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相変わらずテレビのない我が家。
リアルタイムでオリンピックが見られないので
朝起きたらネットで結果を確認して1日が始まります。
リアルタイムで見られたとしたら
かなり寝不足になっていると思われるので
それはそれでいいのかなぁ〜なんて。
(ちょっと負け惜しみ
うれしい大金星あり、
残念な結果もあり、
楽しみな将来もあり、
様々な人間模様を見せられていますが、
中でも浅田真央ちゃんのSPの結果は
まさかのまさかでした。
お坊さんがお葬式の時によく聞かせる
人生には3つの坂があります。
一つは上り坂、もう一つは下り坂、そして後の一つはまさか
その話を思い出しました。
本当にそのまさかが起こったSP
でも、いいじゃない。
真央ちゃんが誰よりも努力を重ねてきたことは
誰もが知っていること。
不調な時も笑顔を絶やさず、
ファンの期待に応えるべく
痛々しいまでに頑張ってきたことを
誰もが知っているんですもん。
オリンピックのメダルはもらえないにしても
真央ちゃんの姿に心を打たれた人は
日本人に限らず世界中にいるはず。
今日までフィギア界の第一線で
日本を引っ張ってきた真央ちゃんに
私たち一人一人が、形こそないけれど、
心の中で金メダルを送ってあげたらいいじゃないですか。
きっと世界で一番
たくさんの金メダルをもらえる選手だと思いますよ。
これほどまでに愛されたスケーターは
日本の宝です。
最後の競技が始まってもいないのに
こんなことを書いてしまうのはとても不謹慎だけど、
真央ちゃんお疲れ様でした。
そして、長い間真央ちゃんを支えてくれた
天国のお母さまにも感謝です。
こんなにひたむきな姿を見せてくれるアスリートを
育ててくれたことに感謝です。
結果がどうであれ、
私は心から最高の金メダルを送りたいと思います。
リアルタイムの演技は、ワンセグで見られないこともないですが、
涙があふれて画面が見えそうにもないので
いつものように朝起きたら結果を見るだけにします。
銀盤に舞い降りた天使に
惜しみない拍手を
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婦人科の町医者をやっていてふと思うこと。
来院する中で本当に病気を持っている人は一握り
ということ。
たぶん、この感覚はどこの科でも同じでしょうね。
大半の人は何かしら不安を覚える症状があって、
インターネットで検索してみたらさらに不安になったと言います。
不安になったことは調べるべきなのですが、
誰が書いたかわからない情報で更に不安になるのは
どうなのかなぁ? と思います。
時には全然違う方向に自己診断して
いくら説明しても方向の修正が難しいケースもあって、
対応に苦慮することもあります。
婦人科では性病の検査もよく行いますが、
皆さんは 性病 と聞いて何を思い浮かべますか?
若い世代だと クラミジア と思う人が圧倒的に多いようです。
性病の検査で検体数が一番多いのもこれです。
輸血での感染が報道された後には
HIV の検査を希望する人が多くなりました。
中には
HIV感染者と接触があったという人もいたりして、
日本でもHIVは広がっているのだなと実感します。
性病にもいろいろなものがありますが、
最も感染率が高いのはおそらく HPV でしょう。
初めて HPV を目にした人のために・・・・・
Human(ヒト)
Papiloma(パピローマ)
Virus(ウイルス)
という名前のウイルスの頭文字をとったのが HPV
一生涯の間に女性の約80%が感染すると言われています。
かなりポピュラーな感染症と思われますが、
感染しても特に自覚症状はないため
感染したときも気が付かないし、
いつの間にか治っていることにも気が付きません。
そのようなウイルスなのですが、
ある発見から一躍注目を浴びるようになりました。
なんとこのウイルスの感染が
子宮頸がんの原因になっているのです。
ですが、ちょっと不思議に思いませんか?
感染率がこれだけ高いのに、
どうして癌になる人とならない人がいるの?
それは、
このウイルスには100種類以上の型があって、
その中のごく一部に発癌性があるからなのです。
発癌性のある種類のものはハイリスクと呼ばれていますが、
実はこのハイリスクのものに感染していても
すべての人が発癌するわけではありません。
このウイルスはとても特殊な感染の仕方をするために
うまく免疫監視機構をくぐり抜けてしまうことがあって、
感染の期間が何年にも及ぶと癌が発生すると言われています。
つまり、大半の人はウイルスに対して抗体を作ることができて
自力で撃退することができるというわけです。
うまく撃退できないまま感染が長期に続くと
癌が発生するという仕組みです。
では、こんな危険なウイルスが
どうやって感染するんでしょう?
