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サント・マルスと混沌の邪神
逆らえない運命なら、その運命を受け容れ、自分らしく生きる

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 パソコンを開き、他のニュースを確認しようとした。「えっ!!。」
爆破予告のあった警察庁近辺にあるハイウェイでトラック同士の大きな
事故があり、道路は封鎖。しかもハイウェイの壁を突き破る程の大きな
事故だったらしく、高架のすぐ側にあった太陽光パネルが壊滅状態だと
いう。
「爆破予告とは・・・関係ないよな。」
太陽光パネルはかなり規模が大きかったようで、爆破予告と共に付近の
住民の避難が余儀なくされているようだ。
「ここにいたのか・・・。」
頭の中で声がする。ティマイオスが光と共に現れた。
「虚偽の道を示す者を正す。協力してくれないか?。」
「えっ・・・今からか?。」
「ああ、人を集めてまた『道』を示すらしい。」
「つまり、『説法会』って事か。場所は?。」
「一緒にくるがいい。」ティマイオスは手を上げようとした。
「待て待て、少し落ち着け。」
ユーリウスは宗教団体ナバホ=ダコタのホームページを開いた。
「この方が早いだろう・・・。奴と宗教団体に繋がりがあるとすれば、
爆破の予告場所付近で『説法会』が行われるんじゃないかと。だが、
近くで大事故が起きているんだ。変更とかあってもおかしくはない。」
「そうだな。」
「おっ・・・。『説法会開催場所変更のお知らせ?』・・・三分前の更新、ついさっきか。思った通りだな。」
「・・・本日予定していりました『説法会』ですが、事故の為場所を変更
して行います。場所は第八駐屯地通りの商業ビル『オママエ』前になり
ました。時間は午後三時からの予定となっております。お間違えのない
ようにお願いいたします。」
「気付いてたか?。」「いや、気付かなかった。」
「事前に調べていてよかったな。」「私とした事が、面目ない。」
ティマイオスが苦笑いをした。もうそんな事も分からなくなって
しまったのかと思うと滅びに一歩ずつ近づいているようで悲しくなる。
「な・・・、何っ!!。」

      あとがき: 「モナ・ヴァンナ」という絵画をご存じだろうか。先日のニュースで
        この画がレオナルド・ダヴィンチが描いた「モナ・リザ」に酷似している
        事から、専門家が検証した処、ダ・ビンチが手掛けたがである事が濃厚に
        なってきたというのが分かったそうだ。
         「モナ・ヴァンナ」の画は木炭画の裸婦像。最初はダ・ビンチの弟子の
        一人が師匠の作風を真似て描いた画だと言われていたそうだが、検証の
        結果、「モナ・ヴァンナ」の体の向きや手の置く位置が「モナ・リザ」と
        一致している事。左上から右下にかけて描かれており、左利きの画家が
        描いた画であり、ダ・ビンチも左利きであった事。輪郭をぼかして描く
        画法はダ・ビンチが好んで使う手法だという事などから、ダ・ビンチ      
         本人の作品である可能性が高いという事らしい。
          歴史的な出来事が、嘗て「そうだ」と教えられたことが、今になって
         歴史を覆す瞬間に変わるというのは非常に興奮する。この「モナ・
         ヴァンナ」の画もそうなのか。どういう結果であれ、胸躍る気持ちは
         変わらない。
Duke Friedrich Ronniele
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