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世の中、人ををだます悪い人たちが多いですねぇ。
振り込め詐欺だとか何とか商法だとかお金のからむ犯罪の話題が毎日尽きる
ことなくニュースで流れます。全くイヤな世の中です。
この度、コヤジ母、だまされたわけではないんですが『クーリングオフ』
を初体験いたしました。
体験談を書きますが、個人的な主観で感じたことを書きます。
決して特定の企業などを中傷するものではないので、参考程度に読んで
お役に立てていただければ・・・・・と思います。
品物は幼児教材。
『モンッテッソーリ式プルチノ』って言う代物です。
聞いたことありますか?
昨年の幼児教材売り上げNo.1。全国に55万の会員がいるそうです。
事の始まりは、かれこれ2週間くらい前になるでしょうか?
やたらによくしゃべる姉ちゃんが『アンケートをお願いしてるんですけど』
とやってきました。コヤジ閣下に関するアンケートです。
アンケートだけなら今までにも何回か来たことはあって、テキトーに答えて
帰ってもらってました。で、今回も玄関外でテキトーに答えて帰ってもら
おうとしたんですが、どうしても玄関先で座ってお話したいって言うじゃ
ないですか。
これは後から思えば、アンケートなんかはどうでも良くてその後に控える
幼児知力診断が目的だったからなのでした。しかも、コヤジ閣下が3歳児
であることが恰好の餌食だったように思えます。
そのときはそんなことには気がつかず、『そう言えば今まで知力診断って
したことなかったなぁ・・・・・』なんて思って、『1度くらいしてあげても
いいかな』と思ってしまいました。
なぜかと言えば、コヤジ閣下は8ヶ月くらいの時に家庭保育園に入会し、
3歳になったときに知力検査の用紙が送られてきたのですが、結局時間が
ないのと『大した結果が出るわけないし・・・・』という思いとで、用紙を
送り返すこともなく、家庭保育園は終了してしまったのです。
でも、検査の時期には育休中だったので、時間がなかったって言うのはただ
の言い訳に過ぎません。何の成果も出ていない現実を目の当たりにするのが
怖かっただけなのです。
閣下が生まれてから3年ちょっと、自分は何をしてあげたのかな・・・・・そんな
自問自答に少し答えが出るかも・・・・・そんな思いでした。
ほどなくしてこの会社『オール5』から電話がかかってきました。
『知力検査の結果が出たのでアドバイザーがお伺いしてお話したいのですが』
と言うのですが、向こうから提案された時間が夕方6時半とか夜8時半とか。
乳幼児のいる家庭にとっては一番忙しい時間帯です。
ここで気付くべきでした。なにかがおかしい・・・・と。
しかも、『診断表を広げますのでテーブルをお借りしたいんですがよろしい
でしょうか?』と言います。
いえ、何かがおかしいとは思ったんです。と言うか、違和感を覚えました。
でも、診断の結果を聞いてみたかったのでこちらの希望の午後3時に来て
もらうことになりました。
当日、3時を少し過ぎて担当者がやってきました。
若いお姉さんです。何やら大きな荷物を抱えていました。
『小さなお子さんがいるので手際よくお話しますね。』とテキパキお話
するこのお姉さん、なかなか好感の持てる方でした。
それにしても最初のアンケート姉ちゃんと言い、この担当者と言い、
しゃべることしゃべること。こっちはあっけに取られて『はぁ〜』『へぇ〜』
『ほぉ〜』しか言えない感じです。
最近はあまり見かけなくなったけど、実演販売ってあるじゃないですか。
あんな感じです。
最初に、本日のメニューを書面で見せられました。
3つのことが書いてありました。これも後になって分かりましたが、この
メニューも大変重要なポイントだったんです。
1、知力診断結果の説明
2、診断結果に基づいたアドバイス
3、弊社取扱商品のご案内(希望者のみ)
このメニュー、最初のアンケート姉ちゃんも置いて行ってました。
3番のところに具体的な商品名がないのがちょっと気になるところです。
ネットで事前に検索なんかされると困るんでしょうか?
当日はメニューの順番にお話が進みました。
診断の内容はと言えば『まぁ、こんなもんだよね。』というのが感想。
結局、良いところもあれば悪いところもあるっていう程度の診断結果でした。
だから足らないところを伸ばしてあげればいいんじゃないのって話です。
こんな結果ならわざわざお金払ってしなくっても・・・・・そんな程度。
1000円払って得られる結果なんてこんなもんです。
で、ここからが実は本題。
まだメニューの3番目には進んでないのですが、『今の小学校の実情を
お話してもいいですか?』ときました。
教育要領が改定になったりとか学力低下だとかの話題をよく耳にはする
ものの、親としてはどうしてあげたら良いのか分からないし、実際の
ところ何が問題なのかがよく分からないので、ちょっと興味のある話題
でした。実際、この辺のお話だけは聞く価値があったと思います。
まず、今の小学校、ものすごいスピードで授業が進んでいくそうです。
なので、昔は学力の分布がダイヤモンド型(標準偏差の曲線みたいに
中心にほとんどの子が集中し、残りのごく少数が優秀児と劣等児)だった
のが、今は八の字型(2極型:つまりできる子とできない子のどちらかに
くっきり分かれて中間あたりが少ない)になっているんだそうです。
こうなった原因は土曜日が完全に休みになったこと、そして、生活科
なんて言う新しい教科が増えたり、英語も3年生から始めるように
なったりと、やることは増えてるのに時間が減っていることにあるのです。
私たちの頃にはひらがなを習うのに8ヶ月かけていたところが今はたった
の1ヶ月。掛け算の九九も2年生の終わり頃までかけて習っていたのが
たったの2ヶ月で終わりになっちゃうそうです。
こんな速度なので、当然ついていけない子はたくさん出てきます。
そういう子達は結局のところ補習塾に通うことになります。
ここで、『親が教えりゃいいじゃん』と思ったあなた!!!
