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うちの子の高校水泳部の費用は約300ドル(2万〜3万円)でした。 そのうち100ドルがバス代。アウェイ(対戦相手の学校でする試合)のときに、皆で一緒にバスに乗って行くのです。バス代を払わなければ、親または生徒自身が車を運転していかなければなりません。ほとんどの人はバス代を払っているようです。バスのほうが楽しそうですよね。Versity(バーシティ:学校代表)とJunior Versity(ジュニア・バーシティ:準代表)は別々のバスに乗ります。学年ではなく、実力による区別。 のこり200ドルが学校への寄付。これで部活動の諸費用をまかなっています。コーチへの謝礼もここから支払われます。いくら寄付してください、と毎年指定されます。もちろん、これは寄付ですので、額を自分で決めてもいいし、払わなくてもいいのです。でも、コーチには大変お世話になっているので、払わないわけにはいかない、と思います。Meet(ミート:水泳の試合)に出られるレベルの生徒の家庭はみな、寄付をしているようです。 ☆このお値段は、ワンシーズン分です!アメリカの体育系部活は秋、冬、春のシーズンごとに活動内容が入れ替わります。日本のように一年を通してするものではありません。文系・芸術系クラブは通年で活動していると思いますが、そちらのほうは私には良く分かりません。 ワンシーズン300ドル。安い?高い?他の州はどうです?日本はいくらかかるのでしょう? 「それは安いほうだよ!うちの部活費は1500ドルだよ!」と同じ高校のダンス部の人に言われました。 ダンス部はCIFというカリフォルニア州高校体育会連合が対象とするスポーツではないので、公的補助金がおりないのだそうです。だから、父兄があらゆる費用を支払わなければならないのだそうです。それでワンシーズン1500ドル。わずか30〜40人ほどのチームなのに、コーチはジャズとヒップホップの二人を雇っていますし。 水泳部はCIFから補助金が下りているから300ドルで済んだのでした。助かった。 CIF:California Interscholastic Federation http://www.cifstate.org/# |
スポーツと受験
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アメリカの大学にスポーツ入学・留学を目指す人のためのウェブマガジンを見つけました。 将来のことは分からないけれど、今スポーツを頑張っているあらゆる小学生〜高校生に良い情報源です。 こんな実践的記事が豊富です: スポーツの怪我(ケガ)の手当てと予防。 ウォームアップの方法。 栄養の取り方。 フットボールというスポーツには二種類ある。 小さな子にどうやってスポーツに興味を持たせるか。 米大学スポーツ入学に失敗した場合の、浪人方法。 雑誌の名前は、「Youth Fitness Magazine」(英語です): [www.youthfitnessmag.com] この無料雑誌の印刷版が近所のCar Wash(洗車)屋さんに積まれているのを見つけました。 南カリフォルニアの小さな出版社の雑誌のようです。 この地域は大学のスポーツ奨学金を目指している子が多いので、こういう雑誌が成り立つのでしょう。 ただ、広告がちょっと少ないようで、そのうちこの出版社がつぶれてしまわないかなあ、と心配。 この雑誌を読んで、私が「へえー」と思ったこと: 1.子どもに栄養を与えるため、タンパク質が豊富なスナックを間食させるべし。昭和の日本に育った私は、間食はイケナイものだと思っていました。それでは体が育たないのですね。 2.アメリカの小学校の体育の時間によくやる「フラッグ・フットボール」は子どもの遊びではなく、れっきとしたスポーツ。フラッグ・フットボールのチームがある米大学もある。Tacle Football(普通のフットボール)にくらべて、怪我が少ない。子どものリーグもある。多くのプロ選手は高校生になってからTacle Footballを始めている。 3.スポーツ入学できなくても、一般生として受験して、入学後に再トライできる。厳しい道のようですが、それを実現した人をモデルにしたRudyという映画があります。身長わずか170センチのフットボール・プレーヤーなので、だれもスカウトしてくれなかった。 4.スポーツ浪人するには、(a)コミュニティー・カレッジのチームに入り、四年制大学への編入をめざすか、(b)私立高校の12年生に編入して四年制大学のフレッシュマン入学を目指す。そういう浪人生を受け入れてくれる私立高校があるんだそうです。 この雑誌、内容がすごくいいので、どうか出版社がつぶれませんように。 Thank you!
