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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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「親父が言っていた、『未来人』の事についてなんだが。そいつは惑星
衝突を回避する為の人物って言ってたな、と思って。結局その未来人は
惑星を回避できたのか?。」
「恐らく、その未来人こそ、惑星を回避できる救世主ではないかと見た。
だが、以前も言ったとおり、アトラテックの者ではなく、異大陸の者。
そしてその一人が持っていた遺伝子とやらがそなたと同じだった。
あの建物の爆発でそなたに触れた時、それを感じた。そこでこの者は
運命を与えられた者に違いないと確証した。」
「俺と同じ・・・どういう事なんだろう。」
「せめてアトラテックの者であれば彼等の正体は分かったのかもしれない。
 だから、救世主なのかどうかはどうしても読み取る事ができなかった。
だだ彼等未来人の出現で分かった事。それは彼等の時代にはアトラテックは存在しない事。私は巨大惑星の衝突の前に滅びてしまう事を。」
 人間なら涙やため息をつきながら話すことなのだろう。絶望ともいえる
今の気持ちを感情が無い分淡々と話している。まっすぐ前を見ている
テマイオスは差し詰め死を目前にし、死と向き合おうとする末期の不治の
病を抱えた人に見えた。
 死ぬってどういうことなんだろう。これは人間でも生きている以上分から
ない。ましてや長き時を生き永らえる神であるなら、自らの末期など考えた事はないのだろう。
「月か・・・。闇を抑えるために僕として引力に曳かれてきたはず。だが、
皮肉にも今回闇を生み出す原因を作ってしまうとは。不本意ではあった
だろう。運命とはなんと残酷なものだろう。」
「運命か・・・。」
「暫し眠りにつこう。そなたが私を必要とするならその時は駆けつける。」
そう言ってティマイオスは小さな宝玉になった。ユーリウスはそれを
拾って、宿舎のベッドの側に置いた。

     あとがき: 観測史上最大の寒波が北海道を覆っている。今日8日は
        上空1500メートルにマイナス26度の寒気が流れ込み、道内の
        最高気温が平年より10度程低くなるとの予報だ。
         この厳しい寒さは明日9日の朝まで続く見込みだそう。とは
        いえ、北海道だけでなく、本州やほかの地域でも影響がない
        とは言えないだろう。皆様も体調管理は勿論、水道管の凍結や
        道路状況など十分に注意し、過ごして頂きたい。
Duke Friedrich Ronniele
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