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「そう、遠隔操作の場所・・・。あの廃ビルはもう使えない。警察がマーク
しているからな。かと言って適当な場所も無い。」 「確かに・・・無人小型飛行機で辺りを確かめてみたがそれらしい場所は 見つからなかった。」 「この商業ビルから見下ろして始めて分かった。場所は何も建物の中とは 限らない。例えば・・・大きなバン、そこなら可能じゃないのか?。」 「確かに・・・けどどのバンを探せば・・・?。ここには報道関係者や その他様々なバンや大型車など沢山・・・。そこからどうやって・・・?。」 「ここにある宗教団体のマークの入ったバン。ここに二台あるが・・・。 ここから少し離れた第八駐屯地通りに同じマークの入ったバンが何故か一台 止まっている。何故そんな離れた所に止まっている?。」 最初は戸惑っていた機動隊員だったが、無線で連絡を始めた。 「・・・その近辺で宗教団体ナバホ=ダコタのマークの入ったバンを探し、 そこにいる人物を任意同行しろ!!。」 それを横目で見るユーリウス。 「さて、とんだ邪魔が入ったが、貴様との決着はまだだったな。」 ユーリウスは教祖に再び近づいていく。「く・・・くっ、来るな!!。」 ユーリウスが手を翳すと教祖は動く事ができなくなった。 「神を超える力があるのなら、その力でこの結界を解いてみろ。」 教祖は勿論結界魔法を解く事は出来ない。「やはりな・・・。」 「さて、どうするティマイオス?。」 「そうだな・・・、だが手荒な事は
したくはない。」 「そう言えば・・・奴が爆弾事件の犯人として捕まったら、奴が所属 している宗教団体も無関係ではいられない。当然こいつもお縄を頂戴し、
今後の宗教活動も出来なくなる。放っておいても大丈夫かと思うが。」
「確かにな。」 気が付けばテレビなど報道のカメラが辺りを取り囲んでいる。 「それに、仮に釈放されたとして、これだけ大々的に世間に無能さを 暴露されたんだ。こやつの教えに従う者など居やしない。」 「そうだな。」 ティマイオスは結界を解いた。 「どうだ。所詮は人間の力。神の力に敵うはずも無い。これ以上の 行為は神の名の下において決して許されるものではない。『道』は 人々の迷いを混乱させるもの。それを力量も無いまま嘘偽りで人々を 操ろうとは言語道断だな。」 教祖は暫く黙っている。 あとがき: 祭囃子系アイドル「はっぴっぴ」のメンバーの1人が、男性と 2ショットで撮られた写真が”捏造”であることを所属事務所が 発表した。 この写真はインターネット上で出回った写真だというが、何者かに よって「合成」された写真だという。 他のメンバーがこれを同じ写真を探し、どの写真を使って「合成」 されたかを突き詰め、「写真等は事実無根である」との発表に至った そうだ。 この「合成」写真によって、他のファンから「交際している男性が いる」との憶測が広まり、アイドルとしての活動に大きく影響を 及ぼすという。場合によっては事務所としての収益にも大きく影響 事態のも発展するだろう。 現在ははSNSなどの情報システムが発達し、何か一つの事が世間に 広まるのはあっという間だ。それに加えて、こういった写真加工の 技術もクオリティが上がった為、本物か偽物か見分けがつけられない 事例も出てくる。この記事のように「損害賠償問題」として発展する 事もあるかもしれない。 身に覚えがない事が、こういった事で勝手に独り歩きしてしまう。 これからの世の中、そんな恐ろしい事が起こってしまうと思うと、 どんな対策を考えたらよいのかという課題を突き付けられた気がする。 |
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