普通に日常生活を送っていて感染することはまずありません。
感染経路はほぼ100%性行為によるものとされています。
つまりHPV感染は立派な性病で、
しかも悪くすると命にかかわる危険な感染症です。
HPVと子宮頸がんの関連性は
ワクチンの普及とともに広く知られるようになりましたが、
性病としてのイメージは薄いようです。
時々、HPVの検査をしたいと来院する方もいますが、
実は保険診療の中では
いきなりHPVの検査をすることができません。
不安に思った方はまず子宮頸がんの検査を受けてくださいね。
その結果によりHPVの検査が必要かどうかを医師が判断します。
子宮頸がんの検査を受けて
異常なし の結果であれば
HPV はいなかったと考えて良いです。
でも、どうしても不安。HPVを調べたい!
という方は、検体を郵送することにより検査できる業者がありますので
自己採取で調べてみるか、
あるいは自費診療で調べてもらうかのいずれかになります。
HPVは静かに感染する印象のウイルスですが、
HIVよりもはるかに感染率は高いので
女性にとっては最も危険な性病です。
不安に思った方は是非がん検診を受けてくださいね。
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産婦人科医をやっていると
どうしても避けて通れないのが
人工妊娠中絶手術です。
統計的にいくと
5回の妊娠につき1〜2回程度
自然流産か人工中絶かという確立ですから、
せっかく生命を与えられながら生まれてくることのできない命が
案外多いんだなぁ〜といつも思います。
そう思うと、生まれてきた自分の子供くらい
最後まで責任持たないとね・・・・・・・
話は変わりまして・・・・
先日、中絶手術を希望する10代の女性が
お母様と一緒に来院されました。
一度は産むつもりで受診していたのですが、
次回来院の指示から2ヶ月くらい遅れて来られていたので
途中いろいろあって、最後のところは
「やっぱり産めない」という結論になったのでしょう。
何らかの事情はあるんでしょうが、
この2ヶ月の間に子宮の中で大きな変化が起こっています。
最初は、子宮の中にちいちゃな袋がポチッと見えただけ。
まだ心拍も見えるか見えないか・・という大きさだったのが、
2ヶ月の間に人間の形をした生き物が10㌢を超える大きさになって
元気に動くようになっているのですよ〜
今回の話題になっている彼女は
すでに14週を迎えていました。
初期の中絶手術は完全に無理な週数です。
そのことを伝えると、
お母様は「14週というと2ヶ月くらいですか?」とおっしゃる。
一瞬、どう説明してよいのか戸惑いました。
いや・・・・・あの・・・・・
1ヶ月はだいたい4週ですから
すでに4ヶ月に入っていますね。
4ヶ月の半ばくらいです。
と、当たり前の説明しかできませんでしたが、
お母様をビックリさせるのには十分だったようです。
あらぁ〜〜〜ずいぶん大きいのね〜
かなり驚かれてしまいました。
出産の経験があるのに
2ヶ月放っておいたらどうなるかくらい
予想ができなかったのかなぁ・・・・・・
大きくなっているので、
中期中絶という形式での手術になり、
2泊か3泊の入院が必要になって、
都内だと出産するのと同じくらいの費用がかかります
ということを一通り説明すると、お母様は
「ちょっと〜産めるように考えた方がいいんじゃない?」
と、手のひら返したように180度方向転換を・・・・・・・
だったら、最初からその方向で考えてくださいよ。
命あるものですから
あまり軽く考えないでくださいね。
口には出しませんでしたが、
心の中でボソボソつぶやいてしまいました。
それにしても、
14週を2ヶ月と考えるのはどんな思考回路なんでしょう?
小学生でもわかりそうな単純な計算なんですがねぇ〜。
やっぱり、小学校卒業程度の学力は生きていくのに
最低限必要なのだと実感した出来事でした。
それと、
14週って言うと大きさがいまいちわからないのに
4ヶ月って言うと即座に分かるあたり、
時代の違いも感じました〜
結局どうなったのかなぁ。
結末を知る機会はあまり与えられないのです。
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部下の顔にテープ巻く 消防職員を懲戒処分 部下の職員の顔に粘着テープを巻き付ける暴行を加えたとして、東京消防庁麻布署の指揮隊に所属する男性職員(54)が懲戒処分となった。
東京消防庁によると、男性職員は去年7月、勤務中に、部下の職員(26)に対し、顔から頭にかけて粘着テープを2回巻き付ける暴行を加えたということで、停職4か月の処分となっている。 男性職員は乾燥機を使おうとしたところ、節電中に貼られた粘着テープがそのままになっていたことに腹を立て、その場にいた部下の職員の顔にいきなり粘着テープを巻いたという。男性職員は「不適切な行為をして反省している」と話している。 麻布署長は「職員の教育・指導を徹底し、都民の信頼回復に努める」とコメントしている。 テープをはがせばいいだけの話。
こんな常軌を逸した行動、懲戒処分だけで済む話なんでしょうか?
