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媚薬がスゴイ! 文楽公演
国立劇場の第181回文楽公演の演目は『苅萱桑門筑紫イエヅト』(かるかやどうしんつくしのいえづと)。
話がスゴイ。
上役から家宝の玉を要求され、渡したくないので難題をふっかける。その難題というのが「20歳をすぎて男を知らない女性になら渡す。そうでないと玉は黒くなってしまう」
どうも当時は大変珍しい存在だったらしい。
ところがいたんです。該当者が。彼女の名は「ゆうしで」(歌舞伎では「夕しで」)。ところが策を弄して媚薬を祭りの御神酒と偽って呑ます。媚薬というのは、「交尾しているイモリを引き離し、その両方を酒につけた」という代物。
そこにドンジョバンニのような男が登場。女癖が悪く勘当されているが美男子。名前がなんと「女之助(おんなのすけ)」。その媚薬と女之助の魅力で、ゆうしではできちゃう。
その媚薬是非試してみたい。イモリとヤモリの区別も出来ないが…
渡した玉は真っ黒に。無論ニセモノ。ゆうしでは責任を感じて自刃!。あれゃりゃ。
私的なメインは『傾城恋飛脚』の「新ノ口村の段」だったが、『苅萱』のストーリーがすごく、歌舞伎でも見たことがなかったので驚いた。
『苅萱』の「守宮(いもり)酒の段」で竹本千歳大夫が病気休演。代役は豊竹呂勢大夫。ところが呂勢大夫は後段「高野山の段」に出ることになっている。どうなるんだろうと思っていたら、連続で出てきた。すごいと思う。ただ声の状態がよくなかった。
休憩時間に普段着の咲甫大夫が客席後ろで手拭をたくさん持っていたので、貰えるのかなとすぐそばまで行ってみたものの、配っているわけではなかった。
肝心の『傾城恋飛脚』については後日。
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