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いよいよその日がやってきました。ドイツからシカゴへの渡航の日です。
飛行場までの移動もあるので、今日はレオにとってもそして飼い主と飼い主のパートナーにとっても長い長い1日になります。果たしてすべて順調に終えることができるのでしょうか?まずはレオの家のトイレを綺麗にしてわらをたくさん引いて(これがじゅうたん代わりです)人参を2本入れて水ボトルを外して(移動中は水が垂れるため)健康証明書をカバンにいれて、そして最後にレオを家の中(トランスポートの事)に入れて出発です!!
鬼のような一日は、朝5時半の出発から始まりました。こんな朝は余裕が全くない!!!いつもはなるべく揺れない様に注意しながらレオの家を運ぶ飼い主ですが、そんな事も言っていられずまるで大荒れの海の上にいるようなレオ。ごめんよ。でもそれでもとても元気そう。とっても助かります。
やっとの事でICE(日本で言う新幹線みたいな電車)に乗り込みました。普段は軽いレオの家も、今日はすごく重くて手も肩も引っこ抜けそうでした。車内で腰を下ろしたときには、手に感覚がありませんでした。さてここからフランクフルト空港まで5時間です。レオは座席の後ろに置かれました。撫で撫でしたりお菓子を上げたりするといつもみたいに嬉しそうにしています。相変わらず移動中はトイレに座っているレオ、とてもおりこうさんでした。
長い道のりを経てユナイテッド(ルフトハンザで予約したけど飛ぶのはユナイテッド機だったため)のカウンターへ。この時点で離陸2時間前(電車が遅れたのよ)。飼い主は実はものすごく不安でした。係員に「ペットはあっちね」って言われてそっちに行くと英語しか話せないお姉さんがいたので、パートナーにバトンタッチ(飼い主は英語勉強中ですので)。なんとここでのやり取りに40分くらいかかりました。
レオが今までにないような表情をしています。絶対に何かを悟っています。
家を出てからここまで6時間。辛いよね。眠いの我慢してるしね。
レオの予約はきちんと把握されていたし、金額110ユーロ(重さは量られませんでしたが、電話にて3キロくらいだと伝えてありました)というのも聞いたとおりだったのに、カウンターの後ろではお姉さんと同僚が電話をかけたり首をかしげたり・・・。やっぱりウサギは珍しいんだなあと痛感しました。その間にはウサギ好きの職員がかわるがわるやってきては「かわいい」とか「Goldig-黄金のよう(宝物みたいという意味だと思われる)」とか言って盛り上がっています。人間のチェックインもしなきゃいけないのに、待つこと永遠・・・30分。そしてようやく彼らが私たちと口をきいてくれました。
お姉さん「健康診断書はどこ?」 飼い主「ハイこれです」
お姉さん「この子の名前は?」 飼い主「Leoです」
お姉さん「最後にえさをあげたのは?」 飼い主「10時くらいです」
お姉さん「水をあげる頻度は?」 飼い主「最高で5時間です」
お姉さん「渡航中の水は入ってる?」 飼い主「水の代わりに人参が入ってます」
お姉さん「これに水を入れてね。」 飼い主「え、この器もらっていいの?ラッキー。」
お姉さん「家の背面に穴がないわね。」 飼い主「はい、ないです。」
お姉さん「ちょっとまってて。」
そこで出てきたのは手動式ドリル!!
一度ウサギを外に出してドリルと格闘するのは飼い主のパートナー。ご苦労さんです。その間もレオはみんなの注目の的でした。抱っこが嫌いなレオは暴れまくっていました。しょうがなく仰向け抱っこ。これで少しはおとなしくなります。
無事に背面に穴が開き、料金も払って飼い主分のチェックインを終え(パートナーのはまだ)色々な色のタグがぶら下げられて、健康証明書も貼り付けられて無事に終了!!レオとともに今度は人間のチェックインに。
別のカウンターにての人間のチェックイン中もレオは人気者。「こんなに小さくてかわいい子をキャビンに入れられないなんて心がいたむわ。」なんていわれていました。職員の一人はレオをどうにかしてキャビンに入れられないか至る所に電話をする始末。その苦労は残念ながら報われませんでしたが、飼い主は嬉しくて泣きそうになりました。レオはというと、ここでも預けません。特別な荷物は別のところにて、預けなければいけないのです。この時点で、離陸まで1時間。焦りが募ります、
別のカウンターにてレオの預け入れをお願いすると、それはここでなくてあっちだと言われました。あっちとはどっちだと振り向くと、若いお兄ちゃんたちが特別な荷物用のセンサーの機会のところで待っています。そこでまた一度レオを外に出して、家のみをセンサーにかけてようやくレオを預けることが出来ました。お兄ちゃんのゴロゴロに乗せられて運ばれていくレオに切なくなる余裕もなく、飼い主たちはゲートに直行。無事に飛び立ちました。
飛行時間は7時間、とんだ幸運に恵まれてビジネスクラスに通された飼い主たちにとってはあっという間でした。レオはどんな気分でどんな音を聞いているんだろう。離陸してすぐにフライトアテンダントに「ウサギが乗っているんだけど、部屋の温度は暖かく設定されているかパイロットに聞いてもらえませんか」というと、彼女は「彼なら大丈夫、この間なんかこの飛行機にキリンを乗せて飛んだのよ!!」といいました。そしてパイロットに確認を取って来てくれました。「温度は20度に設定されてますよ。」
シカゴについて入国が無事すんでレオを探していると、端っこにいくつかのベビーカーと共に置かれていました。ちょっとドキドキしながら「レオー、レオー」と呼びながら覗くと、いつもと同じ表情でこっちを見ています。手を入れて耳と心臓を確認すると、どちらも正常でした。家の中も散らかっておらず、トイレ砂もこぼれていませんでした。水がこぼれていましたがたいした事ありません。きっと注意して扱われたのでしょう。一安心しました。
ペットの検疫についてすごく不安を抱いていた飼い主ですが、ウサギのアメリカ入国は本当に簡単でした。係員が来て飼い主の税関用の用紙にサインだか何かしておしまい。レオをチラッと見ただけで、健康診断書にも何も目を通しませんでした。レオの人参もわらもそのままでした。「こんなに簡単でいいのか」と思いましたが、これで無事にレオのアメリカ入国成功です!!
これが渡航を終えたレオの家。パートナーが開けてくれた穴が見えますね。他にもたくさん飾られてクリスマスツリーみたいだねって、飼い主とパートナーは笑っていました。
レオはと言うとさっそく新しい家にてくつろいでいます。
自由に走り回れないけどそれでも渡航の疲れを癒すようによく眠っています。新しいえさに、トイレ砂、床材にわらも買ってもらいました。
アメリカのえさは美味しいようですよ。残さずよく食べます。暑いせいか水もよく飲んでます。大きな健康的な糞もしています。2度粗相をしましたが、その後は順調。お気に入りの右奥の三角トイレに行くようになりました。着いてその日にレオは大体の事を把握したみたいで、2日目からは至って普通どおりに生活しています。これから6週間レオはここで生活します。
そしてこちらが今日のレオ。暑いせいか水をよく飲んでいます。クーラーをかけるとまるで飼い主のように横になってリラックスします。生き物は皆同じだね。
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