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救急車の使い方

病院に勤務していると、
毎日のように個性的な患者さんがやってきます。


時に、救急車に乗ってくることも・・・・・。


急ぎの用だったらまぁいいんですが。



先日、とある映画館から搬送されてきた妊婦さん。
映画を見ていたらおなかが張ってきて
とりあえず救護室で休んでいたそうですが
「心配だから救急車で病院に行きたい」と。

本当に救急車に乗ってやってきました。


カルテの記載によれば、
数週間前からおなかの張りの訴えはあり、
張り止めの処方をされ、自宅安静の指示が・・・。


なのに、なぜ自宅から1時間以上も離れた映画館に?

本人曰く、
座っているから大丈夫と思った と。

しかも、この映画館から病院までが
救急車でも1時間以上かかる距離。

里帰り分娩のため、当初から自宅から離れた
実家近くの病院をかかりつけにしていました。
通院が2〜3時間圏内だと途中で転院せずに遠距離を通う人も多いです。
お産するのも楽じゃないですよねぇ。



で、です。

診察の結果、この患者さんは
単に自宅で安静にしていれば良かったレベルでした。

結果論ではありますが、救急車を利用する必要はなかったのです。
と言うか、
「自分でそのくらい分かるでしょう」という程度の症状。


現に、救急車で運ばれてきて診察されているとき
彼女が心配していたのは
早産になりそうかどうか ではなく
赤ちゃんの性別 でした。


彼女は自分の行動がどのくらい非常識だったか
多分理解できていないと思いますが、
各方面に迷惑をかけたこと、少し考えてほしいですね。


映画館の救護室でも対応に困って、
本人の要請により救急車を呼ばざるを得なかったでしょうし、
救急隊も要請があれば断れない。
病院の方でも、救急隊からの要請があれば断れない。
救急車が到着したのは休日の、しかも診療時間外でした。
休日でも午前中だけは診療しているんですけどね、
人員が手薄になった時間帯に受け入れ要請がきました。



そりゃ、本人にとっては一大事だったのでしょう。
自宅安静と言われていたのに出歩いて
おなかが張っちゃったわけですからね。

でも、冷静に考えれば少し横になっていれば
症状は治まったことでしょう。
この時にまずしてほしかったのは、
「病院へ直接電話する」という行動です。

症状を聞くだけで指示できることもありますから。

そこを、いきなり救急要請してしまいました。
今回のケースでは、タクシーで来院というので十分だったとのじゃないかと。。。。
あくまで個人的な意見ですが。
タクシーを使えばお金もかかるし・・・・・・ってことなんでしょうか?



救急車は、患者さんを搬送している間は信号を無視して
走ることができますから、より早く病院に到着が可能ですが
それでも法定速度は遵守しなくてはいけません。
搬送後の帰路に至ってはもはや急ぎではないので
信号などももきちんと守りますから、
渋滞していればかなりの時間をかけて帰署しなくてはいけません。
しかも、帰ってきたら活動報告の書類を作成しなくてはいけません。

帰路の途中で次の救急要請が入電することもあります。
搬送が終わったら次の入電への待機が始まるのです。

こんな安直な使い方をする人には
そこまで気が回らないのでしょうけど。

救急車を必要としている場所に救急車が不在。
最近はこんなことも多くて、
最悪の場合救命ができないこともあるそうです。

自分の軽率な行動が大事を起こすこともある。
そんな大人としての自己管理をしっかりしてほしいな。


救急車は ただ乗り高速タクシー ではないから

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