裁判とジャズと映画の日々

革命前夜を知らない者は、その耽美を知らない…

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イメージ 1大逆事件について深く思う
 
 今年は大逆事件100年で、各地で墓前祭が行われ、東京でも正春寺での追悼集会は満員だったし、日仏会館で開かれたクリスティン・レヴィさん(ボルドー第三大学)のシンポジウムも満員で、二次会も満員だった。
 
 
 すでに報告しているが、参議院会館で開かれた院内集会は、参加者の増大が予想されたので場所を急きょ講堂に移した。それでも椅子が足らなかった。
 
 大逆事件100年は、東京大空襲、広島の原爆、長崎の原爆、敗戦記念日に匹敵する事件であるはずだ。この弾圧から悲惨な戦争に向かうからだ。
 
 ところが、マスコミの対応はどうだろう?
 
 新聞、テレビなどで「大逆事件100年」という言葉を聞かない。種々の式典や追悼式が報道されたという記憶もない。
 
 いったい、どうしたのだろう?
 
 院内集会、墓前祭、追悼集会、シンポジウム、これらの満杯にしている参加者は少数派の好事家にすぎないのだろうか?
 
 なにか意図が働いているとしたら、二の舞だ。
 
 「赤旗事件」で千葉刑務所に収容されていたために、逮捕されず助かった大杉栄は、大逆事件で命を奪われた人たちに向けてこううたっている。
 
 春三月 縊り(くびり)残され 花に舞う
 
 幸徳秋水は「100年後に誰かが私にかわって言ってくれると思う」と言っているし、
 森近運平は「死ぬことをいたずらに哀しむな。歴史家があきらかにしてくれる」と言っている。
 そして、鎌田慧氏は「彼らは従容として死んでいった」と言う。
 
 今、大逆事件を語らないことは彼らを裏切ることになる。
(画像は丸木位里、丸木俊「大逆事件」部分)

 

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