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昨日、今日と雨が降っています。 「櫻」の花に降る雨、または、 「櫻」の花の咲く頃に降る雨を『花の雨』といいます。 『花の雨』は、春の季語。 『花の雨』で気温が下がったので、 「花時」は、まだ、しばらく、続きそうです。 さて、今日も「内子町」を訪れました。 次の個展の打ち合わせをする為に、 夕刻、ギャラリーのオーナーの方とお会いしました。 お蔵が「見て欲しい!!」って言っているように感じた…と、 「八日市護国地区町並保存会」にも関わっておられる芳我さんが、 ギャラリー開設に至った心境を話して下さいました。 歴史の中で暮らす人々、泰然と構える建造物、呼吸する町並み…。 これまで「沈黙」していた明治時代の土蔵が、 ギャラリーという新たな役割を得て、 異なる存在感を放ち始めました。 2008年秋以降、故郷・八幡浜市周辺の「伝統的日本家屋」 あるいは「歴史的建造物」を舞台に作品展を催してきましたが、 どの建物にも種々様々な「物語(Story)」がありました。 「Story」の原義は「History」。 敬意を払いつつ「歴史(History)」の懐に飛び込んで、 「物語(Story)」を盛り立てたいと思っています。 趣向を凝らし、丁寧に臨みますので、是非とも、ご来廊下さい。 西村早百合 展 会期:平成22年4月29日(木)〜5月5日(水) [10:30〜17:30] 会場:秀芳我邸(ひではがてい)「かくれ蔵」(愛媛県内子町2782-2) ※会期中、作家在廊。
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陶芸
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陶芸分野に関する記事
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「大阪市立東洋陶磁美術館」で 国際交流特別展『北宋汝窯青磁(じょようせいじ)』 考古発掘成果展を観ました。 これは、中国の「河南省文物考古研究所」が近年進めてきた 河南省宝豊県清凉寺の「北宋汝窯青磁窯址」の考古発掘成果を 日本で初めて紹介している展覧会です。 陶磁器の破片や窯道具が展示されていたり、 胎土(たいど)や釉薬(ゆうやく)の 化学的なデータが発表されたり…。 河南省宝豊県清凉寺汝窯窯址の貴重な出土資料約80点によって、 とても解り易く紹介されていました。 『北宋汝窯青磁(じょようせいじ)』は、 北宋末期、北宋宮廷の命により宮廷用に制作された「青磁製品」で、 「天青色(てんせいしょく)」と呼ばれる青みがかった独特の釉色と 精緻なつくりは、中国青磁の中でも非常に高く評価されています。 伝世品は、世界でも数が少なく、 北京、台北の「故宮博物院」が所蔵しているほか、 日本では、「大阪市立東洋陶磁美術館」が 「青磁水仙盆(すいせんぼん)」を所蔵しています。 館内の壁面に飾られた水鳥の置物。 朝鮮、三国時代のものです。 特別展の他に平常展として展示されていた 「安宅コレクション」の「韓国陶磁」。 「高麗(こうらい)陶磁」の「水滴(すいてき)」。 同じく「安宅コレクション」の「中国陶磁」。 重要文化財 「青磁 鳳凰耳花生(みみはないけ)」 龍泉窯 南宋時代 12世紀 (住友グループ寄贈) その他の平常展は、 沖正一郎コレクション「鼻煙壺(びえんこ)」。 「鼻煙壺」は、粉末の嗅ぎタバコを入れる小壺のことです。 中国の清の時代に宣教師を通して伝えられたもので、 象牙、陶磁器、ガラス、水晶…と、素材も技法も様々なのですが、 最高水準の技術がギッシリ詰まっており、見応え充分。 特集展は、「初代宇野宗甕(うの・そうよう)の陶芸」でした。 上記、「安宅コレクション」の 中国・南宋時代の「青磁 鳳凰耳花生」と類似のものを 再現した作品もありました。 