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新聞に載ってました。
診療時間外の深夜、若い父親が病院に車で乗りつけ「子供が熱を出した。手当てしてくれ」。たたき起こされた当直医が診察する。軽い風邪。「この程度の症状でしたらなるべく診療時間内に来てください。当直医は緊急の患者に備えているのです」。注意された父親は、礼も言わずに引きあげ、後日「あんな態度の悪い医者はクビにしろ」と院長あてに投書を寄せる。
地方都市の総合病院で働く中年の内科医は嘆く。「深夜、コンビニ感覚で病院を訪れる患者が増えている」。全国に浸透したコンビニエンスストアの影響がこんなところにも出ているのだろうか。
嘆かわしいことです。
自分にも経験のあることなので、実感として、こんな患者が増えていることに危機感を感じます。
こんな例はいくらでもあるんですよ・・・・。
当直で深夜の間に3〜4人の赤ちゃんを取り上げ、その他にも電話の対応があったり、外来があったりであまり眠れなかった日の明け方5時。
いつもより基礎体温が低いんです
と電話がありました。
看護師だけでは対応しきれずに当直室に電話が回されました。
事情を聞けば妊娠の初期なんだそうで、以前にも1度妊娠したことがあって、そのときも基礎体温が下がって流産したんだとか。でも、今回の場合、出血もなければ腹痛もなし。前回は両方の症状があったそうです。それだけでも前回との違いはハッキリしてると思うんですが、とにかく心配でしょうがないと言って聞きません。それならば、診察して異常がないことを確かめるしかないじゃないですか。
というわけで、
では、今から診察にいらしてください
と言ったら
えぇ〜〜〜っっ!!!
今からですかぁ〜〜〜〜!!!
「それって、非常識じゃないですかぁ〜〜〜??」とでも言いたげな感じでした
だそうです。
そりゃ、ご主人を送り出すために早起きしてるんでしょうから、それが終わるまでは行けないって気持ちは分かりますよ。だけど、自分にとっては常識的な起床時間かもしれないですが、朝の5時って言えば誰でも起きてて普通の時間ではないですよねぇ。しかも一晩中働いていた当直医をわざわざ起こして、電話だけで「大丈夫」と言わせようとしてるんです。電話なら診察費用もかからないですから・・・。で、精一杯対応しようとしている相手に対して、この言葉です。しかも、このときコヤジ母は妊婦でした。
こんな人が今から親になろうとしているわけです。
緊急事態だと思うから朝の5時に電話をかける。
でも、電話だけで済ませようとする。
だったら、緊急事態でも何でもないじゃないですかっ!!!
救急車を呼んでおいて診察を拒否してるのと大して変わらないんじゃ・・・・。
田舎の開業医ではありますが、患者の出入りが多い病院。
相手の顔が見えない、人間関係の希薄さを感じました。
これが、よく知ってる相手だったら同じことはできないでしょう。
医療関係者がもっと患者の身近にいるように感じられたらこんなことは起こらないのに・・・・と痛切に思いました。
でも、こんな心ない行動が医療関係者の労働環境を著しく悪化させてしまってることも、少しは考えて欲しいものです。
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