磯崎新の建築

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立方体と建築

磯崎さんつながりの記事です。

立方体は建築となりえるのだろうか?

もちろん建築物は立方体な訳ですが

ちょっと違った視点から考えてみましょう。

かつて磯崎新氏は

プラトン立体(正四面体・正八面体・正十二面体・正六面体・すべてを含む形として球体)

を使って独自の建築の方向性を見つけました。

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そのデビュー作は

群馬県立近代美術館で見ることができます。

12mの正六面体(立方体)の組み合わせで構成されており

外壁のパネル割り・サッシ割もすべてそのモデュール(1.2m)でできています。


すべてが統一されたモデュールの為にすごく洗練されてはいますが、人間的空間かどうかは???

しかしこれで彼の独特なスケール感を持つスタイルは確立され、代表作となりました。

当時、丹下さん全盛期でプロポーションが大切とされていた時代に単純形態の幾何学。

縦・横・奥行きの比はすべて同じ1:1:1。

磯崎氏の1970年台はこれにのめり込んだようです。

しかし、いつからか限界を感じたのか

近作ではこれとは真逆の力学的な流動形態に向かっているようですが。。。。


実際体感すると、そのすべてが同じ比率という感覚に新しいものを感じることができます。


ちなみに美術館で良く言われるホワイトキューブの空間構成の発祥もここのようです。

屋外には彼の奥様でありアーティストの宮脇愛子さんのワイヤーアートがあり

固い立方体の建築とワイヤーのやわらかい曲線の対比が印象的でした。

(建築の写真はまた後日アップします。)


もともと建築は立方体であるはずなのに

単純にその立方体で組上げた建築がこんなにも先進性をもっていた訳です。

ここに建築の面白さがあるような気がします。



「 磯崎新の都庁 」

今久々にハマッて読んでいる本があります。

先日、いつもブログでお世話になっているMASAさんの記事で紹介されていて

気になったので買ってみました。

「 磯崎新の都庁 」

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戦後最大級とも言われる東京都庁コンペの裏話(ノンフィクション)

かなり分厚い本ですが面白いです。

まだ途中ですが、さすが世界の磯崎!と(いろんな意味で)感心しています。

今をときめく青木淳氏の所員時代の話も面白い。

気になる方はぜひ!

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霧の中の建築

磯崎さんつながり(ファン登録してくれてる方)で

車を止めてから1kmほど(15分程度)山道を歩いたところにある天文台建築。

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妻の実家がある群馬県に帰省したついでに前から気になっていたので訪れた所。


当日は霧が深くとても幻想的な森の中。頂上付近に不思議な建築が配置されています。

空間構成はきわめてシンプルですが

スロープがジグザグになっていてここまでたどり着くまでの山道を思い起こします(笑)

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内部を決定付けているのはやはり天井の構成ではないでしょうか?

面白いディテールの構造が現れています。

磯崎さんの建築によく登場する椅子(彼のデザインかな?)モンロー定規の曲線っぽいです。

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夜間天体観測をする場合近くまで車が来るとヘッドライトの影響で

観測がうまくいかないそうで車は近くまで行けないようになっています。

(足腰に自信の無い方やバリアのある方は特別に送迎車がきます)

ちなみに山道では熊が出るそうで鈴を貸してくれてもし出会ったら逃げずに寝た振りをするように

言われます。(これはちょっと怖かったです)


こんなのがあったり(下図)と不思議いっぱいな場所で楽しめました。機会があればぜひ一度。

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良い運動になります。

たまたま群馬県近代美術館では磯崎さんの展覧会があり招待券を頂いたので行って来ました

その記事はまた後日。。。。

Hara Museum ARC

群馬 建築探訪 の2か所目は

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【 ハラ ミュージアムアーク 】磯崎新 1988年


グリーン牧場という自然たっぷりな立地に建つ磯崎氏の木造美術館

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私が建築に興味を持つようになった建物の一つです。

常設展としては・・・・ホームページをご覧ください。

現在、磯崎氏による増築計画・工事が進んでいます。今回はその模型・図面を展示中ということで

ぜひ行きたい場所でありました。

妻と子供は牧場で動物たちと遊んでいてもらい、私は美術鑑賞?建築鑑賞。


さて建築は

磯崎氏らしいなんというのでしょうか?

スケール感やプランはそれほど感じられません。わかる人にはわかるはず(笑)

どちらかというと彼にしては控えめなのかな?

でも一つ一つのものが異常に大きかったりします。これが磯崎流(笑)


しかしさすが、建築的にはすごく良い物だと思います。

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プランは各展示室1・2・3への動線として一度センターコートに出てから入る、

簡単に言うと毎回一度外へ出てから各展示室へアプローチするという

最近ではありえるプランですが当時は新鮮だったものです。

メンテナンスはしっかりされているようで建設当時とあまり変わりません。


今回の物件は内部撮影NG

でもちょこっと撮ってしまいました・・・もちろん展示物は写してませんからお許しを。

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肝心の増築計画のプランは

これまた磯崎氏らしさが出てきてました。

なんというか、まとまってそうでまとまらない・・・・わかります?

素晴らしいプランでした(笑)

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カフェがすでに完成していて(これも磯崎氏の設計でオープンしたばかりで綺麗でした)

美術館(建築)全体を見ながらカフェする感じの配置となっており(絶好のポジションです)

いわいるハナレという感じで美術館とはつながってません。

やるな〜磯崎さん!美術鑑賞というよりも建築を見せようというあたりさすが世界の磯崎!(笑)


カフェのディテールはかなり洗練された感じで普通の木造建築とはかけ離れた発想になっていて

これもさすが!

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群馬にお越しの際はぜひ廻るべき名建築だと思います。

増築が完成したらまた来ようと思います。


グリーン牧場のソフトクリームは濃厚でかなりおいしかった。。。。

近には伊香保温泉があります。いいとこです。遠いけど・・・・・

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