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小泉議員と元アナウンサーの結婚発表騒ぎ。さすがに何故「官邸で」という批判がある。というより大きな疑問も。
もっとも不思議なのは、菅官房長官が「私も全く知らなかった」と言ったこと。いくらなんでもそんなことはないと考えるのが自然。文部次官にすら執拗な尾行が行われていたように、官邸にとって危険な人物の行動を調査し、必要な時にはメディアを利用したスキャンダル化によって追い落としをはかるのは、権力的な政治の常識。現在の官邸がもちいてきた手法。小泉議員は「一部にはかない希望」を持つ人もあるように、安倍首相の寝首を掻ける可能性がある人物。そんな人物の行動を、内閣調査室などや警察組織をもちいて、あるいはスパイ的な御用記者をもちいて、官邸が監視していないわけがない。おそらくは24時間監視下に置かれていた。とりわけ女性関係のスキャンダルは絶好の攻撃対象であったはず。クリントン大統領ですら、CIAによってホワイトハウスに盗聴器を仕掛けられていた。ヒラリーもまた電話盗聴をされていた。
そう考えれば、今回の問題を「知らなかった」というのは奇妙すぎ。知っていたはず。したがって何らかの恫喝を加えて官邸に呼びだしたと考える方が自然だろう。そのことを示唆するのが、今日発売広告が出された『文芸春秋』。そこには堂々と、あまりにも時期的には不自然に、「菅・小泉対談」なるものが掲載されていた。『文芸春秋』は月刊誌。座談会の入稿となると、発売のかなり前に行われていたことになる。それ以前の時点で、官邸は今回の出来事の情報を入手し、そのスキャンダル化をおそれた小泉議員が恭順の意志を示したということなのだろう。それが文春での菅官房長官との対談と、官邸での結婚発表。
小泉議員のみならず、安倍首相へのはるかに有力な政治的対抗者が反安倍に立ち上がれないのも、とりわけ放送メディアが御用放送を続けているのも、おそらくは様々のスキャンダルを官邸に捕捉され、それを材料とされているからだろう。
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