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仕方が無い。明日一番で相談してみるか。そう思い、もう一度横に
なった。 翌朝、ユーリウスはゲルマンに相談する。 「それは私も考えてみた。それも含めて長老に相談するか。」 その日から集落は大忙しだ。ユーリウスとオルケルタの結婚式へ 向けて皆が準備を進める。花婿とはいえユーリウスも何もしない訳には いかない。いつものように畑仕事やその他色々な用事は山のようにある。 集落の外れに、幕舎ではなく「木」の家を建てる事になった。そこが ユーリウスとオルケルタの新居となるという。 しかし、愛しのオルケルタとの「結婚」という言葉が頭を離れなくて 仕事に集中できない。頭の中を都合のいい妄想ばかりが浮かぶ。 「・・・婚前交渉は、アリなのか・・・?。だったらいっその事夜這い とかも・・・。けど、夜這いにしても長老はガードが固そうだし、 オルケルタに辿りつく前に見つかりそうだしな・・・。いや、真夜中、 長老が寝静まったら。でもなあ、オルケルタも寝ていたらどうしようも ないし・・・。あ、昼間のうちに言っておくか、けど、なんて説明しようか ・・・。うう、変なコトばかり考えていると思われたらどうしよう・・・。 絶対変態だと思われるよな・・・。」 など、いけない事ばかり考えていた。 ただ、一つ気がかりな事もある。あの「日食」の日まであと二年半。 邪神ヴァルタヴルカンとの最終決戦で自分は生き残れるのか。もし 万が一の事があればオルケルタは独りぼっちになってしまう。ましてや 二人の間に子供が居たら、オルケルタはその子をたった一人で育てて いかなくてはならない。ユーリウスは自分が母一人子一人で育ってきた せいか、オルケルタにはそんな苦労はさせられないという気持ちが強い。 ユーリウスは悩んだ。 「オルケルタ。大事な話がある。」 ある日思い切ってその事を尋ねてみた。 あとがき: 日本のアイスショーに出演中だったフィギュアスケート平昌五輪 メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(19)さんが、「日本人は みんながお前を嫌っている。ロシアに帰れ!」などと英語で書かれた 中傷の手紙を受け取っていたことが8日、分かったという。 最初、同じアイスショーに参加しているジョニー・ウィアー氏が 手紙に憤慨してツイッターなどで公開。この時は誰が受け取ったかは 公表しなかったが、メドベージェワ自身のインスタグラムで「私は 全然気にしてないわ。この手紙は私を傷つけるものではなかった。」と コメントし誹謗中傷に屈しないという意志の強さをアピールしている。 テレビで放送された、ツイッターに投稿された写真の文字を見る限り、 英文をかなり書き慣れているように見えた。 かと言って、手紙を出したのが日本人以外の人物と言う訳ではないが、 ただ、このアイスショーを心待ちにしているファンも大勢いるはず。 その為にやって来た異国の訪問者に対し、そういう行為は恥ずべき 事だと思う。国内外拘わらず誰かを誹謗中傷する行為は、決して 許されるものではない。皆に喜んで貰う為にこの国の土を踏んだ であろうメドベージェワさん。それに屈せず、それを覆す程のいい 思い出が出来る事を祈りたい。 |
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