「青磁 鳳凰耳花生」 初代 宇野宗甕作/昭和30年代 (h:29.6cm/d:14.0cm) 「鳳凰耳花生」は、茶の湯の世界で古くから重用されているもので、 名品の再現にあたって宗甕は、 自作の寸法を本歌(ほんか)のそれとは必ず変えて制作したそうです。 同寸で制作した場合は、それを区別して、 「倣作・宗甕」という自筆の但し書きを残したといいます。 写真の「鳳凰耳花生」については、 京都・山科毘沙門堂伝来の国宝「万聲(ばんせい)」 (現・和泉市久保惣記念美術館蔵)の写しであることを認(したた)めた 昭和33〜34年頃の文書が残されているそうです。 名品の再現研究に情熱を注いだ宗甕の 真摯な姿勢が伝わる作品の数々でした。 ★国際交流特別展 『北宋汝窯青磁(じょようせいじ)』考古発掘成果展 平成21年12月5日(土)〜平成22年3月28日(日) [午前9:30〜午後5:00] |
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本日、最終日。 新型インフルエンザが流行っている最中(さなか)であるにも関わらず、 多くの方々にご来場いただき、心より御礼申し上げます。 「作ること」だけに盲進していては「使い手」の顔が見えませんから、 個展では出来るだけ私自身が皆様と接していきたいと考えております。 心地よく充実した時間と空間がご提供出来ますよう精一杯努めますので、 次回も、ご来場、ご高覧いただけましたら幸甚です。 床の間のお花は、二つの大鉢を花器に見立て、 季節感をともなった南天と菊を 「横姿(よこすがた)」と「縦姿(たてすがた)」に 生け分けていただきました。 「横姿(よこすがた)」 「縦姿(たてすがた)」 お花の師匠である山泉先生が、 「作品が主役だから邪魔をしないように…」 と、毎回、気を配って下さるので、 愛弟子の中塚さんもその辺りを充分にわきまえて 「作品が主、お花が従」の心持ちで関わって下さっています。 決して手を抜かず、いつもいつも 一生懸命力を尽くして下さっている中塚さん、 心から感謝しております。 次回も、どうぞ宜しくお願いします。
最後になりましたが、会場をご提供下さった方、 本展開催に向けてご尽力下さった方々に 心より御礼申し上げます。 |
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器: 鉄釉大鉢 花材: 南天、菊 本日、第5日目。 連日、多数の方々にご来場いただき、 感激しております。 お買い上げ下さったお客様、 ご来場下さったお客様、 誠に有難うございました。 心より御礼申し上げます。 今回の製品は「和食器」ばかりなので、 「食」の話に花が咲くことが多く、 「この器には○○を入れたい」 「この器で○○を食べたい」 と、皆さん、想像力たくましく わいわいやって下さっています。 「道具」はいいですね。 「見る楽しさ」だけでなく、 「使う喜び」がありますから…。 時々、「割らないように大切に飾ります」 という方がいらっしゃいますが、それは間違い。 「割らないように大切に扱って使います」 と言っていただかないと悲しすぎます。 「道具」は使うもの。 使って初めて生かされるものなのです。 「魯山人」の器がヒトの心を捉えて離さないのは、 「使う喜び」を想起させるからにほかなりません。 どうぞ、使って愉しんで下さい。 そして、「割らないで大切に使うココロ」を磨いて下さい。 「捻鉢(ねじばち)」シリーズ 「黒釉」の器 本日の夕日。 明日はとうとう最終日。 今年最後の個展なので、 丁寧に丁寧に終えたいと思います。 西村早百合 『手仕事の器』展 会 期: 平成21年11月28日(土)〜12月3日(木) [午前11:00〜午後5:00]
会 場: 料亭「大倉」別邸 (愛媛県八幡浜市大谷口1丁目6-16) 生 花: 中塚佳代子(嵯峨御流) ※入場無料 |






