しい)

あの誇大広告はやめていただきたい、工務店の社長さんたちは口を揃えて言っている。

あのイメージは強烈なもので坪45万円(これが普通)の見積を持っていけばびっくりするに決まってる

実際はそれ以上の希望を言っていることに気づいていないのです。


社長さんには申し訳ないが、お断りさせてもらいます。いいものが出来ない自信があります。

基本設計は完了しているので、きっちりメルヘンさんに請求します。


まったくひどい話です。

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設備設計

先日、某空調メーカーの営業さんが事務所にきて

一般住宅での全館空調システムの設計・施工についてレクチャーしてくれました。


一般住宅では設備設計という程のものはほとんど行わない事が多いので

(特に私は自然換気派・アナログ派なので設備設計には詳しくない)

とても勉強になった


全館空調システムを導入する場合、かなりのダクトスペースが必要となり、プランにも影響がでる

また屋根裏には機械室並みのスペースが必要で、約200kgの機械が屋根裏に入る事になり

構造も絡んでくる・・・・

そして、大切なのは断熱性能と気密性、そしてドアのアンダーカット20mm(ドアの下に隙間を空ける)

このドアのアンダーカット部分を通して全館の調整を行うわけである


床がカーペットでかなりのヘビースモーカーだとドアの周りが変色するらしい(ヤニで)それほど空気が

ドアの下の隙間を移動するわけです

それから、大変問題なのは


【  極度の乾燥  】


換気効率が良すぎ、しかも常に除湿を行うため、平均湿度は16%にまで落ちるらしい


これは大変なことで、木製建具はもちろん家中が極度の乾燥状態になり

木造の骨組みは アバレ(曲がって) てしまう

これによって、ドアの開閉に支障が出たり、そこらじゅうスキマだらけになったり

熱帯魚の水槽の水がどんどん減ってしまったり

お肌が荒れたり と大変らしい

これには加湿器を各部屋に置くなどして対応するしかないらしいが、ちょっと不安である。

よく説明しておかないと、クレームの嵐が訪れることになる。。。。。。。


単に全館空調と言っても機械化する以上多少の不具合も多々あるようですね。

しかし、都会の空気の悪い中、マドをあけられない環境などにはかなり良いらしいし、アレルギーにも

かなり有効だという。


まあ、一長一短と言う感じですね。


これからの時代、こういったことにも対応できるように日々勉強である。

やらず嫌いはいけませんね。。。。

あ〜〜 多少プラン変更しなくては・・・・・・メルヘンさんなんて言うかな?????

ただいま戻りました

メルヘンさんとの第一回見積り会議

午前10時からなんと4時間ににもわたる打合せ・・・・(昼抜き)

メルヘンさんは今日もフリフリの洋服でばっちりメイクで登場!

メ 『 こんにちは〜、なんか緊張しますね〜、合格発表みたい 』


なんだか彼女はウキウキである


私 『 見積の前に前回訂正後の図面から確認してください 』

いきなり金額の話はきついだろうと思い配慮した


メ 『 うんうん、だいぶ理想に近づいたね〜○○さんもやっと分かってきたみたいね 』

私 『 とりあえずプランはこれで見積を取りましたので、それでは現実をお見せします 』


見積書提出


メ 『。。。。。。。。』 なぜかニコニコ

旦那さん『 えっ!! 』  初めて発した一言、ちょっと手が震えてる・・・


私 『 まあ理想をすべて詰め込むとこういう金額ですが、マーカーしてあるところは

   コストダウンできると私が考える部分ですのでこれから説明します 』


とまあ詳細に説明をしていき、これはこんなに必要ないとかこれは譲れないとか

しかし旦那さんは終始無言で見積書を眺めている・・・・・

が、突然!!


旦那さん『 無理に決まってるだろ!こんな設備必要ないって 』

    『 ○○さんの言う風の通る家の方が快適に決まってる! 』

いいぞー旦那さんがんばれ!

私 『 確かにすべてつける必要はないと思いますよ、カナダじゃないんですから 』

メ 『(笑)カナダね〜、でも他に間取り変えられないし〜これ以上坪数減らせないし〜 』


      ?

は? 間取り? 坪数? 話ちがくないかい?


そうメルヘンさんは設備はそのままでまたしてもプランを変更してコストダウンしようというのです


  怖い・・・・・・・

私 『 設備を抜かせばご予算どおりのプランですから、設備を考えた方がいいのでは? 』

旦那『 そうだよプランはやっと決まったんだし、いい家になりそうじゃん 』

メ 『 はあ〜二人とも全然わかってない!設備が大前提なの!! 』


一同『 ・・・・ 』


一体何のために家を作るのか?この人は

旦那は呆れ顔

私は苦笑い

メルヘンさんはそれでもニコニコで3Dを見ている

ここまで3時間30分・・・・・お昼をすぎ空腹も絶頂

私 『 とりあえず、まだ第一回目ですから私ももう一度考えて、再度見積りを出します 』

メ 『 う〜ん、そうして〜これじゃ家つくれないし〜 』

旦那『 すみません、お手数かけます 』

メ 『 ちょっと待って!建具のドアって可愛いのがいいんだけど、わかってる? 』

         ?