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アメリカでスポーツが最も強い大学のひとつUSC(University of Southern California)の 水泳部のサイトを見たら、 スポーツ入学希望者のための応募用紙がありました。 その用紙の名は、 Swimming Questionnaire(水泳部質問用紙) 正式な大学願書とは別に、恐らく事前に、提出するもののようです。 今までのタイム、トレーニング、コーチに関する質問があるのは理解できますが、 分からないのが、用紙の下のほうにある質問。 Do you know anyone who has attended USC? Do you know anyone presently attending USC? 訳すと、 「あなたにはUSCで学んだことがある知り合いがいますか?」 「あなたにはUSC在学中の知り合いがいますか?」 これって、何のための質問でしょう? アメリカの高校生スイマーのタイムは、 米水泳連盟のウェブサイトで確認できるので、 タイムや所属クラブで嘘をついていないかどうかは、 そこで簡単にチェックできるはず。 USCの水泳部は、米国の大学のなかでもトップクラスの強さで、 ここに入るには、 オリンピックからそう遠くないレベルでないと、無理なはずですけど、どのみち・・・ 一体何のためにこんな質問があるのか? 応募者が不良少年少女ではないことを、知り合いに聞いて確認するため? も、も、もしかして、コネ入学、コネ入部のため??? 分からない。 Do you know anyone?(誰か知り合いがいますか?)と言われても、 隣の家の人がUSC卒だとか、 母親の知り合いの姪がUSCに行っているとか、 その程度のコネでもよいのでしょうか? 昔々、「就職活動では、どんな小さなコネでも使え!」と大学の先輩がアドバイスしてくれましたが、 アメリカの大学入学でもそうなんでしょうか。 |
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この夏の水泳大会では良いタイムを出して、 アメリカの大学受験願書に記入しようと 意気込んでいたうちの息子。 Junior Olympicsというたいそうな名前の大会。 地区予選なので、そんなにすごいわけではないが、 重要な大会。 結局、彼のタイムは2年前と同じ。 メダルはリレーでもらっただけで、 個人のメダルはゼロ。 惨敗。 その原因は、練習不足。 学校の勉強が大変だったので、仕方が無い。 ハイスクールのJunior(ジュニア、日本の高校2年)のGPA(内申)は 大学が最も重視する選考基準なので、 どの生徒も必死で勉強する。 恐ろしく勉強が厳しい1年だった。 特に後半6ヵ月間は、 GPAを上げる最後のチャンスなので、 うちの子も水泳の勉強を控えて猛勉強したが、 他の子はもっと勉強していたようで、 GPAは下がってしまった。 クラスのみんなが良く勉強したので、 全員にA(5段階評価の一番上)を上げましょうね、 などという愛ある教育は、小学校まで。 アメリカの中学、高校の、四年大学進学コースは、 そうはいかない。 みんなが頑張れば、Aの基準はどんどん上がっていく。 (Aをどれだけの生徒に与えるかは、先生により、高校により、違うけど。) それから、 前日に、1時間かけて両脚の毛を剃ったのが 災いしたかもしれない。 腰が痛くなった、と言っていた。 脱毛サロンに連れて行けばよかったかもしれない。 うちの息子、 タイムもGPAも盛り下がり、 結局、共倒れ。 恐れていた通りのことが、起きてしまった。 このタイムでは、 スポーツ受験枠を使えないかもしれない。 GPA低いのに、一般受験で希望の大学に受かるんだろうか。 はあーーー。 同じ学校の成績が超優秀な水泳部員の子も、 練習不足なのか、青白く、筋肉が落ちて、やせていた。 彼はAPという大学レベルのクラスを多数取っていたので、 もっと勉強しなければならなかったのだろう。 世の中は厳しい。 |