自信ありますか??
小学校の算数・国語と言ったって、私たちのときとは教え方が違います。
実際教科書も見せてもらいましたが、絵本みたいな教科書で、ほとんど
字がありません。要するに説明がないのです。説明なしにどんなことを
学校で習っているのかを想像しなくちゃいけないんです。
算数では10進法が基本になっていて、それを理解できないと問題に正解
することができないなど、延々とお話が続きましたがここではその辺は
省略します。
とってもじゃぁないけど、私には無理だ・・・・・とそのときは思いました。
実際、ものすごく困難なことだとは思いますが、ここで弱気になったら
相手の思うツボ。ここでとことん不安にさせておいて次のステップです。
いよいよ3番目の『弊社取扱商品のご案内』が始まりました。
あらかじめ予想はしていた展開ではあるし、どんなものでも買わないと
決めていたので、まぁ聞いてみようじゃないかと思いました。
ただ・・・・・ここまでくるのにすでに2時間経過。
いつもなら夕ご飯の支度をしている時間です。
ここで大きな荷物の出番です。
中からいろんなおもちゃ(知育玩具と呼ばれるものです)やらハイテク
教材やらが出てきます。コヤジ閣下はそれまでつまらなそうにしていた
のに次々に出てくる商品を与えられては楽しそうに遊んでいました。
これは参っちゃうよねぇ。子供の喜ぶ姿に親は弱いのですよ。
これも営業のテクニックのひとつなんでしょうね。
どんなものが出てきても絶対に買わないって決めていた理由は、まずは
家に物が増えすぎてこれ以上増やすのが無理なこと、そして幼児教材と
くればものすごくバカ高いことが予想されること。この2つです。
ところがですね、この2つとも営業担当者にしてみれば大した障害では
ないのですね。特に値段が高いことに関しては・・・・・。
ここから教育費の話が始まりました。
つかみとして一人子供が育つのに教育費が1千万から3千万くらい
かかるってとこから入ってきました。積もり積もればそのくらいには
なるでしょうね、と思っても、これを節約する方法があるって言うじゃ
ないですか。だいたい想像はつきますがヤッパリ聞いてみたくなっちゃう
のは『節約』の一言を出されたから。
いろんなことを言ってましたが要約すれば、早いうちから遊びの中で学んで
どんどん吸収させて自信を持たせて将来も楽しく勉強できるようにすれば
いいってことです。要するに今流行の早期教育ってことですかね。
そして、読みや数を覚えたりするのに必要な教材費や将来補習塾に通ったり
英会話教室に通ったりするのにかかる費用、そしてこれから先買っていく
おもちゃの総額を出すと『ほらっこぉ〜んなにかかります』と、ビックリ
するような額がはじき出されます。(いくら位だったか忘れちゃった)
で、いよいよ本丸です。
このビックリするような額に比べて当社のご案内するこの『プルチノ』は
たったのこれだけです。とくるわけです。無理のない展開でしょ?
で、この額がどのくらいかって言うと・・・・・・・。
¥998,000 どうだっ!!! ってなもんです。
教材の内容を見れば当然高い。
でも、さっきの教育費と比べると断然お得。
しかも、使っている教材の一部が破損したりなくなったりすれば補充して
もらえると言うじゃないですか。それも、使用してる子供が8歳になるまで
このサービスは続きます。さ・ら・に、下の子が産まれたことを知らせれば
その子が8歳になるまでサービスが続くって・・・・。
ここまでくると当然、心がちょっと揺れます。
どんなに買わないって心に決めてても迷うと思います。
なにしろ、実物を見れば分かりますが物はすごくいいのです。
でも『置く場所がない』という障害は断る決め手になると思ってました。
ところが、敵も然るもの引っかくもの。
『待ってました』とばかりに次の話が始まります。余計な餌を撒きました。
この『プルチノ』という品物、きちんと片づけできることと、親の手を
煩わせずに遊べるのが売り。
専用のラックがあって、そこに全部はめ込んでしまうようになっています。
しかもかなりコンパクト。他のものもちょっと置けるくらいの余裕もあり、
ラックそのものが机とイスになったりもする優れものです。
片付けること自体が学びにつながるようにできてるし、楽しく片づけが
できる工夫がされているようでした。
それでも、これ以上の『モノ』を管理するのはうちでは無理っ!!!
そのことを話して抵抗を見せると、『こんな広いおうちで何を言って
らっしゃるんですかぁ〜。この前、ワンルームにお住まいの方が購入
されましたけど、全然邪魔って感じではなかったですよ。』だって。
そして、『届く荷物の量はかなりのものですけど、当日私がお邪魔して
開梱して組み立ててダンボールは引き取ります。要らないおもちゃなんか
があったらそれも引き取りますよ。』だそうです。
何を言ってもそれが10倍100倍になって返ってきます。
だからね・・・・・家庭保育園でもう懲りてるんだってば。
場所はとるし何の成果もなかったし・・・・・・・・。
ここまで書いたら字数制限なのか、これ以上入らないようなので
『クーリングオフ(その2)』に続く・・・・・・。
ホント長くってゴメンナサ
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