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「大陸神ティマイオスもユーラントも予想しなかった事。それは私が
アトラテック人の女性と恋に堕ちた事だろう。だが、それはそれで
よかった。ユーラントとアトラテック、両方の血を持つ者を誕生させたの
だからな。この二つの血を持つ者が、この惑星を救う鍵になるのでは、と
私は思っている。邪神と戦えるだけの生命力を持ち、尚且つユーラントの
転送魔法によって大陸間での移動が可能な存在。」
「・・・それが、俺なのか・・・。」 チリカワはユーリウスに近寄って両肩をそっと手を置いた。 「命を分けた我が子に、こんな重い宿命を背負わせてしまう事ほど辛い 事はない。だが、逆にそれで今回の滅びの宿命から逃れられる。そう
思っただけでも幸いなのかもしれない。」
ユーリウスは父がそんな事を思っているなんて思いもしなかった。勝手に 出て行った父親を心の中でずっと責めていた。なのに・・・。唇を噛み
締め、手をぎゅっと握った。側に居たティマイオスがそっと近づいてきて、ユーリウスに話し掛けた。
「思いつめなくてもいい。」そういうとティマイオスはユーリウスの頭上に手を翳した。 「やはりな・・・無理だったようだ。」「何をしたかったんだ?。」 「私も、本来の力を持ってすれば人が考えている事を手を翳しただけで読み取る事も出来たが、今はそれも叶わぬ。」 「本来であれば、って、今はその時の力は無いのか。」「そうだ。」 それを聞いたユーリウスはネット上で騒がれていたことが事実だったと 知り、愕然とした。
あとがき: 福井県内の40代の僧侶が昨年9月、「運転に支障をきたす恐れがある」 との理由から警察に交通違反切符を切られた。反則金は6000円だが、 それに対し僧侶は「法事に行けない」との理由で支払いを拒否したと いう。 車の運転や交通法規に知識はないので、詳しいことは理解できないが、 どうやら、車を運転する場合、「動きやすい服装で運転する」という 決まりが我が国にはあるらしい。しかし、僧侶が身に着ける「僧衣」は 言わば僧侶の「仕事着」だ。それを運転に支障をきたす「衣服」に 当たるのだろうか。 ネット上ではその僧侶への支持として「#僧衣でできるもん」と 投稿の動画を上げており、動画の中で僧衣を着たまま縄跳びや ジャグリングをするといった事を行っている。僧衣は体の動きを 妨げない、つまり運転に差し支えはないという事だろう。 このニュースの際のインタビューである僧侶の方が「(交通の便が ないので)車を運転しての移動は不可欠。それが反則金を徴収される 理由になるのは辛い。」と話していた。 反則金の支払いを命じた側は、何をもってして交通違反と判断した のか。僧衣でそこまで言われてしまえば、何が動きやすい服装なのか、 何が動きにくいのか、境目が何なのか、という事になる。 以後も波紋を呼びそうな出来事ではないだろうか。 |
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