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投票直前の19日に「安倍5連敗」の根拠として書いた結果の予想の再録。
「結果の予想から。繰り返すけど確実なことは、立憲の増大と国民の後退。そしてれいわの発言権の確保。立憲と国民の比例区の得票比は3対1程度。おそらく国民は一人区において確保できる潜在的議員を除けば、定員複数区では全滅に近いだろう。さらに重要なことは、比例区で連合出身の組織議員が2名程度しか当選しないこと。この数も立憲の数の方が多くなる。」
実は20日に全滅ではなく、愛知は受かると修正しているけど、実際には地方区の複数区での当選は静岡を含めて2、連合出身の議員数は2ではなく3(とはいえこの数は立憲民主党の数の方が大きい)。それぞれ誤差は1で大体はあたっている。というよりこの数が今後の政局にもたらす意味については、既に19日と20日に書いた流れはほとんど変わることなく推移していくことになるだろう。。
もう一つの比例区の得票予測に関しては、期待を含めてれいわを思い切って立憲に次ぐとして、維新は共産に下回るとしたけど、この期待は期待にとどまってしまった。しかし、12,13日の共同の調査ではれいわへの支持は1.1%とされていたはずだから、あれだけのメディアによる黙殺にもかかわらず実得票率が4.5%を超えたのは、期待の一部は実現されたということになる。
さんざん無関心を煽っていおいたくせに、選挙が終わると手のひらを返したように、御用メディアによる今後の政局の大報道。「安倍首相は任期中の改憲をあきらめない」?ハアー?これって拉致問題と同じ「任期中」詐欺。辞めさえしなければ、嘘にはならないという「任期中論法」。だったら、少なくとも参議院の議員構成が後退する以前に、つまりこの3年間に手をつけられたはず。実際には何もしなかった。「野党が審議に応じないから」?ハアー?これも拉致問題と同じ。「北が話し合いに応じないから実現しない」という論法と同じ。自分の無能力を相手の責任にすり替えてしまう、本当に無責任な議論。「国民民主党の一部にも改憲に賛成する議員はいる」。これももっともらしいけど、まったく無意味な議論。いたとしてもごり押し改憲にまで賛成する議員は10名程度。保守御用メディアはそのことに触れないけれど、冷静な政局分析をすれば、安倍首相が改憲をごり押しすれば、自民党の中からそれに反対して野党に呼応する議員の数は、おそらくはその数倍はいる。彼らがそれを機に、あるいは安倍4選に反対して、内閣不信任案に同調すれば、安倍内閣はその時点で倒れる。ここで重要なことはそうした離脱行為をとれば、つまり現在の日本の政治状況では細川元首相、鳩山元首相のように、自民党を脱党することが首相の座に就く近道だということ。そうした行動をとる自民党内反主流派議員が出ても、少しもおかしくない。そう考えれば安倍首相の今後は明確。「僕ちゃんにオリンピックをやらせて」ということでしかないだろう。
それを回避したことが今回の5連敗につながった「解散」を考えているなどと早速書いている御用メディアもあるけど。これも嘘。改憲を争点とでもするというのだろうか。仮に勝っても、参議院の議席構成は変化しない。改憲必要議席に至っていない。さらにはそんなことを争点にすれば、前回の立憲、今回のれいわへの支持に見られたような、というよりそれ以上の大規模な街頭行動が選挙を機に生じるだろう。オリンピックを前にして、国を大分裂させるような政治的対立を生じさせれば、オリンピック開催自体が不可能になってしまう可能性もある。やるならやればいい。オリンピック開催の前の辞任なら、日本への国際的評価という点からも望ましい。
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