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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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が、しかし未だ捕まらないテロリストに国家警察も苛立ちを感じている
ようだ。
 一方、真犯人であるワナギースカは、ユーリウスが警察が来る前に
逃げられたので当然の如く不機嫌だ。
「何故、逃げられたんだ?。万が一の事を考えてあちこちにトラップを
仕掛けて置いたっていうのに・・・。まさか、これが『神の裁き』
なのか?。馬鹿な・・・。」
 ワナギースカがそんな事を考えているとは露知らず、ユーリウスは
四箇所目の爆弾の設置場所の特定に余念が無い。場所は国家警察の
本庁になっている。
「この近くで遠隔操作が出来そうな場所は、と。」
「ユーリウス。何をするつもりだ?。」
「今度は奴の先回りをして、足止めを食らわせる。そこへ警察を呼んで、
奴はお縄を頂戴するって筋書きだ。」
「そう巧くいくのか?。」
「巧くいかせる。そうしないとこの事件いつまで経っても解決しないだろ。この俺が本気を出したら怖いって事をその身に叩き込んでやる。」

 結局、四箇所目の爆破地点の遠隔操作が出来そうな場所の特定は
出来なかった。
そもそも四箇所も爆破する予定だったのだろうか?。
いつの間にか眠ってしまったらしく、外の明るさで目が覚めた時には
パソコンのキーボード部分を枕代わりにしていたのに気付いた。
「・・・あちゃー・・・壊れなかったかな。」
ふと見ると携帯端末機にメールの着信が入っている。「・・・お、王か。」
ユーリウスは返信する代わりに直接電話を掛けた。
「・・・はあーい・・・。」
「おっ、やっと繋がったか!!。ロナウハイド君!!。ニュースを観て
見ろ!!。」
「はあ・・・?。」「大変な事が起きてるんだ。」
ユーリウスはネットのテレビニュースのサイトを開いた。

       あとがき: 東日本大震災より8年。嵩上げや堤防の工事もやっと進み、
         なんとか復興へ向けて進んでいっているといった感じだ。
          以前より工事が進められていた復興道路「三陸縦貫鉄道」が
         全線開通を目指している。
          震災直後はあまりの現状の酷さに復興も想像すらできなかった。
         完全ではないものの、時折被災地に立ち、瓦礫の山が少しずつ
         道路や埋め立て地に変わって行く様子を見続けてきた。
          今までは、復興を目指し、進んでいく、という気持ちでいた。
         だが、最近は、熊本地震や北海道胆振地震などを目の当たりにし、
         自分達が歩んできた復興の足跡を辿って貰おうと考えている。
         そしてそれを、そちらの復興支援を後押しして貰いたいとも思う。
          太古の昔から自然災害と戦ってきた日本人。この8年間で培った
         ものを、熊本や北海道の方々に観て頂きたく思う。
Duke Friedrich Ronniele
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