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「まさか、そんなのは神サマの専売特許でしょ。」
「確かにな。」 「・・・だがあいつ、よっぽど慌ててたようだな。この説法会が終ったら この近くを爆発する。それは四箇所目の場所である警察庁近辺でも 変わらなかったはず。ところがあの大事故が起きた為慌てて場所を 変えたようだ。だぶん今度の説法会ではスタッフとして参加せざるを 得なかっただろう。多分どこから遠隔操作をするかなんて考えている 余裕はなかったろうな。もうあの廃ビルは既に警察にマークされているし、 そうなれば・・・。」 やがて、説法会も終わりに近づいた。「出番だな。」 「・・・であるからして、この私が正す道が示すもの。それが永遠に続く 生活の安定と安寧。道はきっと開ける。私を信じて・・・。」 教祖は説法に夢中になっている。「ああ・・・あれ!!。」 皆、商業ビルの上の階にあるハイビジョンを指差す。 「悪しき道を示す者よ。汝、その力量、汝が示す程の力があるとは思えぬ。 汝は人間、それ以上でもそれ以下でもない。神に等しい力がある者とは 思えぬ。人の心を惑わす言葉、決して許されるものではない。」 「な・・・何だと!!。」 教祖カレタカはマイクを掴んだまま後ろを振り返り、見上げた。 「テ・・・ティマイオス!!。大陸神が何故ここに・・・。」 今度は看板の上にユーリウスが瞬間移動で現れた。 「あ・・・あの爆弾事件の・・・!!。」「いきなり現れたぞ!!。」 「教祖さんよ。あんたの示す道ってのはどこにあるんだ?。そこまで 言うんなら、今ここで見せてくれなきゃ納得できないな。」 「な・・・何だと!!。貴様・・・一体?。」 ユーリウスの声は神の力のお陰もあってマイクを使わなくても辺り 一面に響く。 あとがき: カンボジアで、現地のタクシーの運転手が強盗に襲われ、 殺害された。犯人は二人組だと報道されていたが、二人組の 容疑者が日本人である事に驚いた。 ふたりは400万円の借金を抱え、返済の為強盗を働き、 返済資金を集めていたようだが、強盗殺人まで至って しまうのはあまりにも安易すぎるのではないだろうか。 日本人を贔屓するつもりはないが、日本人は温和な イメージが強いだけにこういった凶悪犯罪を仕出かすとは とても信じられない。ニュースの見出しを見た瞬間には、 何かの間違いではないかとさえ思った。 事件の真相はまだはっきりしないが、日本人が外国に 行ってまで犯罪を犯すなどあってはならない事だ。国内 でも強盗殺人は凶悪犯罪。罪を犯した自覚があるなら、 きちんと償うべきではないだろうか。 |
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