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南カリフォルニアでは子どもが幼稚園くらいからスポーツを熱心にする…というより親が異様に熱心なんです。 日本の教育ママが幼児教育に熱心なのと、似ている気がします。 小さいうちから数種目かけもちする子も、珍しくありません。 「どうしてこんなにスポーツを一生懸命やらせるのかしらね?」と 私は日本人のママ友と首をかしげていました。 そして自分の子どもがこの地で高校生になり、大学受験生になると、 そのワケがだんだん分かってきました。 うちの高校で今年の大学進学説明会が開かれ、 スポーツ入学を説明してくれるセッションに私は参加したんです。 http://blogs.yahoo.co.jp/lemolemogood/28939811.html 米国東部の私立大学のカウンセラーが色々説明してくれたのですが、 「なぜあなたはわざわざニューヨークのほうからこんな遠くの高校まで説明しに来たのですか?」 という質問に、こう答えました。 「カリフォルニアにはハイレベルの高校運動選手がたくさんいるからです。気候が良いから、スポーツが盛んなのは当然でしょう。ここで学生をリクルートしたいのです。東部の大学ではカリフォルニア出身のプレーヤーが数多く活躍しています。」 そうか、 カリフォルニアは学力では全米最下位あたりらしいけど、 スポーツは全米最上位あたりなんだ。 だから小さいうちから、親が子どものスポーツにとても熱心なんだ。 そしてどうやら、優れたスポーツ指導者が豊富なようです、ここは。 では、 ★スポーツ選手はどれくらいの学業成績(GPA)があれば大学のスポーツ枠に合格できるのか、について。 ここの地元新聞には、運動部高校生の成績を紙上で公開するという、恥かしい習慣があることを前回お知らせしました。http://blogs.yahoo.co.jp/lemolemogood/29596798.html その後も私はこの新聞をながめ続け、 「あら、こんなに低いGPAでも、この大学に受かるんだ」 ということに気付きました。 どうやら、新聞は高校生に恥をかかせるためにGPAを公開していたのではないようです。 公共の器である新聞は、 どのくらいのGPAでどの大学にスポーツ入学できるのか、その目安を提供するため、こんなことをしているのでしょう。 例えばこんなことが分かりました。 GPA 4.15の全米トップクラスの水泳選手は、ハーバード大学に合格。でもそこを辞退して南カリフォルニア大学(USC)へ入学決定。*(注) GPA 3.96のカウンティー(郡)チャンピオンのテニス選手は、プリンストン大学に入学決定。 GPA 3.22のフットボール選手(実力は不明)は、スタンフォード大学に入学決定。 *(注)ハーバードなどアイビーリーグはスポーツ入学枠はあっても、スポーツ奨学金がありません。ただし家庭の年間所得が15万ドル(1500万円)以下だと、低所得者奨学金を得られる可能性があります。そう、アメリカでは年収1500万円以下は貧乏。 ハーバード、プリンストン、スタンフォードは、スポーツ枠以外で受験すると、GPAが4.5で、入学試験が満点でも、不合格になる場合がある超難関大学です。 GPA 3.2でスタンフォード合格。おお。 スタンフォードに入学確約した他の生徒のGPAも見てみました。 調べることができたのは春がシーズンのスポーツだけです。 4.15(ゴルフ) 3.20(フットボールと野球) 3.86(野球) 4.23(ラクロス) 4.28(ゴルフ) フットボールと野球が低目ですね。 日本は野球が強いので、アメリカの大学にスポーツ入学しやすいかもしれません。 どのくらいの確率でスポーツ奨学金を得られるのかは、 このサイトを見れば分かります。 http://www.berecruited.com/ 各スポーツごとのページに奨学生の人数が掲載されています。 想像以上に、いい確率でしたよ。 日本からアメリカの大学に留学する人によさそうな、こんなウェブサイトも見つけました。 在日アメリカ大使館のスポーツ奨学金情報: http://aboutusa.japan.usembassy.gov/j/jusaj-ed-studyusa7.html |