行動そのものは責められるべき内容だと思いますが、
50才を過ぎた大人がこんな行動をとるなんておかしいと思いませんか?
腹が立ったからって
たまたまそばにいた部下の頭をテープでぐるぐる巻き。
誰でもがすることじゃないですよねぇ〜
どんだけ腹が立っちゃったんでしょうね?
アメリカだったらまずカウンセリングを受けるように指導されるでしょうね。
日本だと、加害者が責任を負わされてそれで終わり。
どうしてこんな行動をとってしまったのか、
それを本人が理解しないと、根本的な解決はないんじゃ?
何らかの責任を取ったり謝罪したりすることは必要ですが、
もっと大事なのは繰り返さないことでしょう?
腹が立つことくらい誰にでもありますが、
だからって誰もが人に危害を加えるわけじゃありません。
この加害者だって、後から冷静になって考えれば
「不適切な行動だった」って思えるわけでしょ?
でも、そのときは目の前にいた部下に
八つ当たりしたい衝動が抑えられなかった。
どうして抑えられなかったんでしょうね?
怒りっぽい人なんでしょうかね?
普段からすぐに手が出る方なんでしょうかね??
この手の事件はよく報道されていますが、
この件も単なる公務員たたきに終わっている気がしますね。
医療事故が起こると当事者だけが叩かれて
構造的な欠陥が何一つ改善されないのによく似ている気が・・・
個人を処罰して排除することで問題解決?
そんなのおかしいですよね。
是非とも定職になっている4ヶ月間の間に
医療機関で適切な診断なり治療なりを受けてほしいな。
と、回りくどいことを長々と書きましたが、
こういう、常識では考えられない行動の裏には
何らかの脳の異常が潜んでいることが多いのですよね。
けれども、残念なことに
日本ではその異常を診断できる専門科がそもそも少なく、
カウンセラーや心理療法士など、治療の過程にかかわれる人が
絶望的に少ないのが現状です。
児童虐待が毎日のように報道される一方で、
「こうやって解決しました」というモデルケースの話は
全くと言っていいほど耳に届きませんものね。
報道される虐待事件だって
加害者の異常性だけを際立たせて報道しているような気がしますが、
どうしてそうなったのかの背景までは掘り下げてくれません。
いろんな要素が複雑に絡んでいるのでしょうから
そう簡単に解決する問題でもないですけれどね、
その複雑な背景を紐解いてくれるカウンセラーくらい
もうちょっと充実しててほしいな。
そういった面では日本は発展途上にもない
完全なる後進国です。
政治主導でどうにかしないと
自殺する人は減らないし、うつ病患者も増える一方ですぞ
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先日の児童相談所での相談で
どうやら広汎性発達障害であるらしいことが分かったコヤジ君。
いつものように問題山積みで迎えた終業式。
容赦なく春休みが始まりました。
児童相談所でようやく解決の方向への糸口は見えてきたものの
その道のりは母親一人で乗り越えていくには
あまりにも険しい道のりです。
でも、産んでしまった以上
命の尽きる日まで、彼がどのような人生を歩んでいくのかについて
親として責任は負っていかないといけないのですね。
C評価が並ぶ通知表にもだいぶ慣れてきました。
と言うより、スルーと言ったほうが正しいかも。
通知表を見たって
今後解決するべき課題がたくさんあるのは分かるだけで、
それに対してどう対策をしていったらいいのかは
まったくの五里霧中。
障害児に対する対応の窓口すら見つからない
この埼玉で孤独に闘っていくのはもう限界ですね。
そんな状況の中、
今年はよっちゃんのお受験
来年はコヤジ君本人が受験生になります。
とは言っても、受験生になること自体に無理があるので
受験生の学年に混じると言った方が正確ですね。
正式にに診断を受けたからと言って
何かが大きく変わるということはないでしょう。
この国では、コヤジ君のような障害を持った子供の支援体制が
全くと言っていいほど整っていません。
障害があって、社会生活を送っていく上で
多くの困難が降りかかってくるのに
何の支援も受けることなく自立をしていくことができるんでしょうか?
これからどうなっていくんだろう。
先行き不安・・・・・・・
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