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家族を捨てていった父親。その為に母は苦労したに違いない。けど、そんな
父を母は今でも愛しているのか。父に対して恨みはあるが、そんな母を 見てると恨み切れない。ユーリウス自身、そこまで恋をした経験がない
からそう思うのだろうか。本当に人を恋し、心が乱れるほど誰かを
愛すればその気持ちが理解できるのだろうか。
「火事かな・・・。」「え・・・。」 ウェイターが何か叫んでる。どうやら避難誘導しているようだ。 「まだ食べ欠けなんだけど。折角のディナーが台無しだわ。」 「のんきなことを言っている場合じゃねえだろっ!!。ここは早く避難した 方がいいんじゃねえのか!?。」 ユーリウスは母の腕を掴み、叱咤しながら非常階段へ向かった。しかし、 非常階段は逃げ惑う人で前へ進まない。 「くそっ・・・。」しかし、煙が上がっている様子は無い。 「火事じゃないのか?。」 すると、側にいた人が教えてくれた。 「いや、火事なんかじゃない。この建物に爆弾を仕掛けたと言うネットでの 告発があったんだと。」「そうなのか!?。」 にしても急いで避難しなければならないのは変わりない。周囲はなかなか 避難できない状況に苛立ちを感じているようで罵倒の声があちこちから 聞こえる。「・・・ママ!!。」 小さな子供らしき声がユーリウスの耳に飛び込んできた。 あとがき: 自分の趣味の一つに「旅行」がある。ふと思い立って日帰りで
一人旅なんてこともある。徒歩もあるが、列車、バスなどその旅の 交通機関は様々だ。 ただ、最近どうしても気になることがある。それは、列車旅で 目的地がある都市を目指そうとするものの、新幹線などの駅名と 街の名前が一致しないことがある。インターネットというものが あるから、大して困りはしないが、ネットが出来ない状況の中で 目的地と最寄り駅の名を合致させるのは難しい。 なぜそうなったか。一つは1995年の「平成の大合併」と呼ばれる 「合併特例法」ではないだろうか。この法は、行政の効率化などを めざし、自治体の返済の負担を軽減する、又は自治体を広域化する ことによって行財政基盤を強化し、などの目的で、市町村総数を 減らした改革の事である。それによって、街の名が変わったり、 街のイメージが変わったりと、果たして良かったのかどうか、と 言うところである。 特に変化の大きい東北新幹線沿いを調べてみる。例えば、 宮城県の「古川駅」は、もともと古川市にあったが現在は大崎市 古川になっており、またその北の「くりこま高原駅」は栗原郡 栗駒町だったのが現在は栗原市になっている。更に北の「水沢 江刺駅」は、水沢市が奥州市になるなど、街の名前と新幹線の 駅の名が違うと、行き先を調べるのに苦労する。 そう思っているのは自分だけなのか。「平成の大合併」がこんな ところまで影響してるとは夢にも思っていなかった、と感じる 今日この頃である。 |
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