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「電力が持つのか?。目盛りが半分しかないぞ。途中電気切れ起こしたら
まずいだろう。」 「うーん・・・。そうだけど。」母も不安げに答える。 「最後に充電したのって、いつだよ?。」 「確か・・・今週、じゃない、先週、だったかな?。」 「ちょ、ちょっと!!。それまずくね?。間に合うのかよ!?。」 「予備バッテリがあるから・・・多分・・・大丈夫。」 「そうなのかぁ?。」「だと思う・・・。」「はぁ、ホントかよ!?。」 暫く進むとナビゲーションシステムのアナウンスが鳴った。 「一キルター先にナンバー照会システムあり、時速八十キルターで走行 して下さい。」 「な、ナンバー照会かよ・・・どうする!?。この車、マークされて いるかもしれないんだぜ。」 「何とかする。お前は心配しなくてもいい。とにかく走らせる事だけを 考えろ。」 「何とかって、なんだよ。ナンバー偽装したら犯罪だからな。」 「その先の事は考えるな。」 「・・・もう・・・。どうにかはなるんだな。分かったよっ、 もう・・・。」 幸い、何も問題は起きる事もなく目的地へ着いた。「ここは・・・?。」 学生の頃一度訪れたことがある。確かエーアデの神殿。この大陸の 中心地なはず。「遂に来たか・・・」 どこからともなくティマイオスの声が聞こえてきた。 あとがき: 正体不明の画家、バンクシーが描いたのではないかという画が、 千葉県の九十九里浜で見つかった。場所は片貝漁港の防波護岸で 自身の作品の一つである「少女と風船」とよく似た画が描かれて いる、と話題になっている。 バンクシーといえば昨年ロンドンで競売にかけられた画を落札 直後にシュレッダーに掛けて裁断。「ごみ箱の中の愛」と名付け 話題を呼んだ。 バンクシ−の作品は、ステンシルを用いて社会を風刺した絵を 街中の壁などに描いているが、世界各地に予告や許可もなく描いて いる為賛否両論の意見が飛ぶ。 「芸術」なのか「落書き」なのか。何を意味しているのか。また、 謎の多い人物であるがゆえに、世界中から大きな反響を呼んでいる。 そして、この千葉で見つかった画がバンクシーの作品であるかも 真偽が問われているという。 |
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