私 『 と、言うと? 』

メ 『 こういうのよ〜、よかった、やっぱり分かってない 』

メルヘンさん得意のスケッチ・・・・・少女漫画のお城のドアのようなデザイン


私 『 これですか?(笑)これはコストアップ間違いないですよ? 』

旦那『 ・・・・・・・・ 』首をふっている・・・・

メ 『 いいからこれで見積もって! 』

私 『 とりあえず、工務店さんにはお願いしますが、ちょっとこれは・・・・・』


というわけで今回も非常に内容の濃い打合せとなりました。(笑)

まとめるのは週明けにして

さてと お昼にしよ!

【 メルヘンさんのお家 】

やっと進展の出てきたメルヘンさんの物件

今後、記事が増えていくので新しく書庫を作りました!!

話の始まりからこの書庫に移動しましたので始めての方はご覧下さい

振り返ってみても【 さすが!! 】

の一言に尽きる、メルヘンさん

明日は設計見積を持ってメルヘンさんとご主人と打合せ・・・・・

さてさてどうなることか?

今後が楽しみですね〜

(仕事はともあれ・・・ある意味面白い)

過剰な住宅設備

メルヘンな家はやっと間取りが決まりつつあります。

しかし!今回も問題 発生!!


問題は当初からの要望である、過剰ともいえる設備の概算見積が届いたところから発生。

見積内容は

次世代エネルギー基準対応 高気密高断熱化工事   ¥ 100万円強 ウレタン発砲

気密対策 木工事                 ¥  50万円  基本追加工事

エコキュート本体・設置工事費           ¥  99万円  

全館空調システム本体・工事費           ¥ 570万円  んっ!?

高気密サッシ・ペアガラス            + ¥  50万円  樹脂サッシに変える場合

ソーラー発電システム               ¥ 230万円 

                        すべて設計価格 


        総額     \ 1,099万円 也−−−−


驚きです!!開いた口がふさがりません・・・・・・・

         総予算は ¥ 3000万円 と聞いているが

すでに出ている建築基本見積は

              ¥ 2230万円

            約 ¥200万円のオーバー

思ったより少しのオーバーですんだが、問題はこれだけの設備がはたして必要かどうか?

プランをシンプルにしておいてよかった・・・・・・・・


しかし、この建設地は 寒冷地でも温暖地域でもない

ましてメーカーからの話だと 

「 全館空調する場合は室温を保つ為にマドを開けないように注意してください 」とのこと

この瞬間 私の心には拒絶反応が出始めた


マドを開けてはいけない家がほんとに快適な家になるのか?

じゃあ全部のマドはFIX(開かない窓)でいいじゃないか

家中をウレタンで包まれ外気を一切遮断して人間は元気に暮らせるのか?

これだけお金をかけて一年中フル稼働させるわけだがランニングコストに施主は耐えられるのか?


すべてをメーカー営業マンにぶつけた

すると

メーカー「 確かにこういったものはカナダ・北欧 レベルでの話です 」

メーカー「 この地域では正直必要ないと思います(笑)まあ快適は快適ですよ(笑) 」

私   「 そうでしょ?ここは日本でカナダじゃないんだからさ 」

メーカー「 ところがこれが最近やけに売れてるんですよ〜ハウスメーカーさんのお陰です 」

メーカー「 中途半端な気密・断熱でクレームも多いですよ 」


やはりそうか・・・・

あの手この手、よくやりますよね。


私の考える家づくりは

自然の風が家の中を流れるように計画してきた、はっきり言ってここで言う高気密高断熱ではない

朝 マドを開けてすがすがしい風が家中を廻る家、機械に頼らなくても十分快適な住空間はできる


それがこの家は風を入れない家なのである・・・・イヤだこんな家は設計したくない。。。


思わず施主に電話してしまった

私 「 こういう家でほんとにいいんですか?もっとプラン提案しますよ 」

ほんとに考え直してもらいたかった

ところが 当のメルヘンさん(これからそう言わせてもらいます)

メ「 やっぱどこでも同じなんだね〜 」

メ「 じゃあ、そういう感じでお願いしま〜す 」

私「 えっ?プラン変更ということ? 」

メ「 違うよ〜、お金かかるのは仕方ないし、私はそういう生活でいいから 」

私「 そうですか・・・・・・じゃあこれで進めます 」ガチャ・・・・・


もーーーー吹っ切れました!こうなったら

言われる通りとことんやってやろうじゃないの!

今回の仕事は 請けるべきでなかったと後悔している

でも建築士として、やる以上は完璧にやりたい

この家を カナダ にもって行っても十分すぎるくらいやってやろう!


高気密・高断熱化の勉強中!! 以外に奥が深い・・・・・

詳しい方いらっしゃいましたら教えてください。

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